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四国歩き遍路 女一人旅 in 2016

1978年生まれの38歳、独身。ソウル→バルセロナ在住を経て現在日本に帰国中。2016年9月から念願だったお遍路さんに行ってまいります!うるう年ですが初挑戦なので順打ちで行います。

四国歩き遍路 納経所問題 ~団体ガイドとの仁義なき戦い

にゃす!izumiです!

 

四国八十八ヶ所を回る際に、何かと問題になるこの納経所問題。私が行ったのは9月9日~10月20日までだったので最初の頃は残暑厳しく、あまりお遍路さんもいなかったので問題なかったのですが、10月に入ってからぐっとお遍路さん(特にバス団体遍路)が増えて、納経所が混みだすことが多々ありました。

 

そして35日目の10月15日、秋のしかも土曜日の行楽日和、お遍路さんでごった返す納経所でとても嫌な思いをしたので、その体験を踏まえて個人的に思うことを書いていきたいと思います。

 

これから歩き遍路に出られる方で、もし納経所で嫌な団体ガイドに出会ってしまったら、こう対処したらいいのではないか…という提案ですので参考にしてみてください!(; ・`д・´) ウス!

 

私が会った嫌な団体ガイド、その①

歩き遍路日記にも詳しく書いたのですが↓

arukihenro.hatenablog.com

 

44番大宝寺の納経所で、納経所の方(中年女性)と団体ガイド(2人いるうちの1人、少し太め)が談話していたのですが、その内容が

 

「先日、私が(団体ガイド)納経所で並んでいたら、中年男性が自分は個人遍路なのだから先に通せと言ってきた。自分が先に並んでいたのだからダメだというと、すごい剣幕で怒り出した。お遍路のくせに怒るなんてお遍路失格だ。もう一度、1番からやり直すべき」というもの。まあ冗談っぽく「はーい遍路失格~!もっかい1番からやり直しぃ!みたいなwww」という口調でしたが。

 

なぜかというと、お遍路には守るべき「十善戒」と呼ばれるものがあって、その中に「不瞋恚(ふしんに)=怒りを抱いてはいけない」というものがあるのです。なので歩き遍路が団体ガイドに対して怒ると、ガイドはその揚げ足を取って「遍路失格!もう一度やり直し!ww」と言って遍路をやり込めるという姑息な手段を使ってくるのです。

 

この時は私に対して言われていることではなく、隣の会話を聞いて嫌な気持ちになっただけだったので、何も言わずに納経所を出ました。

 

私が会った嫌なガイド、その②

これも遍路日記に詳しく書いたので、できればこちらを読んでください↓

arukihenro.hatenablog.com

 

時間がない方のために簡単に何があったのか説明すると、秋の行楽日和の土曜、お遍路さんでごった返す納経所で、私の前のおじさんの納経が終わったので私が前に進み納経をしていたら、そのおじさんが戻ってきて「なぜ横入りをするのか?自分は団体ガイドでまだまだ納経帳がたくさん残っている。納経帳を取りに行っただけで自分の順番が終わったわけではないのに横入りするのはやめろ」と言ってきて

 

もちろん私は「あなたが団体ガイドだって知らなかったし、知りようもないし、一度列を離れたのだから私の順番だと思うのは当然だ」ということを反論したんです。

 

それでもオッサンが何だかんだ言ってくるので、最後に「だったら背中に『私は団体ガイドです。納経帳がたくさんあるので、私の後ろには並ばないで下さい』とでも書いとけばどうですか?」とピシャリと言って立ち去ったのです。

 

次のお寺に行く間、少し言い過ぎたかなと反省していたところ、次のお寺の納経所でもまた鉢合わせしたのでその場で

 

「先程はきつい言い方をしてすみません。5時までに73番まで行かなきゃいけなかったので(時間がなくて)焦ってたんです」と謝った。するとオッサンはにやにやしながら

 

「あの後、あそこにいたお遍路さんたちと言ってたんですよ~。せっかく71番まで来たのに、もったいないねって」

 

と言われ、なんのことか分からなかったが嫌なことを言われたのは確かな気がしてすぐにその場を立ち去った。後からよく考えてみると、結局44番の納経所でぽっちゃり女性ガイドが言っていた

 

「はい!怒ったからお遍路さん失格~!今までのお遍路は全部パア!やり直し~!www」 

 

と同じことを意味しているのだと分かった。というお話です。

 

納経所でのトラブル対策

もちろん全ての団体ガイドがこのような嫌な人ばかりではありません。というか良い人の方が多い、もちろん。たくさんの納経帳や掛け軸を持っているので、個人遍路が後から入ってきても「お先にどうぞ」と声をかけてくれたり、後は団体対応をしている納経所の方が「こちら(個人遍路)を先にやっちゃいますね」と個人遍路の分をささっとやってくれる場合がほとんどです。

 

ただし、納経所が混んでいる時は個人遍路ばかりを優先できない事情があるのも確か。混んでくると裏からヘルプの人がワラワラと現れてくる場合もありますが、どうしても長蛇の列になってしまうこともあります。

 

なので一番いいのは人があまりいない時に行くこと。これに尽きます。なるべく繁忙期を避ける。春と秋の行楽日和の土日祝日はどうしても混みます。そうすると納経所の人もイライラ、並ぶ人もイライラ、団体ガイドもイライラでトラブルが起きやすい。

 

とはいえ、やっぱり繁忙期を避けるのは難しい場合もある。春や秋のお寺は確かに美しいし、40~60日毎日歩く遍路は土日祝日だって休めません。なので二番目のコツとしては、繁忙期の土日祝日は余裕をもってプランを組むこと。納経所で30分待つことも想定してプランを組むと、待つのもイライラしません。

 

三番目のコツは、これは誰しもがやっていると思いますが、お寺に着いて団体遍路のバスが到着するのが見えたらまず先に納経所へ直行する。本来は本堂、大師堂でちゃんと納経してから御朱印をもらうのがルールですが、そこは柔軟に。お大師様だってきっと許してくれます(たぶん)。

 

あまり目新しい対策はないですが、現段階で考えられる対策としてはこれくらいしかないかなぁ…誰か「他にもこれもあるよ!」って方がいたら教えてください。「もうズバリ納経をしないで回る!」っての以外で笑。よろしくお願いします。

 

納経所で嫌な団体ガイドに当たってしまったら

最後に、これが一番書きたかったことなんですが、もしもあなたも私のように嫌な団体ガイドとトラブルになってしまったら…

 

例えば、横入りする気はなかったのに、窓口が空いたので並んだら団体ガイドから「横入りするな」と言われたり、もしくはほぼ同じタイミングで来たのに団体ガイドが少し先に来たせいで(そして納経所の人も気を利かさず個人遍路を先にささっとやってくれる気配もなく)ものすごく待たされて

 

どうにも理不尽で納得が行かない気になったとき

 

そういう時はほとんどの人が「これも修行だ」と我慢すると思います。

 

果たしてそうでしょうか?本当に我慢することが修行なのでしょうか?

 

理不尽なことを我慢するのが修行なのでしょうか?何でもかんでも我慢して黙っているのが修行になるのでしょうか?

 

その場のトラブルを避けるために黙っている。「仕方ない」と諦める。後で家族や友達、同じ個人遍路に愚痴る…それが本当に修行なんだろうか?自分を高めることになっているのだろうか?

 

私は「切磋琢磨」という言葉が好きです。トラブルを避けて、自分の思うこと、意見を相手に表明することを避けていては、いつまでたっても成長しないと思います。嫌なことに遭遇して、自分を振り返り、相手の立場で物事を考え、痛い苦しい思いをして人間は成長していくものではないでしょうか?

 

理不尽だ、おかしい、間違っていると思うことを言わずに我慢するのは「忍耐」とは違います。それは単に「逃げている」だけです。「忍耐」とは、どんなに辛く苦しいことでも「これが正しい」ということを貫き通すこと。自分の成長のために苦しい思いに耐えることです。

 

もちろん、世の中の理不尽なことすべてに正義を突き付けろ!と言っているわけではありません。納経所で嫌なガイドに会っても「変な人…」くらいに思えれば、それは「君子危うきに近寄らず」ということもあるでしょう。自分の問題でなければ首を突っ込む必要はない。

 

でも、自分の中で「どうにも理不尽だ」「それはおかしいぞ」「間違っているぞ」と思った時…それはもう(もしそれが目の前で起こっている他人の問題だとしても)あなたの問題になっているのです。声をあげるべきです。勇気を出して。

 

と少なくとも私は思います。切磋琢磨。すべてのトラブルに失敗はなし。そこから学べば少なくとも今よりちょっと成長した自分になれます。

 

 

と、これを踏まえて!!

 

 

団体ガイドの一番理不尽な点ってもちろん

 

1人で数十人分並んでるってことなんですよ。一番っていうか、それだけなんですよ、実は。

 

本来なら自分の納経帳は自分で(ちゃんと本堂→大師堂でお経を読んでから)納経してもらうべき。それをしてない点でもうズルだし。個人遍路に「十善戒がどうの」とか言う権利ないし。だったら団体遍路も1人1人並ばせろっちゅーの。

 

もし団体遍路数十人がワーッと納経所に並んだら(それはそれで色々問題が起こるのかもしれないけど)その数十人の間々に個人遍路が入り込むことだって全然ある…っていうか全く入らない方が珍しいだろうし。だったら団体ガイドが数十人分の納経帳やってもらってる間にもちょいちょい個人遍路の納経もやってくれよって話で。

 

これを、感情的にならずに言う。感情的になるとガイドに「十善戒守れてない~はい遍路失格~ケケケケ!」って揚げ足取られますからね。ほんと、河童みたいなやつらなんで。私が会ったガイドは見た目完璧タヌキだったけど。

 

 

例えば「(私は別にどっちでもいいんだけど、でも冷静に考えると)1人で数十人分並んでるわけだから、もしその数十人と私が同じタイミングで来てたら私は絶対その間のどこかに並んでたわけですよね。だからどこかで間に挟んでもらってもいいと思うんだけどな(まあどっちでもいいけど)」的な感じとか(団体ガイドがずっと前からいた場合は明らかにこの言い方は使えない)

 

 

もっとひどいガイドがいた場合は「(まあ私的には別にどっちでもいいんだけど、細かく言うならば)本来なら本堂と大師堂でお経を読んでから納経するのが規則なのに、今たぶん団体の方たちってお経読んでらっしゃるでしょう?その間にあなたが代表して納経してもらってる…ま、細かく言うのもなんだけど、本来なら(強調して)1人1人が自分の納経帳を持って並ばなければいけないわけで…本来通りちゃんとお経を読んだ後に自分の納経帳持って並んでる個人遍路に対してもう少し気配りがあってもいいと思いますけどねぇ…(ま、どっちでもいいけど)」的言い方とか

 

 

 

ちなみに()内の青字部分がミソです。別に私的にはあなたがそうしたところで何の損害もないけどねー、って感じで言わないと感情的になっちゃうんで。だから本当に急いでる時は、やり込めようとか思わないで素直に「時間がないので、先にしてもらったらダメですか?」ってダメ元で頼んだ方がいいと思います。ダメ元でね。

 

あと、どうしても感情的になってしまって、ガイドから「十善戒守れてないですね~ケケケ!」ってやられた場合は、最終手段として

 

「あなたの方こそ、まだお経が済んでいない数十人分の遍路の代わりに並ぶという規則に反したことをしていますよね?団体さんまだお経読み終わってないですよね?しかも本来は自分の分は自分で並んで貰うのが普通ですよね?人の十善戒を指摘している場合ではないでしょう?」

 

と言い返してやりましょう!!ま、これは最終手段ね。攻撃に対する攻撃だから、あんまり後でいい思いはしないと思うけど…でも言われっぱなしよりはマシと思う!(でも納経所のお坊さんも団体ガイドに加担してるわけだから「スイマセン…」ってなると思うけどね)

 

っていうか、もっと言ってしまえば「十善戒守れなかったからって、これまでの遍路効果(??)がなくなるとか、また遍路を1番からやり直さなければいけないなんてルールはどこにも書いてない」し、もっともっと言えば

 

 

 

 

たぶん皆、部屋で蚊とか殺してるし、十善戒の第一番である不殺生なんて全然守れてないけどな。(ってか肉食してる時点で厳密に言うと殺生してるしな)

 

というわけなので、団体ガイドの「十善戒脅し」に負けないようにしましょう!!

 

 

番外編:納経所で態度の悪い人に当たってしまったら

私が嫌な思いをしたのは団体ガイドだけだったんですが、先人のブログやお遍路中に会った他のお遍路さんからは、けっこう「納経所の人の態度が悪くて嫌な思いをした」という声を聞きました。

 

でも私は実は全く嫌な思いをしなかったんです。確かに冷たい人はいたけど、でも優しい人もいたしなぁ。まあ9割は事務的な感じです。仕事だしね。しかも毎日毎日すんごい人来るし。仕方ないよね。

 

たぶん私は納経所の人にあまり、こう「サービス感」を期待してなかったんだと思います。だって…お寺だしね。役所とか病院とか寺とかって、だいたいそうでしょ。空港の出入国とかも。こっちは「客」じゃないよ。「処理の対象」って感じ?うん。

 

元からそういう対応だろうと思っていたので、冷たい対応をされても全然驚かない。むしろたまに優しい人がいると「うわ~優しい~~♡」と感動してました(50番の繁多寺の眼鏡かけた若い納経所の男性の方とかね。惚れてまうやろーーー!!ってなったわ。)

 

なので、基本的な期待感を下げた方がいいかもです。

 

納経所の人の対応は塩が基本!!

(塩対応=冷たい対応)

 

と思っとけば没問題!ま、でも「これはあまりに酷い」って時は皆さんも切磋琢磨してください。言わんと分からんよ、バカは←

 

 

 

ということで、歩き遍路をしたからといって全くもって口の悪さは治らないizumiがお届けしました!

 

でも最近見た記事で、口が悪い人ほど実は正直者っていうケンブリッジ大学の研究結果が出たそうなので、自他共に認める正直者の私が通りますよってことでよろ。

wired.jp

 

 

ではではー☆ 素敵な遍路ライフを!

 

 

 

四国歩き遍路中の私のマメ対策!そして恐怖の足底筋膜炎!

おす!izumiです!

 

歩き遍路をする上でのトラブルはいくつも、そういくつも!ありますが…

 

その中でもまだ遍路を始めてない者を確実に恐怖に陥れているであろうものがそう…

 

足のマメ!!!

 

私も御多分に漏れず、遍路を始める前は足のマメに恐れおののいていました。

 

しかし、案ずるより産むが易し。どうせマメは絶対にできます。マメが全くできない人もいると聞いたけど、私が道中会った遍路は皆できてました。マメのケアの仕方も人それぞれだと思います(というか試行錯誤しながら自分なりのやり方を開発していく感じ?)

 

なので私のやり方が参考になる人、ならない人いると思いますが、一応書いてみようと思います!

 

靴、靴下、インソール選び

マメを予防するにはもちろん靴選びがすごく重要です。とはいえ、私も色んなスニーカーを履いて遍路を回ったわけではないので、比較したうえで「これが一番!」なんてことは言えません。あくまで私が使ったものの感想を述べたいと思います。

 

  • スニーカー(SALOMON(サロモン) XA PRO 3D)

持ち物紹介【1】でも書いたんですが、最初は普段履いているadidasのランニングシューズで行こうとしていたんですが、先人たちのブログを見て思い直し、↓のブログでオススメされていたサロモンのスニーカーを購入しました。

色はこのグレー&ブルー。 

 

サロモンのシューズは防水のゴアテックスと、汗を通すメッシュタイプがあるのですが、私は足の裏に汗をかきやすいのでメッシュタイプにしました。そのせいで雨の日はもう遠慮なく水がジャボジャボと靴の中に入ってきてマメができまくりだったんですが、今でもメッシュタイプにしてよかったと思ってます。

 

なぜなら、やっぱりゴアテックスタイプは重い。そして雨の日はいいけど晴れの日は汗がこもりやすい(と思う。履いたことないから分かんないけど)。私がお遍路始めた9月は台風は来るは大雨は降るわで雨続きだったんですが、40日間を振り返るともちろん晴れの日の方が圧倒的に多いわけです。なのでやっぱり軽くて通気性の良いメッシュの方がいいと思います。

 

遍路中、サロモンのスニーカーにして良かったと思ったことのひとつが「クイックシューレース」というもの。これがチョ~~~~~便利!

www.youtube.com

山道を歩いてる時はキュッとしめて、平坦な道を歩くときには緩めて、それがものすごく簡単にできます。歩きながら「締めすぎたな」とか「緩すぎた」と思ったら調節するのも数秒でできます。これが普通の紐で結ぶスニーカーだとそうはいきません。もうこれから履くスニーカー全部このクイックシューレースにしたい。うん。

 

でも今ならサンダルをもう1足持って行くと思います。持ち物紹介【4】でも書いたんですが、chacoかtevaのサンダルを買って、平坦な道を歩くときや雨の日はサンダル、山道や足裏が痛いときはサロモンにすると思う。

 

あと重要なのが、やっぱり履きなれていることです。私は1週間前に急に決めて遍路に出たのでスニーカーを履きならす時間がなかったのですが、できれば数ヶ月前からメインのスニーカーにして履きならしておくことが大事だと思います!

 

  • インソール(SUPER feet [ TRIM FIT BERRY ] )

ネットの色んなページで超絶オススメされている「スーパーフィート」インソール。確かにすごいです。歩き遍路さんは足裏がジンジンと痺れる「足底筋膜炎」になりやすいと思うのですが、このスーパーフィートのインソールを使えばかなり足底筋膜炎になりにくくしてくれると思います(それでもなる時はなると思うけど)。

 

ただ、このスーパーフィートインソール、かなり厚みがあります。なので実際自分が履くスニーカーに入れて試着してみることが重要です!私はスニーカーを買った時に一緒に購入したのですが、スニーカーの試着だけしてその後インソールを買い足し、その場で最初に付属していたインソールと交換してもらっただけだったので、インソールを入れて試着しませんでした。

 

そのため、実際に履いたとき「試着した時よりキツイ…」と感じていたのにそのまま歩き続けてしまい、小指の爪周辺が圧迫され、マメができ、つぶれ、化膿し、病院に行くハメになりました。(ちなみに両方の小指の爪は下から新しいのが生えてきた後、古いのは剥がれ落ちました…)

 

予備として持っていた付属のインソールに再度交換し、スーパーフィートは家に送り返したのですが、付属のインソールに替えたことで小指への圧迫は減ったものの、すぐに足裏のジンジンが始まりました。スーパーフィートがどれだけ足裏への刺激を吸収してくれていたか…ということです。

 

ちなみに遍路最後の方ではサロモンスニーカーもだいぶ履きならされてサイズにも余裕が出て、家に帰って送り返していたスーパーフィートに入れ替えて履いてみたらピッタリでした。遍路が終わって1ヶ月近く足底筋膜炎に悩まされたので、最初から履きなれたスニーカー+スーパーフィートで行っていれば(もしくはワンサイズ大きいスニーカー+スーパーフィート。でもそれだと履きなれた頃にはけっこうぶかぶかになるかも)と悔やまれました。

 

  • 靴下(CROSS PRO トレッキングソックス)

 

これも他の靴下と履き比べたわけじゃないので、これが最高だとは言えないのですが、やっぱり登山専用の靴下にして良かったと思います。厚みがあってすぐ乾くし、たぶんたくさん助けられたと思う。そして2足持っていくことが大事。雨の日に靴の中が濡れた時、途中で交換することができるので。マメ予防に役立ちます。 

 

ちなみに、5本指ソックスとの2枚履きがマメ予防にいいと聞いて5本指ソックスも買って持っていったんですが、普段から5本指ソックスを履きなれてないのと、ただでさえ分厚いインソールで小指が圧迫されて痛いのに、そこに分厚い靴下2枚履きはどう考えても良くないと思い、5本指ソックスは結局使わず途中で捨ててしまいました。先人のブログを見ると「マメ予防にすごく良い」と書いている方もけっこういるので、人によるんだと思います。

 

マメ予防

  • テーピング or 絆創膏

まず、私は足の裏にはあまりマメはできないタイプで、どちらかというと足の指の腹に次々とできるタイプ。初日はマメ防止に足指10本全部にテーピングを巻いていたので大丈夫だったんですが、2日目は油断して小指にしか巻いてなかったので早速マメが4個できました。

 

なのでマメ予防にはテーピング、または絆創膏を最初から巻いておくことです。テーピングの方が広い範囲を1回でカバーできるので便利なのですが、歩いてるうちに端っこがめくれてくることがあったり、テーピング=はさみを持ってないといけないので荷物になります。絆創膏ならどのコンビニにも売ってるので、最初は大量消費することになりますが私は今だったら絆創膏だけで行くと思います。

 

でも絆創膏巻いてたら大丈夫かっていうとそうでもないんだな…よほど履きなれたスニーカーじゃないと最初はどうしても靴に足が慣れるまで圧迫されてマメはできるし、あとは雨!雨で靴の中が濡れると絆創膏しててもマメができたり、絆創膏でカバーしきれなかった部分にマメができたり…

 

とにかくマメはいつかは絶対にできるものなので、できても恐れないこと。その後の対処法が大事です。

 

  • ワセリン

私はリップクリーム代わりにいつもワセリンを携帯してるのですが、ネットでマメ予防にワセリンがいいというのを見て、だいぶマメも皮が硬くなってきて「絆創膏いらないかな?」って時に念のため塗ってました。なので、本当にマメ予防になったかどうかは実は分かりません!

 

マメ治療

さて、いよいよマメ治療です。ここまで色々とマメ予防について語ってきましたが、できるときはできます!ってか、歩き遍路しててマメがひとつもできないなんて逆にもったいないぜ!マメができて一人前。ウェルカム遍路の世界へ!って感じなので、あなたも「早くおマメさんできないかな~♡」くらいな心構えでいましょう!

 

  • すぐ対処!

まず歩いてる時に「なんか違和感…」と思ったらたぶんもうマメできかけてます。すぐに止まって(すぐに!道端でも遠慮なく座って!休憩所まで待たない)靴と靴下を脱ぎ、絆創膏またはテーピングを貼りましょう。

 

  • 水膨れマメの対処法

これはあくまで私の対処法です。ネットでは「水膨れに糸を通して、水を蒸発させる」的な方法をされてる方もいてけっこう良さそうに見える。行く前に知ってればその方法も試したかもしれないけど知らなかったので、普通に針とはさみを使って対処してました。

 

まず水膨れは潰さずそのままお風呂に入った後、針で穴をあけて水を出します。潰す派、潰さない派いるけど、私は「中の膿はなるべく出した方がいい」と聞きました。海を出したら化膿止めの軟膏を塗って絆創膏を貼って寝る。

 

次の日の朝、絆創膏がずれてなければそのまま靴下履いて(ずれてたら新しくして)出発。その日の夜もまたお風呂後にマメ対処。昨日穴をあけて膿を出したのに絶対また膿が溜まってるから、今度は水膨れで膨れた皮を持ち上げて、はさみで先っぽをチョキンして小さな穴をあけ、膿を出す。化膿止め軟膏を塗って絆創膏。

 

次の日の夜も同じくお風呂上りにマメ対処。昨日はさみで穴をあけたところの皮がデローンとなってきてたら、またハサミでちょっと穴を大きくする。化膿止め軟膏+絆創膏。

 

これを繰り返しているうちに、下から皮が出来てきて絆創膏いらなくなってきます(心配ならそこにワセリンを塗ったりする)。

 

これだけ!そのうち足指の皮が硬くなって、マメが全然できなくなります。

 

私が思う重要ポイントは、①化膿止め軟膏を絶対塗る、②膿は出せるだけ出す、③穴は少しずつ広げる(下に皮ができてない状態でよれよれ皮をはがすと痛い)、④その代わり下に皮ができてきて、元の皮が邪魔っぽくなってきたらすぐハサミでトリミングする。

 

以上です!マキロンとかあればもっといいかもしれないけど、流水できれいに洗って化膿止め軟膏、で全然大丈夫な気がする。

 

 私が遍路に行く前に「マメ 早く 治す」などの検索用語で調べた結果、昔のように「マメができたら水を抜いて早く乾燥させて治す!」というのはもう古く、最近はキズパワーパッドなどのハイドロコロイド絆創膏を使った湿潤療法という方法で治すのが新しい!という情報を目にしたため、けっこういいお値段する「ニチバン絆創膏 ケアリーブ 治す力」を買いました。

zatusoku.com

 

遍路2日目にマメができたので早速ネットで見た通り、消毒液や化膿止め軟膏は使わず(持っていってなかったけど)流水できれいに洗い、水気を拭き取ってケアリーブ絆創膏でマメを覆うということをしていました。

 

しかしこのハイドロコロイド絆創膏、けっこう粘着力が強く、はがす時にマメの水膨れでよれよれになった皮が一緒にはがされてしまうんです…

 

そこにまた粘着力の高いハイドロコロイド絆創膏を貼ると、次にはがす時けっこう痛い…というか粘着物質がちょっと皮膚に残ったりしている…これって、いいの??と疑問に思いました。全く治っているような感じもないし…

 

それよりもやばかったのが、小指の爪周辺のマメ。3日目にはすでにマメ周辺が赤痒くなっており、必死に流水で綺麗に洗ってハイドロコロイド絆創膏を貼るも一向に良くなる様子がない…というか悪化する一方。

 

6日目の途中、あまりの痛みに「これはどう考えてもおかしい」と、リタイア覚悟でその辺の皮膚科に飛び込みました。私の小指を見て先生は一言

 

「ひょう疽ですね~」

 

ああ、やっぱり。ひょう疽とは「手足の爪周辺の小さな傷から菌などが入り込み、腫れてしまう皮膚病のこと」です。やっぱり細菌感染してたんだ。(←っていうか、赤痒くなってる時点で気づけよ)

 

先生に「このキズパワーパッド絶対やめてね~、真空空間で細菌培養してることになるからね~」と言われて、やっぱり素人がネットで見た情報を信じて勝手に治療してしまうことの危険性を感じました。遍路終わった後だったけど、例のWelq問題もあったしね。ちゃんと専門家に相談しましょう。

 

というわけで、私も専門家じゃないので「湿潤療法は絶対ダメ!」とは言えないのですが、やる場合は逆に悪化させてしまう場合もあるので自己責任で十分に気をつけてやって下さい。個人的には昔ながらの乾燥療法で全然治るし、ハイドロコロイド絆創膏は値段も高いので、普通の絆創膏+軟膏が一番だと思います、ハイ。

 

マメより怖い「足底筋膜炎」

以上が、私の「マメ対策」でしたー!マメに悩むのはけっこう遍路初めのころだと思う。後になってくると、私も苦しめられた「足底筋膜炎」の方が辛かったです。

 

足底筋膜炎に関してはこちらのサイトのまとめが分かりやすいです。

zi-gen.com

 

この病気の不思議なところは、歩き出すと痛みが治まるんです。でも休んだ後の歩き始めが痛かったり、朝起きて立ち上がる時が一番痛かったり、ひどくなってくると寝ているだけで足の裏がジンジンしてきます。動いてる時の方が痛くないので休養せず動き続けて悪化させてしまうという恐ろしい病気。

 

治療法は、温めるとか軽くマッサージするとか色々書いてありますが、とにかく動かないことです。足裏の薄い筋肉の膜が傷ついてるので、そこが回復するのを待つしかないです。なので遍路中の回復はほぼ望めない。ひどい場合は歩く距離を減らすか、荷物の重量を減らすしかない。でも歩く距離を減らせばそれだけ結願までの日にちが延びてお金もかかるし、荷物を減らすなんて「これ以上何を?」状態だし、とにかく遍路終了後によくよく休むしかないです。

 

私は歩き遍路をしてかなり脚力がついたので、遍路後もそれを維持したくて「ランニングを毎日するゾ!」と意気込んでいたんですが、足底筋膜炎のせいで1ヶ月以上歩くことすらできるだけ控える生活を余儀なくされ、脚力はものの見事に元に戻りました。ま、足底筋膜炎が治って良かったけど(ネットで、何年も治らないという人も見かけたので恐れていた)。

 

たぶんスーパーフィート・インソールをずっと最初から最後まで使えていたら、足底筋膜炎もここまでひどくならなかったと思います。スーパーフィートを取って、元のインソールに替えて数時間後からすでに足裏がジンジンし始めたので。

 

 

以上!私の「マメ対策」&「足底筋膜炎」について、でした!

 

まあ、何もトラブルがないよりは多少あれこれ体の痛みに悩まされた方が「ザ・遍路!」という気もするので(話のネタにもなるし)皆さんもぜひ

 

色んな体の痛みに悩まされちゃってください!!(*´ω`*)

(でも深刻になる前に病院に行ってね!)

 

ではではー☆

 

四国歩き遍路 38歳女性1人旅 日程表!

どもー、izumiです!

 

2016年9~10月にかけて順打ち・通し打ちで歩き遍路を敢行いたしました!1番を出発したのが9月9日、途中2日お休みし88番で結願して1番に戻ってきたのが42日後の10月20日でした。

 

出発前は自分が1日に一体、何km歩けるのかさっぱり分からなかったので、るるぶ四国八十八ヵ所(2016年版) に載っていた「通し打ち+高野山46日間歩き遍路モデルプラン」を参考にプランを立てていました。しかし後半はどんどんと歩ける体になっていき、るるぶのプランでは物足りなくなってきたので、1日35~40kmを目安にプランを立て直し、高野山まで含めて41日で回ることができました!

 

というわけで、今日は私の通し打ち歩き遍路日程表をご紹介いたしますので、これから歩き遍路をされる方で「モデルプラン」を探されている方は参考にしてください!38歳女性、普段は山登り等全くしませんが歩くのは人より速いかも…女性だと45日くらいで回るのが平均だと思います。

 

それから、私のプランは「なるべく山登りを避け楽な道を行きたい」人向けです。よほど遠回りにならない限り、滑落や野生動物や虫との接触のある山道は行きたくない!という人用です。最初の頃は気づかず山道ばかり行っていましたが、今なら絶対こっちのルートで行く!というルートも載せておきますのでそっちも見て下さいね。加えて宿も「できるだけ古い民宿は避け、ビジネスホテルに泊まりたい派」なのでよろしくご参考ください。虫が嫌なのよ虫が。

 

あと私のプランはちょいちょい観光も入ってます。なのでお遍路だけしたい方は参考にならないかも…(´・ω・`)ゴメンチョ

 

それでは、どうぞー!(ちなみに書いてある距離はアバウトですのであしからず…)

 

 

四国入り ~お遍路前

 

徳島(阿波)~発心の道場

 

 

  • 3日目 旅館吉野→(13.5km・険しい山道)→12番焼山寺宿「焼山寺宿坊」〈全長13.5km〉※私は山登りに自信がなかったので焼山寺で泊まったのですが、1時間くらい山を下りたところにいくつか民宿があり、そこに泊まる人が多いようです。

 

  • 4日目 焼山寺宿坊→(22km・山道+舗装路)→13番大日寺宿「名西旅館」〈全長22km〉※この日もアップダウンがけっこうあり、22kmながらとても辛かったです!

 

  • 5日目 名西旅館→(2.4km)→14番常楽寺→(0.8km)→15番国分寺→(1.8km)→16番観音寺→(2.8km)→17番井戸寺→(7km)→JR徳島駅観光「阿波踊り会館」「王王軒で徳島ラーメン」「健康スパ あらたえの湯」宿「徳島市内の友達の家」〈全長14.8km〉※観光中も歩いたので本当は15km以上だけど、荷物は置いてるし観光中はルンルン気分なのでカウントしません。私は友達の家に泊まったけど、徳島駅周辺にはビジネスホテル満載なので泊まるところに不自由はしないかと。

 

  • 6日目 友達の家→JR徳島駅→(12km)→18番恩山寺→(4.2km)→19番立江寺→(1.4km)→昼食「こはくの天使 徳島バーガー」→(9.1km)→宿「民宿金子屋」〈全長26.7km〉※民宿「金子屋」はお勧めしません。「ふれあいの里さかもと」さんが良いそうです。金子屋近くの「道の駅ひなの里かつうら」まで送迎してくれます。

 

  • 7日目 民宿金子屋→(3km・山道)→20番鶴林寺→(6.7km・山道)→21番太龍寺→【いわや道ルート】(10km・山道)→22番平等寺宿「民宿山茶花〈全長19.7km〉※距離はそんなにないけど1日中ほぼずっと山道の日。アップダウンがすごいです。

 

  • 8日目 民宿山茶花→【由岐ルート】(21km・山道+舗装路)→宿「国民の宿 うみがめ荘」観光「うみがめ博物館カレッタ」→(1.5km)→23番薬王寺夕食「古民家カフェまめぼん」→(1.5km)→宿「うみがめ荘」〈全長24km〉※トンネルの多い国道55号の方が距離的には短いですが、海が見たかったので由岐ルートを行きました。うみがめ博物館カレッタは…び、微妙…

 

  • 9日目 うみがめ荘→(23.8km)→昼食「味政」→(17.2km)→宿「サウスショア」〈全長41km〉※初めてのロングウォークDAY、最後は非常に辛かったです…薬王寺からだと宍喰で宿泊する人が多いみたい。あと、味政の海鮮丼はマジ最高!!
  • 今ならこのルート:うみがめ荘→(23.8km)→昼食「味政」→(12.5km)→宍喰周辺の宿〈全長36.3km〉

 

  • 10日目 サウスショア→(34km)→宿「ホテル明星」〈全長34km〉※ずっと海岸線を歩くロングウォークDAY2日目。ホテル明星は1階レストランのキンメ丼が有名らしいですが、私が行ったときは売り切れでした…
  • 今ならこのルート:宍喰周辺の宿→(38km)→室戸岬周辺の宿〈全長38km〉

 

高知(土佐)~修行の道場

  • 11日目 ホテル明星→(1km・山道)→24番最御崎寺→(6.5km)→25番津照寺→(4km・山道あり)→26番金剛頂寺→(1.5km)→昼食「道の駅キラメッセ室戸」→(3km)→観光「吉良川の町並み」→(14km)→宿「ホテルなはり」〈全長30km〉※「吉良川の町並み」は通り道にあるので見ても損はないかと。ホテルなはり1階レストランの「ツナネーズ丼」は何気にオススメ!

 

  • 12日目 ホテルなはり→(6.2km)→地場産品即売「神峯」※荷物を置く→(3.3km・山道)→27番神峰寺→(10.6km)→昼食「手打ちうどん いおき家」→(16.8km)→宿「住吉荘」〈全長36.9km〉※神峰寺の麓にある「神峯」に荷物を置いて行けます。身軽な山登りは全然違う!香南市にはあまり宿がないので、今なら高知駅まで行ってビジネスホテルに連泊すると思う。
  • 今ならこのルート:ホテルなはり→(6.2km)→地場産品即売「神峯」※荷物を置く→(3.3km・山道)→27番神峰寺→(10.6km)→昼食「手打ちうどん いおき家」→(18.9km)→JR土讃線 夜須駅~高知駅まで電車高知駅周辺の宿〈全長39km〉

 

  • 13日目 住吉荘→(11km)→28番大日寺→(9.2km)→29番国分寺→(7km)→30番善楽寺一宮東門バス停~JR高知駅までバス宿「高知グリーンホテル」夕食「ひろめ市場」〈全長27.2km〉※この日は本当は31番竹林寺まで行く予定だったのですが、途中脚が痛くなりギブ!でももう少し行っといた方が次の日が楽です。今ならルートを参考!
  • 今ならこのルート:高知駅周辺の宿→JR高知駅~夜須駅まで電車→(8.9km)→28番大日寺→(9.2km)→29番国分寺→(7km)→30番善楽寺→(4.3km)→とさでん御免線 文殊通駅~はりまや橋駅まで路面電車高知駅周辺の宿夕食「ひろめ市場」〈全長29.4km〉

 

  • 14日目 高知グリーンホテル→バスで一宮東門バス停まで→(6.6km・山道あり)→31番竹林寺→(3.4km)→観光「武市半平太旧宅・瑞山神社」→(2.3km)→32番禅師峰寺→(3.8km)→タクシー観光「龍馬記念館」観光「とさいぬパーク」観光「桂浜」宿「民宿まさご」バスでJR高知駅周辺へ観光「坂本龍馬生誕の地」観光「武市瑞山先生殉節之地」夕食「ひろめ市場」バスで桂浜周辺へ民宿まさご〈全長16.1km〉※遍路としては16kmちょっとしか歩いてませんが、観光で1日歩いてました。桂浜~高知駅間のバス移動は夜になるととっても不便なので、今ならやっぱり高知駅周辺の宿に連泊するな。それにしても、Googleマップがないと本当にやっていけません。ビルゲイツは現代の弘法大師かも。
  • 今ならこのルート:高知駅周辺の宿→はりまや橋駅~文殊通駅まで路面電車→(2.3km・山道あり)→31番竹林寺→(3.4km)→観光「武市半平太旧宅・瑞山神社」→(2.3km)→32番禅師峰寺→(5.3km)→種崎簡易郵便局タクシー観光「龍馬記念館」観光「とさいぬパーク」観光「桂浜」バスでJR高知駅周辺へ観光「坂本龍馬生誕の地」観光「武市瑞山先生殉節之地」夕食「ひろめ市場」高知駅周辺の宿〈全長13.3km〉

 

  • 15日目 民宿まさご→(3km)→サンクス高知種崎店 ※遍路友達と待ち合わせ→(1.1km)→県営渡船種崎待合所~長浜待合所まで渡船→(1.5km)→33番雪蹊寺→(6.3km)→34番種間寺→(6.6km)→宿「ビジネスイン土佐」※荷物を置く→(3.2km・山道あり)→35番清瀧寺→(3.2km)→ビジネスイン土佐〈全長24.9km〉※渡船は歩き遍路が乗ってもズルにならない唯一の乗り物です。乗りましょう!ビジネスイン土佐は場所的にも最高。ここに泊まるお遍路さん多いみたいです。
  • 今ならこのルート:高知駅周辺の宿→バスで種崎簡易郵便局まで→(0.8km)→県営渡船種崎待合所~長浜待合所まで渡船→(1.5km)→33番雪蹊寺→(6.3km)→34番種間寺→(6.6km)→宿「ビジネスイン土佐」※荷物を置く→(3.2km・山道あり)→35番清瀧寺→(3.2km)→ビジネスイン土佐〈全長21.6km〉

 

  • 16日目 ビジネスイン土佐→【塚地峠ルート】(8.7km・険しい山道)→奥田釣具店 ※荷物を置かせてもらう→(3.1km)→36番青龍寺→【打ち戻り国道23号ルート】(3.1km)→奥田釣具店→(22.2km)→宿「ビジネスホテルさつき」〈全長37.1km〉※この日に行った「塚地峠」は全く、100%必要のない山登りでした!今なら絶対絶対「県道39号直進ルート」で行きます。
  • 今ならこのルート:ビジネスイン土佐→【県道39号ルート】(7.1km)→奥田釣具店 ※荷物を置かせてもらう→(3.1km)→36番青龍寺→【打ち戻り国道23号ルート】(3.1km)→奥田釣具店→(22.2km)→宿「ビジネスホテルさつき」〈全長35.5km〉

 

  • 17日目 ビジネスホテルさつき→【焼坂峠ルート】(33.5km・山道あり)→37番岩本寺宿「岩本寺宿坊」〈全長33.5km〉※昨日に引き続き、全く必要のない山登り(焼坂峠)をしてしまった…普通に国道56号線直進でいいです。この日以降、公式地図通りに行かなくてもいいことに気づき(遅いわ!)無駄な山登りは無くなりました。
  • 今ならこのルート:ビジネスホテルさつき→【国道56号ルート】(31.4km)→37番岩本寺宿「岩本寺宿坊」〈全長31.4km〉

 

  • 18日目 岩本寺宿坊→(20.2km)→昼食「道の駅なぶら土佐佐賀 かつおたたき丼」→(14.3km)→道の駅ビオスおおがた→宿「土佐ユートピアカントリークラブ」まで送迎〈全長34.5km〉※「道の駅なぶら土佐佐賀」のかつおたたき丼は絶対食べた方がいい!染みます…土佐ユートピアカントリークラブは安くてお風呂がきれいでオススメです!

 

  • 19日目 土佐ユートピアカントリークラブ→道の駅ビオスおおがたまで送迎→(21.2km)→昼食「カフェダイニングLUCE」→(8.0km)→宿「民宿久百々」〈全長29.2km〉※30km以下とちょっと楽な日。翌日、翌々日ときついので体を休めよう。久百々近くの「民宿いさりび」の方が評判はいいような…

 

  • 20日目 民宿久百々→【打ち戻りルート】(20km)→38番金剛福寺→(20km)→民宿久百々〈全長40km〉※38番を打つルートはいくつかありますが、一番楽で早いのは打ち戻りルート。宿に荷物置いて行けるし!注意点は、大岐海岸は通らないこと、山道に自信がない人は遍路道を行かず大人しくアスファルトの道を延々行くこと!

 

  • 21日目 民宿久百々→(8.5km)→番外札所 真念庵→(24km)→39番延光寺→(6.8km)→宿「宿毛レックスホテル」〈全長39.3km〉真念庵は夏は藪蚊だらけなので注意。山の遍路道は行かず舗装路を行くとずっと平坦な道で楽です。宿毛レックスホテルは安くて綺麗!オススメ!

 

愛媛(伊予)~菩薩の道場

  • 22日目 宿毛レックスホテル→【松尾峠ルート】(19.2km・山道あり)→40番観自在寺 ※荷物を置く→(10.6km)→柏郵便局前バス停→バスで平城札所前バス停まで宿「観自在寺宿坊」〈全長29.8km〉※この日は山好きな外国人遍路に同行したので松尾峠行ったのですが、一人なら絶対国道56号ルートです。この日は「かめや旅館」が休館だったのでバスで観自在寺まで戻ったのですが、休館でなければ普通にかめや旅館に泊まってたと思います。
  • 今ならこのルート:宿毛レックスホテル→【国道56号ルート】(21km)→40番観自在寺→(10.7km)→宿「かめや旅館」〈全長31.7km〉

 

  • 23日目 観自在寺宿坊→バスで柏郵便局前バス停まで→【国道56号ルート】(30.5km)→宿「宇和島駅近くの善根宿」〈全長30.5km〉※柏からは山道の「柏坂遍路道ルート」もありますが私はアスファルト道が好きなので国道56号直進で行きました。宇和島駅近くの善根宿はご主人の希望で名前は控えます。口コミのみで宿泊可能な善根宿です。

 

  • 24日目 宇和島の善根宿→(9.9km)→41番龍光寺→(2.6km)→42番仏木寺→(10.6km・山道あり)→43番明石寺→(1.5km)→夕食「ジョイフル宇和店」→(3.1km)→宿「宇和パークホテル」〈全長27.7km〉※43番明石寺までの山道を迂回する県道31号ルートだと3kmほど余計に歩かないといけないので、ここは頑張って山道行った方がいいかもです…ま、雨で1人とかだったら絶対31号行ってたけど。

 

  • 25日目 宇和パークホテル→(16km)→観光「おはなはん通り周辺」→(1.2km)→宿「ホテルオータ」※荷物を置く→(3.3km)→別格霊場 十夜ヶ橋永徳寺→(17.7km)→大瀬郵便局近く→新成屋橋バス停から内子分庁までバス観光「内子の町並み保存区域」JR内子駅から伊予大洲駅まで電車→(0.5km)→ホテルオータ〈全長38.7km〉※内子駅周辺に民宿・旅館しかないので、伊予大洲まで戻ってビジネスホテルに泊まりました。おはなはん通りや内子の町並み観光でけっこう歩いたので、実質40kmくらい歩いてこの日は本当にクタクタでした…

 

  • 26日目 ホテルオータ→(0.5km)→JR伊予大洲駅から内子駅まで電車内子駅から新成屋橋バス停までバス→【国道380号ルート】(32km)→44番大宝寺宿「民宿一里木」〈全長32.5km〉大宝寺に行くには、山好きな人は鴇田(ひわた)峠、山苦手な人は国道380号から国道33号を行くルートがいいと思います。

 

  • 27日目 民宿一里木 ※荷物置いて行く→【八丁坂ルート】(9.3km・舗装路+山道)→45番岩屋寺→【県道12号ルート】(10㎞)→民宿一里木 ※荷物を取る→(16㎞・山道あり)→宿「長珍屋〈全長35.3km〉岩屋寺に行く道は山道(八丁坂)と舗装路とありますが、山道から行くと奥之院もお参りできますので、行きか帰りのどちらかは山道を行くのがオススメ。

 

 

  • 29日目 泉ゲストハウス→(9.2km)→52番太山寺→(2.5km)→53番円明寺→(30km)→宿「ビジネスホテルつよし」〈全長41.7km〉※40km越えロングウォークを避けるには前日松山で泊まらず、円明寺伊予北条近くの宿まで歩けばOKです。私は松山で観光したかったし、民宿よりゲストハウスの方が好きなのでロングウォークを選択しました。

 

  • 30日目 ビジネスホテルつよし→(4.6km)→54番延命寺→(3.5km)→55番南光坊→(3km)→56番泰山寺→(3.1km)→57番栄福寺→(2.4km・山道あり)→58番仙遊寺→(5km)→宿「ホテルバリイン」〈全長21.6km〉※ホテルバリインはすごく綺麗なビジネスホテルです。オススメ!

 

  • 31日目 ホテルバリイン→(3.1km)→59番国分寺→(4.6km)→朝食「道の駅 今治湯ノ浦温泉→(13.5km)→61番香園寺→(1.3km)→62番宝寿寺→(1.4km)→63番吉祥寺→(3.2km)→64番前神寺→(4.2km)→宿「ホテルオレール西条」〈全長31.3km〉※59番の後、60番横峰寺は飛ばして61番から64番まで行きました。62番は納経所の営業時間に注意!

 

 

  • 33日目 ホテルオレール西条→伊予西条駅前から西之端バス停までバス→(13.7km)→別格霊場 延命寺→(13.5km)→宿「ホテルマイルド」〈全長27.2km〉※遍路最後のロングウォークDAY、国道11号線沿いをひたすら歩く…のみ!暇すぎて途中別格霊場にも寄ってみました。枯れた松が…見れるよ…

 

  • 34日目 ホテルマイルド→【太陽の家ルート】(5.2km)→65番三角寺→(6km)→別格霊場 椿堂 常福寺→【佐野ルート】(12.1km・山道あり)→66番雲辺寺→(4.6km)→宿「民宿青空屋」〈全長27.9km〉※66番雲辺寺までは山道のルートしかないので覚悟して山登りしてください。ほとんどの人は佐野ルートで行くと思うので、最後の勾配はきついけどそれが無難。他のルートを行くと草ボウボウの可能性高しです。

 

香川(讃岐)~涅槃の道場

  • 35日目 民宿青空屋→(4.8km)→67番大興寺→(8.7km)→68番神恵院/69番観音寺→(0.3km)→観光「銭形砂絵展望台」→(4.8km)→70番本山寺→(11.3km)→71番弥谷寺休憩「俳句茶屋であめゆ」→(3.5km)→72番曼荼羅寺→(0.6km)→73番出釈迦寺シャトルバスで捨身ヶ嶽本堂までJR丸亀駅まで車宿「丸亀ゲストハウス・ウェルかめ」〈全長34km〉※この日はちょうど捨身ヶ嶽本堂で月に一度のお勤めの日だったので、そこで出会った方に丸亀駅まで送ってもらいました。元々の予定はこちら↓
  • 元々のプラン:73番出釈迦寺までは一緒→(5km)→JR金蔵寺駅から丸亀駅まで電車宿「丸亀ゲストハウス・ウェルかめ」〈全長38.8km〉

 

  • 36日目 丸亀ゲストハウス・ウェルかめ ※荷物置いて行くJR丸亀駅から金蔵寺駅まで電車→(2.6km)→74番甲山寺→(1.6km)→75番善通寺間食「熊岡菓子店の石パン」→(1.5km)→JR善通寺駅から琴平駅まで電車→(2km)→観光「金刀比羅宮昼食「こんぴらうどん」間食「しょうゆ豆本舗 うどん味ソフトクリーム」→(2km)→JR琴平駅から善通寺駅→(2.6km)→76番金倉寺→(4km)→77番道隆寺→(3.6km)→丸亀ゲストハウス・ウェルかめ ※荷物を取る→(4km)→78番郷照寺→(3.8km)→宿「ホテルニューセンチュリー坂出」〈全長27.7km〉善通寺がかなり広く境内をうろうろするのでもう少し歩きますし、階段で有名な金刀比羅宮にも行きますので結構疲れました。でも金刀比羅宮は外せない!行ったことない人はぜひぜひ行ってください!うどん味のソフトクリームも忘れずに。

 

  • 37日目 ホテルニューセンチュリー坂出→(3.2km)→79番天皇寺(高照院)→(6.5km・階段)→81番白峯寺→(5km・山道)→82番根香寺→(7km・山道)→80番国分寺→(8.7km)→83番一宮寺→(0.8km)→琴電一宮駅から高松築港駅まで電車→(0.2km)→宿「高松ゲストハウスBJステーション」〈全長31.4km〉※79番の後は80番を飛ばして81番→82番→80番→83番と回るのが楽です。私は高松駅近くで泊まったのですが、83番一宮寺近くの「天然温泉きらら」で泊まる人が多いようです。その方が楽だよね。

 

  • 38日目 高松ゲストハウスBJステーション→(0.2km)→高松築港駅から一宮駅まで電車→(16km)→84番屋島寺→(5.4km)→85番八栗寺→(6.5km)→86番志度寺→(7km)→87番長尾寺宿「民宿ながお路」〈全長35.1km〉※全長35kmとはいえ84番、85番は山登りなのでけっこうきつい1日でした。87番近くの宿は「ながお路」か「あづまや旅館」どちらも長尾寺のすぐ隣。

 

  • 39日目 民宿ながお路→(5km)→前山おへんろ交流サロン→【多和神社・女体山登頂ルート】(7.8km)→88番大窪寺昼食「八十八庵(やそばあん) 打ち込みうどん」→【切幡寺ルート】(18.6km)→宿「うどん亭・旅館八幡」〈全長31.4km〉※おへんろ交流サロンは歩き遍路の証明書が無料で貰えますから絶対に寄って下さい。結願後の打ち込みうどんの味は最高!私は切幡寺ルートを取ったんですが、今なら「四国八十八箇所総奥之院」とも呼ばれる與田寺に寄るルートで行くと思います。
  • 今ならこのルート:88番大窪寺昼食「八十八庵(やそばあん) 打ち込みうどん」→【白鳥温泉・與田寺ルート】(10km)→宿「白鳥温泉」〈全長22.8km〉

 

 

高野山~京都

  • 41日目 Hostel base Point Osaka→(0.5km)→難波駅から南海高野線九度山駅まで→【町石道ルート】(20.9km・山道あり)→壇上伽藍→(3.8km)→高野山奥之院→(3.5km)→金剛峯寺金剛峯寺前バス停から高野山駅前までバス高野山駅から極楽橋駅までケーブルカー極楽橋駅から難波駅まで電車→(0.5km)→宿「Hostel base Point Osaka」〈全長29.2km〉九度山駅から高野山へ登る「町石道」は歴史のある道ですので、歩き遍路の締めにはぜひ登った方がいいと思います。が!町石道で行くと高野山到着がどうしても午後になってしまい、広大な高野山の観光はあまりできません。高野山で宿泊するならゆっくりできるんだけど、早めに予約しないとけっこう埋まってます。

 

  • 42日目 Hostel base Point Osaka→難波駅から梅田駅、大阪駅から京都駅まで電車→(2km)→東寺→(8.5km)→仁和寺→(6km)→神光院→(9.3km)→京都駅〈全長25.8km〉※この日は京都の【三弘法参り】(弘法大師ゆかりの三寺を巡る)をしました。全部歩く予定だったんですが、神光院から京都駅までは力尽きてバスに乗ってしまいました…東寺仁和寺がけっこう大きいので、観光するだけで大変です。東寺にはけっこうお遍路さんがいましたが、仁和寺と神光院には全然いませんでした。

 

 

以上です!皆さまの参考になれば幸いでごじゃりまする~。でわでわ!!

 

四国歩き遍路 EXTRA DAY2 (10月22日) ~京都で三弘法参り!ほんとにラスト!

おす!izumiです!

 

9月9日の出発の日から始めて、足掛け3ヶ月かけて思いのたけをぶつけてきたこのブログ…本日やっと

 

最終日を迎えることとなりましたー!!(*´ω`*)

 

最初は「宿から毎日ブログをアップだ!」とか思っていたのに途中からあえなくギブ、意味なく1.5kgのパソコンを持ち歩く日々…

 

近い将来、スペインの巡礼の旅(エル・カミーノ、サンティアゴ巡礼とも言う)にも挑戦したいと思っているんですが、その時にはもうパソコンは絶対持って行きません!ライブな情報はインスタやツイッターに上げて、ブログは後からゆっくり書きます。今回で学んだ!

 

ではー、ラスト遍路日記…行ってみよ!( ノД`)ラスト…

 

 

まずはやっぱり東寺

最初は高野山に行った日(前日21日)の夜に大阪で友達に会い、この日(22日)に福岡に帰る予定だったのですが、友達と微妙に予定が合わず大阪にもう1泊することになった私。

 

だったら京都の東寺も行けるな~と調べていたら、京都に弘法大師ゆかりの三寺を回る「三弘法参り」というものがあると知り、じゃあそれやってみるか!と三寺を歩いて回ることにしました。

 

ということで、京都「三弘法参り」の地図カモーン!!

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京都・三弘法参りのお寺は①東寺、②仁和寺、③神光院の3つ。江戸時代には、四国遍路を始める前に三弘法参りをして、道中の安全を祈り、また東寺で菅笠、仁和寺で金剛杖、神光院で納札箱のお遍路用品を身に着けて四国に向かったらしいです。一時期は廃れていたが最近になって復活したらしく「三弘法参り」専用の御朱印帳があったり、三寺を巡って集める可愛い木札守があったりとグッズも充実!

 

ルートは京都駅→東寺(2km)、東寺仁和寺(8.5km)、仁和寺→神光院(6km)、神光院→京都駅(9.3km)、全長25.8km!…を予定していました。まあ見ていきましょう。

 

朝7時過ぎに宿(難波駅近くの「Hostel Base Point Osaka」)を出て、まずは大阪(梅田)駅へ。噂には聞いていたけど…ぜ、ぜんっぜん分かんない!!!巨大迷路なり(゚Д゚)

 

駅員さんに道を聞き、なんとか8時発JR京都線の新快速に乗る。朝からめっちゃ混んでて立ったまま30分…きつい。ちなみにもちろんお遍路さんの格好で行ってますが(電車の中では菅笠はリュック背面にぶら下げる)…めっちゃ浮いてる!!

 

8時半、京都駅に降り立ち、恥ずかしさを覚えながらも「ええい、ままよ!」と菅笠を被って歩き出す。外国人観光客に「何のコスプレだ?」と写真を撮られる…構うもんか!そういう扱いには慣れてます(←スペインで1人着物を着て毎日ウロウロしてた人)

 

20分ちょっとで東寺に到着~!

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こんな街中に五重塔が見えるのはさすが京都!

 

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たぶんこっちが正門ではないんだろうが、ここから入る。

 

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ちょっとお天気も悪いし、人がたくさんいてうまく笑顔もできず暗い写真に…とりあえず東寺来たどー!

 

宗教とは…蝋燭とは…

東寺は中がとっても広くて…正直何が何でどこがどうなのかよく分かんなかった!とりあえず本堂を探したけどよく分からず(たぶん金堂?)先に大師堂にお参りを…と思ったら大師堂は修理中!

 

代わりに、プレハブの仮大師堂があり普通の絨毯の上に正座してお経を読むという…まあアットホームな感じが逆に良い?大師堂でした。

 

そうそう、ここでお線香をあげようとしていたとき、隣のご夫婦が蝋燭に火をつけようとして「ライターがない」と言っていたので「ライター貸しましょうか?」と言ったら、すごい怪訝な顔されて「いいです!」と断られたんです。え…なんか悪いこと言ったかな?と思っていたら、それを見ていた他のおじさんが

 

「ダメだよ~、人の火を借りるのはその人の業を背負うことになるって言われてるんだから」と言うのでビックリして「え!?ライターもですか??」と聞くとそうだと言う。…もうなんか、そこまでくると正直馬鹿らしいと思ってしまった。大体「業を背負うことになる」という脅し自体嫌だ。正直「いいよ、だったら業背負ってあげるよ」とか思っちゃう。(ま、ライター貸す側だったから業をあげちゃう側なんだけど) 宗教は人の心を救うためのものであって、脅して怖がらせるためのものじゃないでしょ?

 

まあ仏教キリスト教と違って自己犠牲を美徳としないのかもしれないけど、他人の業を代わりに背負ってあげられるんだとしたら(そんな馬鹿馬鹿しいこと信じないけど)それこそ善い行いなんじゃあないの?イエス・キリストはまさに人々の罪を代わりに背負って磔になったわけだし。宗教って、神仏に祈るって、自分にご利益を下さい、悪いことは起きませんようにと祈ることなのかな?

 

それに毎回毎回、本堂と大師堂に1本ずつ蝋燭を点けなきゃいけないのって意味あるんだろうか…だって風の強い日とか、お寺の蝋燭立ての作りによっては、点けても絶対すぐ消えちゃうのね。それでも絶対「自分で点けた蝋燭で線香に火をつけないといけない!」というルールがあるらしく…まあライターから直接線香に火をつけてた人もいたけど。逆にそっちの方がいいかもしれない。

 

だってやっぱりもったいないよ。風の強い日とか団体さんの後は長い火の消えた蝋燭がめっちゃいっぱい立ってるんだもん。それにちゃんと燃えたとしても、蝋燭立ての下に燃えた蝋燭カスがすごい量たまってる…掃除するのもけっこう大変そう。

 

それに伝統だとか慣習だとか言っても、昔は蝋燭って貴重品だったんじゃないの?絶対こんな皆ばんばん使ってないはず。いつから始まった習慣か知らないけど、真ん中にでっかい種火を置いといてくれれば蝋燭使わなくて済むのに…と思うし、もしかして蝋燭買わせたいためにそんな「本堂と太子堂で各自1本ずつ点けましょう」と言っているんじゃないかとまで勘ぐってしまう。んなわけないか。いやあるか。

 

とにかく、そんな細かいところにまでこだわるのは変だ。自分で自分をがんじがらめにして、むしろ生き辛そうだぜ!と思いました。お寺での蝋燭点火についての考察、終わり。

 

京都ならではのお祭り

東寺でいろいろ見学して(ほんとに色んなものがあったけど、ほとんど撮影禁止だったから全部言葉で説明するのは私の語彙力ではちと無理…でも一番印象に残ってるのは食堂の真っ黒に焼け焦げた四天王像だったりして!) もちろん納経してもらって、次の仁和寺へ!

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しかも天気が悪いから写真を撮ってもいまいちなんだよねぇ…むむぅ…

 

小腹がすいたので、東寺を出てすぐの和菓子屋さん「東寺餅」でよもぎ大福を購入。

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ヨモギが大好物な私。このちょっと薬みたいな味がたまんないだよ~(*´ω`*)

 

すると突然、裃をつけためちゃめちゃカッコイイおじいちゃん4人組が目の前に!ななな、ナンデスカコレハ!!

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初めて見たかもしれない本物の裃。めちゃめちゃかっこいいなぁー!!和服のデザインってほんっとすごい。

 

ちょっと興奮しながら「な、何ですかこれ?どこに行かれるんですか?」と聞くと、この日ちょうど京都御所時代祭というのが行われており、昔の格好をした人たちがたくさん練り歩くのだそうだ…なんだその楽しそうなお祭りは!!

 

一瞬「三弘法参り」を放り出してそっちに行こうか…と考えたが、いかんいかんと思い直す。いつかまた来よう!時代祭は毎年あるんだから!

 

4人のお侍さんにお礼を言って別れる(しかし向こうも最初私の格好を見て「何これ?何の衣装??」と言っていた。お遍路の格好して京都歩いてる人いないのかぁ。)

 

その後も仁和寺へ向かって歩く。途中だんだん中心街に入り、人が多くなってきたのでさすがに菅笠は取ってリュックにぶら下げた(笠が人に当たりそうで)。

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左官屋さんの専門学校なんてあるんだ!!初めて見た!

 

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今の若い子は「世にも不思議な物語」を知らないから、この看板見ても「?」って感じだろう…

 

にんにん仁和寺

東寺から1時間半ほどで、仁和寺に到着!

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これまたデカい!仁和寺と言えば徒然草…中学の時に習ったなー。初めて来た!

 

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一応記念写真を…でもなんか表情が冴えない(笑)もう疲れてたんだな、たぶん。

 

仁和寺もすんごい広い!見るものもけっこうある。四国八十八ヶ所の感覚で予定立ててたから(1寺につき15~20分くらい)予定がどんどん遅れて行った。

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ここにも五重塔が!東寺に比べて人がぐっと減りました。あんまりここまで観光客来ないみたい。

 

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紅葉したらすごく綺麗だろうなー、と思っていたけど実際この1ヶ月後に京都の紅葉を見に来てグゥ綺麗でした。仁和寺には来なかったけどね。

 

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近所のおばあちゃんっぽい人が1人で黙々とお祈りしていた。ちなみに本堂(金堂)です。

 

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大師堂。「下乗」の文字がかっこいい!!

 

この大師堂の近くから「御室八十八カ所巡り」というミニ四国遍路のようなウォーキングコースがあり、全長3km、所要時間約2時間とあって「いや、3kmなら山登りだとしても1時間で全然行けるやろ」と思い、行こうかな…と思ったけど時間がなくてやめました。っていうか本物の四国八十八ヶ所行ったし!行ったばっかりやし!!

 

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天気が悪いとこんなにもどよーんとした絵になる五重塔。でもやっぱり形は美しい。

 

仁和寺はどうやら庭園が有名らしく、拝観料を払って入るところにけっこう人がいました。私も入ろうかちょっと迷ったけど、今回はパス。時間がないのと、あとこの天気だと写真撮っても全部どよーんとなるしな…と思って。というわけで次のお寺へレッツゴー!

 

ほんとにほんとにほんとに最後のお寺、神光院

外国人観光客に人気の龍安寺金閣寺のある「きぬかけの路」を通って行きます。

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途中通った「京都府立堂本印象美術館」、最初美術館だと知らなくて「何事か!」と思った。ユニークな建物です。いいね!

 

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「ママの店」っていうからスナックかと思いきや美容室。「外川ママ」がパーマあててくれるお店です。

 

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途中にあった「大将軍神社」、名前がすごい!調べたら創建609年だそうだ。古いー!さすが京都だ…

 

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そして、この道の先にあるのが…

 

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三弘法参り最後のお寺、神光院!顔疲れすぎィ!!

 

神光院はびっくりするほど小さなお寺で(特に東寺仁和寺の後だと更に小さく感じる)納経所も、あの真念庵を思わせるローカルさでした。四国八十八ヶ所高野山、そして三弘法参りの最後を締めくくるにふさわしい…かどうかは分からないけど、とりあえず誰もいなかったので(お寺の方以外は)ゆっくりはできました!

 

大師堂でお経を読み、最後の納札を入れる前に、納札の裏にお大師様へ手紙を書く…内容はもちろん秘密!でもとにかく、無事に回れたこと、怪我がなかったこと、そして今回の旅の全ての出会い、全ての出来事に(良いことも悪いことも)感謝です。文句ばっかりだったけど…でも少しは成長できた…かな…?

 

無念の抹茶パフェ

三弘法参りをしている最中、何か今までと違うものを感じていた。うーん、一言で言うと…疲れた。気合が抜けたというか、やっぱり四国遍路で1日30~40km歩けてたのは結願のためにやらなきゃいけなかったからであって、高野山まではいいにしても、この日の「三弘法参り」を歩いて回るのって本当に自己満というか、強制では全然ないので、歩く張り合いが全然なかったみたいです。

 

実は神光院のあと、まっすぐ京都駅に帰らずに途中、八坂神社近くにある「抹茶パフェ」で有名なお店に寄りたかったんですね。でも歩くと時間がない(夜の友達との待ち合わせに間に合わない)ので結局神光院からはバスに乗りました。

 

八坂神社近くでバスを降りると…そこは渋谷のスクランブル交差点か!ってくらいな混み具合…何この人、人、人!!

 

とりあえずお目当ての店を目指し移動する。商店街の狭い歩道は行き交う人でもう満員電車状態…ちょっとずつ移動する。お店の名前は「茶寮都路里(さりょうつじり) 祇園本店」、ネットで調べた話題のお店なのでまあ多いだろうなあとは思ってたんですが…

 

お店の前に行くと列が…なんと30人以上!しかもそれは店外で待っている人だけで、お店は2階なんだけど階段にもずらり…たぶん全部で50人くらいは待ってそう。これはどう考えても2時間は待つ。友達との待ち合わせに間に合わないので無理!

 

悔しいー!!今日1日、抹茶パフェを食べることだけを考えて頑張って歩いたのに!と、数軒隣にもまるで茶寮都路里を丸パクリしたような和スイーツ屋さんが。ええい、もうこの際抹茶パフェが食べられるならどこでもええわい!と2階に上がると、そのお店もやっぱり並んでる…でもたったの4人。電車に乗るまで1時間くらい時間があったので「たぶん大丈夫だろう」と思い列に並んだ。

 

…30分後。

 

 

 

まだ1人もお店に入っていかないんですけどぉーー!!!中から客は数人帰って行ったのに、どういうこと??と思い店内を見ると…

 

店内にもまだ4~5人並んでいた。あ…これもう無理、間に合わない。

 

諦めて階段を下りる。来た時は私が最後だったのに、この30分で私の後ろにすでに10人くらい並んでいた。私が列を抜けたので嬉しそうに前に進んでいる…く、くっそぉーー、抹茶パフェめーー!!覚えてやがれっ、いつかリベンジしてやる!!と心に決めて京都駅に向かった。

 

ウリチングドゥル~♡

さて、友達2人に会うため大阪駅近くのメキシコ料理屋「墨国回転鶏酒場(ぼっこくかいてんとりさかば)」に向かう。ところがまたまた大阪駅で迷う!もう大阪駅はほんと…あそここそ磁場が狂ってるんじゃないかって思うくらい迷路です。ラビリンス!

 

迷って迷ってやっとお店に到着!

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もう1人も大阪駅で壮大に迷ってました。最後じゃなくてよかった(笑)

 

2人とも韓国で仲良くなった子なんですが、3人で日本で会うのは初めて!

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お遍路の格好で記念撮影!金剛杖も横においての飲酒…いいんでしょうか?いいんです!!

 

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2人にお遍路の色々なことを説明。これが高野山奥之院の御朱印だっ!控えおろう~!

 

久しぶりに食べたメキシコ料理、めちゃめちゃ美味しかったです!!

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メキシコ以前も行ったけど絶対もう1回行きたい国のひとつ。今はスペイン語も話せるし、絶対いつか行く!

 

そしてその後は近くのアイリッシュバーに行って飲んだ。

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もうすっかりお遍路さんじゃないし!!(笑) まぁこっちが平常運転の私です。

 

楽しく飲んで宿に帰りました。帰りにちょっと小腹がすいて、昨日食べた「大阪で一番おいしいたこ焼き屋さん」が閉まってたので、その先にもう1個あるたこ焼き屋さんに行ったら…

 

 

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こっちは2番目だった!!け、謙虚??

 

そして次の日、関空から飛行機で福岡に帰りました。

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実はこの時、関空初めてだった!国内線だけどね。

 

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peach航空で帰りました。アディオス大阪!!これで私のお遍路も、ほんとのほんとに終わり~!!

 

まとめ

…終わってしまった。でも最終日はなんだか、ちょっと付け足しのような1日だったので、正直あまり感動はなかったです。天気がよければもっと楽しめたのかなぁ…いや、そういうことでもない気がする。やっぱり、私の中のお遍路は高野山参りで終わってたんだと思います。「三弘法参り」は普通にバスに乗ってして、2時間待ってもいいから抹茶パフェ食べればよかった…絶対いつかリベンジしてやるー!!( ゚Д゚)マッチャー

 

これから歩き遍路に出る方のための注意点

  1. 高野山と共に、お遍路のお礼参りに行く人も多い京都の東寺高野山同様、すごく広くて見るものもたくさんあるので(拝観料など別途必要)時間に余裕をもって行くことをお勧めします!
  2. 京都には弘法大師ゆかりの三寺(東寺仁和寺、神光院)を巡る「三弘法参り」というものがあり、それぞれのお寺で小さな木札守を買うことができたり、三弘法参り専用の御朱印帳があったりします。興味のあるかたはぜひ!

 

以上!今まで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました!!私もこれから他のお遍路さんのブログをたくさん探して読んで懐かしもうと思いますので、もし私のブログを読んで「よーし、四国遍路いっちょやったるかー!」と思う方がいればぜひぜひコメント欄などで教えてくださいね!そしてブログを書く場合はURLも入れてね☆

 

ではではー、最後は皆さま声を合わせて!!

 

行きますよっ!!!

 

南無大師遍照金剛!!

(*´▽`*)

 

ありがとうございました♡

 

四国歩き遍路 EXTRA DAY1 (10月21日) ~高野山で今度こそほんとにほんとに最後の山登り

おそ・おしぷしよ!!(゚Д゚)ノ

 

ソウルに来てから実は日本語しか喋ってない(お店で注文するとき以外)izumiです。やばいやばい。

 

近々なんか交流会にでも行ってみようかな…couch surfing見てもソウルはやっぱりイベントが多い!福岡とは違います( ノД`)!ビバ大都会。

 

そして長かったお遍路日記も残すところあと2日。なんか遍路終えた時よりブログを書き終わることの方が寂しい気がする…笑

 

それでは、お大師様に会いに高野山!!行ってみよ(/・ω・)/

 

なぜ山に登るのか…

いつものようにGoogleマップで今日のルートを説明!脱・四国!

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前日四国の徳島からフェリーで和歌山港まで渡り、そこから電車で大阪難波、そこで宿泊しました。この日は朝、難波から電車で九度山駅まで、そこから高野山奥の院まで徒歩で約25kmの山登り(標高差約700m)です。

 

ちなみに私は翌日京都にも行く予定だったし、大阪で友達に会って最終日は関空から飛行機で帰る予定だったので難波のゲストハウスに連泊したんですが、そうでなければ前日フェリーを下りた後、和歌山駅近くのホテルに宿泊して、翌朝そのまま九度山駅に行くのもありです。ただしその場合荷物は置いて行けないけどね。私は大阪に連泊だったので重い荷物は全部宿に置いて行きました。なので高野山登山は楽々パックだった!

 

ちなみにちなみに、高野山は(もちろん)山登りしなくても行けます。電車→ケーブルカー→バスであっという間に奥の院です。あれだけ「もう山登りは勘弁!」と言っていた私ですが…まぁやっぱ最後くらいは…ね。というか理由がちゃんとあって!

 

実は今回、最後は高野山の宿坊に泊まって終えたかったんです。高野山の宿坊のこと、お遍路を始める前までは全く知らなかった(というか「宿坊」という単語を知らなかった)んだけど、先人のブログを読むと高野山の宿坊はなかなか良いらしい。でもけっこう高い!高野山には宿坊が五万とあるんだけど(いや実際は何個あるのかしらん…50個くらい?←適当)メインのとこは大体軒並み1万円以上…

 

いや、分かってます分かってます。ホテルや旅館に比べたらそんなに高くないよね。ってか普通だよね。でも四国で宿坊とか民宿に泊まってると大体5~6千円だから、宿坊で1万円(以上)って高いな…と。でもお遍路の最後だし、記念にちょっと奮発して高野山の宿坊に泊まろう!と1週間くらい前に電話したら、どこもすでにいっぱい…

 

しかも宿の人に「今頃電話してきてあるわけないだろ…」的空気を出されて…そうなの?高野山の宿坊ってそんなに人気なの!??と。あとで知ったんだけど、今高野山は外国人(遍路じゃなく普通の)観光客に大人気のスポットになってて、実際行ったけど本当に外国人が多かったです。それに加えてちょうど紅葉の季節でもう何か月も前から予約を取らないといけなかったみたい…

 

ということで、またいつかリベンジで高野山の宿坊に泊まりたい!次は両親と来てもいいしなぁと思って、でも次回来るなら(特に両親と一緒なら)確実にケーブルカー…たぶん高野山登山なんて今回の機会を逃したら一生しない。2日前に「おへんろ交流サロン」で年配女性スタッフさんもイチオシしてたし(女体山同様「そんなに辛くないわよ~ここまで来たお遍路さんなら大丈夫!(←これ合言葉)」)よし!今回はほんとにほんとの最後の山登りだ!!

 

と思って山登りにしました…説明ながっ!!!(゚Д゚)

 

やっぱ真田丸っしょ!

昨日泊まった「Hostel Base Point Osaka」を5時半過ぎに出る。難波駅から南海高野線急行で九度山駅までは1時間ちょっと。電車は6時ぴったり出発だ。

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大阪から高野山まで行く電車が出てるなんて全然知らなかった…っていうか高野山がどこにあるのかお遍路始めるまでよく知らなかった…

 

7時過ぎ、和歌山県九度山駅に到着!

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なななんだこの赤い旗は…

 

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む…噂には聞いていたが、もう駅からして真田推し!大河ドラマ効果で観光客がすんごいらしい…

 

「おへんろ交流サロン」で貰った高野山登山ルートの地図を見ながら駅を出発する。まずは「真田庵」に行かなきゃいけないんだけど…

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正直、駅から真田庵までの道が一番迷った…相変わらず地図が読めない私。迷う原因のひとつに超近視(コンタクト着用でも限界がある)なことがあると思う。ちょっと遠くの矢印や道標が見えないのだ。

 

ちなみに九度山駅から高野山までの登山ルートはこんな感じ。

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ちなみに以下のサイトから取りました。リンク貼ってたら著作権侵害にならないって聞いたもん…

www.wakayama-kanko.or.jp

 

真田庵に行くまでも色々と見どころがあって

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これは弘法大師ゆかりの「対面石」という石。「対」の字が繁体字の「對」…ま、昔だからそりゃそうか。

 

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対面石の説明がちょっとめんどくさかったから、気になる人は各自読んで…私なんてこれ読んでもよく分からん…(´・ω・`)

 

その他にもこんなのとか

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だから人の噂って全然当てにならないんだって~。

 

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これが実際の「真田の抜け穴」ならぬ真田古墳…っていうか真田家はなんの関係もないのに(6世紀くらいの横穴式古墳なのに)結局名前が「真田古墳」って!

 

そして真田庵に到着。(7時25分)

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あれ?7時から開いてるはずなのに…門が閉まってる。

 

真田丸」も見てないし、関ケ原合戦あたりの歴史にはめっぽう疎いので(だから歴史好きの名を全然かたれない…)真田幸村も全然知らないんだけども、ここまで来たからにはちょっと見ていきたい…近くの「真田ミュージアム」は9時開館だから間に合わないし…と思って周りをウロウロする。開けてくれーい…

 

と、もう1人ランニング中らしい男性も周りをウロウロしている。「7時から…って書いてますよね?」「寝坊ですかね…」と門のところで待っていると、おばちゃんが中から「ごめんなさーい」と言いながら門を開けてくれた。ま、平日の朝7時から来る人も少ないだろうね…

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オープンセサミィ!!

 

同時に入ったランニング中の男性はたまたま九度山近くに出張に来ていた人で「自分も大河ドラマから得た知識ですけどね」と言いながら色々解説してくれました。

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真田庵内の屋敷。もちろん当時真田幸村が住んでいた屋敷ではありません。

 

この頃「真田丸」でまさに、この真田庵で昌幸公が死んじゃう話をやってたらしい。

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この真田庵にて亡くなった真田昌幸公の墓。これは本物です。

 

他にも敷地内には、幸村公が屋敷に落ちた雷をとりおさえ井戸に封じたという(どういうこっちゃ?)「雷封じの井」があったり

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なんか真田幸村弘法大師みたいなことになってきた。

 

真田昌幸の霊を祀った「真田地主大権現」などがありました。

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正幸公は草刈正雄さんね。かっこいいね~正雄さん。若い時の写真なんてグゥイケメンだよ。…なんの話だ。

 

町石道スタートでくま

真田庵を出て途中道の駅でトイレに寄ってから、いよいよ高野山の登山コース(町石道)の入り口、慈尊院へ。

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昔は高野山は女人禁制だったため、空海の母がこのお寺で空海高野山から下りてくるのを待った。そのため慈尊院は女人結縁の寺として知られるようになり「女人高野」とも呼ばれているそうです。大体ウィキより。

 

中で写真は撮らなかったんですが、どうやらここ慈尊院は乳がん平癒祈願のお寺であるらしく、たぶん祈願者の手作りのおっぱい付き絵馬がたくさんありました。ネットで「慈尊院 おっぱい」で画像検索してみてね!

 

そして8時17分、慈尊院隣の道から町石道ハイキング、スタート!

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本当は慈尊院の中にある神社からスタートするのが正しいっぽい。でも中からスタートすると階段がね…

 

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高野山町石道」の説明看板。「ちょういしみち」って読むんだ…「ちょうせきどう」かと思ってた!

 

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大門を目指して行きます!ちなみに先に見えている石の柱は「町石」ではありません…紛らわしい!

 

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こんな寂しい山道を1人で歩きます…むむぅ…

 

ここまではまだ他のお遍路さんや登山客はいませんでした。(本当はもっと他のお遍路さんがいるかと思っていた。だって前々日女体山に登って結願したお遍路さんたち結構いたし、皆結願したら高野山に来るもんだと思っていたから…でも結局最後まで登山している他のお遍路さん(日本人)には会いませんでした。)

 

すると、突然飛び込んできた標識…

 

 

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 ふわぁ!?!?

 

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ク・マ!!!!!!!!!!!!( ゚Д゚)

 

 

 

 

今まで四国で40日間、山登りをしてきたけど(毎日じゃないけど)さすがに「クマ出没注意」の警告は見なかった(イノシシとかマムシはたくさん見たけど、クマって…イノシシやマムシが可愛く思えてくるレベル…)こ、ここに来て衝撃の1枚…

 

っていうか、クマが出るなんて知らなかったしどこにも書いてなかったよ…クマが出るなら高野山に来るにもわざわざ登山ルートなんて選ばなかったし、普通にケーブルカーで来たのに!…今から九度山駅に戻ってケーブルカーで行こうか…でもここまで来て悔しいな。他に人がいれば大丈夫かも…(ネイトが四国で熊を見たと言ってて、だから山登りする日は1人を避けてた)

 

ということで、ちょっと道を戻りながら他の登山客を探す。運よく、ちょっと待ったところで1人の年配男性(70代?)が登ってきた。「すいませーん!あの、クマが出るって書いてあって、怖いので一緒に行ってもいいですか?」というと、普通に「いいよ」と言えばいいのに返事の代わりに返ってくる自慢話…え!??もう???

 

高野山に登るのは何回目だとかこの辺の道はどうだとか(適当に聞いてたからあんまり覚えてないけど)とにかく上から目線の嫌な感じのする人で、まあ私はクマに会わなければいいのでいつも通り「はいはい」聞いていた。が!とにかくそのおじさん、足が遅い!正直この日は時間がなくて、25kmの山登りだからおよそ7時間くらいかかると予想。7時に出発したから午後2時には着いて、午後5時まで3時間高野山をいろいろ見学したいと思っていたのに…このおじさんと一緒に歩いてると2時に間に合わない!

 

最初は私が後ろから行っていたが、どうしてもそのうち私が前になり、しかも気がつくと距離があいている。少し待ってまた歩く、距離があいて待つ、歩く、待つ、歩く、待つ…あぁぁーもう!!クマめ!!!

 

しばらくすると展望台に出た。

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頂上まで165町、約18km!

 

おじさんに「展望台で写真撮ってきます!」と声をかけて、展望台で写真。

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ぜんぜんきれいじゃない…(´・ω・`)

 

ちょっと天気が悪かったし、なんか、見ても「特に…」な景色でした…

 

そしておそらく先に進んだであろうおじさんを追う。速足で追う。山道を駆け上るように追う………あれ…?…いない。

 

おかしいなぁ…まぁペースが違ったし、仕方ないか…とはいえ、クマが出るかもしれないのに1人で歩くのは心細いなぁと思っていたら、目の前に柿を収穫している地元のおじさんが。

 

「すみません…この辺ってクマ…出ますか?」と聞いてみる。すると「いやーみんな心配するんだけどね、俺この辺に住んでるけど見たこともないし出たって話も聞いたことないんだよね。なんであんな張り紙してあるんだか…」と言う。あ、そうなんだ!良かった!お礼を言って、安心してどんどん進んだ。

 

しばらく山道を登ると、六本杉に出た。

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六本どころかいっぱいあるぜ杉!

 

この六本杉からまっすぐ「二ツ鳥居」に進むこともできるし、回り道にはなるが「丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)」に行くこともできる。1700年前に創建されたけっこう大きな神社らしく、とても迷ったのだが高野山の観光時間が減るなぁ…と思い今回はパスしました…今回はって。戻ってくるのか??

 

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途中あったハンターさんに向けられた古い看板。何があるんだ…そして狩猟に何しましょう、なんだ。気になる!

 

そして次のアトラクションポイント、二ツ鳥居に到着。

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弘法大師ってめっちゃ色んなことしてます。スーパーマン

 

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実物はこんな感じ。名前の通り、二つ並んでいます。

 

ちょっと進むとこんなものも…

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後ろの岩のところに白蛇が見えると幸せになるとか金運がよくなるとか。見えるよね??なんとなく…

 

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こんな風に岩の前に鳥居も立ってます。岩の右の方に白蛇(っぽい影)の頭だけ見える…こじつけ??

 

更に進むと右側にゴルフ場が見えてきます。

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普通にプレーしてる人もいました。ボールがぴゅーんって飛んできたりしないよね??

 

お大師様から無料ガイドのプレゼント

ゴルフ場からすぐ、トイレがあるはずの地蔵堂のある広場についたが…あれ?トイレがない。と思ったら、地蔵堂で休憩中の(さっきの人とは別の)登山客のおじさんが「トイレは下だよ」と教えてくれた。下??

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このイノシシ退治用電気柵を越えて階段を下りたところにあるという…怖いよ!!

 

ええ?と下の階段を覗いていると、足元で何かがひゅるひゅるひゅるっ……

 

 

 

 

ぎゃあああああーーーーーーーー出た!ヘビ!!!!!

Σ(゚Д゚)

 

 

 

休憩中のおじさんもビックリするほどの大声で叫んだので、蛇も驚いて逃げていった様子…マジかよ…高野山にまで来て蛇みるなんて、もうヤダ…( ノД`)

 

とりあえずトイレは絶対行かなきゃいけないので、こわごわ電気柵を乗り越えて階段を下りる。トイレは見た目に比べて中は案外きれいでした。

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階段上がっていくのも怖い。近くに絶対さっきの蛇いるもん!!出てくるなよっっ!!

 

トイレ後、休憩中のおじさんに便乗して私も少しカロリーメイトを食べながら休憩。お遍路で40日回ってきた話、四国でも蛇は何度か見たけど元々インドアな人間なので全然慣れない話などをする。おじさんは来週、同級生を引き連れて高野山登山しそのまま宿坊に泊まるので、そのルートの下見がてらの登山なのだそう。真面目だぁ~。

 

休憩後、せっかくなので一緒に行くことに。(ちなみに休んでいたら、さっきの上から目線おじさんが追いついてそのまま挨拶もせずに通り過ぎて行った…やーなーやーつー!!)おじさん(M谷さんとする)はこの町石道のガイドブックを読みこんでおり、来週歩きながら同級生たちに色々解説するのだそうだ。その練習がしたいというので、こちらも願ってもない無料のガイド出現に二つ返事でOKした!やったぁ!

 

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八十六町石。どれもけっこう大きい。しかも地下にももっと長く埋まっているらしい。(byM谷さん)

 

 

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これは町石ではなく「三里石」(高野山から三里ではなく麓の慈尊院から三里らしい)

 

この町石も、M谷さんがガイドをしてくれなかったらたぶん素通りしていただろうが、色々と詳しく教えてもらいとても興味深かった。大部分の町石が1285年に作られた当時のままだそうです。800年も経ってるとは思えないほどどれも状態が良い。石材は花崗岩御影石)だそうです。

 

これだけの石を集めて1町ごとに設置するのにもちろん大変な費用がかかったらしい(今のお金にして幾らくらいって聞いたけど忘れちゃった…ま、億行きますよ、億)それをある偉いお坊さんがほぼ1人で、いろんなお偉いさんのところから集めたと(天皇とか?あぁうろ覚え…)それで、もちろん多くお金を出してくれた人、権力が強い人から町石の横に名前を彫り高野山に近い方から設置したので、たまに裏に別の数字が書いてあることがあるそう(つまり後から位置をずらした)。いつの世も権力争いって!!

 

まあ、私のうろ覚えの情報を信じないでくださいね。興味ある人は本を買うか、ネットで各自調べるかしてください。でも実際歩きながら色々な説明を聞けた私は本当にラッキーでした。面白かった!

 

途中、山道を抜けて一度車道に出ると「矢立茶屋」というお茶屋さんがある。ここの「やきもち」が有名らしいので食べていくことに!

http://www.nankaikoya.jp/event/plan_hiking/img/img_route_5.jpg

これも↓のページからの画像直リンです。著作権侵害ぢゃないかんね!

www.nankaikoya.jp

 

入り口で、1週間ほど前に65番三角寺で会ったスペイン人遍路アントニオに会う。

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これは三角寺での写真。アントニオはバレンシア出身。ちなみにバレンシアオレンジはアメリカ原産だよ!

 

でも全然びっくりしなかった。なぜならこの前日にメールで(メール交換をしていた)「明日高野山に登る」と聞いていたので、どこかで会うだろうなと思っていたのだ。

 

「やきもちは食べた?」と聞くと食べてないというので、中で一緒に食べようと誘った。すると先に入っていたM谷さんがなんと私の分のやきもちを買ってくれていて、アントニオを紹介すると「お接待だ」と言ってアントニオの分も奢ってくれた!素敵紳士M谷さん!

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素朴な味が美味しい「やきもち」、やきもちを買うとお茶も無料で頂けます。

 

やきもちを食べて、アントニオはもうしばらく休んでから行くというので、M谷さんと2人で先に進む。矢立茶屋はだいたい60町石だから、あと3分の1!(町石は慈尊院の180町から始まる)

 

その後も弘法大師由来のいろんな見せ物史跡があったり

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この石の下をくぐると長生きできるらしい。やってみたい!どれどれ…

 

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せまっ!!!!Σ( ̄□ ̄|||)うーんこれはちょっと無理…ってか、服がめっちゃ泥だらけになりそうだしな…長生き諦めました。

 

またこんなものも…

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ちょっとお母さんお母さん!結界乗り越えないでー!!逆に息子に迷惑かけてるよー!!っていうか調べたら空海って1人っ子じゃないしね(もちろん)、他の子供にももうちょっと目かけてあげよ?ね??

 

ついに高野山

そして最後の坂を登り、13時47分、大門に到着!!

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M谷さんと喋りながら登ったせいか、40日間の山登りでかなり脚力がついてたせいか、高野山登山、全く辛くなかった!最後の坂が一番キツイと聞いていたけど正直全然…66番雲辺寺とか88番の女体山とかに比べたら楽勝でした!今はもうキツイと思うけどね…( ノД`)

 

この大門、実はすんごいデカいです。度肝抜かれます。マジで。

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右下に人がいるの分かります?比較すると大きさが分かるでしょう。高さ25mだそうです。

 

ちなみにケーブルカー&バスで高野山に来るとなかなかこちらの「大門」側には来ないと思う(そっちはそっちでなかなか趣のある入り口らしいんですが)山を登り切って、パッと開けた視界にこの大きな大門が飛び込んでくるのはすごく気持ちがいいので、やっぱりお遍路の締めには高野山登山をオススメいたします。ケーブルカー&バスはさ、いつでも来れるじゃん!

 

さて、大門から弘法大師が今もひそかに生きているという(マジか!)奥之院までは約4.3kmほどあります。

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これは説明のためにGoogleマップを使っていますが、もっと分かりやすい地図がネット上にはたくさんありますので「高野山 マップ」とかで検索してくださいね。pdfとかでスマホに保存もできるし。いやーほんとに、世の中便利になったもんだ。

 

ドキドキしながら奥之院までの道を行く…でもなんか、思ってたよりずっと普通の町だ、高野山って…

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「ほんもの」と強調された高野の釜めし屋さん…にせものがあるらしい。

 

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出たレストハウス!普通の観光地と違うのは看板に「おみやげ・お食事」と並んで「念珠」とあるところか。

 

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途中ひっそりとある「町石1番石」私もM谷さんと歩いてなければたぶん素通りしてた。

 

そして真新しい中門に到着!

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なんと昨年2015年に再建されたばかり。高野山開創1200年を記念して再建されたらしい(Googleマップのレビューで誰かが書いてた。みんな詳しいね~)

 

中門をくぐり抜けて壇上伽藍へ!おぉーなんか…全部デカい!!大きいというだけで圧倒されるなにかがあるな…

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ドドーン!とおわします金堂。右奥に見えるのが何度も焼失して最終的に鉄筋コンクリートで建てられた根本大塔。

 

根本大塔や三鈷の松(葉先が3つに分かれた松)などがあるメインの場所を見学していると、突然湧きだした噴水…何事!?

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御影堂の周りを囲むように湧きだした噴水…たぶん大事な建物だから火災時のための噴水なんだと思うけど、ショーみたいで綺麗でした!左奥に見える木が「三鈷の松」。

 

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ワイドレンズで撮ったからちょっと湾曲してるけど、根本大塔。焼失を繰り返したため昭和12年(1937年)に鉄筋コンクリートで再建された。

 

この辺一帯を「壇上伽藍」と言うんだけど、その焼失の歴史がすごい。

994年大塔に落雷、御影堂を残して全焼し高野山衰退、1103年大塔再建、1149年大塔に落雷伽藍全焼、1150年金堂再建、1156年平清盛が大塔再建、1401年西塔焼失、1464年高野山大火、1521年大火で高野山壊滅状態、1522年金剛峯寺山王院本殿建立、1582年信長の高野山攻めの危機を脱し、1630年大塔に落雷諸堂塔焼失、1809年中門焼失、1816年三昧堂再建、1820年中門再建、1834年西塔再建、1843年落雷西塔を除き全焼、1847年御影堂再建、1660年金堂再建、1883年准胝堂再建、1926年金堂・六角経蔵・孔雀堂全焼、1932年金堂7度目の再建、1934年西塔・六角経蔵再建、1937年大塔再建、1983年孔雀堂・東塔再建。建てて火事、再建して火事、再々建して火事、再々々建して火事、再々々々々々建して火事、火事、火事!紀伊半島16 高野山「壇上伽藍」 - はるみブログ 〜ときどき更新しています〜より

焼けすぎぃぃー!!そりゃ噴水装置も作るわ。(ちなみに噴水の出た「御影堂」は中に空海の肖像(御影)が安置されているため、壇上伽藍で最も重要な聖域とされているらしいです。だからね~)

 

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紅葉がもう始まっていた。この翌週にまた来るM谷さんはもっと紅葉した景色を見れたんだろうな~

 

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ちょっと進んだところから金堂と根本大塔を望む。平日だったけど観光客たくさんいました。

 

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根本大塔の東にある、その名も東塔。紅葉の木とのマッチが美しい~ほんとにどこを撮っても美しくて無駄に写真をバシャバシャ撮ってしまう!

 

壇上伽藍を堪能して、更に進みます。お大師様!今、会いに行きます!

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この標識ちょっとカッコいい!高野町高野山KOYASAN!!

 

真言宗の総本山である金剛峯寺(こんごうぶじ)は後でお参りすることにして、そのまま先に進み、いよいよ奥之院口へ。

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登山しているうちはポカポカしてたけど、山の上に来たらけっこう肌寒かったです。いよいよ聖地へ!

 

この入り口から奥之院までが、あの有名な「歴代武将や大名たちの苔むしたお墓が無数に並ぶ参道」です。約2kmの道ですが本当にたくさんお墓が並んでいて、まだ明るかったのでそんなに怖くもなく、まるで違う世界に迷い込んだような不思議な感覚でした。苔むして倒れそうなお墓もたくさんあって、廃墟マニアも喜びそうな感じ。外国人観光客(特に欧米系)が大きなカメラでずっと写真を撮っていました。

 

私はずっと動画を撮ってたんだけど…それをいちいちキャプチャーして写真で載せるとほんとに大変な枚数になるので、皆さんぜひ、自分の目で確かめてください!高野山奥の院参道のお墓は本当に、一見の価値あり!不思議ワールドです。なんかの磁場です。たぶんコンパス壊れます(←適当)。

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細い道の両側に無数の苔むした墓、そして背の高い杉の木がずっと続きます。ほんとに無数にあります。すごい。

 

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色んな有名武将の墓があるけど、豊臣家の墓だけ明らかに特別扱い。

 

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階段を上がってみると…なんかだだっ広い空間にお墓があるだけ。意外と簡素。

 

他、一番人気があったのは織田信長の墓ですかね。でもこれがビックリするほど小さくて。たぶん人が集まってなかったら絶対分かりません。たぶん織田信長高野山を?焼き討ちに?しようとした??から?なのか??な…(´・ω・`)写真なしスマヌ

 

M谷さん曰く、なぜ歴代の戦国武将たちがこの高野山の地に葬られているかというと、今から56億年後に弥勒菩薩が再び現世に再来し衆生を救うとされていて、その際に弘法大師も御廟から目覚めて復活すると。その時にできるだけ御廟に近い場所にいたい!というわけで死してなお弘法大師の復活を待っているらしいです。56億年て…人類が生まれてからまだたったの20万年、ちなみに地球が誕生してからまだ46億年だから、56億年後にはとりあえず人類は確実に滅亡してるし、地球があるかどうかさえ分かんないけどな!まあいいや…死んだ人に力説してもね…

 

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いろんな仏像が並んでいる広場に出る。この先が奥之院、撮影厳禁スポットです。

 

お大師様つぶやく

いよいよ奥之院に入ります。脱帽…って書いてあったけど、四国八十八ヶ所中、お寺では脱帽だけど菅笠は脱がなくてもいいルールになっており、ここでも迷ったけど脱がないで入った。お堂の正面でお線香を立ててお経を読む。この時はさすがに省略なしバージョンできちんと読みました。無事にお遍路を終えることができて感謝します!たくさんの思い出をありがとうございました!!ちょっとは成長できたかな?うーん…

 

と、みんなお堂の裏に回ってるみたい。行ってみると、なんと本堂だと思っていた建物の裏がメインの、例の弘法大師様が中でいまだ瞑想されているという(いや、だから!)建物だったみたいで、そっちの前でお遍路姿の人たちが皆お経を読んでた(ちなみに皆さん登山してきた方ではなく、バスツアーの団体遍路さんだったみたいです。やっぱこういう時ガイドがいると違うよね)。

 

「あ、こっちだったんだ…」と言う私にM谷さんが「こっちでもお経読めば?」と勧めてくれたんだけど「いや、いいです。お堂越しだけど、一応こっちに向かって読んだし」と返事した。その時……

 

ほんとに、こんなこと書くと「またまたぁ~」とか「思い込みでしょ!」とか言われると思うし、自分でもかなりの確率で思い込みの幻聴だと思うんだけど

 

頭の中で「どんな小さなお堂で読んでも、ちゃんと聞こえてるから大丈夫」という声が聞こえた………

 

気がした!!!(/ω\)キャ

 

まあまあ、それはいいじゃないの。うん。自分の中ではきっとあれは(半分)お大師様の声だったと思ってるから。そしてその声は75番善通寺の御影堂の地下で聞いた、あの「機械的にモザイクかけられた」声とは全然違ってめっちゃいい声だったから、そっちの声を信じる。信じたい。うん。

 

奥之院での納経も無事に済ませ、休憩所でM谷さんとお茶を飲む。

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この休憩所のお茶入れがなんとかまど!すんごいレトロ!!でもおばちゃんはめちゃ不親切…(勝手に飲めよ!的な…)

 

お茶を飲んだあと、M谷さんと握手をして別れた。前の日にあんな気持ち悪い経験をして、正直もうしばらくはあの年代の男性と親しく話したくない!…とか思ってたのに、M谷さんとは普通に話せたし、気持ち悪さも全然感じなかったし、なんでだろう…

 

っていうか、M谷さんが普通だからじゃない??っていうかそれが普通だよね。許可なく触ってこないのが普通だよね?そんな30歳も年下の異性に下心とか抱かないのが普通だよね??連絡先(メアドとかFBとか)交換しても、たまに連絡したりするのはいいとしても、こっちが返事してないのに毎日毎日メール送ってきたりメッセージ送ってきたりしないのが普通だよね???

 

まあいいや…これについては前にも書いたように、メインのアメブロの方にいつか書きます。とりあえず言いたかったのは、最後の最後ですごく気持ちのいい(普通の)出会いがあって良かったです。あの年代の男性全員のことを「気持ち悪い!」と思わずに済みました。ありがとう、M谷さん!!

 

 M谷さんと別れて、もうしばらく1人でゆっくりお墓を見学する。しかし途中で「は!金剛峯寺に行ってなかった!!」と思い出し焦って戻る。もう時刻は4時半…お寺は5時までだからギリギリだ~!

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夕暮れの空がすごくきれい~♡…なんて浸ってる暇はない!!金剛峯寺まで小走る。

 

16時52分、金剛峯寺に到着!

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手水舎にグループ旅行らしい学生たちがキャッキャッと騒いでいた。お、じゃあまだ開いてるのかな…?

 

と思いきや、やっぱり中はもう閉まってましたー!!ざんねーん( ノД`) こりゃー次回への持ち越しですなっ!

 

金剛峯寺から出てきたところでまたまたアントニオに会う。今から奥之院に行くらしい。今からって!夜はけっこう怖そう(でもナイトツアーとかもあるらしい…肝試しか!)泊まるところは?と聞くと、大門の下で寝るそうだ。ノジュカーは宿泊にお金がかからないから、気に行ったら何日でも滞在できるし(お風呂はどこかで入らなきゃだけど)そういうところは羨ましいなぁ。

 

じゃあねーと別れて、私は少しお土産屋を物色。お母さんに本場の「高野豆腐」と、他にも「ごま豆腐」を買った。やっぱり豆腐が有名なんだね。

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他にもこんなものが。「般若湯」…なんのことだか分かりますか?

 

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答えはお酒!お坊さんだもんね…本当は飲んじゃいけないんだけど「般若湯」なら…だ、大丈夫?かな?

 

暗くなってきたので金剛峯寺前のバス停からバスに乗って「高野山駅」まで。

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高野山駅。ここから「極楽橋駅」までケーブルカーで下ります。

 

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けっこうすごい傾斜…ここから極楽橋駅まではたった5分ほどです。外は真っ暗で何も見えなかった~。

 

そして極楽橋駅から電車で難波駅まで戻りました。さっき山登りしてたのに、たった数時間で大都会に戻って来るなんて不思議な感じ。乗り物ってすごい。

 

着いたのは19時半頃。昨日すっころんだ時に声をかけてくれたタコ焼き屋のお兄ちゃんに「昨日転んだ者です!」と自己申告してたこ焼きを注文。なんと「大阪で1番おいしいたこ焼き」らしい!ほんとぅ~~~?( ̄ω ̄)

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一番おいしいかどうか私には検証不可ですが、まあ普通に美味しかったです。毎日食べれる素朴な味!

 

というわけで宿に帰って就寝!あああああと1日だ…(´;ω;`)

 

まとめ

高野山参りは行ってもいいし行かなくてもいいと思うんですが、私は高野山に行ったことがなかったのですっごく面白かったです!でも絶対もう一回行く!!あのお墓の雰囲気は行った人にしか分からないと思うよ~。次はもっとゆっくり、音声ガイドを借りて回りたいですね。あと金剛峯寺!あと宿坊!!ナイトツアーも!!!いやー高野山いいですよ。うん、いい。

 

これから歩き遍路に出る方のための注意点

  1. 高野山参りに行かれる方。ルートは大きく2つ。登山かケーブルカーか!です。
  2. ケーブルカーの場合、南海電鉄の「極楽橋駅」まで行ってそこからケーブルカーに乗って「高野山駅」まで。そこからバスに乗って金剛峯寺前で下りるもよし、奥之院前で下りるもよし。でもオススメは「女人堂」で下りて歩くこと…だそうです。こちら↓のサイトに詳しく書いてあるので参考にしてね!

    pilgrim-shikoku.net

  3. 登山の場合、南海電鉄の「九度山駅」まで行って、慈尊院から始まる「町石道」を大門まで登ります。全長約25km、所要時間約7~8時間です。ルートマップは88番前の「前山おへんろ交流サロン」などで貰えます。ネット上にもたくさんあるので「高野山 町石道 地図」などで検索してみてね!(ちなみに私が探した中ではこれが一番見やすいかな~と)
  4. 高野山に到着してからもけっこう広いし、見るところがたっっっくさんあるので、できれば宿坊に泊まるのをお勧めします。季節によっては空きがないので予約は早めに!高野山観光に関してはネットでたくさん紹介されてるので…ただ本当に広いので、事前に高野山の地図は見ておいた方がいいかと。紙のマップがあればそれで。ネットなら「高野山 地図」で検索すれば出てきます(私が分かりやすかったのはこれとか)。

 

以上!明日は京都で「三弘法まいり」をします!でも…あんまり書くことないかも…

 

あーーーー終わっちゃうーーー(´;ω;`)ウゥゥ…

 

ではでは☆

 

四国歩き遍路 第40日目(10月20日) 〜四国最後の日…感動と鬱憤の間で

アンニョン…ハシムニッカ!!!( ゚Д゚)

 

昨日から急に気温が下がったソウルです…

 

昨日の夜は友達と晩ごはんを食べに行ったんですが、空気に晒されている部分(顔や手)が寒いんじゃなくて痛い。

 

…思い出したよおっかさん。これがソウルの寒さです。

 

でも明日からはまた気温が上がるみたいなんで、やっぱり今年は暖冬かもしれないですね。世界的に温暖化なのかなぁ…人類は滅びてしまうのかな!!どうなんでしょうか、お大師様!!!( ノД`)

 

というわけで、ついに40日間お世話になった四国を離れるときがやって参りました。そして昨日も言ったように、最後の最後にちょっと嫌なことがあった…

 

では早速見ていきましょう!ラストDAY in 四国!スタートォ(/・ω・)/

 

汚うどん屋と汚宿屋

今日で四国のマップも最後だ!カモーンGoogle先生

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昨日泊まった10番近くの「うどん亭八幡」から9→8→7→6→5→(4は道から逸れるので飛ばして)→3→2→1番、その後近くの道の駅「第九の里」でお昼を食べてJR板東駅から徳島駅徳島駅からバスでフェリー乗り場、フェリーで和歌山港和歌山港駅から電車で大阪なんばまで行きます!10番から1番までは(おおよそ)25kmくらいなので、歩きは約5~6時間だけの楽勝DAY!

 

ちなみにネイトと中山さん(とスーザン)が歩いた「白鳥温泉→與田寺→1番霊山寺」ルートですが、中山さんのブログでも紹介されていましたが、峠道(山道)を迂回して国道と県道から行く方が楽なようです。

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與田寺から下りてきたら山道を行かず、一番右側のルート(海岸沿い)を歩く。遠回りに見えるけど勾配がないので結局早いそうだ。これぞ急がば回れ!?

 

昨日のブログで「10番切幡寺に下りるルートにしたのは、①この日歩く距離をなるべく少なくしたかった、②10番から1番に歩いて戻って感傷に浸りたかった」と書きましたが実はもう一つ理由がありました。それは

 

もう山に登りたくなかった( ノД`)…お遍路をやって山登りが好きになった人もいるんだろうけど、私は逆に、以前は少し山登りに興味があったけど今回お遍路をして「もうしばらく山登りはしたくない!」って思っちゃいました…チャレンジが好きなだけで、山自体が好きとか自然が好きとか、そういうアウトドアな人ではないんだなぁと再確認。パソコンとコーヒーさえあればとことん幸せな、超インドア人間です、ハイ。

 

さて、昨日泊まった「うどん亭八幡」で快適に就寝した私(なぜかああいう狭い空間で寝るのが好き、落ち着く)。朝ごはんを食べて、7時過ぎに出発!まずは9番法輪寺を目指す。

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雲はあるけどなかなかのお天気!この景色も2日目に見たぞぉ~!懐かしい!!

 

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9番法輪寺というと…例のアレです。汚うどんの修行をしたところですね。

 

皆さん覚えておられるでしょうか…まだ初々しい新人遍路だった2日目、法輪寺の前の小さな食堂に入って私の人生38年間で一番不味いうどんを食べる修行をしたことを!!


まぁそれもいい思い出(たぶん…)。貴重な黒KIYOHARAの写真も見れたし、おばちゃんは優しかったし…と思いながら法輪寺山門に近づくと、なんとすでに例の食堂が開いている!

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おばちゃんに話しかける前に法輪寺山門前で撮った写真。遍路ラストDAYでテンション上がりまくり!

 

おばちゃんから「うどん食べていかない?」と声をかけられ「いえ、時間がないんで…(あっても食べないけどな!)…あの私40日くらい前にここでうどん食べて、今日1番まで戻ってるんですよ」と言うとおばちゃんは「あらそう。ならコーヒーでも飲んでく?」と言われたが、そんな時間もないし正直…飲みたくない!

 

「あ、いえ…時間がないので」と断ると「あ、そう。はいはい」と軽く言われそれだけ…2日目は優しいおばちゃんだと思っていたけど、今考えると単に「切幡寺入口の店に荷物を置いていける」と教えてくれただけで、ものすごく優しくて親切というわけじゃなかったしな(けっこう放置だったし)…

 

実は2日目のブログには書かなかったんだけど、私が食べていた時に11番藤井寺近くの「民宿富士」の主人が入ってきて(横山やすし似)ここのうどん屋のおばちゃんと親しげに話していたのだが、その内容がたぶんかなりブラックというか…詳しくは聞こえなかったけどどうやら正規の届け出をしていない?的な、民宿富士のおじさんが「もし聞かれたら○○と言ってとぼけなアカンで」「分かってる、うちだってそんな儲かってないんやから」的会話をしていたのだ。

 

ちなみに、その民宿富士のおじさんにそのお店を出たところで話しかけられ、けっこう急いでいたのに「この先のルートと安全な宿を教えてやるから」とわざわざお寺の休憩所まで行って、15~20分くらい地図やプリントをたくさん貰いレクチャーを受けた(でも正直ネットで探せばすぐ出てくる情報ばかりだった…)その時におじさんが「良い宿に泊まったら、その宿の人に次にどこに泊まったらいいか聞け。悪い宿に泊まったら聞くな。なぜなら良い宿は良い宿同士、悪い宿は悪い宿同士の繋がりがあるから」と言っていて、なるほどそれは一理ある、と思っていたのだが

 

後からネイトが民宿富士に泊まって、ネイトが泊まった中で最低の宿だったと聞いて(詳しくは民宿富士のGoogleマップの口コミを見てみてください。ネイトが詳しくどういう状況だったか解説してくれています…英語だけど…)

 

じゃあ民宿富士(悪い宿)の人が教えてくれた宿情報は一切信用してはいけないということになるな…

 

と思った。悪い宿は悪い宿同士って自分で言ってたしな…

 

しかも法輪寺前の汚うどん屋のおばちゃんとも仲が良かったし…2人とも悪い人ではないんだろうけどさ、でもお客さんに汚いものを出して(または汚い部屋に泊まらせて)平気っていうのは共通してるよな。やっぱ類は友を呼ぶのか…私ももっと人を見る目を養おう。

 

順調に懐かしむ

おばちゃんに素っ気なくされた悲しみを隣のお店にいた犬と遊んで癒し…

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隣の茶店は「うるし茶屋」というそうです。こっちの店の方がよっぽど綺麗だし美味しそうだった…皆さんは山門目の前の汚うどん屋の無料お接待に騙されずに、こっちの「うるし茶屋」の方に入って下さいね…

 

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ラブラドールのキューちゃん。退屈してるみたいで、撫でてあげると喜んでました!可愛い~~犬がいると1時間くらい遊べる。早く犬猫と暮らしたいよ~~(´・ω・`)

 

次は8番熊谷寺(くまだにじ)へ!

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この坂を登って行く。この看板を見て思い出したんだけど、2日目あたりにこの「うどん亭八幡・旅館八幡」の看板をよく見てて「うどん屋なのか旅館なのか?」と思っていたが、正解は「うどん屋であり旅館!」だったのだ!しかも最後自分がそこに泊まることになるとは全く思ってなかった…

 

そして8番熊谷寺山門にて写真!

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ちなみにこの日は山門前で写真を撮るだけで、お寺に参拝はしませんでした。時間ないしね…

 

8番の山門で外国人遍路2人に遭遇(2人とも男性)。フランスから来て昨日始めたばかりらしい。2人ともやっぱりノジュカー。1人はちょっとだけ日本語できるけど、もう1人はまったく…これから色んな困難と出会いが待ってるんだろうな!頑張れ!!とりあえず「ローソンとかファミマにFree Wifiあるから」という、一番重要であろう情報を授けておいた。うん。良いことしたゾ!

 

その後も、1番まで歩く道の途中、少なくとも10人くらい「新人遍路さん」を見かけた。外国人もいたし、日本人の女の子(1人!)もいた。話しかけたのは上のフランス人2人だけだったけど、みんな本当に初々しかった…私も40日前はこうだったな。いや…天気が暑かったからもうちょっとバテバテだったけど…

 

ということで7番十楽寺(じゅうらくじ)に到着!

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この十楽寺の山門はなんだか中華風。佐賀の武雄温泉にも似たような楼門があるよ!なんか似てる…

 

ちなみに武雄温泉の楼門はこちら↓武雄市観光協会のHPより。最近著作権うるさいしな…下にリンクも貼ります)

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武雄温泉楼門 | 見る・学ぶ | 武雄市観光協会

 

7番十楽寺でお手洗いをお借りして(普段はお寺のトイレってちょっと汚めなところが多いので避けるんですが、7番のトイレは宿坊内にあり、リフォームしたてでめちゃめちゃきれい&清潔です。めっちゃ落ち着く!)そこから徒歩10~15分の距離にある懐かしの6番安楽寺へ!

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安楽寺の山門もちょっと武雄温泉の楼門チックね。なんでだろう?

 

6番安楽寺の宿坊は私が初日に泊まった宿で、10kgのリュックに慣れず死にそうになりながら辿りつき、しかも晩ごはんを買い忘れ、しかも夜のお勤め(その日はお勤め代わりのナイトツアー)にも痛む体をおして参加した思い出の場所です。ただ、到着したとき疲れ果てていてお寺を見学できなかったので、今回ちょっとだけ見て回りました。

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黄金の鳳凰が両脇に立つ本堂。立派です。

 

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安楽橋と奥の多宝塔。美しいです。

 

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安楽寺入口の「飛び出し注意」のマーク。子供はともかくお遍路さんは大人だから飛び出しちゃダメです。

 

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聖徳太子が通勤の途中馬をとめてつないだという、その名も「大使駒つなぎの石」。弘法大使に遡ること300年、すでに聖徳太子が四国に霊場を作ろうとしていたんですね。そういえば四国遍路の最中もたまに聖徳太子がちょいちょい出てきてた気がする。

 

聖徳太子といえば思い出すこの動画(お遍路には全く関係ないけど)。個人的にはYouTube史上に残る名作だと思っている。全ての日本人はこの動画を見るべきですね。その名も「history of japan」!

youtu.be

 

6番安楽寺を出て5番地蔵寺まで5km、約1時間。朝だし最後の日でテンション上がってるし、ルンルン気分で歩く。初日はこの5番地蔵寺から6番安楽寺までの道が本当にきつかったんだよなぁ…懐かしい!

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今回、四国のあちこちで見た「朝顔に侵略されつつある地球」…つる性の植物はほんとに恐ろしい。美しいけど恐ろしい。人類が滅びるのをひそかに待っているかのようだ…

 

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花はこんなに美しいんだけどね、見て下さい。この奴らの「車には負けるけど歩行者には負けん!」的、歩行線ギリギリまでの侵入具合を!奴らにはちゃんと脳みそがあるんですよ…人類が滅びるのをひそかに…でもほんと綺麗なんだけどね…

 

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6番と5番の間にある「民宿 寿食堂」、昔からやってるっぽい。右の民家がオーナーの家なのか生活感が溢れ出ている!昭和のかほり漂う民宿のようです…た、たらいうどん!(すっかり「たらいうどん」恐怖症になってしまったかもしれない…)

 

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初日、ここで晩ごはんを買おうとして閉まっていたので結局晩ごはん抜きになった「スーパーデグチ」…結局この日も休み…っていうか、これもう完全に営業やめとるね。

 

そして5番地蔵寺に到着!

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この日はもうずっと「懐かしい懐かしい!」の連続です。髪ぼさぼさだけどな!

 

ここも山門前で写真だけ撮って次のお寺へ…じゃなくて、4番大日寺だけはちょっと逸れて山登りしなきゃいけないのでパスして、3番金泉寺へ直接向かいます!

 

3番金泉寺といえば、お経だけ読んで納経(御朱印を貰うこと)を忘れ往復1時間かけて歩いて戻ったり、その後4番大日寺に行く道を激しく間違えて、危うく虫のエサになりかけたりした因縁の道です。あの、明らかに「旧へんろ道はこっち→」と書いてあった看板は何だったんだろう…?その謎を解くべく、泉は向かった!

 

謎が解けてアワライズ

皆さんは覚えていらっしゃるだろうか?すべてはこの看板から始まった…

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この看板通り右に行って、どこにも出られない迷路に突入したのだ…が…

 

右に曲がってすぐ…あ、あれ??こんなの、あったっけ?

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右に曲がってすぐ、ほんとに数メートルのところに左に曲がる矢印が…

 

初日はこの矢印が(なぜか)全く目に入らず、そのまま直進してしまったのだ。

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やっぱり人って疲れてると視界が狭くなるのね…あと思い込みとか。

 

この正しい道をちょっと入ったところにある看板にはこう書かれてあった。

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今なら断然「舗装路一択で!」と即決できるが(昔ながらの風情のある遍路道=草ぼうぼう、虫&マムシ覚悟の山道、なんだもん)そんなの遍路初日の初心者には分かんないよなぁ…

 

ここでGoogleマップを使ってちょっとルート解説をすると…

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こういう感じ。公式地図推奨のあぜ道ルートは一番上、一応地図上では最短ルート(迷わなければな!)。分かりやすいのは車道ルートだと思う。ちなみに私はその真ん中の「愛染院→」と書かれた看板から右に曲がるルートで行きました。

 

この地図で、4番大日寺まで迷わずに行ける人が1人でも増えることを祈るばかりである…初日からの迷子は精神的に辛いよ!

 

さて、引き続き3番金泉寺までの道を歩く。すると…あ!出た!!徳島珈琲の自販機!

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遍路始めたころによく見てた徳島珈琲自販機。そのうち試してみようと思って結局買わなかったのだ。

 

これは!四国最後の今日試さないでいつ試す!(私の中の陪審員12人)満場一致で財布を出す。もちろん飲むのは徳島コー…ん??

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なんだこれ…エナジードリンク?…アワライズ…??

 

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徳島珈琲とすだちソーダの横で圧倒的存在感を放つAwaRise…これは…行くしかない!!

 

ということで、阿波踊り専用エナジードリンクAwa Rise」ゲットォォ!!!

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レッツ・ゲット・クレイジー・トゥゲザーなドリンクです。ディス・イズ・ジャパン!!! 

 

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「朝まで踊ろや!一緒に踊ろや!」…う、裏切らないっ!これぞクール・ジャパン!!

 

あ、味は普通に美味しかったです。ゆず味のエナジードリンクで飲みやすい。でももう、味とかね…関係ないでしょこれは。パッケージのインパクトね。すごい。

 

焼山寺のY村さん

ここまで四国遍路最終日をルンルン気分でお伝えしていましたが、昨日のブログでも言った通り、実は最後にすごく嫌な思いをすることになったんです。(まあそれは自分が悪いところもある…)その話をそろそろ始めないといけません。

 

始まりは遍路3日目、あの最初にして最難関の遍路ころがし、12番焼山寺を登った時のこと。ブログでも「地元のおじさんがガイドしてくれた」と書きましたが、このおじさん(Y村さんとします、ちなみに70過ぎ)と連絡先を交換していたんですね。なぜかというと、12番を登っていた時に

 

「結願したらまた連絡しなさい。1番近くでお祝いにうどん一杯くらい奢ってあげるから」と言われ、別にタダでうどんが食べたかったわけじゃ全然ないのだが(当たり前だ、そこまで金に困ってないわw)「あ、じゃあ結願近くなったら連絡しますよー」と適当に答えたら(実際は連絡する気はあまりなかった)

 

「ほんとかなぁ…最近のお遍路さんはいつもそうやって『連絡します』と言って連絡しなかったり、住所を教えてくれたので手紙を書いても返事も何もなくて、手紙が届いたのかも分からなかったりするからなぁ…本当に薄情というか…」

 

と言うので「本当ですか、ひどいですね~私はちゃんと連絡しますよ」と言ってしまっていたのだ。まぁ連絡だけ軽くすればいいか(結願しました報告だけ)と思っていた。タダでガイドをしてくれたり、休憩所でコーヒーを沸かして作ってくれたりとてもお世話になったし、優しいおじさんだと思っていたのだが、一つだけちょっと引っかかることがあり…

 

焼山寺に上る途中の休憩所でY村さんとは別れたのだが、別れ際に私が「脚がもうプルプルで、明日筋肉痛がひどそうです(笑)」と言うと

 

「そうだよ~ちゃんと宿で夜マッサージしないとね」と言いながら私の太ももの裏をムギュムギュと2回ほど揉んできたのだ…!!!(今書いてて吐き気がしてきた…)

 

うわっっ!!と飛びのいた私…まぁでもお世話になった手前(←ここ重要、このマインドがダメです)非難もできず「…あぁ、ハイ。宿でちゃんとマッサージしなきゃですね…」と言って別れたのだ。

 

なのに前日、10番近くの「うどん亭八幡」に泊まっていた時「連絡しないとY村さんが『結局あの人も薄情な人だった』と思うだろうな」と思い(あとこの数日前に着信が入ってて返してなかった)、結願の報告と感謝だけを述べたショートメールを送った。すると1分も経たずに電話がかかってきた。

 

翌日の予定を聞かれ、1番まで戻ってフェリーに乗るつもりだと答えると、何時のフェリー?とか、今泊まってるとこがそこなら1番には1時くらいには着くな、とか言われ、結局1番到着後、近くの道の駅で一緒にご飯を食べる約束をしてしまった。

 

こうやって書くとたぶん読者は「なんで??」と思うだろうけど、この時は「そりゃちょっと足とか触ってきたけど基本的にはお遍路さんを助けたい気のいいおじさんなんだろうし、どうせ道の駅でご飯は食べるつもりだったんだから、1人より2人の方がいいし」と軽く考えていたのだ。今まで書かなかったけど、中山さんだって私の腕とか触ってきたりしてたし、触られた瞬間は「え??」と思うけど、何となく自分の中で「そんな、今までこれだけお世話になってるんだから悪いように考えてはいけない。きっと悪気はないんだろう!きっと!!」頑張って思う癖がついてたんだと思う。それはもしかしたらもうずっと昔からかもしれない…それこそ子供の時からとか。

 

とにかく、この日は1番到着後にY村さんと道の駅で会うようになっていた。すると3番金泉寺に向かう途中でY村さんから電話がかかってきた。

 

Y「今どこ?」

私「あ、今3番に向かってるところです!」

Y「あぁ、じゃあ12号から1本入った道か。じゃあその道をまっすぐ来て」

私「え…なんでですか?」

Y「いや、僕も今道の駅に車泊めて3番の方に歩いてるから。そのまま真っすぐきたら途中で会うでしょう」

私「…あ…ハイ。分かりました」

 

と言って電話を切る…なんだろう、この何とも言えないモヤモヤ感…なんで勝手に予定を変えるんだろう。っていうか、なんで一緒に歩かないといけないんだろう…せっかく10番から1番まで感傷に浸りながら歩いているのに、その最後の感動の道を、なんで知らないおじさんと歩かなきゃいけないんだろう…

 

と思い、もう一度Y村さんに電話して「すいません、やっぱり最後の道は1人で感傷に浸りながら歩きたいので、1番終わったら道の駅に行くのでそこで待ち合わせでいいですか?」と言うと「あっ、ああ、全然いいよ。はいはい」と言って電話を切った。勝手に予定を変更しといてこっちがハッキリ断るとすぐ受け入れる(それもなんかドギマギした感じで)…なんだろう、このすごい嫌な感じ…

 

つまりこっち(女)が強く自己主張できなかったら、何も言わず何も聞かずに自分の思い通りのプランに(許可も得ず)こっそりと引っ張り込もうとする感じ??分かる?伝わる?これ…断った瞬間ドギマギしたのは「(こっそり自分の思い通りプランに引っ張り込む計画が)バレた!」と思ったからだろう。あああああああああ気持ち悪い。

 

もうこの瞬間、このおっさんとお昼を食べたくない気持ち1000%だったのだが、今更断るのも角が立つし、まあお昼だけサッと食べて別れればいいやと思い、金泉寺までの道を進んだ。

 

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そんなやさぐれた私の心を癒すかのように存在する面白ショップたち。そう、犬は人間のコンパニオン…じゃなくて「ワンパニオン」だよ。その名も「ムーミン」…あれ、ムーミンて犬だったっけ?え??

 

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お遍路さんを優しく見送る黒い招き猫…

 

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イラッシャイマセ…って逆に不吉だよ!!怖いよ!

 

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このカオスなショーウィンドウ!覚えてるぜ!!金泉寺はもうすぐそこ。ゴン太くん!!

 

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上のショーウィンドウと同じ店。こっちの方が更にカオス…ってか怖すぎ。こどもも怖くて全然110番できないよ…

 

やっぱり号泣のラスト

そして3番金泉寺(こんせんじ)に到着!あと2つ!!

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思い出すなぁ…40日前はここで犬を連れたお遍路さんが、犬を山門前に座らせて写真撮ってたんだよね。犬と来るお遍路も楽しそうだよ!

 

お寺には参詣しないのでどんどん次に行きます!2番極楽寺までも40分足らず!

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めちゃめちゃレトロな廃墟理髪店。たばこ屋部分も相当古い。

 

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贈り物にたばこが喜ばれた時代。「TOBACCO」の文字もレトロで良いね!

 

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鳴門市に入る。終わりが近づいているッ!!(いちいち感動)

 

そしてついに、2番極楽寺(ごくらくじ)に到着…あ、あと1寺!!!

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もう泣きそう…いや、もうちょっと泣いてます。

 

ここから1番の霊山寺まではたったの1.2km、時間にして15分。初日、買ったばかりの金剛杖と慣れない菅笠をかぶり、これから始まる旅への期待に胸をワクワクさせながら歩いた道を、今、四国を1周してきた私が40日ぶりに歩いている。

 

徳島では虫に追われながら焼山寺を登った。マメに泣きながら雨の中病院に行った。嵐の中「南無大師遍照金剛」を唱えながら高知の海岸線を歩いた。熱中症になり文字通り足を引きずりながら足摺岬に行った。松山では15年ぶりに後輩に再会できた。いろんな出会いがあって、いろんなことを学んだ。汗がボタボタ流れて息が切れて、重くて痛くて辛くて「もう無理!」と思いながら進んだ道の中で、息を飲むような美しい景色をいくつも見せてもらった…四国!!!

 

もうダメだった。1番まで歩く道は、もうずっと号泣しっぱなしだった。1人で歩いててよかった。周りに誰もいなくてよかった。車の交通量が多い道でよかった(鳴き声がかき消されるから)。歩きながら、1人でオイオイ泣いていた。

 

そしてついに、1番霊山寺(りょうざんじ)に40日ぶりに戻ってきた!!

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これが本当に本当の最後!!四国八十八ヶ所歩き遍路、これにて完了!!!

 

道の途中で散々泣いたので、着いたときは「やったぁー!!!」と思っただけで涙はもう出なかったです。他の人もいっぱいいるから恥ずかしいしー。1番だけは中に入ってお経を読む。無事に帰ってこれました、ありがとうございます。

 

そしてそして、お遍路さんの中でちょっとした論議となっている「結願して1番に戻った(四国一周した)証に、1番で再び納経するシステムを始めたのは1番の陰謀」問題、つまり「1番だけ納経代が2倍儲かってずるいやんけ」問題に私なりの答えを出した。つまり

 

納経代300円なんて本当にもったいない。マジで自己満でしかない。その分シリア難民のために寄付した方がどれだけ功徳を積んだことになるか。でも、でもね。四国遍路なんて所詮自己満なんだよ。ご利益を求めるのも自己満。お参りする側も自己満なら、お寺側だって商売、お客(お遍路さん)の自己満を満たしてあげる道具や工夫を色々とする商売。もう2度と納経はしないけど(私は他の神社とか行っても御朱印貰わないんです、キリがないから)今回のお遍路の旅だけは

 

納経コンプリートさせていただきます。記念のために!

 

私の中での「結願(納経)コンプリート」はこうだ。①88番大窪寺、②1番霊山寺、③高野山、④京都の東寺、以上4ヶ所の納経プラス「前山おへんろ交流サロン」で貰った⑤遍路大使任命書とピンバッジ、この5つで結願コンプリートとする!!

 

そのため、確かに1番に2回300円を払うのは少し悔しいが、戻ってきた記念で納経をしてもらう。初日に行ったときにちょっと嫌な感じのしたおばちゃんはおらず、とても感じのいい女性の方が「おめでとうございます」と言って納経してくれました。これで私の「四国八十八ヶ所歩き遍路」は完全な終わりを迎えました。高野山は残っているけど、高野山は報告の旅だからね。はぁー…本当に終わってしまった!!

 

Y村のたくらみ

さてさて、感動と、スッキリ感と、嬉しさとちょっとした空虚感と、ミックスした感情を抱えながら道の駅へ向かう。Y村さんに「今から向かいます」とショートメールを打ち、道の駅第九の里へ歩く(徒歩10分ほど)。軽くご飯を食べてさっさとJRに乗ろう、と思っていた。

 

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道の駅は左の建物。正面の洋館はドイツ館という建物で、昔のドイツ兵捕虜収容所に関する博物館だそうです。

 

道の駅に着くと、ワゴン車から出てくるY村さん。「あ、お久しぶりです~」と遠くから声をかける私にニコニコしながらどんどん近づいてくる。え?え??は、ハグ???

 

私も近づいてはいたが(挨拶するために)パーソナルスペースを攻めて来られ「うわっ!」と後ろに飛びのく私。咄嗟に「いやいや、近いです!!近いですY村さん!」と言った。あああああああもう帰りたい!!!!

 

とりあえず道の駅に入る。この「第九の里」では隣にドイツ館があるためか、ドイツビールやドイツの食べ物が(少しだけ)売ってある。ドイツと言えばソーセージ!ということでホットドッグとドイツビールを注文(ちなみにY村さんは隣にいたにも関わらず全く「お祝いに僕が奢るよ」とか言い出す気配ゼロ…いや別に期待してないし言われても断ったよ?でもさ、じゃああの時の「お祝いにうどんでも奢るから連絡して」は何だったのよ?っていうかじゃあ、このミーティング(会議という意味じゃなく純粋に会ってるってことね)はなんなの?なんで私こんな四国遍路最後の最後の記念すべき貴重な時間に、こんな変なおっさんと喋ることで時間を費やさないかんの??)、Y村さんはご飯は食べてきたということでジュースだけを注文し席に座る。

 

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ドイツビール。イライラしすぎて味もう覚えてません。

 

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ホットドッグ。味も別に普通…不味くはないけど。

 

Y村さんと何を話したかというと、これがまた9割自分の話。昨日は何したとか先週はどこ行ったとか…「へぇ~そうなんですかぁ~」と言いながら頭の中ではずっと「なんで私、四国遍路の記念すべき最終日の最後の最後の時間を知らないおじさんが先週どこ行って何したという話を聞いて過ごしているんだろう…」という誰も答えることができない質問を自分に投げかけながらぼーっと聞いていた。

 

私が、少しでも遍路に関したことを話したいと思い「あれからまた他のお遍路さんをガイドされたりしましたか?」と聞くと「いや、あれからはしてないね」と言う。え…37日も経ってほぼ毎日あの辺を山登りしてるって言ってたのに、全然お遍路さんに会わないなんてあり得る?…っていうか、ガイドしてあげるのってもしかして若い女性遍路(決して自分のこと若いと思ってるわけじゃないよ、歩き遍路の平均年齢からしたら若いというだけで)限定??と思った。(でも考えたらそりゃそうだよな…おっさんがおっさんのガイドはしないか。若い男性遍路とかだとあるかもしれないけど)

 

そして焼山寺を登りながらも聞いた、例の「他の連絡してこなかったお遍路さんたち」の話をまた始めた。「みんな番号交換して、結願したら連絡します~なんて言っておいて、してこないんだよねぇ」と言う…そうか。みんな(たぶん女の子)私より全然、人を見る目があるってことだったんだな…こんな、いかにも下心丸出しのオヤジに誰が自ら連絡するかよ!ガイドしてもらうのは、向こうの「若い子と一緒にいたい、話がしたい」願望を満たしてやることと引き換えであって、それ以上何かお礼をしたり、向こうの要求をのんでやる必要はないってこと、みんな分かってたから連絡しなかったんだな…

 

私なんて太ももまで触られてたのにも関わらず、自ら頑張って「いやいや、そんなハズはない。きっとあれはそんな嫌らしいものじゃなくて(めっちゃニヤニヤしとったけどな!)本当に気のいい、優しい親切なおじさんなんだ」って思いこもうとしてたからな…これは本当に問題ですよ。危ない危ない。

 

私が時計をチラチラ見ながら「そろそろ板東駅に行かないと…」と言うと、この近くに大きな神社があって、自分が車で板東駅まで送ってあげるからまだ時間あるし、そこに行こう!と言って立ち上がって車の方に歩き出した…ここまで来て「いや!歩いて1人で帰ります!さよなら!」って言える??…すんごい気のりしなかったけど、ま、じゃあ…って感じで車に乗った…

 

ドイツ館から少し山を登ったところにある大麻比古神社は確かに地元の人たちが初詣に来るような大きな神社だった。歩きだったら道の駅から往復40分かかるような距離だから、車じゃなかったら来られなかっただろう。良かった、参拝できて…と思い車を降りると…

 

後ろのトランクから何かをゴソゴソと取り出しているY村さん。何かと思ったら大きな一眼レフカメラだった…なんで?いつでも来れる神社じゃないの??…まさか、私を撮る…ってこと???は!??

 

神社に向かいつつカメラを警戒する私。ところがカメラをいじくっていたY村さんがいきなり「ああ、しまった…」と言ったかと思うとジーッと音をたてるカメラ。えーーー今時フィルム??しかも間違ってフィルムを巻くボタンを押しちゃったらしい。ということで撮影不可。神様からの警告ですよこれは。

 

大麻比古神社も軽く見学して終了。確かに大きくて気持ちいい神社だったけど、もう一緒にいる人がね…

 

車に戻るとまたトランクでごそごそやっているY村(もう呼び捨てでいいわ)。10秒くらい「??」と思ってみていたが…あ…フィルム交換してる………もうアカンわこれ。

 

「あの…もしかして私のこと撮ろうとか…そういう事だったら、私ちょっと無理なんで…やめてもらっていいですか」

 

というと、すぐに「あ、はいはい」と言って運転席に乗りこむY村。さっき1番まで歩くのを断った時とおんなじ…

 

だーかーらー、何にも言わずに許可を得ずにお前の好きなことしようとするなっつーの!!!!!(# ゚Д゚)

 

あぁ…私察しが悪いのと、人のことなるべく「良い人だ」と思おうとしちゃうだけで、断るときはけっこうハッキリ断れるんだけど、ハッキリ断れない女の子とかって嫌だ嫌だと思いつつこういうキモイ親父に流されちゃったりすんのかな…ってかキモイ。もうマジでキモイ。一刻も早くこの場を離れたい。でももう時間的に歩いて板東駅に行くのは無理だったから、仕方なく車に乗り込む私。車の中で無言…イライライライラ…

 

ちょっと長くなっちゃったけど、結局この後JR板東駅まで送ってもらい、私は「もう帰っていいですよ」と言ったんだけど結局Y村は電車が来るまで私と待ち、電車が来て最後の別れの瞬間を利用してY村がハグとかしてこないよう最大限の警戒をしながら電車に乗り込んだのだった…板東駅を感動に浸りながら離れたかったのに…くっそー!!…いや、これは自分が悪いんだ。人を見る目を養うこと。情けをかけ過ぎないこと。嫌な気持ちがした時はキッパリと断ること。これを心に誓った。

 

最後の最後もまた

せっかく気持ちよく1番まで戻り四国遍路を終えたのに、とても嫌な気持ちで板東駅を去ることに…でもそれは仕方ない。何も実質的な被害がなくてまだ良かったじゃないか!と気持ちを切り替えてフェリー乗り場へ向かう。懐かしのJR徳島駅から(5日目徳島駅のスタバでまったりしたいい思い出!)バスに乗り「南海フェリー前」まで向かう。

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南海フェリー徳島営業所に着いたのが15時45分。フェリーは16時30分発なのでちょうどいい感じ!

 

ちなみに、通常だと大阪の難波まで、徳島港から和歌山港までのフェリー代金2000円+和歌山港駅から難波駅までの電車賃920円=2920円かかるのですが、南海グループの「好きっぷ2000」というのがあって、フェリー代+難波までの電車賃ぜーんぶで2000円で行けちゃいます!難波だけじゃなくて、高野山とか関空とかでも大丈夫みたいです。

www.nankai-ferry.co.jp

 

切符も買い、少し時間が余ったので、食堂で「徳島ラーメン」を食べることに!5日目に家に泊めてくれた優しいSさんと一緒に食べた徳島ラーメン以来、2杯目。次に食べられるのはいつかなぁ…

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フェリー乗り場の食堂だからあんまり期待してなかったけど、けっこう美味しかった!近所にあったら定期的に食べたいかも、徳島ラーメン…

 

船に乗り込み出発を待つ。乗客は乗り慣れた人ばかりなのか、ダッシュでごろ寝できる席(場所?)を取りに行く人多数。他、ビジネスマンも多かった。売店もあるしテレビもあるし、外を見れば海だし、私フェリーもけっこう好きなんだよなぁ(*´ω`*)

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座席スペースはけっこう空いてたので広く使えました。乗り物落ち着くな~、最高!

 

出発間際になり、四国に別れを告げようと(あと写真を撮ろうと)甲板に出る。外の甲板部分にも椅子とテーブルがあるが、そこにいるのはビールを飲みながらタバコを吸っているおじちゃん達ばかり…私が外に出てきたのをなぜかジロジロ見ている。さっきのY村のこともあって「気持ちわるっ!」と思いガン無視して屋上に上がった。

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夕日に照らされる四国…さようなら四国…ありがとう四国!!!(´;ω;`)

 

屋上から見る四国と夕日はすごく綺麗で、船が動き出すところをYouTube用に動画撮ろうとカメラを取り出し撮影していたら…さっきの外でタバコ吸ってた親父2名がビール缶片手にニヤニヤしながら屋上にやってきた…うっっっっっっぜぇ!!!!!!!!

 

カメラを持って撮影している私に「何しとんの~(ニヤニヤ)」と声をかけてくる。私が「すいません、ちょっと動画撮ってるんで。(話しかけんなよ)」と冷たく言い放っても、景色を見るふりをして私の周りをうろつきニヤつきながらチラ見してくる…もーなんなんマジこいつら!!!!キモイキモイキモイキモイキモイキモイ…

キモイ( ゚Д゚)!!!

 

船が出発する瞬間に「バイバイ四国~!」の動画を撮りたかったのに、結局そのおっさん2人の前でそんな動画撮ったらまた話しかけられそうでキモさの限界だったので、出発前に自分の席に戻った………

 

もーそんなのさ、ここで文句言ったってきっとそのキモイおっさんの行動を変えられるわけないからこれ以上文句は言わないけど、せめてこのブログを読んでくれてる若い男の子(いるかな?)がいたら声を大にして言いたい。

 

おっさんになって若い子に話しかけるとき、ちょっとでも「若い子と一緒にいられて嬉しい」とか「ちょっとでも近くにいたい」とか「腕とか脚でもいいから、ちょっとでもいいから触りたい」とか、そういうキモイおっさんにならないように

 

若いうちにしこたま遊んどけ!!!(゚Д゚)ノ

 

1人とかにこだわるな。本当に本気で好きになれる彼女なんてめったに現れないんだから、若いうちから彼女作って結婚してから浮気したり風俗行ったりするくらいなら、若い時は「俺今は誰とも付き合う気ないから」って正直に言って遊べって。最初からそう言っときゃ、それでも会いたいっていう女はそれ覚悟なんだろうからさ。

 

私は韓国にも住んだことあるし、スペインにも住んだことあるし、アメリカ人と働いてたし、外国に出た日本人(女性)がどんだけ尻軽になるかもよーく見てきたし、それを見て常々思うよ。若い頃は遊んだほうがいい。ヨーロッパ人の大学生はまぁすぐ寝るよ。でもなぜか日本人の女の方が「軽い」って思われるんだよな。なぜならヨーロッパ女性は相手を自分で選んでるから。日本人の女は(ヨーロッパ人、つまり白人から)誘われたら誰でもいいから。

 

まぁいいや。この話を遍路日記ブログでしても仕方ない!!(笑) 熱く語ってしまった…お目汚し、すいません。いつかこの続きはメインのアメブロの方で…いつかね。

 

オラ大阪さ来ただ

フェリーの時間は約2時間、いつの間にかぐっすり熟睡してハッと気がつけばもう和歌山港和歌山港駅から乗り換えなし1本で難波まで行く電車に乗る。

 

大阪、難波に着いたのは夜8時。途中から段々電車に人が多くなってきていたのだが、スマホを見るのに夢中であまり気がつかず「あ、難波だ。下りなきゃ」と思って周りを見渡し気がついた…お遍路姿の私、すっごい浮いてるー!!(いやさすがに笠は外してたよ…)

 

難波駅で下りて外に出る…だ、大都会!!!これぞ本当の大都会だ。松山のこと「すげー都会だ!!」とか言ってたけど(そりゃ山から下りてきてすぐだったからそう思ったけど)ごめん松山、難波の方が100倍都会でした(そりゃそうだ)。

 

しかし、私は急いでいた。なぜなら電車の中でスマホを見過ぎてバッテリー残量がなんとあと2%!それに加えて、駅から5分の今夜の宿「Hostel base Point Osaka」がどこにあるか分からない。Googleマップをサッと見てすぐ画面を消す(バッテリーを消費しないように)ちょっと移動してまたスマホ見てすぐ消す、を繰り返し、ようやく当のゲストハウスの看板を見つけ(商店街から伸びた小さな横道にあった)「ここだー!」とその暗く狭い横道にダッと入った瞬間…

 

目の前にあった段にまったく気がつかず、アッと思った瞬間には体が宙に浮いていた。体がほんとに漢字の「大」の字になったまま、アスファルトの道にドーン!ズザザザァァ……(背中に10kgの重し有)

 

 

 

 

…ッ、いってぇ……ハッッ!!!

 

 

 

 

 

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や、やってもたぁーーーーーーーーーー(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

 

これiPhone6 plusなんですけど、一度落として画面が割れて、正規のApple店じゃなく街の修理屋さんで直してもらって1万2000円くらいかかったんですね…なので「あぁ…こんな、遍路終わって最後の最後に転んでiPhone割って1万円…」と思い、ガッカリしすぎて転んだまま、狭い裏路地に腹ばいになってiPhone掴んだまま「うぅっ…」と立ち上がれずにいたんです…

 

立ち上がれない私を見た近くのたこ焼き屋のお兄ちゃんが「大丈夫ですか!?」と声をかけてくれたので、涙目で「うぅ…あ、あいふぉんが…(´;ω;`)」と言ったら「なんや、iPhoneかいな」と言って立ち去ってしまった。そう、たかがiPhone、大怪我するよりはいい。されどiPhone…ってか1万円…!!

 

と、もう一度よくよく画面を見る私。あれ…これ…これもしや…もしかして…

 

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割れてるのはガラスフィルムだけで、本体の画面は割れてない!!!!!

 

その瞬間、プラトーン並みに膝立ちになり両手を天に向け

 

「お大師様っ、ありがとうございますっっっ!!!!!」

 

と言いました…でもたぶんそれ、お大師様じゃない…(ガラスフィルム様ね…)

 

ちなみに宿について確認したら、手のひらとか肘とか膝もちょこちょこ怪我してました。特にひどかったのは膝かな?(2ヶ月後の)今もあと残ってます。

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ぎゃふん。でもiPhoneが割れなくて本当に良かったよ~(*´ω`*) 皆さん、ガラスフィルムはスマホの必需品ですよ!!今すぐ買って!!さあさあ!!

 

まとめ

長い。…なぜこんなに細かく書き込んでしまうのか…

 

つーか、今日のブログ、これだけ書いても実は書き足りない!もっともっと文句を言いたい!!ほんとに、ほんとにキモかったんだよぉぉぉ(´;ω;`)ウゥゥ

 

でも翌日にとても良い出会いがあって、そうか、すべてのおじさんがキモいというわけではないんだなという(当たり前の)事実にもう一度気がつけてよかったです。というわけで明日は高野山!また長くなる予感がする…自己満ごめん!

 

これから歩き遍路に出る方のための注意点

  1. 88番大窪寺の納経を貰い結願ですが、1番霊山寺でも希望者には「満願の御朱印」を貰うことができます(通常の御朱印と同じく300円)。もちろん通常の1番霊山寺の御朱印とは微妙に違います。歩き遍路の間では「1番で2回納経させようという魂胆だ、商魂たくましい」などと評判が悪い満願の御朱印ですが、まあそれは自己満の世界なので、あくまでそういうサービスがあるということですのでやりたい方はやればいいかと!ちなみに、88番大窪寺のページの次に「1番札所へのお礼参りのページ」が用意されているのは、1番で販売されている納経帳のみのようです。私は事前にいっぽ一歩堂さんで購入した納経帳だったので、88番の次は空欄、その次に高野山奥の院のページでした。
  2. 1番まで戻ったらフェリーに乗って翌日高野山に行く人。行き方は、まず1番霊山寺最寄り駅のJR板東駅→JR徳島駅徳島駅から4番線の「南海フェリー前」行バスに乗って南海フェリー徳島営業所へ。そこからフェリーで和歌山港まで行き、その近くの宿に泊まって次の日高野山に行ってもいいですし、私のように難波まで行って、次の日難波から高野山に行ってもいいです。高野山への行き方は明日説明します。

 

以上!お疲れ!よく読んだ!よく読んだぞ!!よーしよし。じゃあ、目を休めてくれ!

 

おやすみっ☆

四国歩き遍路 第39日目(10月19日) 〜待ちに待った、THE 結願デー!!の巻

いよいよです…いよいよやって来ました…

 

まさか、本当にここまで通しで来れるとは思ってなかった…たぶん途中で1回家に帰って区切り打ちになるだろうと思っていた…

 

四国八十八箇所の最後の寺…

 

大窪寺を打つ時がやって参りました!!!

 

色々書くのも無粋なので、早速行っちゃいましょう!

 

感動の結願DAY、スタートです!!

 

アトラクションの多い道

それでは結願の日のGoogleマップщ(゚Д゚щ)カモーン!

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ちょっと見にくいかな…左上、87番前の「ながお路」を出発し88番大窪寺(約13~17km、ルートによる)、その後は私は10番近くの「うどん亭八幡」まで(18.6km)。ちなみに中山さん&スーザン(前日すでに結願)やネイトは、88番後は白鳥温泉に泊まり(10km)翌日は1番または3番まで下山するコースを取ったみたい。

 

私が10番に戻った理由は、①次の日フェリーに乗って和歌山→大阪まで行くので次の日歩く距離をなるべく少なくしたかった。②10番から1番まで戻ることで、初日歩いた道を逆に歩き「ここ通った!懐かしい!」「あの時はまだ初々しかったなぁー」と感傷に浸りながら歩きたかった。の2点です。

 

でも中山さんやネイトが取ったルートも利点があります。それは後でご紹介しますね!

 

さて、いよいよ結願の日!朝6時半に宿を出る。朝焼けの空が結願をお祝いしてくれているようだ!(すでに感傷に浸っている)

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さぁ!結願の旅に出かけよう!!いざ飛び立たん!!あの山の向こうへ!!(朗読調で)

 

歩いて5分ほど…こんなものを発見。

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弁慶の馬の墓…マジで??(今調べたら、どうやらマジみたいです。馬ですら800年後まで墓が残る…すげ…)

 

その他にも、途中なんやかんやアトラクションの多い道でした。さすが結願の道!!

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釈迦堂。説明文の最後「ここを通るお遍路さんはおもむろに合掌して通るのである」って、素通りする気満々だったけど合掌しましたよ、そりゃこれ読んだらね…

 

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1764年に作られた一心庵。小豆島と関りが深いみたいです。そういえば小豆島にも八十八ヶ所巡りがあるんだって。

 

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このお地蔵さんの前で、下から必死にデジカメでお地蔵さんの写真を撮っている遍路おじさん(おじいさん?)と遭遇。

 

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大窪寺までどっちのルートで行くの?」と聞かれ「車道です」と答えると(自慢げに)「自分は遍路2回目で、1回目は車道で行ったから、今回は山道で行くんだよ」とのこと。あ、そっすか。

 

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上のお地蔵さんの解説。遍路を136回したという忠左衛門の墓もあるらしい。もう職業遍路ですね…

 

大窪寺へのルート解説

そう、88番大窪寺を打つにはいくつかルートがあるのです。ちょっとそのルートを解説!

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これは87番長尾寺にあった、大窪寺へのルート解説の看板。下から前山ダムまでは基本コース。そこから先、一番右の水色ルートは山道+車道、赤色ルートは車道、左の緑色と黄色のルートはどちらも車道+山道です。

 

水色ルートは昔ながらの遍路道(山道)+車道で、距離は長いし山道も大して危険じゃないし、物好きor遍路リピーター用。赤色ルートはとにかく山道が苦手!安全無難な車道LOVEな人用。緑色ルートは最後は危険な女体山を登るんじゃい!という初遍路の人用。黄色ルートは渓谷と山道を行く根っからの自然大好きナチュラリスト用。

 

ということで、私はもちろん赤色ルートを行くことに決めていました。数日前にネイトと高松でうどんを食べながら「最後だからって88番をわざわざ危険な山登って行く人いるらしいよw」「なんでそんな無駄なこと…普通に車道行くでしょ!ww」と笑い合ってたので、ネイトも当然車道だろうなーと思っていた。

 

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前山ダムに向かう上り坂。空が秋だー!

 

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もうこの公式へんろみちサインを見るのも最後かぁ…なになに?「女体山越えは所要約1時間余分にかかる。登坂峻険約500m、絶景感動のコースなり」?フッ…

 

騙されるかーーーーーい!!!(゚Д゚)ノ

 

ワタクシは安全無難な車道コースを行かせていただきますっ!!

 

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前山ダム。お日さまが照ってきてキレイ!まるで私の結願の日を祝福してry

 

歩き遍路の殿堂「おへんろ交流サロン」!

そしてぴったり8時、前山おへんろ交流サロンに到着!!

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歩き遍路なら必ず行くべき「前山おへんろ交流サロン」。お遍路に出る前は知らなかったんですが(下調べ不足)途中で色んな人が「88番前に絶対寄って!」と教えてくれたので大丈夫でした。

 

なぜここが「歩き遍路御用達スポット」なのかというと、ここでは歩き遍路のみが貰える証明書(的なもの)を配布しているからなんです!それがこちら!

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ドドン!!四国八十八ヶ所遍路大使任命書!!

 

まあこの証明書は特に誰に見せるわけではないですからね、自己満なんですけども。一番自慢できるのはやっぱりこの赤いピンバッジかな?と。これは歩き遍路にしか配布してくれませんから(まぁ自己申告制なので嘘をつけばもらえますけど…そこまでして欲しい人はいないと思う)。

 

車遍路やバスツアー団体遍路だって立派なお遍路だと思います(実際、次回は車かバイクでやろうと思ってるし)でもやっぱり八十八ヶ所を全部歩いて結願するのってすごく大変なことだし…それだって自己満足のためだから、自分だけが「やった!」って思ってれば全然いいんだけど…いいんだけどぉー…!

 

やっぱり「歩き遍路をした!」っていう証明書が欲しいわけです!本当は、お寺までの遍路道に歩き遍路専用のスタンプがあったりなんかしたらいいな~って思うけど(無料で押せるスタンプラリー的な。それだったら外国人遍路にも喜ばれると思う!)まあとりあえず今ある「歩き遍路だけの」証明はこの「大使任命書」と「ピンバッジ」だけなので、歩き遍路の方はぜひGETしちゃってください!!ちなみに、全て無料で貰えます。しかもお茶やお菓子のお接待まで…素晴らしい!!

 

また、おへんろ交流サロンに入るとすぐにあるのが、四国全土のジオラマ・八十八ヶ所寺ランプ付き!! 

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これです!かなり大きい。八十八ヶ所回ってきてからの方が100倍楽しめるので、やっぱり初回は順打ちの方がいいと思う。マジで1時間くらい遊べる、これで。

 

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上から見た図。小さな屋根のついた小屋がお寺…香川の集まり具合やっぱすごい!

 

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あぁ、懐かしの焼山寺…遍路3日目の地獄、12番焼山寺よ…

 

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このようにダブル同時押しも可能。これは37番岩本寺足摺岬にある38番金剛福寺熱中症で苦しかったロングウォーク…思い出すぜ…

 

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この地図を使ってこの先のルートをちょっと解説。今いる「お遍路交流サロン」から88番で結願後、山を下りて10番近くの宿で宿泊。翌日は10番から1番まで歩き、その後フェリー!3Dマップ分かりやすーい!!

 

その他にも、おへんろ交流サロンには四国遍路に関する展示物がたくさん。ちょっとした博物館のようになってます。関心のある方は時間に余裕をもって訪れることをお勧めいたします!(私も結局1時間くらいゆっくりしてしまった!)

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昔の人(昭和4年)のお遍路グッズ。

 

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下の納札挟み(茶色の木箱)は安政5年(1858年)のものらしいです。

 

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昔(江戸末期)の納経帳。ちょんまげのおじさんが持ってたのかなぁ…

 

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嘉永22年かと思ったら「二二」と書いて「四」らしい…自由か!あと「御霊場」の霊の字が簡体字!昔から使われてたんだ…

 

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納札の変遷、右から古い順に。一番古いのは天明…1780年代か。よく残ってたな…

 

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左に行くほど新しい。なぜこんなに古いお札が残っているかというと、昔の村人はお接待の代わりに貰った納札を集め、厄除けとして俵に入れて家の天井に吊ったのだそうだ。俵の中で状態よく保存されていたらしい。

 

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生涯で四国八十八ヶ所を308回も回ったおじさんの納経帳。2回目以降は文字は書かずスタンプだけ、それでも同じ300円。単純計算して、300円×88×308=…………

 

 

8 1 3 万 1 2 0 0 円 

・・・( ゚Д゚)

 

 

恵まれない子供たちに寄付とかした方がよっぽど得を積むことになったんjむぐぐぐぐ!!!(お遍路関係者に口を覆われる音)

 

茂兵衛さんと1番までのルート 

他にもたくさん面白い展示物がありましたが、特に私の興味を引いたのは、あの中務茂兵衛さんのコーナー!

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我らが歩き遍路の大先輩!伝説のヒーロー、ならぬヘンロー!なかーつかさー、もーへーーいっ!!(プロレス風に)

 

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以前にもブログでご紹介した茂兵衛さん。左にあるのは茂兵衛さんが作った、88番を打ったお遍路さんを88番奥之院「與田寺(よだじ)」に誘引するための案内広告で、大阪神戸へ向かう汽船が出る三本松に近い與田寺は「四国八十八箇所総奥之院」ともいわれ、結願後のお遍路さんで賑わったそうです。

 

ここでもう一度、最初にルート紹介したGoogleマップを見てみると

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このようになっているわけです。中山さん、スーザン、ネイトがとった白鳥温泉ルートだと與田寺に寄ることができます。そこから1番に直接帰ることもできれば、3番に出ることもできるので「初日に歩いた道を逆に歩いて感動を味わいたい」なら3番に下りればいいだけ…與田寺の存在を知らなかったので10番に下りるルートを取っちゃったんだけど、本当は茂兵衛さんのお勧めどおり、88番のあと與田寺を打って3番に出て1番まで戻ればよかった…(´;ω;`) 後の祭りだぁ…

 

他にも、茂兵衛さんグッズや茂兵衛さん関連の本が展示されてありました。

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茂兵衛さんの日誌や黄金の納札、あと茂兵衛さん著の「道中記大成」など。茂兵衛さんが書いた本、読みたいなーと思いAmazonで見てみると…

 

四国霊場略縁起道中記大成 (1979年)

四国霊場略縁起道中記大成 (1979年)

 

 ¥ 12,989
+ ¥ 257 (関東への配送料)より

 

 

プレミアついてるぅぅぅーーー!!!( ゚Д゚)

 

 

 

…誰か持ってたら下さい♡

 

 

そんな素敵な「おへんろ交流サロン」を満喫している最中、ネイトがやって来ました。大使任命書の申込用紙の書き方などをレクチャー。お茶&お菓子を食べながら「いやーここまで来たね!」「まだ信じられないね!」など話す。2人ともルンルン♪

 

するとネイトが「泉、山行こうよ!最後だからやっぱ、山行かなくちゃ!」と言い出した。おいおい待ってくれよ…高松で2人で「なんでわざわざ山道行って苦労するかねぇ~最後だからって危険な山行くやつの気が知れん!」って話してたじゃん!!

 

ちなみに「おへんろ交流サロン」ではもちろん、ここから88番大窪寺までのルートなども詳しく教えてくれるのだが、とっても親切で優しいスタッフの年配女性・男性2人とも、どちらかというと(というかガンガン)女体山ルート推し。

 

「そんなにきつくないですよ~」「辛い部分はちょっとだけ!」「眺めが最高ですよ」「やっぱり最後だから山道の方が…ねぇ~」と訪れるお遍路さんたちと話している(というか、その時いた歩き遍路の9割が女体山に行く人たちだったからかも)。女体山ルートを順番に写した写真アルバムもあったりして、見てみると…確かにすんごいキツイ山道部分は一部で、あとはそんなでもなさそう…

 

…確かに最後だしな。1人ならぜっっっっったいに行かないけど、ネイトと一緒ならまあ安心だし…記念になるし…

 

「よし、分かった。山、行こう!」

 

ということで最後の最後まで結局山登りすることになったのでした(66番終えた時のぬか喜びよ…)

 

最後の最後の山登り(in四国)

 おへんろ交流サロンを出たのは9時11分、ちょっとゆっくりしちゃったけど、この日は88番を打つだけだから大丈夫!

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おへんろ交流サロンの駐車場にある石碑。これからまさに「結願の道」を行きます!!

 

ネイトと歩くのは実は久しぶり。10月6日の山登りDAY以来だから(あの時はマジッドもいたんだ、懐かしい~)ほぼ2週間ぶりだった。歩きながら、4日前に71番弥谷寺で会ったあの意地悪なガイドの話をネイトにする。

 

実はあれからも何気にずっと考えていて、なぜここまで気になるのか、どうしてあの時ちょっと感情的になってしまったのか、あの時どうしていればよかったのか…歩きながらもけっこう考えてしまったり(考えたくないけど気がつくと考えていたり)してたんです。

 

自分なりに出した答えは「なぜここまで気になるのか→自分が正しいか自信が持てないから」「どうしてあの時感情的になったか→これも、自分の答えに自信がないから」「あの時どうしていればよかったか→思ったことを自信をもってただ言えばよかった」…そう、全ては自信の問題。

 

ネイトは「納経帳はもう渡してたんでしょ?だったら無視してよかったんじゃない?」と言う。ほんとにね…なんで相手しちゃったんだろう。自分の正しさを相手に分からせないと気が済まない幼稚さ…自分が嫌になるー!( ノД`)

 

その時にふと思い出した。昔どこかで聞いた話。ある日、お釈迦様が岩壁の前に座り瞑想しているところへある男が話しかけてきた。だがお釈迦様は一切反応しない。返事をしたり頷いたりもない。男が怒ると、お釈迦様は黙って後ろの壁を指さした。男は黙って帰って行った…みたいな話。

 

ちょっと禅問答みたいな話だが解説すると、結局その男は質問をしたかったわけじゃなく釈迦を言い負かしたかった。お釈迦様はそれを分かっていたので相手にせず、最後に壁を指さしたのは「私は答える気ないから壁にでも喋ってなさい」という意味だったらしい…(記憶が曖昧ですが大体このような話だったと思う)それを知った時

 

お釈迦様、かっこえぇぇぇぇーーー!!!

 

と思った。そうだよ、あんなデブハゲ狸親父がキャンキャン周りで吠えてても、無視すりゃよかったんだよ。全く…

 

そんな反省をしながら上り坂を歩く。ネイトはやっぱり足が速い!若いし(22!)、脚も長いし。でもそれについて行けてる私。やっぱり最終日まで来ると脚力がついてるのかな?2人してべらべら話しながらズンズン進み、おへんろ交流サロンにいた歩き遍路の方たち5~6人(全員、私たちより先に出発していた)を全員追い抜かした。

 

 

1時間ちょっと歩いたところで、ついに本格的な遍路道の入り口に来た!

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大窪寺までじゃないよ、女体山の頂上まで1138m。大窪寺はそこから少し下りたところにある。

 

来たぁー山道!おっしゃぁああぁあ!!!と気合を入れて登り始める。ん??なんだ思ったより全然楽勝ジャン!!ネイトと2人で「やっぱうちら山登りに慣れたのかなぁ、えへえへ(*´∀`*)」なんて余裕ぶっこきながら進んでいくと、途中階段の手すりに外国人遍路パイセンからのアドバイスらしき文字が…

 

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ちょっと見えにくいけど「A TRUE HENRO KOROGASHI (BEST 4 LAST)」と書いてます。意味は

 

「本当の遍路ころがし(最後が一番すごいよ)」的な…ひ、ひぃぃぃー(;゚Д゚)!!

 

 

怯えながら山を登る…どこだ、どこがその「本当の遍路ころがし」なんだッ!!…と目の前に現れた坂…

 

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こ、これだっ!これが「最後の遍路ころがし」に違いないッ!!!

 

写真でも分かると思うんですけど、すんごい傾斜です。まさに反り立つ壁!サスケか!!しかもこの坂で一番怖かったのは実はここ↓

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木で隠れて見えにくいけど、まるでロッククライミングのように反り立つ岩壁を両手でよじ登る…絶対に後ろを見てはいけない。ちょっと手を放すと風でぴゅーっと飛ばされそうになる。両手両足を慎重に置きながら少しずつ少しずつ登った。

 

先に登ったネイトに下から「絶対これが例の『最後の遍路ころがし』だよね」と言うと「いや…まだあるよ」と言うので嫌な予感がしたが、ロッククライミングを登りきったところで現れた本物の遍路ころがし、セイブ・フォー・ラスト!!

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ここ!!!一歩でも足を踏み外したり、手すりを掴む手を滑らせたりすれば大怪我間違いなしのゴツゴツ岩急斜面。しかもここから下は先程のサスケ風反り立つ壁です。三年峠並に転がり落ちるわ。

 

これが本当に本当の、最後の遍路ころがしでした!ついに女体山頂上に登頂!!

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標高774m!(たぶん)さぬき市を見下ろす絶景スポット!うわーーー!!!最後の山登りだーーー!!!!

 

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ネイトが「写真撮って!」と言って岩の上に立つ…ヤメテヤメテヤメテ撮るから早く下りてダメそういうの心臓に悪い早く下りなさい。

 

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私はここに立つので精一杯…高所恐怖症ですもの。

 

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ちなみに頂上にあった小さな女体宮。ネイトに「Nyotai Mountainってwoman's body mountainってことだよ。あなたはwoman's body mountainをconquerしたんだよ!」って言ったら(*´∀`*)エヘ…ってなってました。

 

そっからテンション上がりまくりで山を下りる。もうすぐ結願、KECHIGANだ!

 

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全然関係ないけど、女体山から下りる道にあった「野鳥の姿と鳴き声」を示した掲示板。よーく見てみてください…突っ込みどころ満載です。あなたにお任せします。でも一つだけ言わせて!メジロ!!ねぇ!!!

 

いざ、KECHIGANのとき!

そして、ついに…ついに…TSU・EE・NEE!!

 

 

 

 

 

 

2016年10月19日11時50分、結願の寺、88番の大窪寺(おおくぼじ)に到着~~~!!!

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うわーーーーーーーーーーーーい!!!!!やったぁ、オラやったよ、おっかさん!!

 

かなりなハイテンションで山門にゴールを決めるも、明らかにテンション的に浮いている変なアメリカ人とすっぴんアジア人。そうだ、まだゴールじゃないしな。納経してもらわないと!!

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大窪寺はまあまあ広めのお寺、でも本堂とかけっこう普通です。

 

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手水舎とかも拍子抜けするほど小さい。結願の寺だからって立派だとは限らないってことね。しかしこの龍…なんかちょっと「ズコー」ってこけてるように見えなくもない。可愛い。

 

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大師堂。始めたばかりの逆打ち遍路さんが初々しくお経を読んでいた。ファイティン~!!

 

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顔出しパネルがあったらとりあえず顔を出す。しかもテンションアゲアゲだから1ミリの羞恥心もなく撮影。たーのしー♪

 

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希望者は大窪寺に金剛杖を納めていけるようです(納経所で渡す)。私は翌々日に高野山に登るつもりだったし、最初から記念に持って帰ろうと思っていたので預けませんでした。そしておもむろに現れた原爆の火…なぜ大窪寺に??

 

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大窪寺は紅葉の名所なんだそう。この時はまだ少ししか紅葉してなくて残念!

 

さて、結願の納経に向かおうか!と納経所に足を向けたその時…遠くから「泉さ~~~~ん!!!」と呼ぶ声が…んん?まさかこんなところで偶然知り合いに??と思い振り返ると…

 

なんと7日目に21番太龍寺からしばらく一緒に歩いた香川出身の女子大生ナナちゃんのお母さまだった!!!なぜすぐナナちゃんのお母さんと分かったかというと、2日前にこれまた中山さんのブログに登場していたからだ。(中山さんとスーザンに会おうと、84番屋島寺の門前で2人を待っていたらしい。熱いなお母さん!!)

 

「えええーーー!!もしかしてずっと待ってらっしゃったんですか??」と聞くと「最初は車でおへんろ交流サロンに行ったんだけど、そこの方に聞いたら『もう出発されました』と言うので遅かったか!と思って、そこからバスでここ(大窪寺)まで来て今着いたの!」とおっしゃる…そ、そこまでして私に会いに…(´;ω;`)カンドウ…

 

そして中山さんのブログで見たあの小さな手毬のストラップ(写真がなくてすみません!そしてナナちゃんのお母さんと一緒に写真を撮るのも忘れた…バカバカー!)を、しかも私だけじゃなくネイトにもくれた!ちょうど結願のお祝いとなりました(*´ω`*)ありがとうございます!

 

大窪寺の門前にあるうどん屋さん(有名らしい。Twitterでオススメしてくれた方ありがとうございます!)でお昼を食べる予定だったので、サクッと納経を済ませて(先人のブログで「大窪寺の納経所は別にお祝いしてくれるわけでもなくサラッとしてる」と書いてあったのでその覚悟で行ったら意外にも「お疲れ様でした」と声をかけて頂いて嬉しかったです!)3人でうどん屋さんへレッツゴー!(この辺もうずっとテンション高め)

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八十八庵(やそばあん)っていうらしいです。

 

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香川の地ビール、その名も「さぬきビール」があるというので、ネイトと「もちろん行くっしょ!」と注文。

 

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はいテンション高め~。四国八十八ヶ所を結願した後のビールがうまくないわけがない!!

 

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そしてこれが八十八庵の人気メニュー「打ち込みうどん」!!…なぜこの木のスプーンを除けて写真を撮らなかったのか、地ビールで酔っぱらっている2ヶ月前の私をコーナーに追いやって小一時間問い詰めたい

 

打ち込みうどんは、他の讃岐うどんと違い麺がふわっふわでとっても柔らか!私の出身地周辺(福岡・佐賀)では柔らかいうどんが普通なのですごーく美味しかったです。これで3人分だけど、胸がいっぱいだったからか少し食べたらお腹いっぱいになっちゃって、残り全部ネイトが食べた(3人分全部食べようと思えば食べれたらしい)。

 

結願後のぼっち

若干、地ビールで酔っぱらったままナナちゃんのお母さんに挨拶をし(またバスで帰られました。本当にわざわざありがとうございます!)大窪寺を下りる。ネイトとは途中まで一緒。

 

歩きながら「そういえばネイトと私は同じ日に始めて、しかも初日は同じ宿に泊まって(6番安楽寺)そして同時に結願なんて奇遇もいいところだね~」という話をした。初日のブログ

ちなみに3番寺で話しかけたジェラルド君も参加。もう一人の外国人男性に通訳してもらいながら、一緒に「なむ~あみ~だ~ぶ~」って回ってましたよ。 

と書きましたが、その「もう一人の外国人男性」こそネイトだったんです。ジェラルドは1日50km歩く男なので、きっと30日くらいで結願したことでしょう。超人ジェラルド。

 

10番切幡寺へ行くルート(私)と、白鳥温泉へ行くルート(ネイト)の分岐点に来る。この時は2人とも数日後に大阪へ行く予定だったので「大阪で一緒にカラオケ行こう!」と言っており、別れるときは「じゃ、大阪でね~!お疲れ!」と言って別れた。結局、大阪ではお互いの都合がつかず会えなかったので、この時が最後のお別れになってしまった。でも、その方がいい。マジッドの時もそうだったけど、「これが最後だ」と分かっているお別れは苦手だ。

 

1人になってズンズンと山を下る。最初は今までの苦労などを思い出したりして感傷に浸っていたが、気がつくと草ボーボーの道を歩いているのは私たった1人…人はおろか車さえ全く通らない。切幡寺ルートはあまり人気がないのか?みんな白鳥温泉の方に行っちゃったのかな…と心細くなる。しかも、いつの間にか空がすっかり灰色になり、ちょっと小雨が降り始めていた。

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88番大窪寺から10番切幡寺付近に下りるルート。わざわざ10番から1番まで歩いて戻りたい物好きは私くらいしかいないらしい。

 

ちなみに、大窪寺を出たのは午後2時。本日の宿「うどん亭八幡」までは18.6kmだから3時間半はかかる。着く頃には真っ暗だな…と思い、急ぎ足で山を下りた。

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途中にあった「犬墓の大師堂」…「犬」と「墓」が繋がるだけでこんなに怖いのはきっと横溝正史のせい。

 

そして午後5時半過ぎ、本日の宿「うどん亭八幡」に到着~!

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四国最後の宿です。この看板を見てもらえば分かりますが「八幡」は旅館も経営しているうどん屋さんです。

 

この旅館を取ったのは2日前、高松でネイトとご飯を食べたあと、計画を変更したときだ。電話で「10月19日なんですけど、1名で部屋空いてますか?」と聞くと「団体さんが入っててお部屋はいっぱいなんですけど…あの、普段はお客さんがご飯を食べる、掘りごたつの個室の部屋ならお貸しできますが。布団は敷けますし、お値引きします。」と言うので、いやもう寝れるなら何でもいいよ!しかも安くなるなんてラッキー!と思いお部屋をお願いした。(近くにコンビニがなさそうだったので2食付きで)

 

寝れるなら何でもいいです!と言ったものの、どんな部屋なんだろう…と思いきや

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想像通りの掘りごたつ個室!全然嫌じゃない、むしろ好き。なぜだか落ち着く…

 

お風呂に入って晩ごはんを食べる。

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超豪華!!(*´▽`*) 生ジョッキも注文して、一人で結願の祝杯をあげました!最高~!!

 

まとめ

いやー、やっと結願です。そして最後の最後まで、なぜか山登りをするハメになってしまいました。でも最後、女体山の頂上に辿り着いた時の達成感が半端なかったので、やっぱり女体山ルートで行ってよかったなと思います。1人だったら絶対行ってなかったので、ネイトと一緒に行けたことに感謝です!良かった!

 

これから歩き遍路に出る方のための注意点

  1. 87番長尾寺~88番大窪寺の間にある「前山おへんろ交流サロン」、もうかなり有名なので御存じだと思いますが、ここは必ず行ってください!歩き遍路さんにしか配布されない「お遍路大使任命書」と赤いピンバッジをくれます(その他にも八十八箇所のお寺の写真が収められたDVDなど)。またお茶とお菓子をお接待があったり、大窪寺へのルートを詳しく教えてくれたり、お遍路さんに関する展示コーナーもすごく面白いです。
  2. 大窪寺に行くルートは4~5つありますが、メインは2つ。車道を行くか、女体山を行くかです。車道は安全だけど長い。女体山は危険な箇所もあるし、距離は短いけど勾配があるので時間は車道ルートと同じくらいかかるかも。でも最後ですので、私は女体山ルートをお勧めします!でも1人で行かないでね…
  3. 88番大窪寺で金剛杖・菅笠を奉納したい方は、納経所で奉納できるみたいです。
  4. 大窪寺門前のうどん屋さん「八十八庵(やそばあん)」は打ち込みうどんで有名みたいです。結願のお祝いにぜひどうぞ!
  5. 大窪寺から1番に行くルートも主に3つあります。①10番切幡寺付近に下りるルート、②黒川温泉(白鳥温泉)を通り、與田寺を通って1番に出るルート、③黒川温泉(白鳥温泉)を通り、與田寺を通って3番に出るルート、です。與田寺は「四国八十八箇所総奥之院」とも言われ、ここで無事結願できたことを報告するお遍路さんが多いそうです。どのルートを行くかはあなた次第♪

 

以上!明日はいよいよ、40日前に出発した1番霊山寺に戻り、フェリーで四国を離れます!そんな感動的な内容とは裏腹に、最後の最後でまたまた嫌な思いをすることになりました…身から出た錆なのか?

 

ではでは☆