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四国歩き遍路 女一人旅 in 2016

1978年生まれの38歳、独身。ソウル→バルセロナ在住を経て現在日本に帰国中。2016年9月から念願だったお遍路さんに行ってまいります!うるう年ですが初挑戦なので順打ちで行います。

四国歩き遍路 第38日目(10月18日) 〜ペナルティメットDAYで最後の尻もち!の巻

アンニョンハセヨ!izumiイムニダ~チャルプッタッカムニダ~!

(こんにちは!izumiです~よろしくお願いします!)

 

チョヌン、チグムハングゲイッソヨ~♪

(私は今韓国にいます♪)

 

オジェブット、ケーソッモッコイッソヨ~

(昨日からずっと食べ続けています)

 

ハンダルフ、オットッケテルッジ…

(1ヶ月後はどうなっているか…)

 

 

 

 

ムソウォヨ…( ゚Д゚)

(怖いです…)

 

 

 

クロム、シジャッカルッケヨ~♪

(では、始めま~す!)

 

オヌレブログ…スタートゥ!!

(今日のブログ…スタート!!)

 

 

源平と狸のお寺

ではいつものように、Googleマップかもぉ~ん!

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前日泊まった「高松ゲストハウスBJステーション」から電車で一宮駅まで戻り、そこから84番屋島寺(16km)、85番八栗寺(6km)、86番志度寺(7㎞)、87番長尾寺(7㎞)と歩き、長尾寺の前にある「民宿ながお路」に宿泊。全長36km、ただし山登りあり!

 

「あれ?前の日のブログで『86番まで行く』って言ってなかった?」と気づいた方、お見事!実は前日ネイトと晩ごはんを食べた時までは86番近くの「たいや旅館」に泊まることにしていたんです。そして次の日87番、88番で結願した後、88番近くの「八十窪」に泊まり、その次の日に八十窪から1番霊山寺まで戻り徳島港からフェリーに乗って和歌山に行く予定でした。

 

でも宿に帰ってもう一度考えてみたら、最後の日に「八十窪」から1番まで40km近くも歩いてその後フェリーに乗ると夜遅くなってしまうし、この日に87番まで行って結願の日は88番だけを打つというのも感動的でいいなと思い計画を変更!

 

前夜、遠距離中の彼氏と電話していたので遅く寝てしまい寝坊した私。朝7時半の電車に乗って昨日歩いた「一宮駅」まで戻り、そこからまずは84番屋島寺へ向けて出発!寝坊した分を取り返すべく、速足で歩く(マジで時速6km近かったんじゃないかと思う)。

 

しかし一宮駅から屋島寺までは16km、約3時間…けっこうある。なるべく脇目をふらず、地面を見ながらザッザッと歩いた。

 

そんな道すがら撮った数少ない写真をご紹介!

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マンホールの蓋の絵が源平合戦。なぜかというと…あとで説明します!(説明不要?)

 

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突然現れた親子像…ひび割れと表情が怖い。特にママ!ブラックジャック並に顔にラインが!!

 

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こんな場所におもむろに立ってます。説明も特になし。気になる!!

 

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カヌーなのかゴルフなのか…ハーブなのか。ハーブ??

 

そうこうしているうちに、屋島寺のある山が近づいてきました。

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スフィンクスの体みたいな台形の山…ちなみに屋島寺は左の方にあります。

 

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橋の飾りの絵もやっぱり源平合戦

 

そして上り坂に入ります!山登りスタート!!

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この日は平日だったけど、ウォーキングがてら山登りしてる年配の方が多くいました。30分くらいだけどけっこう勾配きつい坂です。足腰強くなるよ~これ。

 

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途中あった弘法大師の御加持水。お遍路中、御加持水を見るのは…何回目だろう?20回目くらい??

 

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屋島城跡に行く階段。間違えてこっちに行かないように!来た道をそのまままっすぐ進んでください。

 

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肝心の梨の木の写真は撮ってない。しかし弘法大師の言い伝えって本当に四国のあちこちにある!空海が生まれてなかったら四国はどうなっていたんだろう。バルセロナもそうだけど、ガウディが生まれてなかったらバルセロナは絶対今のような観光都市にはなってませんからね。お大師様々、ガウディ様々だね!

 

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山道途中の石の側面にも「南無阿弥陀仏

 

そして10時50分、84番屋島寺(やしまじ)に到着!

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この汗だくの顔を見て頂ければ、どれだけ勾配のきつい坂道だったか分かっていただけると思う。ずっと舗装路だったけどね。しかし!問題は上りより下りよ!!この後よ!!

 

屋島寺周辺は源平合戦の地として有名で、今もなお源平ゆかりの史跡やお墓が数多く残っています(たぶん歴史好きの人には当たり前の事実だと思うんですが、私は源平やその時代の歴史に疎く今回お遍路で屋島を調べて初めて知りました)。なので屋島寺にはお遍路さんだけでなく、普通の観光客もたくさん来ています(というかお遍路さんの方が少ない)。

 

境内は広くて見るものがたくさん!源平合戦にわりと(全然)関係ないものもあったりします。

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大きなお寺のわりにけっこう質素な本堂。お遍路さんメインの寺ではないことが分かる。

 

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御線香台の下を見ると小鬼が!なんか罰を受けてるっぽい。「くっそー!」って表情が可愛い(*´ω`*)

 

たぶん屋島寺で本堂より有名(というか単純に目を引く)のがこれ。

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蓑山(みのやま)大明神!大きなタヌキの夫婦像が目印!

 

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ふむふむ、なるほど…って、え?日本三名狸??そんなのあるんだ…タヌキ…

 

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お母さんタヌキ。子ダヌキ授乳中。もう片方のパイオツは触られ過ぎてツルツル。なぜ触るし!!ww

 

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お父さんタヌキ。どうしても視線が下に…でもさすがにここはツルツルになってないのね。

 

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奥の蓑山塚には見慣れた狸像がいっぱい…集まると怖いよ…

 

寝坊したせいで時間なかったけど、屋島寺に来るのも最後かもしれないと思い宝物館を急いで見学!

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昔の「源氏の白旗」や、弁慶が餅をついたと言われる「源氏の勝臼」などがあります。800年前のだよ…

 

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白い凝灰岩が露出して1年を通じて雪が降ったように見えると言われる「雪の庭」…パンフレットの写真と現物が違いすぎて、え、これ??って感じ。

 

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玉をくわえる龍の像。頭だけっていうのはけっこう珍しいかも。かっこいい。

 

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お寺の西側には有名な「瓦投げ」ができる「獅子の霊巌展望台」が。パノラマで撮ってみました!

 

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記念写真。恥ずかしながらこの時はここが壇ノ浦だと勘違いしておりました。歴史好きの名を語れない!!

 

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瓦投げとは!この説明をご覧ください。投げる瓦はお土産屋さんで8~10枚200円くらいで売ってます。しかし私は買いませんでした…皆が投げたら崖が瓦だらけになるじゃん!!と思って。でも次行ったらたぶん投げると思う。しかしこの喫茶マウンテーンのネーミングがいいなぁ…「マウンテーン」(*´ω`*)

 

八十八ヶ所一の難所

屋島寺を1時間ほど見学し、次のお寺に向けて出発!駐車場側の山門を出てすぐ、またまた源平合戦ゆかりのあとが。

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血の池!!…昨日の「血の宮」といい、今日の「血の池」といい…遍路最後の方に怖い史跡持ってくるのヤメテー(゚Д゚)

 

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これが血ノ池なり。一応弘法大師ゆかりの池でもあるんだけどね…屋島寺はもう源平合戦に上書きされてる感があります。

 

血の池を通り過ぎ、これぞ正しい廃墟旅館「甚五郎」のすぐ先には、再び海が。

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ネットで「廃墟 甚五郎」で検索してみて下さい。とても美しい廃墟写真が見れます…甚五郎、すごいです。

 

実際戦ったのはこっちの湾みたいです。

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約800年前にここで壮絶な戦いが…

 

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約800年前にこの辺で那須与一が扇の的を…

 

そしてついに、例の遍路道に入る。

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ここから先が信じられないほどの急斜面が続く山道です。そんな可愛いフォントで「八栗寺」って書いても騙されないわよっ( ゚Д゚)

 

補足をしますと、この数日前にオーストラリア人ヒッピーのウェイドからインスタで「hill to 84 is a steep little fella (84番への道はちょっとキツイよ)」とメッセージをもらっていて、それをネイトに伝えていたんですね。で、この日足の速いネイトはもちろん私より先に84番を打っていたんですが、私が屋島寺をウロウロしている時にネイトから

 

「omg, Wade must have been talking about going down 84. So dangerous!」

(omg、ウェイドが話してたのは84番を下りる道だったんだ、すっごい危険!)

 

というメールが来た。あの山登りの上手い、どんな滑る道でもスイスイ行くネイトが危険っていう道ってどんなんだよ!と怖くなり「マジで…怖い!」と送り返すと「ゆっくり行けば大丈夫。気をつけて!」と返事が来た。

 

という山道にいよいよ入るわけです。めっちゃビビりながら足を踏み出しとすぐに…

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傾斜が急で滑りやすい上にイノシシが出るってもうどんなんだよ!!そんな危ない道を遍路道指定すな!!(゚Д゚)ノ…と心の中で悪態をつきながら進む…

 

この屋島寺を下りる遍路道は、ほんとにほんとにほんっっっっっとに怖くて、写真なんて撮れる状態じゃなかったです。かろうじて1枚だけ撮ったのがこちら。

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いつものように写真になると実際の10分の1くらいの怖さしか表現できないんですけど、これも「嘘だろ…」ってくらい怖い急斜面の階段なんです、一応…

 

私は全然写真を撮れなかったのですが、先人のブログでどんだけ危険な道なのか詳しく説明しておられる記事がありましたのでリンクを貼っておきます。とくとご覧あれ!!

pilgrim-shikoku.net

 

ちなみに大きな声では言えないんですが、こんな急斜面を金剛杖1本だけで下りられるはずもなく、実は屋島寺に上る坂の入り口に「ご自由にどうぞ(使用後はご返却ください)」と書かれた杖置き場があって、そこから竹の杖を1本お借りしました…同じ場所に返却することは不可能と知りながら(すんまちぇん…)

 

2本の杖を慎重に前に交互に突き体重を乗せ進む…前日少し雨が降ったので地面も若干濡れてて怖かったのですが、それでもなんとか転ばずに山道部分を通過!!

 

↑にリンクを貼ったブログにあったように、山道を下りたところにイノシシ侵入防止用の柵があり、その先からはコンクリートの舗装路になっているんです。でもその舗装路が苔だらけ、しかも前日の雨でジメッとしていてめちゃめちゃ滑りやすい!私も「これは滑るな」と思い、2本の杖を使い慎重に慎重に行ってたんですが…

 

あ!と思った瞬間もう2本の足がズルズル滑っていて、なんとかバランスを保とうと杖と体を動かすものの、1~2mくらいズルズル、ジタバタした末にお尻からズドーン!!

 

と行ってしまいました…不意打ちの尻もちじゃなくて、ものすごく気をつけていたにも関わらず、しかも滑り始めてから転ぶまで若干抵抗したにも関わらず結局滑ったことが悔しくて仕方なかった!しばらく一人で「もーなんなんこれ…絶対滑るやんこんなん。絶対わざとやろ…わざと整備せんで転ぶ人ば笑いよるっちゃろ!!」と文句をブツクサ言ってました。(怒ると方言でる)まぁでも、山道で派手に転んで怪我とかしなくて本当に良かった。尻もちくらいなら、いい記念だよ、最後の!

 

あ、ちなみに杖は山道を完全に下りきったところの民家に(たぶん)お遍路さん用に「使ってください」的に置かれた杖置き場があって、そこに入れておきました。逆打ちの人もあの急斜面を登るのは杖2本ないとけっこうキツイと思うので…本当はダメだけど、でも捨てたりしてないからね…許してちょんまげ!

 

ケーブルカー乗りたい

山道を下りてからも源平合戦ゆかりの史跡が続きます。

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佐藤継信の墓。合戦で戦死した源氏の兵士らしいです。よー知らん。

 

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安徳天皇社。幼くして海に身投げしなきゃいけなかった悲劇の天皇ですよね。これは知ってるぞ!

 

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安徳天皇社の説明。昔はこの辺まで海岸線が来てたんでしょうね。

 

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源平とは全く関係ないけど、田舎にありがちな交通安全マネキン人形。おばあちゃん達のファッションセンスがよく分かる。

 

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菊王丸の墓。先程の佐藤さん(継信)の首を取ろうとして死んだ若者らしい。

 

800年前に戦死した人の墓がこうしてきちんと残っているのって少し不思議な気がする。だってその後にも色んな戦いがあったし、もっともっとたくさんの人が戦死したわけで…やっぱり平家物語が大流行して民衆の涙を誘ったっていうところが大きいのかな。最近問題になってるDeNAもそうだけど、結局民衆って流行ってるものにしか関心が行かないというか、真実云々より「流行ってることが正義!」みたいなところがあってそれが800年も前からそうだったっていうのが、人間って本当に変わらないんだなぁという気がする。という穿った見方をする38歳独身女・一人遍路旅中…(´・ω・`)

 

橋を渡ってしばらく行くと、昨日、白峯寺から根香寺までの山道で会ったご夫婦にまた遭遇した。どうやらまたまた道に迷っているらしい。確かに、道がちょっと入り組んでて分かり辛いのに、公式地図には入り組んだ道が全然描かれておらず、線がチュルッと描かれているだけなのだ…ほんと、公式地図だけじゃ迷うよ。わざとなのかな?「昔の人はもっと大変だったんだぞ!」ってこと?それとも「地元の人に聞いたりして、交流してね!」ってこと??若者は普通にGoogleマップ使うと思うぞ、これからどんどん。 

 

とりあえず、Googleマップ通りに進んでいる私は自信をもって「こっちですよ!」と行って先に進んだ。しばらくすると八栗寺行きのケーブルカー乗り場が見えてきた。

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こっちがケーブルカー乗り場。

 

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こっちが足で登る人用の入り口…かつてこんなにケーブルカー乗り場と登山口が隣り合ったところがあっただろうか(否ない)…ケーブルカー乗りたいよ!!

 

しかしもちろん登山口を上る。入り口付近にはお土産屋があったり

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男はつらいよ・寅次郎の縁談」に出てきたらしい。調べたら1993年の46作目で松坂慶子がマドンナだって!見てみようかな。

 

右にお地蔵さんがたくさんあったりしながら

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地元の人がちゃんと手入れをされてるんだなぁと思うと頭が下がります。

 

本格的に参道に入る(でもお寺なのに鳥居?)

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途中「仁庵」というお店の方が「お遍路さん?お接待あるから寄ってって~」と誘ってくれたんだけど、この日は(寝坊したせいで)本当に時間がなくてお断りしたんです。後でネイトに聞いたら、すっごく美味しいお菓子とお茶を出してくれたらしい。くっそー!食べたかった!皆さんはぜひ寄ってみて下さい。すっごく優しいおばさんらしいです(ネイト談)。

 

さっきの屋島寺に負けず劣らず、こちらもけっこう急勾配の坂道…ぺナルティメットDAY(最後から2番目の日)なのにこんなきつい山登りを2回もしなきゃいけないなんて…雲辺寺を終えた時の感動は完全なぬか喜びだったぜ!!!( ゚Д゚)

 

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屋島寺八栗寺も(上りは)少なくとも舗装路…でも公式地図にはまだ載ってない新しい遍路道も途中にあります。七曲り道というらしい。またナイスなネーミングを…私はもちろん舗装路をまっすぐ進みます。

 

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真っすぐ進む道も正しい参詣道です。舗装路を行くからといって引け目を感じることはない、ないんだぁっ!!

 

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ゼイゼイ…これが…きっと…最後の…遍路最後の…山登りだから…(これも勘違いでした)

 

坂道はきつかったけど長くはなく、15分ほどでお寺の入り口に着く。

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お迎え大師にお迎えされる。

 

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お寺の入り口。やっぱり鳥居がある…

 

1時22分、85番八栗寺(やくりじ)に到着~!

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汗だく…この日こんなに汗だくになろうとは!!

 

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ちょwww待ってwwこの龍wwww

 

そしてこの八栗寺がまたすんごい広いお寺で

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本堂と大師堂の他にもなんか色々あります…って、え!??天狗???

 

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正面本堂の後ろの山に天狗様がいらっしゃるようです。でも確かにいそうな感じだよ…

 

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本堂横にある「聖天堂」、歓喜天を祀ってあるらしいです。歓喜天っていい名前だな。

 

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聖天堂の狛犬の横にあった石像…これは何?大根??なまず???

 

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秋の行楽日和で、ご年配の団体お遍路さんもけっこういました。

 

爬虫類に見送られ下山

このお寺ももっとゆっくり見たかったけど、時間がないのでサクッと納経して下山!八栗寺から下りる道はもうずっと車道です。八栗寺を出たのが13時50分頃、残り14kmなので速足で行ってギリギリ。下りの車道を急ぎ足でほぼ駆けおりていると…

 

いきなり道の真ん中に大きなガマガエルが!!

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怖くて近寄れない私…実際見るとめちゃめちゃデカい(もしくはデカく感じる)!!

 

よく分からないので、トリミング編集で拡大!

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ドドン!!…これでもあんまり分かんないけど…恐怖で手が震えてあんまりいい写真撮れなかった…急いでたし…

 

( ゚Д゚)ヒィィーと思っていると向こうから車が!!あ、ダメダメダメダメ轢いちゃう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズブビャッ

 

 

 

 

 

 

 

 

という音を出してカエルを轢いて行きました…み、見えなかったのかな…(´;ω;`)

 

でも幸い(?)轢かれたのは右足だけで体は被害がない様子。しかし轢かれたにも関わらず全く動かないガマガエル…放心状態か??

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轢かれた右足がどうなってるのかよく分からないけど…生きていけるのかなこれ…

 

こわー…((((;゚Д゚))))と思いながらカエルを避けて先を進もうとすると、左の山側から右の崖に向かって蛇がシュルシュルシュルッ!!!!

 

 

うぎゃーーーーーーーーー!!!!!!

 

 

蛇が崖に消えたのと同時に全速力でその場から走り去る私。なんなんだもう!!!蛇だしカエルだし車で潰されるし!!!もう嫌っ!!!

 

イケメン坊さんしかも2名

その後もどこで爬虫類が出てくるか分からないので、結局ほぼ走って下山した私。おかげでだいぶ時間を稼げた!

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下山したところにあった公園。噴水がある池なんて、豪華じゃないか!

 

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すんごい気になる看板を発見。歯ART美術館??なんだそりゃ…やっていけんのかそれ??

 

気になってネットで調べてみたら、思った通りの「珍スポット」だった。有吉のダレトクでも紹介されたらしいです。こちらのブログが面白かったのでご紹介…入れ歯5000個のキューブ、ちょっと見てみたい…


順調に次のお寺、志度寺までの道を歩いていると、前に男性2人のお遍路さんが。2人ともリュックがデカいからノジュカーさんだな。話しかけようと速足で歩くも…なかなか追いつけない!あんなに大きなリュック抱えてるのに、2人ともめっちゃ足速いな…

 

やっと追いつき、後ろを歩いていた人に話しかけてみる。2人とも頭にはタオル(とバンダナ)を巻きサングラス、手甲に地下足袋。本格的だ…それにしてもリュックがほんとにデカい!

 

「なんでこんなにリュック大きいんですか?」と聞くと、お2人は本物の(?)お坊さんでリュックにそれぞれ弘法大師像を入れて回っているらしい。「一度山道で転んで背中からバーンと行っちゃって、ヤバい!と思って急いで確認したけど大丈夫でした」と言う。いやいや、それまたすごい修行ですね。何kgくらいあるんだろう、弘法大師像…とかいう私も使いもしないパソコン約1.5kgを抱えて回ってるわけなんですが…(比べるな!)

 

毎回野宿をするわけではなく、たまには宿に泊まったり、お坊さん大学(どこだろ?)の先輩のお寺に泊めてもらったりするらしい。この日は志度寺まで打って、志度寺近くの宿に泊まるとのこと。「私はその先の87番まで行かなきゃなんですよー」「でも自分たちに追いついたくらい足が速いなら全然行けますよ」と言いながらサングラスを取ったお坊さん…

 

 

 

あらイケメン( ♡∀♡)

 

 

 

 

ちなみにこちらが写真。写真だとアレだけどほんとにイケメンだったんだってば!!

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ちなみに前のお坊さん、前日根香寺に行く途中の休憩所ハーブティーが入った水筒を倒して中身全部こぼしたらしい。お前かぁ!!(私が飲もうとしたとき全然入ってなかった)

 

ちなみに志度寺に向かう途中の道にはこんなものが

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お!平賀源内って香川県出身だったんだ!

 

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平賀源内がどうやって死んだかも全然知らなかった。相当奇妙奇天烈な人だったんだろうなぁ…今の世に生まれてたらIT界の天才とかになってかもね。

 

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時間があったら絶対行ったのに…まぁでも全然人いなかったけど。

 

そして午後3時、86番志度寺(しどじ)に到着~!

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イケメンお坊さんと一緒に到着~!えへへ(*´∀`*)

 

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めっちゃ嬉しそうやな…いや、これはもうあと2寺まで来た!っていう嬉しさですよ。そうなんですよ。

 

志度寺はなんだか複雑に入り組んだお寺で、見るものも結構ありそうです。しかしやはり一番の目玉は五重塔

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逆行でちょっと暗いけど、美しい赤の五重塔です。やっぱ茶色より赤の方が華やかでいいね。

 

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平賀源内のお墓も志度寺にあります。

 

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志度寺の本堂。イケメンお坊さん2人のお経はさすがプロ!って感じでした。

 

納経も終わり、メインで話をしていたお坊さんに「お気をつけて~」と挨拶をして納経所を出る。するとずっと前を歩いていた(ハーブティー水筒を倒した)お坊さんが納経所前のベンチに座っていた…サングラスを外したそのお坊さん

 

 

 

もっとイケメンやんΣ(゚Д゚)

 

 

 

これはここまで頑張った私へのお大師様からのご褒美(目の保養)だと理解しました。お大師様、アリガトウゴザイマス。しかと受け取りました!!

 

イライラORANGE TOWN

志度寺を出て本日最後の寺、そして結願まであと1つの寺、長尾寺に向かいます。ちょっとした上り坂を歩いて行くと、見えてきた見えてきた!前日、中山さんのブログでスーザンが「HOLLYWOODみたい!」と言っていた例の「ORANGE TOWN」…

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え…?

 

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あの…えっと…

 

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ちょっとそこの家が邪魔して見えないんですけどぉ!!!

 

なんだこれ…設計ミスじゃないのか?もっと高い場所に設置するべきだったんじゃないか?それとも家は後から建ったのか?オレンジタウンの住民でありながら「こんな文字誰も見てないし、関係ないわ!」って建てたのか?なんなんだ??

 

とりあえず全景が見える場所まで移動して写真を撮ろうとカメラを構えたまま移動…

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進めど進めど全然見えて来ず…この家ほんっと…嫌がらせとしか思えんな…

 

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かなり移動して、やっとこの角度から全体の写真が撮れた…っていうかこの角度でしか撮れないって明らかにダメでしょ!意味ないでしょ!!…やる事が中途半端だよ、地方自治体!

 

ナルティメット寺、長尾寺

オレンジタウンを通り過ぎ、急ぎ足で長尾寺に向かう。けっこう時間ギリギリだよ!

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途中、こんなお遍路さん休憩所が。中で宿泊もできるらしいです。

 

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下にはなぜか砂が敷き詰められている…なんで?

 

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こんなお地蔵様に見守られながら寝ます……わ、私にはできないっ!夜中、目を開けれないよぉっ!!

 

87番近くの「へんろはし」を通り

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小さな橋だけど名前が「へんろはし」…ここに来て!?いや確かに大詰めだけどさ。

 

16時36分、ついに87番長尾寺(ながおじ)に到着!!

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86番までは何ともなかったのに、87番に着いたときはちょっとウルッとしてしまった…あと1寺…!!

 

長尾寺にはほとんど人がおらず、夕暮れに照らされた境内はとても静かでした。ここまで来たんだ…明日はいよいよ結願なんだ…と一人感傷に浸る。

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長尾寺の本堂。お遍路さんらしい女性と、会社帰りのような男性がお経を読んでいました。

 

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大師堂。お昼は逆打ちを始めたばかりのお遍路さんとかで賑わったんじゃないかなー

 

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入り口の大きな木。心落ち着くなぁ…

 

ながお路とあづまや

87番でここまでまったりしていた理由の1つが、今日泊まる宿がお寺の目の前だということ。87番に着いたということは、イコール宿に着いたも同然。かつてここまで寺に隣同士の宿があっただろうか(否ない)。

 

87番に着く少し前、ネイトから「長尾寺前のあづまや旅館に泊まっている」というメッセージが来ていた。ちなみに私が泊まる民宿は「結願の宿 ながお路」だ。

 

f:id:izumislife:20161214034936j:plainどどん!!全員お隣さん!!!

 

 

寺を出て、隣の宿に着いて部屋に案内され、椅子に座って「ふぅぅぅ~~~~~………」となってから思った…

 

そういえば、今日1回も休憩しなかったな…

 

そう、この日はトイレに行ったとき以外、一度も座ることなくずっと立つか歩くか走るかのどれかかだった。寝坊に加え、屋島寺の観光、予想外の山登り、下りの難所…休む暇が1秒たりともなかったのだ…さすがお遍路、終わりの1日前までキツイぜぇ~!

 

ネイトに「私、ながお路に泊まってるよ!昨日の夜、あれから計画を変更したんだ」と連絡。明日のことなどを少し話したけど、特に向こうからも「じゃあ一緒に行こうか!」というお誘いはなかったので(こっちからもしなかった)まぁどうせ途中1回はどっかで会うだろうけど、88番に着くのは別々だな~と思った。

 

最後に、晩ごはんを買いに近くのローソンに行った時に見かけたクリーニング屋の看板。 

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PURASU1!!!

 

…はい、こちらからは以上でーす。

 

まとめ

ついについに、結願まであと1日!韓国に来てまで引っ張ったブログもあとちょっと!!皆さま、もう少しお付き合いくださいませ。

 

一応軽くこの後の予定を話しますと、翌日に結願、翌々日に1番まで戻りフェリーで和歌山→難波、翌々々日は高野山に登り、翌々々々日は京都の弘法大師ゆかりの寺を訪ね、夕方友達に会い、翌々々々々日の朝に飛行機で福岡に帰りました。

 

え?…けっこうまだまだあるじゃねーかって??……

 

 

 

 

 

そうなんです、けっこうまだまだあります(´;ω;`)ウゥゥ 終わらないよこれ!お大師様ッ!!

 

これから歩き遍路に出られる方のための注意点

  1. 84番屋島寺に登る坂道は全部舗装路ですがけっこうきついです。杖が2本あるとすっごく捗る。そして入り口に「どうぞお使いください(ただしちゃんと返却してね)」的なこと書いてある杖置き場がある……あなたの良心に任せます…
  2. 屋島寺はけっこう見るとこあるので、宝物館とかもゆっくり見学したい人は最低1時間はとっておくのがいいかと。お寺の西側の湾では「瓦投げ」ができます(瓦はお土産屋さんにたくさん売ってます。8~10枚200円)なんかできるだけ遠くに投げるのがいいとか、ぶら下がってる輪の中に入るといいとか、いろいろ言われてます。
  3. 屋島寺から85番八栗寺方面へ下りる遍路道は、私はこの八十八ヶ所で一番の難所だと思います!!それくらい、危険。急斜面に加えてイノシシが土を掘り返していたり、土の道から舗装路に入ったと思ったら舗装路が苔だらけでツルツルだったり、とにかくめちゃめちゃ滑りやすくて転びやすいです。気をつけましょう!
  4. 85番八栗寺の上り坂も全て舗装路ですが、途中(まだ)公式地図には載ってない(2016年10月現在)新しい遍路道「七曲り道」ができてます。山道、山登りが好きな方はそちらへどうぞ。
  5. 86番志度寺へ行く道の途中には「平賀源内記念館」や「平賀源内旧宅」などがあります。興味のある方はどうぞ!ちなみに志度寺には平賀源内のお墓も!

 

以上!明日はいよいよ結願です!!KECHIGAN!!!

 

ではでは☆

四国歩き遍路 第37日目(10月17日) 〜楽で恐ろしい山登り!の巻

よす!izumiす!

 

残念なお知らせです…たぶんどれだけ頑張っても

 

韓国旅行始めるまでにお遍路ブログ全部書けない…

やっぱムリ(´;ω;`)ウゥゥ

 

というわけで、韓国に行って向こうで色々と(主に食べるのと飲むので)忙しい合間をぬってブログを書きますので、最後の方アップが遅れても…

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許してちょんまげ!(by石手寺の衛門三郎)

 

…怒られる前にとっとと今日のブログに行きましょう。今日はまさかのガッツリ山歩きDAY!

 

それではー、バモノッ!!(スぺ語)

 

天皇寺内で迷う

今日のルート解説はちょっとややこしいんだけど、ついて来てねっ!

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前日泊まった「ホテルニューセンチュリー坂出」を出発し、まずは79番天王寺(3.2km)、その後80番をいったん飛ばしてまっすぐ81番白峯寺(7.2km)に登り、山の中の道を82番根香寺まで歩く(7.5km)、その後山道を下り80番国分寺まで(7km)、83番一宮寺まで歩いたら(8.7km)、そこから徒歩10分の「一宮駅」から電車に乗って「高松築港駅」まで行き、徒歩2分で本日の宿「高松ゲストハウスBJステーション」まで行きます。全長約34.5km(+山道)のまあまあキツイ日です。ちなみにオレンジの矢印ルートが行ったルートです(見づらくてごめん!)

 

元々の計画では普通に79→80→81→82と打つ予定だったのですが、前日SG中山さんのブログを見たこと、その中山さんに82番で会ったネイトから前日「明日80番を飛ばして81番に行く道の方が楽みたい」というメッセージを貰ったことで、前日の夜に計画を変更しました。持つべきものは1日先を行く遍路友達、複数いればなお良し(*´ω`*)

 

だが天気予報ではこの日は雨!…なんでこんな山登りの日に限って( ノД`)と自分の雨女加減にうんざりだったのですが、ネイト曰くこの日以降、私たちの結願までもう雨の日はないとのことだったので(ネイトに頼り過ぎだな私)ええいこれが最後だ!と思って朝ホテルを出発しました。

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ホテル近くにあった中華料理店…外国人だと思うんだよなぁこの文字は。外国人の日本語学習者の字には特徴があって(もちろん全員に当てはまるわけじゃないけど)正方形の中にバランスよく収まってないんだよね。日本で小学校に行けば知らない間にあの正方形のマス目が並んだ「漢字練習帳」の恩恵を受けるわけですよ。あとこの看板の電話番号の文字ちっちゃ過ぎ!…電話してほしくないのか?

 

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「八十八」と書いて「やそば」と読むらしい。「八十八名物ところてん」…この辺の地名が「八十八(やそば)」なのかなぁ?それともやっぱり四国八十八ヶ所にかけているのか?

 

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創業二百余年の清水屋。ところてん好きなので、お昼に通ったら絶対食べてたと思う!残念なりー。

 

そして朝7時半、まずは79番に…着いた…はずなんだけど?あれ?

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これ…これじゃないよね。これ神社だし…思いっきり狛犬いるし。天皇寺はどこ??

 

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まっすぐ正面まで来てみる。鳥居!しかも3つ…やっぱりここ神社じゃないかぁ!天皇寺マジどこ…

 

とキョロキョロする。ちなみに上の上の写真でオレンジのリュック背負ってるおじさんも天皇寺が分からずキョロキョロしていた。うろうろしているうちに「本堂→」の目印を発見。鳥居から入って左奥にあるらしい。このお寺、どこに何があるか本当に分かりづらいです(この後入ってきたご夫婦遍路もやっぱり迷ってた)

 

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ちなみにこの79番、ガイドブックでもネットでも普通に「天皇寺」ってなってるのに、公式地図には「高照院」って書いてあるから分かりにくいんだよね…なんでだろう?

 

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天皇寺に隣接する神社は「白峯宮」というそうです。崇徳天皇を祀ってあるのかな?崇徳天皇に関してはまた後で。この珍しい鳥居は「三輪(みわ)鳥居」と言って、瓦葺にして格式を高めた鳥居だそうです。

 

本堂にお参りしていると、お揃いの紫色の作務衣を着たおばちゃん達がワイワイぞろぞろとやってきて、場所がどうだ並びがどうだとひとしきり騒いだ後、声を揃えて変なお経を読み始めた。私が撮った動画を載せておくので、誰かこれが何の団体なのか知ってる人は教えてください!


崇徳天皇にビビりながら登頂

79番天皇寺を打ち終わり、次の80番国分寺…ではなく、81番白峯寺を目指す。しばらく平地を歩いたあと、白峯寺に登る坂道が始まった(まだ車道です)。

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上り坂の始まり付近にある案内図。ちなみに「五色台」というのは、今から登る「白峰」、82番のある「青峰」を含め、この辺にある5つの峰にそれぞれ色の名前がつけられているので「五色台」というそうです。詳しくはこちらをどうぞ!

 

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同じく、山の麓にある真言宗の「観音寺」、奥には神社の鳥居が…と思ったら…

 

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ちちち血の宮???((((;゚Д゚)))) 

 

今調べたら、こういう事らしいっす← いやもう怖いわ、崇徳天皇怖すぎるわ…

 

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そんな私を癒してくれたのは、遍路道標石にいたカタツムリちゃん!かーわいいねぇもうー(*´ω`*)…

 

食べちゃおっかな!(実際カタツムリ好物です…スペインでね、普通に食べます)

 

その後もずっと緩やかに上る車道を歩きます。幸い雨は降りそうで降らず。

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ずっと左側に景色が見える山道(車道)で気持ちがいい。ついつい鼻歌が出ます♪(実際は鼻歌レベルじゃない程絶叫して歌ってたりする…)

 

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こんな感じの車道を歩きます。今見たらけっこう左側怖いかも!でもこの日はほとんど車の通行がなかったんです…なぜなら

 

この車道を歩いてる最中、ところどころに「9月20日に上陸した台風16号の影響で白峯寺根香寺間の県道180号線が通行禁止となっております」という注意書きの看板があったんです。9月20日の台風と言えば…私と中山さんが1日ホテルに缶詰めになった例の台風じゃあないか!あれからほぼ1ヶ月経つのにまだ通行止めが解除されないほど強力な台風だったらしい。だけどそのせいで車の通行がほとんどなく、歩きやすかった!

 

私がルンルン歩いていると、通行止めの看板を設置している業者っぽいおじさんが私を見て、ニヤニヤしながら声をかけてきた。

 

「この先は通行止めだよ。白峯寺までは行けるけど、根香寺に行くんだったら1回下りて大回りしないと行けないよ」

 

え?確か車道は通行止めでも、山道は通行可能なので歩き遍路には関係ないはず。実際、前日中山さんも私と同じルートで行って問題なかったし。そこで

 

「いえ、私は歩き遍路なので関係ないんですよ。白峯寺から根香寺までは山道を行くので…」と言うと、さっきまでニヤニヤしてたくせに急に「あっそう」とそっぽを向き車の方に行ってしまった…なんだよ。私が「ええー!マジですかぁ~どうしよう~(´;ω;`)」とか困る顔が見たかったのかな…意地悪な奴!

 

気を取り直して歩いていると、前を行くお遍路さん!声をかけてみると、なんと珍しい(私もだけど)女性1人の歩き遍路さんだった!でもお年はかなり上、しかも週末や連休だけの区切り打ちらしい。ピンクのニットカバーがついた金剛杖(女性らしい♡)と登山用のトレッキングポールの2本使いで登っていらっしゃる…

 

あ、それいいね!と思った。以前も書きましたが、山登りでは杖が2本あるとすごーく便利なのです。でも80番まで来て知るとはなぁ…もっと早く知りたかったぜ!!(゚Д゚)ノ

 

少し世間話をして「私ペースが遅いから、先行って!」と言われ「じゃあ、先に行ってます!」と別れた。

 

しばらく歩くと、車道から逸れ歩き遍路用の道があるのでそっちに入る。

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ここから白峰寺までたったの1km!早い!

 

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階段の始まり。ここから白峯寺までは基本ずっと階段です。山道よりはいいけど、キツイ。

 

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この階段が前日の雨と湿気と苔でめちゃめちゃ滑りやすくなっていて、上りだった私は何とか大丈夫だったけど、下りてきたおばさんが2回くらいこけてた…雨の日はちょっと危険な階段です。

 

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白峯寺の少し手前にある、崇徳上皇のお墓である「白峰御陵」。今回のことで少し崇徳上皇について調べましたが…めっちゃ怖いですやん((((;゚Д゚)))) 今も昔も、天皇の暮らしってきっとストレス多いよね…一般ピーポーで良かったぁ…

 

干支が可愛い白峯寺

そんなこんなで9時半過ぎに81番白峯寺に到着!

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ちなみに白峯寺の標高は350m、そんなに高くない。でも木が高いからすごく高いところにあるような気がしてしまうお寺だ。

 

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長い階段があって、その途中途中に「○○年生まれの人の守護本尊はこれ!」みたいなことが書いてある。ちなみに私は午年の女38歳(2016年現在)よろぴこ。

 

f:id:izumislife:20161208115709j:plain午年発見!勢至菩薩…?ふぅーん。

 

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や、やばい!犬可愛い!!イノシシも可愛い!!

 

他の干支の像もいくつか見たけど、どれも可愛かったです。全部写真撮るとウザちゃんになっちゃうと思って撮らなかったけど、今考えたら撮っときゃよかったなぁ…

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大きさといい、トサカの彩色といい、酉だけが妙にリアルだった。

 

他にもこんな風景や

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たぶん大師堂…だったと思う。

 

お寺なのになぜかある狛犬とか

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たぶんさっき通った崇徳上皇のお墓、白峰御陵を守っていると思われ。ご苦労様です!

 

白峯寺は全体的にすごく緑が多くてきれいなお寺でした。もっと後で行けばきっと紅葉がきれいだったんだろうなー。

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お寺を出ようとするとこんな看板が…嬉しいな!まぁ…終わりまであともう少しだけどね!

 

猪ノーセンキュー

さて、白峯寺を出て次の82番根香寺(ねごろじ)までは前述のとおり山道を行きます。

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前日の雨もあってジメッとしてる…滑らなきゃいいけど…

 

と、歩き出してすぐこの表示…

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イノシシ出没しています!!!

 

うぅーー…だから山は嫌いなんだ。こんな山奥でイノシシに会ったら心臓止まるし!!突進なんてされたらもう死ぬし!!!注意書きには

 

もしイノシシに出会ってしまったら?

  1. 何もせずに放っておきましょう。餌やり厳禁。(←餌なんてやる人いるの??)
  2. ゆっくりと後退し、静かにその場を立ち去りましょう。(←ってことはお遍路中断…そっちの方が痛いなぁ…)
  3. 決して威嚇したり、追い払おうとしないでください。(←こっちが威嚇しなくても、出会った瞬間突進してきたらどうすればいいんだろう?)

 

とある…これでいっきに、根香寺までの山歩きが憂鬱になってしまった。

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今にもイノシシが出るかもしれないと思うと途端にめちゃめちゃ恐くなりませんか?この道…

 

しばらく行くと、奥に古い石碑が建っている小さな広場に出た。

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これは!ルート計画を立てるため先人のブログを色々見ていたときに見た例のやつだ!実物を見てちょっと感動。けっこうデカいんです。

 

右の小屋に入ってる方は1321年に建てられた摩尼輪塔(まにりんとう)と呼ばれるもので白峯寺という聖地に近づいたことを示し、左の石碑は1836年に建てられ、「下乗」つまり「この先はどんなに高貴な者でも乗り物から降りて自分の足で歩きなさい」という意味らしいです。

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近くの掲示板に詳しい解説がのってました。昔の人はここまで馬で来たのかなぁ…妄想が広がる。

 

イノシシが怖いのでiPhoneに入れてる音楽を大音量で聞く、聞きながら歌う…これで向こうから逃げてくれればいいけど。まさかシンデレラじゃあるまいし、歌ってたら動物がわんさか寄ってくるってことはないだろうからね…

 

山の中で一人カラオケってると、突然前にお遍路さんの夫婦(60代くらい)が現れた。(というか足元見ながら歌ってたので前にいたのに全然気がつかなかった…恥ずかしい)2人も私と同じく、白峯寺から根香寺へ向かっているのだが、道が分からないという。「公式地図を見るとこの辺りにあっちの方角の道があるはずなのに見当たらない」とご主人さん。

 

私は正直、山の中に入ると地図をほとんど見ない。なぜなら山ではほとんど1本道だし、二又に分かれているところはほぼ必ず「遍路道→」の表示があるから、地図を見る必要がないのだ。なのでこの時も「たぶんまだ真っすぐでいいんじゃないスかね~」と適当に答えた。

 

たぶん毎回ご主人が地図できちんきちんと道を確認しながら進んでおられるのだろうが…正直今回の遍路で思ったけど、公式地図信用しすぎちゃダメ!精度そんなに良くないから…(´・ω・`) そして実際まっすぐ行くとすぐに「根香寺→」の道標があったのでした。めでたしめでたし。

 

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全体的にこういうジメッとした道でした。真ん中はヌルっとして歩きにくい。

 

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昔は陸軍用地だったらしい…いや、今でもかな?近くに自衛隊の演習場があるし。こんなとこで訓練とかヤダよぅ…戦時中の男に生まれなくて本当によかった(´;ω;`)

 

根香寺手前でカウンセリング

しばらく行くと、たくさんベンチが並ぶ少し大きめの広場に出た。

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なんか野外授業でも始まりそうなイスの並びだ。

 

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並んだイスの正面にはけっこう大きなお地蔵様が。なるほど…こっちが先生か。

 

なるほど、この場所が看板の地図にも出てきてた「十九丁」か!

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80番を飛ばして79→81番に進むルートは江戸時代後半にできたらしいです。十九丁は2090m、つまり約2.1km。ここから根香寺まで十九丁ってことなんですね。

 

十九丁から10分ちょっとで、山道からアスファルトの車道に出ました。

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お食事・喫茶のみち草。ネーミングがもう好き!でも看板の横「喫食ち」って何かと思ったよ…縦読みね。

 

そしてまた山道へ。

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4ヶ国語で書かれた道標。これいいね!遍路中、けっこう「これ重要!」っていう道標が日本語オンリーで書かれてて、これ外国人は道に迷っちゃうだろうなーと心配になった。これから増えてくといいなぁ。

 

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根香寺近くの山道は整備されててけっこう歩きやすかったです。

 

山道の途中に休憩所があり、ノジュカーのお遍路さんが1人座っていた。

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けっこうちゃんとした休憩所。奥には中で泊まれる小屋もある。

 

プラケースの中には子供たちがお小遣いで買ったという、お接待のお菓子がたくさん入っていた!感動して「じゃあちょっと頂こう~♪」とお菓子を選び(いかにも子供が好きそうなお菓子で正直おばちゃんの私には甘すぎるやつばかりだったが、気持ちが嬉しいじゃあないの!)ハーブティーも頂こうと、紙コップを構えてボタンを押すも…スカッ!空っぽだった!

 

大きな野宿リュックから食パンを取り出し、スライスチーズを挟んで食べているノジュカー遍路さんに声をかけてみた。順打ちだそうで、私と同じくもうすぐ結願だ。「順打ちなんだ!今まで全然会いませんでしたね~(たぶん私が香川に入ってペースを上げたので追いついたと思われる)」と言うと「俺急いでるから。早く結願して、会って許しを請わないといけない人いるから」と言う。

 

なんだか事情がありそうだ。少しずつ話を聞き出してみると、Mさん(名前をMさんとする)は奥さんと子供4人がいるお父さんで、奥さんに手を出してしまい(簡単に言うとDV)離婚危機にあるらしい。奥さんが出ていってからは子供に会わせてもらえず、今回の遍路は許しを請うための、子供に会うための反省の旅なのだと言う。

 

最初は軽い世間話から始まったのに(Mさんも途中でマジッドや懐かしのハイ真島ことSさんに会ったらしい。やっぱりノジュカーはノジュカー同士、会う確率が高いんだなぁ)すんごい深い人生の話にまで発展しちゃって、私も自分の小さい頃の話をしたりとか自信に関する話をしたりとかで、結局1時間弱そこにとどまってしまった!!けっこうなタイムロス。今日83番まで間に合うかな…

 

Mさんが奥さんとよりを戻して再び殴らなくなることを祈りつつ(まぁ難しいだろうけど…)先を急ぐ。休憩所から根香寺はすぐだった!12時19分、82番根香寺に到着!

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お昼過ぎから晴れてきました!やったね!

 

根香寺は山門入ってすぐ、一度階段を下りてまた上がる場所があり(なぜ!)そこの緑の木々がすっごいきれいでした。

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これ紅葉するのかなぁ?紅葉したらここすっごいきれいだと思う。

 

あとは、久しぶりに見た修験道の元祖、役行者の石像があったりとか

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右足元の鬼が「この人、すごい人なんだかだな!オラ知ってんだかだな!」って言ってる、私の中では。

 

役小角に関して面白い記事があったのでご紹介。ほんとに空飛んだのかなー。

www.youkaiwiki.com

 

それから本堂の奥にはコの字型の回廊があって、そこに(もう見慣れた)万体観音堂があったり

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「○○県」とか書いてあるので、全国からお布施されてるのが分かります。慣れたとはいえ、やっぱりずっといたい所じゃないね。

 

枯れてしまった欅を祀ってある場所があったりします。

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パッと見じゃあ、枯れてるのか生きてるのか分からないもんだね。幹だけ見ると。

 

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1600年かぁ…寿命だったのかな?

 

千円もらって急いで下山

さて、根香寺を出たのが午後1時前、国分寺行って一宮寺行ったらたぶん5時ギリギリだ!ということで急ぎ足で出発。

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根香寺を出て中山休憩所の前にあった地図。さっき通った十九丁から左へ曲がって下山。まずは一本松を目指す。

 

根香寺を出たところの山道で、あの女性1人遍路さんと再会!「お疲れ様です~もう少しですよ、根香寺!」と声をかけると「ちょっと待って、ハイ、これあげる!」となんと千円を手渡された。

 

「えええ!!!いやいやいや、なんでですか!お互い遍路なんだから、ダメですよ、貰えませんよ!」と言うと、おばさんはニッコリ笑いながら「大丈夫、私、お金持ちだから」とおっしゃった。

 

「あ、じゃあ…ありがとうございます!」と受け取る。お遍路さんからお接待を頂いてしまった。しかし「大丈夫、私金持ちだから」ってなんかド直球でパワフルな言葉だよなぁ。英語で言うと「Don't worry, I'm rich」だぜ。あ、なぜか今トランプさんが浮かんでしまった。あの人は…安心できないけど!笑

 

千円もらいルンルンしながら先を急ぐ。十九丁から一本松を通る山道は長く、しかもけっこう急勾配の坂道で、この道を登らなくてよかった…と思った。絶対79番→81番の道の方が楽。そりゃ江戸後期からそっちの道になるはずだわ。

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一本松ってこれらしい…松ないんですけどぉ!??地図の看板に松の絵描いてあったよね?紛らわしい!ヽ(`Д´)ノ

 

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ぐんぐん下ります。国分寺町が見えてくる。やっぱりため池が多いのね香川。

 

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下まで来た!もうすっかり晴れました。

 

そして午後2時半、80番国分寺に到着!

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けっこう立派なお寺でびっくり!聞いてないよ!!(調べてないだけ)

 

この国分寺がけっこう広くて見るものもたくさん!

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山門入って本格的に境内に入るまでの道がまずこれだもの。美しいわ~。

 

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お遍路さんが似合うお寺です。ちょっとポストカードみたいな写真撮れた!よね?よね?

 

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四国のお寺にちょいちょい祀られていた七福神。私の中で七福神仏教って結びついてなかったんですけど、真言宗だとルーツがインドで一緒ってことなんですかねぇ…?

 

広い境内に見たいものはたくさんあったんだけど、時間がないので泣く泣くパス。さっさとお経読んで納経して、次の寺に向かいました!

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一宮寺まで本当に急いでたので全然写真撮ってないんですが、この時だけ雲がライオンっぽい!と思って撮りました。ちなみに8月生まれの獅子座です。

 

一宮寺である決心

そして本日最後のお寺、83番一宮寺(いちのみやじ)に着いたのは午後4時48分。こんなにギリギリに着いたのは初めて!

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急いで手を洗い、まずは納経所に行く…本当は本堂と大師堂でお経を読んでから最後に納経するのが基本です。でもまあ、そこは臨機応変にね。

 

なぜなら私が到着したのと同時にバスツアーの団体遍路さんが2組も入って来たからです。これはヤバイ。これはもう真っ先に納経所。ガイドとまた喧嘩したくないし。

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なんとか団体さんより先に納経を済ませて、お経を読み終わった時点でちょうど5時になった。でも団体さんはまだお経読んでるし、そんなにピッタリ閉まらないんだね…お寺によるとは思うけど。

 

山門前でセルフィー撮るのを恒例にしているので正門前に行くも、またまたちょうど出てくる団体さんと被る私。人がぞろぞろ出入りしてるので撮れない。仕方なく待つ…まぁこれが今日最後のお寺だから別にいいけどね。

 

1つの団体が大体出ていって、よし撮ろう…と思ったらもう1個の団体さんも出てき始めた。もーーー!!!(。-`ω-) 仕方ないので待つ。と、団体さんの1人に「写真撮ってもらっていいですか?」と頼まれ「いいですよ」と撮ってあげたら、次から次へと「私も私も」と、もう団体専門のカメラマンじゃないんだから私!!

 

と思ったけど、人の役に立つのは嫌いじゃないからにこやかに対応。2番目の団体さんは私の両親もよく利用する阪急交通社で(バッジで分かった)逆打ちだから今日が初日らしい。だから皆なんか初々しいんだね~。私の両親も、今回私がお遍路したのをきっかけに興味を持ったらしく「バスツアーでお遍路したいね~」なんて言ってるから、団体遍路さん自体は別に嫌いじゃない。というか逆に微笑ましかったりする。

 

私に「歩いてるの?逆打ち?」と聞いてくるので「順打ちでずっと歩いてきて、あさって結願です!」と言うとすっごく驚いていた。ちょっと快感(*´ω`*) バス遍路や車遍路しかしたことない人にしてみれば「うそー!無理ー!」ってな感じなんだろうが、歩き遍路の中にはそれはまたそれでランク付けがある(野宿組とかリピーターとか)という不思議な世界…あんまどっぷり浸からんようにしとこ…(´・ω・`)

 

やっと団体さんがいなくなって、一人で記念撮影。

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この正門って確かにものすごく記念撮影に適した正門だw だからか!

 

すると、横で「あ~、待ってたんですね」と声がした。バイク遍路(というかカブ遍路)の若者がさっきから人の写真ばかり撮ってあげてる私を「なんで?」と不思議に思い見てたらしい。遍路中に会ったカブ遍路2人目(1人目は松山の繁多寺で会いました)だ。しばらく話をしながら(逆打ちでこの日が初日だったらしい)カブを拝見。このお遍路のために中古で購入したという緑カブ。あああ懐かしい。

 

実は私、20代の頃たったの1年だけだけどスーパーカブライダーだったんです。その1年間で3回転んで(3回とも特に何もないところで転んだ)「これは運転の才能がないな」と思ってやめたんですけど…でもすっごい好きだったんです、スーパーカブ!!

 

今だったらもっと慎重に運転できる気がする(ほんとかよ!!)…なので次にもし、もしお遍路をすることがあればその時はカブで…と心に決めました。(もうハマってんのかなこれ…遍路病?)

 

ネイト氏と再会

一宮寺から徒歩10分の一宮駅から終点の高松築港駅まで電車に乗ります。もう乗り物って楽すぎ!

 

電車の中からネイトにメッセージを送る。「今高松のゲストハウスに向かってるよ!今日、何時にどこで会う?」そう、この日は高松でネイトと晩ごはんを食べることにしていたのです。私より1日先を行っていたネイトですが、この日は高松で再び「休みDAY」を取っていたのでした(休憩というより観光のため)。

 

7時に商店街で会うことにして、まずは今日の宿「高松ゲストハウスBJステーション」に向かう。高松築港駅から出た途端…人多い!ビル高い!なにここ、都会!!高松は思ったより都会でした…

 

BJステーションはいかにも外国人の若い観光客が泊まりそうな今風のゲストハウスで、なかなかキレイです。しかも女性専用ドミトリーは中に専用のシャワーと洗面台があるし(どちらも清潔綺麗!)ドライヤーもあるし、ベッドは上下2段のまるでカプセルホテルのような作りで(カプセルホテルに泊まったことないから憧れていた!小さいころ押入れで寝るのが好きだったので狭いところは落ち着くんです…)私的にはすごーくいいゲストハウスでした!

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私のベッド。シーツ2枚と枕カバーは新しいのを貰って自分でセッティングします。奥にセーフティーBOXあり。カーテンも閉められます。

 

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下の段はこんな感じ。私がこれ撮った時は誰もいなかったけど、最終的に全部埋まった。狭い場所でも平気、というか割と好きという性格は旅行において得してると感じる。虫と古いのはダメだけどな。

 

ネイト氏と商店街で待ち合わせて再会。うどん屋さんに入って、お互い別々に歩いてるときにあったことや、これから結願したらどうするか、などを話しながらうどんを食べた。

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肉しゃぶうどん。美味しかったです。注文を取りに来てくれたバイトの子が外国人(東南アジアかインド系)で、ネイトと2人で片言の日本語でやり取りしてる様が可愛かった。

 

この日ネイトと別れるとき、ネイトが「もしかしたらこれが最後になるかもしれないから」と言ってハグをしてくれた。お互い同じ日に結願するとはいえ、翌日の予定が私は86番まで、ネイトは87番までだったので会わないだろうと思ったからだ。しかし結末は違いました。それは2日後のお楽しみ~♪

 

まとめ

この日の山登りは(ルートを変更したおかげで)心配していたほどきつくなかったし、雨も結局ちょっとしか降らなかったので滑ったりもなく、本当に良かったです。一番怖かったのはイノシシと崇徳天皇の「血の宮」かも…( ゚Д゚)ヒィー

 

これから歩き遍路に出られる方のための注意点

  1. 79番天皇寺(高照院)は、中がちょっと分かり辛いです。特徴的な3つの鳥居のところまで来て、神社を正面(鳥居を背面)にして左奥に本堂・大師堂、右奥に納経所です。
  2. 79番のあとは80番を飛ばして81番に行くルートの方が実は楽です。順番は79→81→82→80→83となります。山登りしたい人以外はこのルートで行くのがよろしいかと!
  3. 81番から82番までは山道です。へんろみち保存協力会の公式地図はあまり精度が良くないので、方向などは地図を信じすぎず、現地の道標を頼りに行きましょう。
  4. 私はこの日高松駅近くのゲストハウスに泊まったんですが、83番一宮寺近くにある「天然温泉きらら」がオススメみたいです。他のお遍路さん数人から聞きました!

 

以上!明日(の分のブログ。アップは明日はお休みします!)はいよいよ結願前日、87番まで行きます。そして、イケメンお坊さんとの出会いも…あったりして♡きゃ!

 

ではではー☆ たにょおげっすむにだ(韓国語で「行ってきます」)(*´ω`*)

四国歩き遍路 第36日目(10月16日) 〜大寺院と大神社と石パン

にゃち!izumiです!

 

さっそく昨日のブログのコメント欄に「南無大師遍照金剛」下さった方

 

ありがとうございます!!!(*´ω`*)

 

めっちゃ励みになっております…よし、今日も書くことたくさん!香川県はお寺がギュッてなってる分、中身も濃いです。

 

ではー行ってみよ(/・ω・)/

 

 

88中TOP寺

さて今日の行程でーす!

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前日泊まった「丸亀ゲストハウス・ウェルかめ」に荷物を置いて丸亀駅金蔵寺駅まで行き、74番甲山寺(2.6km)、そして空海生誕の地である75番善通寺(1.6km)、そこから善通寺駅まで行き(1.5km)琴平駅まで、そして金刀比羅宮を参拝しまた善通寺駅まで戻り(4㎞)、そこから76番金倉寺(2.6km)、77番道隆寺を経て(4km)、丸亀駅の「ウェルかめ」に荷物を取りに戻り(3.6km)そこから本日最後の寺、78番郷照寺(4km)へ、そして本日の宿「ニューセンチュリー坂出」まで歩きます(3.8km)。全長約28km!説明書いてても長い!笑

 

前日「ウェルかめ」の共用スペースに泊まった私。畳の上でごろ寝するのには慣れているので、お座布団と毛布だけでも十分熟睡できました(あと2500円と聞いていたんですが、中嶋さんが2000円にまけてくれた!やった~!)6時33分の電車に乗るために朝6時に起きて準備。外では昨日居酒屋で会った若者N君がテントを畳んでいる音がする。

 

宿に置いて行く荷物を整理していたら、思ったより時間がかかってしまった!6:33発の電車を逃すとなんと次は7時23分、逃すわけにはイカンッ!!なんとか荷物を整理して6時半に宿を飛び出す。庭でテントを片付けていたN君に「バイバイッ!」と0.2秒で挨拶して丸亀駅まで走り、なんとか6時33分の電車に間に合った。

 

金蔵寺駅から徒歩30分、本日最初の寺、74番甲山寺(こうやまじ)に到着!

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なんだか全てがどよーんとしている…この日は全体的に曇りだったんだけど、前日からの負のオーラを引きずってたのかもしれない。あのタヌキ親父め~!

 

甲山寺は…今まで「この寺特徴ない」「この寺も特にない」と散々書いてきましたが、そんな中でもダントツに特徴がない寺だったかもしれない…

なにも覚えてない…(´・ω・`) 写真も山門の前で撮ったこれだけしかない。寂しいね…

 

気を取り直して次のお寺へ!次の75番は甲山寺とは打って変わって、おそらく四国八十八ヶ所のお寺の中でも一番重要な寺

 

弘法大師生誕の地、善通寺

 

高野山、京都の東寺と合わせて空海の3大霊跡とされているらしいです。

 

74番から歩いて20分ほどで、75番善通寺に到着!

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善通寺は広くてどこが正門なのかよく分からない…とりあえず門的なものの前で写真…

 

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さすが善通寺!山門の名前が「遍照金剛閣」!!

 

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前日、本山寺五重塔が見れなかったので善通寺五重塔に期待してたんだけど、あいにくの天気…

 

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善通寺の本堂…ガイドブックには「金堂」とあります。まぁ豪華!

 

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本堂のある「東院」から、空海誕生の地である「西院」に続く道。奥には昨日行った捨身ヶ嶽があるけど、この写真では前の山が邪魔して見えないです…

 

お大師様の肉声・修正済

御影堂のある西院は元々、空海の出自である佐伯氏の邸宅があった場所。御影堂奥殿は空海の母の部屋があった場所で、まさに弘法大師が生まれたところらしいです。

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生まれたー!!左の女性がお母さんらしい。空海の母は四国遍路中もちょいちょい出てきてて(修行中の空海を追いかけて来て、雨が降ったので空海が岩をねじって雨宿りさせたとか)とにかく常に修行中の空海を追っかけてるイメージ。兄弟とかいなかったのかなぁ…

 

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左に見えるのが御影堂(右は戦没英霊のために建てられた聖霊殿だそうです)。御影堂の地下にはちょっと面白いものがあるんです…

 

弘法大師生誕の地だけあって豪華な御影堂の地下には「戒壇めぐり」と呼ばれるものがある。戒壇めぐりと宝物館拝観はセットになっており(500円)

戒壇めぐりは約100メートルの暗闇の中、宝号を唱えながら大師と結縁する道場である。宝物館は、善通寺が所蔵する仏像などのほか、経典・聖教(しょうぎょう)・古文書をふくめると約2万点を収蔵し、そのうち約30点を常設展示している。-巡るめく四国より

 というもの。

 

暗くて狭いところは苦手なんですが、ここまで来たらやらなきゃ!と思いチケットを購入し1人で地下へ…(こんな時に限って他の拝観客が全然いない!)「左手で壁をつたい、南無大師遍照金剛と唱えながら進んでください」と言われたのでその通りに進むが、入り口から2~3メートルですでに真っ暗。何も見えない。何も聞こえない。どれくらいの大きさの穴をどこに進んでいるかも分からない。心臓がバクバクし始める。

 

その時「南無大師遍照金剛」と唱えていた自分の声の響きが急に大きくなって、思わず「わっ!」と声を出してしまった。すると小さな光がポッと灯り、辺りが照らされる。いつの間にか狭い回廊を抜けて小さく開けた空間に来ていたらしい 。だから声の響きが変わったのか。

 

小さな空間の奥には祭壇があり(たぶん)弘法大師が祀ってあった。光が点くとともに、自動音声で「今から、科学的に再現された弘法大師様のお声が流れます」的放送があった後…

 

何ともいえないおじさんの話す声が流れてきた…

 

いや…なんか全然話に集中できない。話してる内容はすごく(ありきたりだが)ありがたいお話なんだけど、声が…いかにも「科学的に再現しました!」っていう感じっていうか、どこかコンピューターチックって言うか、喋るスピードもゆっくり過ぎて正直不気味っていうか…

 

あ、あれだ。よくテレビとかで顔モザイクされた男性の声が変に低くて、テロップで「音声は変えてあります」って書いてあるアレ…あの声っぽい。嫌だ!そんな声が弘法大師様の声だなんて!!

 

科学の進歩にちょっと失望しながら先を進む。一度少し明るくなったら、自分のいる廊下がどんな形か分かったので後半はほとんど怖くなくなった。

 

歯への挑戦状 

戒壇めぐりを出て、せっかくなので宝物殿もちょっと見学して、もう一度東院に戻る。

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西院から東院の方向を望む。うん、やっぱり五重塔があると風景に味が出るなぁ!

 

その前に、「月曜から夜ふかし」で紹介され話題になった日本一硬いパン、その名も「石パン」が善通寺前のお店で売っているとのことで買っていくことに。

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こんな明治時代みたいなお店で売ってます!実際明治創業らしい。お店の名前は「熊岡菓子店」…カタパンが店名じゃないのね。店の前に自転車がとまってるだけで昭和の香りが!寅さんか!!(←好き)

 

善通寺駅に行くため、東院の境内を通る。さっきは気づかなかったけど、すごく大きなクスノキがあった。

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こういう顔出しパネルがあるとほぼ絶対写真を撮る人で、しかもお遍路してる私がお遍路さんの顔パネルってどんだけ面白いんだよ!撮りたい!!と思ったけど、周りに誰もおらず時間がないので諦めました。撮りたかったよー( ノД`)

 

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弘法大師が生まれる前からあったらしい。弘法大師も生まれ故郷の楠として懐かしんでいたんだとか。っていうか、この看板…割られた??

 

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たぶんここが正門だったらしい。五重塔もバックに入るし!ということでもう一回記念撮影。

 

善通寺の正門を出たところにあるベンチに座って、さっき買った石パンをひとつ食べてみることにした。どんだけ硬いんだろう!

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100g買ってみた。180円、安っ!袋もレトロでいい感じです。

 

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これが石パンだ!!パンっていうか…かりんとう?せんべい?何だろ…パンではない気がする。

 

それでは、実食!!

 

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ファースト・エンカウンター、未知との遭遇

 

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む…こっちか…

 

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や、やっぱこっち?こっちで行ける…か?

 

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いけ…る…か…??

 

いやどんだけ写真使うんじゃーい!!すみません動画編集したら載せます…

 

これ、ほんとにほんとに硬かったです。でも唾液をうまく使えばじわりじわり行けます。味はけっこう好き、昔の素朴なお菓子の味。この石パン、保存がきくように硬く作られたらしく、リュックの中に放置して遍路終わって実家に帰ってから食べても全然大丈夫でした。お父さんは好きだったみたいだけど(私と味覚が似てる)お母さんは「硬くて食べれない!」って言ってた。唾液で柔らかくしないと無理よ。

 

スタタタこんぴらさん

さて、今日のメインは善通寺ともうひとつ。こんぴらさん金刀比羅宮)です!2012年7月の青春18きっぷの旅で1度お参りしたことあったんですが、その時はアサイチだったため参道のお店がほとんど閉まってて、そのリベンジもあったし神社としても大好きなのでもう一度行こう!と思いました。遍路ルートからけっこう近いしね!

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4年3ヶ月ぶりに降り立った琴平駅。何も変わってない!

 

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琴平駅を出るとすぐに見えてくる大きな鳥居。ここは「こんぴらさんの町」なんだなぁ。

 

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お土産屋や食堂が建ち並ぶ通りを通る。外国人観光客(アジア系)が多かったです!

 

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メインの参道に到着。ここをまっすぐに進むと階段が現れる。

 

この「こんぴらさん」、何が有名って本宮まで785段、一番上の奥社まで1368段もあるという階段です!前回来たときは朝から一人で奥社まで上ったのですが、今回は時間もないし785段のご本宮まで上ることにしました。(写真が多いけど勘弁して下さい!)

 

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奥に見える階段、あれが記念すべき1段目です!

 

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最初はずっと階段が続くわけではなく、階段と階段の間にお土産屋と食堂がずらっと建ち並びます。

 

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100段目。この日は日曜だったので家族連れも多く、遍路姿の私ははっきり言ってかなり浮いてました…もっとお遍路さん来てるかなと思ってたけど、全然いなかったなぁ…

 

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途中のベンチに座ってお喋りするおばちゃん達。今?今そのお喋りしなきゃダメ??

 

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ここで294段目、あと491段!五人百姓とは、古くから金刀比羅宮と縁故のある家柄の五人で、金刀比羅宮の境内で唯一代々営業を許されている飴屋さんだそうです。あとで出てきます。

 

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365段目にある大門。ここから内側が境内となります。

 

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大門のある場所から後ろを振り返ってみる。ちょっと上っただけでもうこの景色です!気分良いね~!

 

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大門をくぐるとすぐ、さっき紹介した「五人百姓」が飴を売っています。百姓っていうか、5人ともおばちゃんだったけどね。これは飴の試食を貰っているところ。手の下に見える扇形の黄金飴です。

 

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鳥居をくぐったところから両隣にずらっとお金を寄進した人の名前が彫ってあって面白い。かなり昔の石もあって、昔の人の名前ってみんなかっこいいなぁ!と思った。

 

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ちょっとした広場に出る。左奥の小屋に白と黒の馬が各1頭います。神様が乗るための馬で「神馬(しんめ)」と呼ばれるそうです。

 

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そして鳥居の右側には「こんぴら狗」の銅像が。金刀比羅宮のお守りにもついてる有名なこの犬の由来についてはこちらをどうぞ。(他力本願!)

 

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628段のところにある旭社。けっこう大きいので、これを本殿だと勘違いしてお参りして帰っちゃう人もいるんだって!行きはまだここではお参りせず、まずは本宮まで上って参拝し、帰りに旭社にお参りするのが本当、らしいです!

 

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あと少しで御本宮!というときに、隣をジャージを着た青年が駆け足で上って行った。トレーニングしてるらしい。確かに、こんぴらさんの階段ってトレーニングに最適だよ~、近くに住んでるなんて羨ましい!

 

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というわけで御本宮に到着~!785段…正直あっという間だった。4年前はけっこう大変だった記憶があるんだけど…35日間の遍路で脚力が半端なくついたらしい!(今ブログを書いてる時点ではもうすでに脚力落ちてると思われる…あの時だけだったかぁ…)

 

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御本宮のある位置から見下ろす景色。ちょっとモヤがかかってますね…

 

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御本宮を横から。ずっとお寺参りだったから、神社なのに般若心経読もうとしてしまった。違う違う!

 

御本宮参拝を終え、お母さんに「こんぴら狗」のついたお守りを買い、御朱印をもらい、ちゃっちゃと階段を下りる。行きも帰りも全然辛くない!なんだこれ…自分の脚が怖いよ!

 

一番下までおりて、参道のうどんを食べることにする。たぶん一番有名なのは「虎屋」と「こんぴらうどん」、この2店は隣同士だ。2012年に来た時は「虎屋」で食べたので(そっちしか開いてなかった)今回は「こんぴらうどん」で食べることに!

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歴史を感じさせるお店の外見。ちなみに左に隣接してるのが「虎屋旅館そばうどん」さん。

 

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店内はそんなに古さを感じない…店内のレトロさで言えば隣の虎屋の勝ち。あっちはもうなんか江戸時代?って感じでめちゃめちゃ雰囲気いい(レトロ好きじゃない人には古すぎるかもだけど…)

 

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えび天ぶっかけうどん、770円。脱帽。めちゃめちゃめちゃめちゃ美味い。かぼすを絞って更に美味い。もうね、ペロリです。良かった今回はこっちで食べて。味は確実に虎屋より「こんぴらうどん」の方が美味しい。

 

うどんを食べた後、気になっていたあのソフトクリームを勇気を出して食べてみることにした。

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こちらのアイスクリーム…何味だか分かりますか?

 

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答えは「うどん味のソフトクリーム」!!ネギとしょう油、それに形も麺っぽく絞り出してあります…味はね…限りなくうどんに近いです。今まで味わったことない味だった…

 

丸亀、義理と人情とたい焼きの町(ウソ) 

2回目のこんぴらさん参拝を心ゆくまで味わい尽くし、すっかり満足して琴平駅から善通寺駅まで電車にのる。さて、観光客は終わり!お遍路に戻る時間だ。次のお寺、76番金倉寺(こんぞうじ)までは2.6km!

 

そして午後1時過ぎ、76番金倉寺に到着!

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「下馬」の文字がカッコいい!昔はここで馬から降りなければいけなかったんだろう。

 

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金剛力士像…やっぱなんかお寺が落ち着くわ。(金刀比羅宮の大門の両サイドに弓を持った平安貴族みたいなのがいるのを見た時はびっくりしたよ~。モンゴル相撲の横綱に憧れてる女が韓流ドラマの俳優に会ったときのような気分になったわ!)

 

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金倉寺もまぁ特に見るものがなかったというか…急いでたので見学する時間もなかったんだけど…

 

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さすが「金」がつくお寺だけあって、こんな直球な絵馬が売ってあったりしました。ここまで素直だと憎めないよねー。お金は大事だよー。

 

スケジュールみっちりなのでドンドン行きます。途中またまたお祭りの神輿場面に遭遇したりしながら…

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もう近くに行って撮る気もない…時間ないしね。手前の浴槽に腰をかけてるおじちゃんがちょっと気になる。祭りに参加して!

 

2時20分、77番道隆寺(どうりゅうじ)に到着!

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完全に「スケジュール消化モード」になっている時の顔。来た撮った納経した、ハイ次ッ!って感じだ。

 

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何を撮ってもどよーんとしている天気…こんな日に歩いた遍路道やお寺は記憶に残りづらい。お遍路は天気におもいっきり左右されますなぁ…ルートも記憶も…

 

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正面の本堂まで約250体あるらしいブロンズの観音像…正直このお寺で記憶に残る特徴と言えばそれくらい。か、悲しいね( ノД`)!

 

道隆寺を出て、公式地図の遍路道ルートから少し離れて丸亀駅へ向かう。昨日泊まった「ゲストハウス・ウェルかめ」に荷物を取りに行かなきゃいけないからだ。

 

午後3時過ぎ、ウェルかめに到着。オーナーの中嶋さんがちょうどお掃除をしているところだった。玄関には私のリュックと、その上にみかんの差し入れ…「みかん頂きます!ありがとうございます!」と言って、リュックを背負い行こうとすると中嶋さんが

 

「今日の予定が郷照寺までならまだ時間あるから、ちょっとおやつ食べてかない?」

 

と言うので、まぁ確かに時間に少し余裕があるし、おやつ食べてくか!と思い、宿を出る中嶋さんの後を追った。歩くこと30秒、商店街の中の「たい焼き」と「たこ焼き」を売っているお店に着いた。

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たい焼きなんて食べるの何年振りだろう!昔からあるお店の感じと、家族経営らしいお店の人の人柄が、お腹だけじゃなく心も満たしてくれるお店!こりゃー好み♡

 

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丸亀ゲストハウス・ウェルかめのオーナー、中嶋さん。たい焼き奢ってくれたんです!みかんも頂いたのに!でもお接待は断れないので(という大義名分で)美味しく頂きます!!

 

今ネットで調べたら、1966年創業の「たこ焼 浜屋」さんだそうです!皆さん、丸亀に行ったらぜひ寄ってみてね!添加物のなるべく入っていない小麦粉で作る、こだわりのたこ焼きだそうです…書いてて食べたくなってきた(´・ω・`)

 

さらに中嶋さんのお友達の方がやってらっしゃる駅前の「丸亀おもてなし商店」というカフェに入ってアイスコーヒーを飲みながら色々とお話を聞いた。お2人の丸亀愛がすごい!私も一応、鳥栖生まれ鳥栖育ちだけど…そこまで鳥栖に対して愛情があるのか?と言われたらたぶんない…むむー。いや、でも鳥栖もいいとこいっぱいありますよ。…そのうち鳥栖紹介のブログでも書くか…

 

ホーンテッド・ホテル… 

十分休養もできたので、中嶋さんにもう一度お礼を言って丸亀を出発した。目指すは本日最後の寺、78番郷照寺(ごうしょうじ)だ!

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石垣の上に建つ丸亀城。歴史とか古い建物とか好きなのに、お城だけはなぜか興味が全く湧かないの…不思議。

 

途中、土器川という川にやたらと人が集まっているのを発見。何事だ??

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みんな向こう岸を見ている…

 

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ん??何かが下りて来ようとしている???

 

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神輿が河原に下りて来ようとしてるのかな?…と思いきや、結局下りずにそのまま左へ行っちゃいました。でも明らかに何かが下りてくるような旗の並べ方。何が、誰が下りてくるんだ!??

 

橋を渡りながらじっと見ていると、地元のおばちゃん2人が「あら、お遍路さん?」と声をかけてきた。おばちゃんに「何かが河原に下りてくるんですか?」と聞くと、やはり神輿が下りてくるのだと言う。しかも、神輿を担いだ男衆がそのまま川の中にまで入っていくそうなのだ!

 

「面白いから見ていきなさいよ!」というおばちゃん達…でも今日中に郷照寺まで打たなきゃだし、お寺は5時に閉まっちゃうし…一瞬、郷照寺まで行って帰ってこようかと思ったけど、時間・体力ともにないのですぐ却下。「また次の機会に…」と残念ながら諦めて先に進む。(ネットで調べたら、土器川の水浴び神輿、というらしいです)

 

そしてやっと4時半、本日最後の寺、78番郷照寺に到着!

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後ろにいるのは入り口で知り合った公共交通遍路のおじさん。出身は関東で現在は出張で香川に住んでおり、休みの日にお遍路をされているそうです。「香川はだいたい行った、これから愛媛や高知が遠くて大変そう」とおっしゃってました。皆それぞれの方法で回ってるんだなぁ。

 

郷照寺はそんなに大きいお寺じゃないけど見るところがちょいちょいあるお寺で

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ご利益大好きなおばさま達が寄ってたかって手を合わせそうなド直球なお地蔵様とか…

 

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祈りたいような祈りたくないような、可愛い文字でダークなこと言ってくるみたいな「さぬきの三大ポックリさま」とか…

 

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他のお寺でも見たからもうそんなに驚かないけど、金ピカの観音様がずらっと並ぶ図はやっぱり壮観な地下の万体観音洞とか…

 

あときれいなお庭とかありました。時間がゆっくりあってお天気だったら3倍楽しめたんだろうけどね。

 

今日も無事にタイト目のスケジュールを消化できたことに安堵しつつ、本日の宿「ホテルニューセンチュリー坂出」までの道を歩く。1時間後の午後6時過ぎ、ホテルの前に着く…

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怖!!( ゚Д゚)…ディズニーシーのタワーオブテラーみたいやんけ!!

 

明かりが点いてる客室も少ししかないし、ここホントに大丈夫なんだろうか…と不安になりながら中に入るも

 

中は普通に普通のビジネスホテルでした。しかもフロントの人けっこう親切丁寧だし、オープン記念日だか何周年記念だかのくじ引きで500円分のQUOカードと1回分の洗剤もくれた!いい宿じゃん!

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QUOカードはコンビニで使えるからすごく嬉しい!そして今考えたら、客室の電気が外から見えなかったのって、遮光がしっかりしたカーテンだったからなのね。

 

というわけで、ホテルニューセンチュリー坂出、なかなか良いホテルです。ちょっと遍路ルートからは離れてるけどね。

 

まとめ

普通は、善通寺に行ったら善通寺に行った日だけのブログ、こんぴらさんに行ったらこんぴらさんだけのブログを書くと思うんですけど、善通寺行くわ、こんぴらさん行くわ、かったい石食うわ、いろいろ奢ってもらうわ、まぁ普通の旅行じゃないのでブログがいちいち長いです。ご容赦ください…ま、昨日のブログよりは短いか。

 

これから歩き遍路に出られる方のための注意点

  1. 75番善通寺弘法大師生誕の地に建つお寺だけあって、さすがに広いです!まずは東院(五重塔がある方)にある金堂(本堂)に参拝し、その後反対側の西院に行き御影堂(大師堂)に参拝します。ちなみに御影堂地下にある戒壇めぐりでは、科学的に再現された弘法大師の声を聞くことができます。まあ何事も経験だし、宝物殿拝観も付いて500円とそんなに高くないので、話のネタにやってみて下さい!笑
  2. 善通寺の東院と西院の間の道に「熊岡菓子店」という明治創業のお店があって、そこの「石パン」がもう笑っちゃうくらい硬いです。日持ちするのでお土産にもできるし、話のネタに食べてみて下さい!!笑笑
  3. 金刀比羅宮に寄って行かれる方、ぜひ「うどん味のソフトクリーム」を食べてみて下さい!話のネタに← 参道の「こんぴらしょうゆ豆本舗」というお店で売ってます。

 

以上!明日は「もうないって言ったやん!嘘つき!!」の山登りDAYです。ちなみに最終日まで結局山登りでした。遍路と山登りは切っても切れにゃいよ。

 

ではでは☆

 

四国歩き遍路 第35日目(10月15日) 〜最悪と最高を味わった究極の遍路日

야바이 야바이 야바이!! 韓国までマジで時間がないです!

 

たぶん今日は前回の史上最長ブログ(当社比)を超えると思う。それくらいハプニング満載な日だったんで、もういきなり行っちゃいます。

 

あ、izumiです。

 

れっごっ!!

 

みっちり詰まった1日の始まり

はい、じゃサクッと今日の行程紹介!サクサク行くよっ!

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昨日泊まった「民宿青空屋」から平地に下り、67番大興寺(4.6km)、68番神恵院/69番観音寺(9.2km)、70番本山寺(5.2km)、ちょっと山登って71番弥谷寺(11km)、72番曼荼羅寺(4.6km)、73番出釈迦寺(0.5km)、そこから善通寺駅まで歩いて(4.6km)予讃線で4駅先の丸亀駅まで行き、今夜の宿「丸亀ゲストハウス・ウェルかめ」という予定。全長39.7km、しかもお寺7つのスケジュールみっちりDAY!

 

朝5時半起床、6時から朝食。6時半に民宿青空屋を後にし(ご主人と奥様2人でお見送り…最後まで素晴らしいおもてなし、ありがとうございました~!)まずは67番大興寺(だいこうじ)を目指す。

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あの山は(たぶん)七宝山、山の向こうは瀬戸内海です。今日も雲一つない秋晴れだー!

 

歩き始めて50分、67番大興寺に到着!

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この頃になると朝夕は肌寒くてモンベルのパーカーが大活躍しました。ちょっと目が充血してて怖い。

 

大興寺は本堂のある境内は特に、あの、特色のないお寺なんですが、山門入ってすぐの木はすごいです。

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弘法大師お手植え(と言われる)樹齢1200年のカヤの木。でもこの木よりもっと大きいのが…

 

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その先にあるクスノキ。2つともとにかく大きい。近くで見ると圧倒されます。デカい木はやはり良い。

 

一挙両得なお寺

大興寺で木パワーを充電し、早速次のお寺にレッツゴー!

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秋桜がまだちょっとだけ咲いていた。10月の遍路は天気が良くて気持ちいい~!

 

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道を歩くと「寛永通宝」のマンホールが。この理由はあとでお教えします!

 

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この日お祭りがあってたっぽい琴弾八幡宮。寄って行きたかったけど出店がまだ開いてなかったし、この日はほんとにスケジュールぎっちりで時間がなかったので諦めました。(´;ω;`)

 

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琴弾八幡宮すぐ横にある喫茶&軽食の「琴」。モーニングサービスにカラオケにギター愛好会に…ご老人のROUND1だよここは!

 

67番を出て1時間、68番神恵院(じんねいん)と69番観音寺(かんおんじ)に到着!

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山門も一緒!1つのお寺で2つ納経できるなんて素晴らしい~(*´ω`*)

 

同じ場所にお寺が2つということは本堂も2つ、大師堂も2つ。ちょっとややこしい。

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奥に見えるのは69番の本堂。この大きな木の周りに、始めて数日目の初々しい逆打ちノジュカーさんがいたんだけど、なんとなく声をかけられなかった。もうなんか…初々しさが眩しくて…

 

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左は39番の大師堂。ちなみにお寺は2つでも納経所は1つしかなく、普通は300円なのですがここでは600円払って2枚書いてもらいます。

 

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68番の本堂がない…と思ったら、なんとこれ!え?仮設?コンクリート打ちっ放し??

 

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中に入ると階段があり、登ると奥にお寺があるのだ…そうか、もう外はなんでもいいのね、お寺って。

 

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納経を終えてお寺の茶店で杏仁豆腐味のソフトクリームを購入。普通に美味しかったです!

 

このお寺の裏山から実はあるものが見えるのです。茶店のおばさんに道を聞いて、ソフトクリームを食べながら裏山に登ること10分…

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じゃじゃん!!…って全然見えなーい!顔も真っ暗だしぃー!!

 

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ほらほらー、クッキーサンドだよ~…

 

正解は

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寛永通宝の砂絵でした。(正式名称は「銭形砂絵」Wikipedia参照のこと)

 

これを見ると一生お金に苦労しないらしい…はっはっは…

 

 

 

んなわけあるかい!!ヽ(`Д´)ノ

さすがにちょっと無理あるよそれは。

 

 

肝心要がリペア中

杏仁豆腐ソフトと奇妙な砂絵を堪能したところで、次の70番本山寺(もとやまじ)へ!

 

こーんな平ぺったい信号機の下を通ったり

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教習所の偽信号機のようだけど、ちゃんとした公道の信号機です。初めて見た!

 

こーんなのどかな風景を見ながら歩いて

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この日くらいから「あぁ…四国のこの美しい風景を見るのもあと数日なんだなぁ」と感傷的な気分に。

 

11時20分、70番本山寺に到着!

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山門の看板の読みやすさナンバーワンのお寺。でもお寺の名前は「ほんざんじ」じゃなくて「もとやまじ」。

 

この本山寺は何が有名って、あの美しい五重塔だ!…さて、五重塔は…

 

 

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( ゚д゚)ポカーン

 

…残念ながら修復中でした…

 

その代わり、ご本尊の「馬頭観世音菩薩」様の御開帳をやっていたのでそれを見たり

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中ではもちろん写真は撮れないです。馬頭観世音様、、けっこう近くで見れちゃいます。えへ!

 

馬頭観世音繋がりなのか、馬の銅像があったり

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馬が草を食べるように人間の煩悩も食べてくれるのが馬頭観世音菩薩らしいです。むしゃむしゃ。

 

修復中ということで本当は五重塔のてっぺんにある「相輪」を間近で見たりしました。

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この赤い紐を握って、相輪と、ひいてはお釈迦様との繋がりを確認する。お釈迦様と赤い糸。むふ♡

 

あと、本山寺の修行大師像は颯爽とした臨場感があります。

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たいてい直立不動のやつが多いから、こんな風を受けて立ち向かう的な像は珍しい。好きです。

 

階段が多くて、い、いやだにぃ…

五重塔が修復中で残念だった本山寺を後にし、次の71番弥谷寺(いやだにじ)へ!

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茂兵衛さんの標石を発見!よく見たら下の方ちょっと埋まってる。新しそうに見えても150年くらい経ってるんだもんなぁ。

 

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要潤三豊市出身らしい。この看板にちょっと癒されてしまった私は、韓ドラ俳優にハマるアラフォーになる可能性が十分にあるということなのだろう。気をつけよう。

 

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弥谷寺はまっすぐ、あの山を少しだけ登ります。

 

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竹藪の中の舗装道をずっと登って、ようやく本堂まであと581m!しかし…

 

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本堂までは階段がたくさんあるのだ!駐車場にあった大きな地図を見ると、どれだけ広いか分かってもらえると思う。見るものがいっぱいあるお寺です。

 

午後2時半、まずは71番弥谷寺の山門に到着~!

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ここから本格的に階段を上る。車遍路の人がヒィヒィ言うお寺です。ひひひ!(←)

 

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これはまだ階段の始まり…

 

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途中こんなでっかい観音様がいらっしゃる。

 

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そしてこれがなぜか皆が「最後の階段」だと思い込んでいる百八階段。ここを車や団体のお遍路さんたちがヒィコラ言いながら上るんだけど、その横で楽勝で上ってる自分に気がついた。上った後「え?これで終わり??」と思ったくらい。知らない間に上り坂や階段を上るのに慣れていたのだ。

 

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本堂への階段。さっきの百八階段で終わりと思ってた後の階段は心理的にちょっと辛い。ちょっとだけね。

 

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こちらが本堂。ここから後ろを振り返ると…

 

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さっきまでいた三豊市を見下ろせます。景色いい!

 

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なんと鎌倉時代に岩肌に彫られた仏像!(横には「南無阿弥陀仏」が九行)コンクリートの笠は後付けだそうです。

 

そして事件は起こった

大師堂と納経所は一緒になっており、しかもその同じ建物の奥に、幼い空海が修行をしたと言われる「獅子の岩屋」もある。その建物に入った時すでに入り口近くの納経所が混雑しているのを見て「早く大師堂でお経を読んで並ばないと!」と思った。

 

このお寺を打って今日はあと2個お寺を打たないといけない。もっと時間があればこの弥谷寺もゆっくり見たかったけど、40日で終わらせる計画表を作ってしまったので最後の数日は正直スケジュールがギチギチだった…要するに何が言いたいかというと

 

この時、もうすでに少し焦っていたのである。

 

獅子の岩屋をさっと見学し、大師堂でさっとお経を読み(佐藤さんから教わったお経省略バージョンがものすごく役に立った)納経所に並ぶ。窓口は3つあるが、一番右の女性は団体さんの大量の納経帳にバンバンはんこを押していく作業をしており納経は受け付けていなかった。

 

必然的に真ん中と左の窓口の男性2人となり、私は真ん中の列に並んでいた。私の番まであと2人というところで、ふと左の列を見ると(納経中の客の後ろに)誰も並んでいない。さっきまでは並んでいたのに。どうやら私の後ろの人が「ここはフォーク並びだ」と勘違いしているらしく、私もどちらかと言えば公平を期するフォーク並びが好きなので、私の前に並んでいた女性に向かって

 

「左の窓口が空いたらそちらに行ってくださいね(暗に、空くまでは行くなよという意味を込めて)」と声をかけた。

 

左の窓口の客は小太りハゲのおじさんで、掛け軸を数個持っていたので納経に時間がかかっている。真ん中の窓口ではやっと私の前の女性の番になった。納経を後ろからそっと覗くと…かなり年配のお坊さんが、ゆっくり、ゆっくりと筆を動かしている。今まで70ヶ所(別格も含めると72ヶ所)納経を見てきたけど、こんなにスローモーな筆づかいは初めてだ…よく見ると手がプルプル震えているし、明らかに慣れてない感じ…

 

左の窓口も、真ん中の窓口も動かないので、後ろを見ると列がかなり長いことになっている。私もすでに10分ほど待っていたが、今来たお客さんはおそらく30分くらいは待たないといけないだろう…並んでる人も皆「なぜ列が動かないの?」という表情で前を伺っている。

 

やっと左の窓口が空いた。素早く移動して納経帳を差し出す。300円を用意しようとお財布をごそごそやっていたら、先程この窓口にいた小太りハゲ親父が戻ってきて

 

「なぜ横入りするんですか?」

 

と言ってきた。ハイ???

 

状況がつかめず「え??」となっていると、また「なぜ横入りするんですか?あなた並んでなかったですよね?」と言ってくる。

 

「いえいえ、並んでましたよ」「どこに?」「あっちの列に」と長い列を指さす私。

 

小太りハゲは「でも、私の後ろに並んでなかったですよね?私まだ終わってないんですけど。あと納経帳が40冊くらいあるんですけど」と言う…団体のガイドか。

 

私「知りませんよそんなの。あなた一回この場所を離れたじゃないですか。」

禿「いえ、離れてません。納経帳を取りに行っただけです。うち団体なんで、納経帳まだいっぱいあるんで。そんなの常識で分かるじゃないですか!」

 

…は?なんかもう訳分からんこと言いよるな、このおっさん…とイラッと来た私は

 

私「は?あなたが団体のガイドだってどうやって分かるんですか?腹見ても背中見てもどこにも団体だとかガイドだとか書いてないんですけど。私はあなたのこと普通の一般人だと思ってたんで、あなたが離れた時『終わったんだな』と思ってこっちに来たんですけど。そんなの常識で分かるじゃないですか!」と早口でやり返した。

 

この時点で、列に並んでる人、新しく納経所に入ってくる人も「何事か」とチラ見している。私の前で納経中の若いお坊さんは、ピリピリした空気にも無関心を装い、何も言ってこないし関わりたくないといった感じだった。

 

小太りハゲはイラッとした感じで、すぐ横にいた若い男性(部下?)に「じゃあこっちの(左の)窓口は団体専用ってことにするから!(人を並ばせるなよ)」と言った。私が公平さを期するためにフォーク並びを始めて、それに従って皆真ん中の列に1列で並んでるのに、なんでお前が勝手にそれを利用して「団体専用窓口」とか決めるんだよ!そんなのお前が決めることじゃないだろう!!

 

だが、明らかに聞こえてるはずの納経所のお坊さんは何も言わない。私もこれ以上時間も労力も費やしたくなかったので、並んでる人たちには悪いが納経帳を受けとってさっさと次の寺に行こうと思った。

 

納経帳をリュックにしまい出ようとしたところで、どうしても最後に一言かましてやりたくなった私は、ハゲ親父に向かって

 

「背中の後ろに大きく『私は団体のガイドです、納経帳がたくさんあります、私の後ろに並ばないでください』って書かれたらどうですか?」

 

と言った。うすらハゲデブ親父はめんどくさそうに「はいはい、そうしまーす」と目も合わせず返した。怒りで心臓をバクバクさせながら納経所を後にした。

 

俳句茶屋で和む

せっかくお寺にお参りに来て、仏像に手を合わせたりお経を読んだりして心穏やかになっていたのに、なんであんなデブハゲ不細工親父にこんな気持ちにさせられにゃならんのじゃ!!…と最悪な気分で弥谷寺の階段を下りる。と、来た時は団体の客でごった返していた山門近くの茶店「俳句茶屋」が、さっきとは打って変わって客が1人もおらずシーンとしていた。

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寅さんの映画に出てきそうな茶店。もろタイプです♡

 

時間はあんまりないけど、饅頭でも買ってくかな…とお店に寄ると、店員さんが「72番までは40分で着くから(ちなみにこのとき15時20分)ちょっとお茶していきなさいよ」と中に案内してくれた。

 

中は今まで歴代のお遍路が詠んだ俳句が所狭しと飾られてある。ちょっと壮観!

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今のご主人は三代目だそう。何度もテレビに出たことがあるらしく、芸能人の俳句を色々紹介してくれた。

 

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これを書いたときはまさかあんな事になるなんて思ってなかっただろうベッキーの俳句とか

 

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芸能人はお遍路に来ても全部は歩かないらしいんだけど、菅直人はちゃんと全部歩いた!と言って、四国で(年配の方に)人気の菅直人とか。あと須藤元気も全部歩いたらしい。ま、あの人はやりそうだよね!

 

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なぜか2回来たらしい菅直人。私が歩き遍路始めてちょっとした頃、高畑裕太が遍路に来る!って情報が流れたことがあったんだけど本当に来ればいいと思うの。全部歩いたら少なくとも四国の人にはけっこう人気出ると思うんだけどな。ま、しっかり歩けばね。

 

俳句茶屋名物「あめゆ」を飲みながら、ムツゴロウ似の三代目店主とお話。なんとここでも、60番横峰寺の駐車場で遊んだヤマガラちゃんと遊ぶことができたのです!

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ムツゴロウさん(仮)にひまわりの種を手にのせてもらい、待っていたらすぐに来た!やっぱり人懐っこいんだなぁ~♡

 

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見えますか?2匹同時!こっちのヤマガラちゃんの方がより人間慣れしてるみたいでした。カワエェ(*´з`)

 

今日最後2寺!…のはずが

ハゲデブ親父の嫌な思い出も俳句茶屋のムツゴロウさんとヤマガラにすっかり癒され、再び明るい気分で次の72番曼荼羅寺へ!少し山道だけど、勾配はないので楽勝。

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近道と聞けば俄然やる気が出てくる山道。スススッと行きました。

 

途中、湖の横で自然に還ろうとしている車を見たり

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向こうにもう1台あるな…

 

日本の英語教育の悲しい現実を目の当たりにしたり…

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Rest…な。でも私もロブスターのこと「Robster」とか言っちゃうから人のこと言えない。

 

4時11分、72番曼荼羅寺(まんだらじ)に到着!

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73番の出釈迦寺はここから500mほどなので、何とか今日の予定は時間内にこなせそうだ!と安心の笑顔。

 

急いでお経を読み上げ、納経所に向かう。納経が終わり建物を出ようとしたところで、さっきのあの小太りハゲガイド(とその部下)が入ってきた。団体だから逆打ちだと思ってたけど、どうやら順打ちだったらしい…

 

無視して行こうかとも思ったが、もう今日の予定は十分にこなせると分かり焦りがなくなったのと、無視して行くのも大人げないかと思ったので

 

「先程はすみませんでした。今日中に73番まで打たなきゃいけなかったので焦ってたんです。きつい言い方してしまってすみません。」と謝った。

 

一緒にいた若い部下の男性は理解を示すようにニッコリ笑ってくれたのだが、例のデブハゲ親父はニヤニヤしながら私に

 

「いやーあの後、他のお遍路さん達と言ってたんですよ。せっかくここまで(71番まで)来たのに、もったいないねって。」

 

と言った。一瞬意味が分からなかったが、確実に良いことは言われてない気がして「あ、そうですか」とだけ言って納経所を出た。

 

歩き始めてようやく意味が分かった。(あの評判の悪い)44番大宝寺の納経所でのことを思い出したからだ。ネットのお遍路情報サイトやガイドブックにはそんなことは一言も載ってないのだが、明らかに団体遍路ツアーのガイドの中では

 

十善戒に反した遍路はその時点で今までやってきた遍路が無効になるのでもう一度やり直さなければいけない

 

という概念が存在するようだ。でなければ、納経所でのあの発言は意味をなさない…

 

73番に向けて歩きながら、さっきまで俳句茶屋で和んで忘れていた怒りがムカムカとぶり返してきた。一度納経所に戻って、名刺をもらってハゲデブの会社に文句の電話を入れてやろうかとも思ったが、さすがにそれはやり過ぎたと後悔しそうなので止めた。しかしムカムカが収まらない…

 

なんでこんなにイラつくんだろう。明らかにおかしいことを言っているのは向こうなのに。私は何か悪いことをしたんだろうか?弥谷寺の納経所で何を言われても黙っているべきだったんだろうか。曼荼羅寺の納経所で謝ろうとしたことは単に私のエゴだったんだろうか。答えの出ないまま悶々とした気持ちで73番出釈迦寺に到着した…(たった500mだったからすぐに着いた)

 

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ムカムカしながらも作り笑顔…これ何の修行ですかお大師様…

 

出釈迦寺は広くはないが見るものがけっこうある。捨身ヶ嶽山をバックに立つ大きな修行大師像や

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やっぱり山がバックにあると迫力が違います。

 

求聞持大師の像があったり

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これ自体はそんなに珍しいものでもないんだけど、私が驚いたのが…

 

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求聞持法という修行があり、左の真言を百万回唱えるとあらゆる経典を記憶し理解することができるという…今の常識からいえば完璧に「そんな暇あったら勉強せい!!」とツッコミが入る「急がば回れ」どころか「急がば座れ」くらいの修行。まあファンタジーとして聞く分には面白いと思い、一応唱えてみた!英語と韓国語とスペイン語と中国語の単語が少しでも頭に残りますように…のうぼうあきゃしゃきゃらばやおんありきゃまりぼりそわかっっ!!!

 

奥之院がある捨身ヶ嶽を望める遥拝所があったりしてなかなか面白いお寺です。

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ちなみに捨身ヶ嶽とは

空海弘法大師)が7歳の時に倭斬濃山(わしのやま)(現、我拝師山)に登り、「仏門に入って多く人と衆生を救いたいのです。私の願いが叶うなら釈迦如来様、お姿を現して下さい。もし、願いが叶わないのなら私の命を仏に供養します」と願い、山の断崖から谷へと飛び降りた。すると、落下する空海の前に釈迦如来と天女が現れて抱きとめ、「一生成仏」と宣し、彼の願いが成就された。感激した空海は、釈迦如来が現われた山を「我拝師山」名づけ、その山に出釈迦寺を建立し、釈迦如来の尊像を刻んで本尊としたという。-Wikipedia

とのこと。上の遥拝所にある石碑には身を投げる空海とそれを救う釈迦如来と天女の図が描かれているらしい。うーん…右上にかすかに幼少時の空海っぽい顔が見える…かな??

 

納経所に行くと「捨身ヶ嶽まで送迎シャトルバス有」の看板が…納経所の女性に「シャトルバス、もうないですよね…?」と聞くと「今日は月に一度のお勤めの日なので無料の送迎バスが出てるんです。お勤めは6時半からなので今からでも大丈夫ですよ」とのこと…マジか!!捨身ヶ嶽、興味はあったけど距離的に遠いし無理だなと思っていたのだ。月に一度のお勤めの日に当たるなんてこれはもう「行けよ」って事だろうと理解。今夜の宿「ウェルかめ」に電話して遅くなる旨を伝え、シャトルバスに乗り込んだ!

 

捨身ヶ嶽で夢のようなお勤め

出釈迦寺を出発したシャトルバス。まるでジェットコースターの始まりような急勾配の坂をぐんぐん上って行く。車に乗ってるだけなのに、後ろに引っ張られるGがすごい…

 

シャトルバスでご一緒したご夫婦(近所の方で毎月お勤めに参加されているらしい)が、途中の手水場で水を汲んでいくというので、私も車を降りてご一緒することに。

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上ってきた坂…これは徒歩だとめちゃめちゃキツイだろうな~!

 

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手水場。私も空いてるペットボトルに入れて飲んでみました…が、やっぱり味が分からず(´・ω・`) 舌がなぁ…

 

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手水場にあった釈迦如来像。捨身ヶ嶽まではまだまだ坂を上ります。

 

5時20分、出釈迦寺奥之院「捨身ヶ嶽」に到着!

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山のてっぺんだ!カラフルな旗もあって、なんだかチベットの山奥の寺院にでも来たような不思議な雰囲気。

 

ちょうど夕暮れ時ということもあり、捨身ヶ嶽から見る景色は息をのむ美しさだった。

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実物はもっときれいなのに、それを再現できる撮影の腕がなく悔しい限り。そして何枚も同じ写真を撮ってしまう…でも本当に綺麗だった。

 

お勤めは6時半からなので、お寺をいろいろと見学。まずは空海が7歳の時に飛び降りたという岩場への入り口。

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ここからずっと登って行くらしい…その先は恐ろしい光景が広がっているという。お勤めに毎月来られる方も「行ったことある」という人は半分くらいでした。興味ある人は↓の方のブログを見てみてください。見てるだけでお尻の穴がキュッとなります…


岩の中に祀られている岩倉大師

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このお祈りをされてる方は、なんと毎日捨身ヶ嶽まで走って登られているそうです!あの心臓破りの坂を…すごい。お勤めには参加されず、本堂と、上の岩場の入り口と、この岩倉大師の前でお経を読まれて(全部暗記)また走って帰って行きました…尊敬。

 

お勤め前に食事が出るというので、本堂奥のお台所に入って晩ごはんを頂きました!

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お代は自由とのこと、一応500円入れました。手作りのお野菜いっぱいのごはんで、胃も心も満たされた~!

 

そして6時半、お勤めが始まります。毎月来てる人がほとんどらしく和やかな雰囲気!

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皆さんこの「捨身ヶ嶽」の白衣を着てます。飛び降りる幼い空海の髪型がねずみ男みたいになってて可愛い! 欲しかったけど荷物増やしたくなくて諦めた…

 

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お勤め前の写真。護摩焚き後の和尚さんのお話もとても面白かったです。近くに住んでたら毎月行っちゃうかも。ってか、和む!マジで。

 

ハートウォーミング宿「ウェルかめ」

この日は色々あり過ぎて…さすがにもう宿に帰って寝るだけ、と思ってたけどまだまだ書くことがあるので、読みたい人だけ読んでね(もうほとんど自己満…記録のためです)。

 

お勤め終了後、シャトルバスで出釈迦寺まで送ってもらい、そこから善通寺駅まで1時間ほど歩くつもりだったが、お勤めをご一緒したご夫婦(一緒に水を汲んだ)が「夜は危ないから送ってあげる」とおっしゃって、これもある意味お接待かと思いありがたく承諾しました。確かに真っ暗だったし、人通り少ない道はさすがに危ないかも、というのもあった。

 

結局、ご夫婦に丸亀駅まで送っていただき(ちなみにこちらのご夫婦も区切り打ちでお遍路をされているらしく、44番大宝寺の納経所でやはり嫌な思いをしたそう。若い女性がスマホをいじりながら対応したらしいです…大宝寺さん…)丸亀駅近くで「ゲストハウス・ウェルかめ」を探していると、前から歩いてきた男性が「泉さん?」と声をかけてきた。それがウェルかめのオーナー、中嶋さんだった。

 

ウェルかめは丸亀駅からすぐ(徒歩1分)、できたばかりで新しく、水回りもトイレもお部屋も綺麗に整頓・掃除されている気持ちのいいゲストハウスだった。共用スペースに入ると台湾の女の子や日本人の年配女性などが和やかにくつろいでおり「わー!お遍路さんだー!」と歓迎(?)してくれた。

 

フレンドリーな雰囲気に安心しながら荷物を解いていると、中嶋さんが「近くの銭湯まで案内してあげる」というので、お風呂の準備をしてついて行く。途中「丸亀に来たなら骨付鶏を食べないと!お風呂上りにここの居酒屋で食べるといいよ。初めてだから若鶏がオススメ、次に来たら親鶏を食べるといい」と教えてもらい、銭湯帰りに寄ってみることに。

 

お風呂上りの濡れた髪にバスタオルを巻いた女が一人、サラリーマンでにぎわう居酒屋に入る…ええい、知ったことか!私の目的は骨付鶏をビールと食べることなんじゃい!!と勇気を出して居酒屋に入る。と、さきほど銭湯に行く途中にすれ違い、中嶋さんと親しげに会話していた若者がカウンターに座っていた。「あ、さきほどは…」ということで隣に座ることに。話し相手ができて助かった!

 

生ビール、カンパチの刺身と骨付鶏を注文する。若者は東京から「瀬戸内芸術祭」を見に来ており、前日ウェルかめに泊まったが今日は女性専用になるということで、ウェルかめの庭でテント宿泊するとのことだった。宿泊客が女性だけって偶然じゃなかったのね!「なんか…ごめんね」と言いながらビール片手にカンパチをつまむ…

うっま!!!( ゚Д゚)

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食べかけのカンパチ刺身。四国で食べた刺身はどこも美味しかったけど、このお店は特に美味しいと思う。

 

そして丸亀と言えばー!の骨付鶏・若!!

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このこぼれ出た肉汁よ…ありがとう、鶏さん!功徳を積んでくれて(食べられて)ありがとう!!!

 

心もお腹も満足し、最後に若者とFacebook交換をする。と、浮かび上がる共通の友人…なんと私がバルセロナで数回会ったことのある日本人の男の子だった!びっくり!!世間は狭いなぁ~…

 

まとめ

はぁーーーーー長かった。まだ読んでる人いるかなぁ?いたらコメント欄に「南無大師遍照金剛!」って書いてください…励みになります。それを励みにあと5日(高野山入れると6日)分頑張ります!!南無大師ください♡(*´▽`*)

 

これから歩き遍路に出られる方のための注意点

  1. 68番69番のお寺の裏山から見える「銭形砂絵」を見たい方、69番本堂奥に伸びる階段を上ってアスファルトの舗装路に出たら、左です!目印が何もないから迷いがちだと思うけど、右行ったら変な方に行っちゃうよー。
  2. 70番本山寺の有名な五重塔、平成30年(2018年)夏頃まで修復中!だそうです。私が行ったとき(2016年10月)はカバーがかかって全然見れませんでした…でもその後、善通寺とか志度寺でも五重塔見れるから、まぁ…ドンマイ!!
  3. 71番弥谷寺は見るところがけっこうあるので、少し時間を取っておくといいかも。山門をくぐってからも階段がいっぱいなので、御覚悟あれ。山門近くの俳句茶屋は「あめゆ」で有名。野鳥のヤマガラとも遊べちゃう昭和のワンダーランドです。ムツゴロウさん似の三代目ご主人もすごくフレンドリーなのでぜひ立ち寄ってみてください♪
  4. 73番出釈迦寺の奥之院、捨身ヶ嶽では月一でお勤めが行われており、無料で参加できます。(出釈迦寺から無料の送迎バスあり) 捨身ヶ嶽はまるでチベット山奥の寺院のようで(行ったことないけど!)不思議な雰囲気のある素晴らしいお寺なので、機会が合えばぜひ行ってみて下さい。詳細情報は公式HPからどうぞ。

 

以上!団体遍路ツアーガイドのことに関しては、韓国に行ってから別記事でゆっくり書きます…言いたいことが山ほどあるんだよ!ペンは剣よりも強し、目指せ横田増生!!(嘘です、おこがましいです)

 

ではでは☆

 

四国歩き遍路 第34日目(10月14日) 〜雲の辺りの寺に登って下りてげっぷの巻

こんにちゃ!izumiです!

 

やってきました、最後の(大変な)山登り!なんたって標高910mですよ。四国八十八ヶ所の中で一番高い場所にあるお寺、雲辺寺に登る日です。

 

この日も同じ山に登るのにルートがたくさんありまして…どのルートを行くかということですごく苦労しました。なんでいくつもあるんだよ!1つにしてくれよルート!!

 

この日は昨日に比べて書くことがわりかし多い気がするので、サクサク行っちゃいましょう!

 

ではー行ってみよ☆

 

 

まーる三角寺しかーくー

それでは今日もさっそくGoogleマップで行程をチェックだ!

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ホテルマイルドを出て65番三角寺を打ち(5.2km)、そこから66番雲辺寺を打ち(24km)、山を下りて民宿青空屋で泊まります(5km)。シンプル!!

 

…に思えるんだけど、これが色々と大変なんですよ。まずは標高を見てみよう。

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Amazonで購入したるるぶ四国八十八ヵ所(2016年版) kindle版からなんですが、65番三角寺の標高は約350m、そこからグググッと登って66番雲辺寺は910mです。なんたって名前が「雲の辺りにある寺」だもん。

 

66番雲辺寺に登るルートもいくつかあるのですが、65番三角寺も大きく2つのルートに分かれます。

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公式地図より。右下の「ホテルマイルド」から左上の「三角寺」まで、①と②のルートがある。②の方が近そうだし、山道も少なそう…と思いルート②を選択!

 

山登りということで、この日は朝6時過ぎにホテルマイルドを出発。朝、おにぎりのお接待を頂く。ホテルマイルドさん、ありがとうございます!

 

高速道路をくぐり、まずは「太陽の家」を目指す。しかしすごいいい名前の福祉施設だよなぁ。名前から想像するに幼稚園みたいなカラフルで明るい感じの…

 

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地味(´・ω・`)!!!

 

ちょっと予想外でした。

 

太陽の家を過ぎ、公式地図を見ながら「右側に曲がる道があるんだろう」と右側を注意して歩くも全然右に入る道がない。そのうちに、さっきくぐった高速道路の方に戻ってる…おかしい!と思い来た道を引き返すと

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鋭角なV字に曲がる感じの道に「遍路道↑」のサインが。分かるかい!!

 

そしてこの山の中の舗装路がけっこう気味悪い。あんまり人が通ってない感じがするというか…

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放置されてる感じがするというか…みんなこっちの太陽の家ルートじゃなくて、もうひとつの戸川公園ルートの方行ってんのかな…?

 

まぁそれでも途中こんな景色が見えたり

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さっきまでいた「ホテルマイルド」のある四国中央市。ま、工場が多くてそんなにいい景色じゃないけど…

 

歩きやすい広い車道に出たりして…

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三角寺まであと1km!近い。でもここからちょっと先、動物のう○ちの臭いがずっとして辛かった…

 

8時過ぎ、65番三角寺に到着~!

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境内までちょっと長い階段があるよ。でももうこの頃の歩き遍路にとっては屁のカッパだよ。

 

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三角寺の手水舎の龍。かっきゅいー!!次のお遍路では手水舎の龍コレクションを必ずすることをここに誓うものである(するとしたら車)。

 

三角寺も山寺だけあってけっこう広くて、見るものもそこそこあるお寺でした。

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大きいお地蔵さんってなかなか見ないからちょっと違和感…頭デカいな…

 

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同行二人御詠歌。「まさかぁ!」と思って始めたお遍路も、怖い時は自然と「お大師様…助けて(´;ω;`)」となるから不思議。まぁ「困ったときの神様仏様お大師様頼み」なんだけど…スミマセン…

 

境内で外国人の人に声をかけたらちょうどスペインから来てる人で(スペインに巡礼の旅があるせいか、お遍路に来てるスペイン人多いです)記念撮影!

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私ちょっと顔がむくんでる…スペイン人のアントニオ、ノジュカー(野宿の人)です。1人で世界を放浪してるらしい。すげーなぁオイ。

 

赤のお寺、椿堂

さて、三角寺を後にし、ついについに最後(とこの時は思っていた)の山登り、雲辺寺に向かいます。

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いきなりこんな道。でもしばらくは平坦な道を行く。三角寺で会ったアントニオが猿を見たらしく、カロリーメイトをビビりながら食べました…

 

途中こんな石碑が立ってたり

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ごめん、この石碑の説明見ても全然分かんなかった…何?茶店の跡?え?

 

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土佐街道と遍路道の合流地点でその昔はにぎやかだったらしい。私が通った時はシーーーンとしてたよ…

 

初めて見る緑の遍路道サインがあったり

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自転車遍路の人のためのサイン初めて見た!歩き遍路とは道が違うから普段は見ないのかもね。「遍路とおもてなしのネットワーク」というNPO法人が貼ってくれてるらしいです。ありがたや~♡

 

途中の看板で道を確認したり

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まだあと29kmもある!…って思ったけど、私のガイドブックには三角寺から雲辺寺まで24kmって書いてあったんだけどな。謎だ。

 

と、道になんか無料お遍路さん休憩所的スポットがあったので覗いてみることにした。

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壁にこんな教訓的なものが…最後の「人生は神の演劇、その主役は己自身である」ってのがなんか…暇を持て余した神々の遊び??

 

覗いてビクッとした…休憩所のテーブルの奥に…誰かいる…!??

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誰…???

 

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え、めっちゃ怖い…!!!…なんで裏ピース…

 

この人形のせいでここに座って休憩できなかった。裏ピースのおじさんと2人きりなんて嫌だ…どんな神様の人生劇場だよ…

 

その後も鶴と亀の植木のあるお宅を見たり

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鶴の目怖い…「オラオラ~お前らもっと引っ張らんかい~!」亀2匹「ひぃぃ~~」…神の人生劇場。

 

宙に浮いた祠を見たり

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初めて見た、宙に浮いた祠…祭りの飾りかな?

 

10時半、別格霊場椿堂に到着!

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けっこう小さめのお寺。別格だからね…

 

ここのお寺は実は参拝する気なくて、ただ三角寺でトイレに行かなかったので膀胱がエマージェンシーだったので寄ったのです…椿堂さんごめんなさい。ただせっかく来たのでちょっと中を見ていくことにしました。三角寺で会ったスペイン人遍路アントニオもオススメしてたし(前日この椿堂で泊まったらしい)

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別格霊場でも催眠にかかった小坊主が案内…というか誰か黒目を描いてあげてください。

 

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弘法大師が突き立てたら水は湧くわ椿は咲くわ…キリスト並にすごい。「コーボーダイシ・スーパースター」ってミュージカルができてもいいと思う。

 

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奥にある木が弘法大師が杖で咲かせた椿らしい。手前は「おさわり大師」…エロいことを想像するお前の頭がエロいんじゃあ~!と頭の中で喝が入ります。

 

f:id:izumislife:20161203225817j:plain真っ赤な火伏不動尊。ここまで赤いお不動様も珍しい。やっぱりお不動様が好き…Vシネ系のお顔立ちがたまらないのです。

 

雲辺寺へのルート解説

ここから雲辺寺まで行くのには3つのルートがあります。少し時間を割いてルート説明を…分かりづらいけど、ついてきてね!まずはこちらの公式地図をご覧ください。

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右上の「椿堂→」と書かれたところから左へ進みます。3つのルートはこちらで色分けして線を描きました。①番「曼陀峠道(黄色)」、②番「佐野道(緑)」、③番「境目峠道(青)」です…複雑でしょう??こんな読みづらい地図を見ながら一人でルートを決めないといけないんですよ、遍路は…(´・ω・`)むずい…

 

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そしてこれが次のページの、上の地図から続く地図…方向が変わってるの分かりますか?へんろみち保存協力会の公式地図は、ページ毎に方角や尺度が変わるのでひっっっっじょーーーーーに読みづらいです!!!早く遍路地図の公式アプリ出してほしい~…

 

なのでこちらで2つの地図を合わせました。それがこちら↓

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こんな感じです。この数日前からどのルートで行くのが一番いいのか迷っていたんですが、いろんな先人のブログを見ると、②番の佐野道は最後の山道が非常にきついと書いてあったので避けたいな…と思っていたんですね。公式地図にも「頂上車道までは標高差約400mの登り坂」って書いてあるし。

 

前日66番を打ったネイト氏に前日メッセージでどのルートを取ったか聞いたところ「距離が短いから佐野道にした」とのこと。

 

「But the climb is no joke, much more challenging (albeit shorter) than 60」

(でも登りは半端なかったよ、60番より距離は短いけど、めちゃ辛い)

 

曼陀峠か佐野道かで迷っていた私は(境目峠道は距離が長いのでパス)それを聞いて、曼陀峠の方が佐野道より距離が長い=佐野道ほど勾配はきつくない、と思い曼陀峠道で行くことにしました。

 

宿が…ない!!

椿堂から曼荼峠道の入り口まで、しばらくなだらかな上り坂が続きます。歩きながら翌日の宿をまだ予約してないことに気がつき、元々計画を立てた時に目をつけていた丸亀プラザホテルに電話。

 

ちなみに遍路を始めてからこの日まで、基本は前日の夜に翌日の宿に電話して予約を取るスタイルでやってきていました。あまり何日も先の予約を取ってしまうと計画に変更があった時に困るし、今までそれで特に宿が取れないことがなかったからです(1回だけ22日目にどこの宿に電話しても部屋がないことがあり、結局40番観自在寺の宿坊に泊まったのですが、後から分かったことにはその日有名なJAZZミュージシャンが集まるコンサートがあり、関係者と観客で周辺の宿が埋まってたみたいです)

 

ところが、丸亀プラザホテルは満室とのこと…困ったな。2番目に目星をつけていたアルファーワン丸亀に電話するも満室。ちょっと予算外だがアパホテル丸亀に電話するも満室…どどどどーゆーことだっっ!!

 

次の日の計画上どうしても丸亀駅近くに宿を取りたかったのだが、仕方がないので善通寺近く(丸亀駅より手前)でいくつか電話してみるも空き部屋ゼロ。(弘法大師の生誕地、75番善通寺の超人気宿坊にダメ元で電話してみるも、もちろん部屋なんてあるわけない。)自分の中では、ビジネスホテル>ゲストハウス>旅館・民宿の順番なので、公式地図に載っている善通寺近くのゲストハウス「ミカサスカサ」(Pulp Fiction!)に電話するも空き部屋なし…マジかよ…

 

そこで、公式地図には載ってないがネットで出てきた丸亀駅前のゲストハウス「ウェルかめ」(ダジャレ!)に電話してみた。すると

 

「残念ながらお部屋は満室なんですけど、みんながご飯をたべるような畳部屋の共用スペースがあって、そこに夜お布団を敷いて寝るのでOKであれば泊まれますけど…」と言う。マジか…でもそこだと2500円。安い。1日くらい仕方ない!しかも「その日の宿泊客はすべて女性」と言うので(そんな事あるんだ…でもそれなら安心)と思いながら、丸亀ゲストハウス・ウェルかめ(言うたびに笑ってしまう)を予約した。

 

10月に入ってお遍路さんも多くなってきたし、それに加えて秋の行楽シーズン。週末の宿取りは早めにしておかないと…!!と思いました。でもこの後も宿取りで色々苦労します。それはまた後のお話…

 

曼陀峠…ムリ!

椿堂から歩くこと1時間弱、曼陀峠の入り口に来た。

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左に行くと「曼陀峠」、直進すると「境目峠、佐野道」。ちなみに「民宿岡田」で泊まると無条件で佐野道を行くことになります。65番三角寺の納経所でルートの相談をした時に「ほとんどの人は岡田屋さんに泊まっていくから、佐野道を行ってるみたいですよ」と言われた…その忠告を聞いていればな…

 

しばらく行くとこんな標石が

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え…どっち?何?右に行くと奥之院?金毘羅道?左の側面になんか「雲遍寺」って見えるけどなんて書いてあるのか読めん!!

 

とまどいながら左に行ってみる…

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あ…へんろ道の標石あった。じゃあこっちなんだよな…しかし「うんこ」って書いてある気がしないでもない…うんこ道じゃないよな…

 

その先も特に「遍路道→」とかのサインもカードもない道が続く…

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これ…合ってる…??

 

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動画からキャプチャー。全然「遍路道→」の目印がない!不安すぎ!!

 

めちゃめちゃ不安になりながらも、分かれ道のない1本道だったので間違うはずはない、と勇気を出して進む…が、道はどんどん狭くなるし、草も木もボーボーだし、ついに道全体に蜘蛛の巣が張ってるとこに来て…

 

 

 

もうやっぱここ無理!!帰る!!(´;ω;`)

 

 

 

と元来た道へ戻りました…佐野道を行こう。勾配がきつくても、三角寺のお坊さんが言ってたようにほとんどの人が通る道の方がいい。だって少なくとも蜘蛛の巣は張ってないだろうから!!!

 

教訓:怖いのは心臓破りの坂よりも虫

 

もう終わってお願い…

元の車道に戻り直進する。車道はやっぱりいいよ~安心するよ~(´;ω;`)

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雲辺寺まであと9km!もうここまで来たら、行くしかない!!

 

この日はあまり心躍る廃墟はなかったが、ここに来てすごいのが一つ。

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こ、これは…「少年ジャンプ」のフォントを丸パクリのお好み焼き屋廃墟!そのネーミングと言い色使いといい「お好み焼き」の手描き感といい、元オーナーはよく言えば「少年の心を持った」、普通に言うと「世間が分かってないバカ」なのだろうと推測。ご愁傷さまです。

 

そしてこの廃墟ジャンプの向かいに、おそらくこの道を通るお遍路の99%が驚きとともに写真を撮るであろう例のやつがあった。

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素泊まりバス!!!

 

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中をちょっと覗いてみる…怖い、怖すぎる!90年代のアラスカで、森に放置されたバスの中で青年が1人餓死して死んだ話を思い出した。詳しくは「into the wild」という映画を見てください。

 

今ネットで調べて分かった驚愕の事実。この素泊まりバス、当然お遍路さんに無料でお接待されている善根宿なのだろうと思っていたら(だってこの外見ですよ?)なんと1泊2000円だそうです…たっか!!(# ゚Д゚)

 

詳細はこちらに載ってますが、「客室数2室 (シングル2室のうち、ベッドタイプ1、布団タイプ1)」って明らかにおかしくない??これ、このHPだけ見て予約した人が実物見たら明らかに怒って帰るレベル…っていうかこんな山の中で帰るに帰れないし、もう民宿ビーチ並の遍路トラップですわ…

 

しかも、もうひとつ先人のブログで発見したのですが↓


1泊2000円は「相部屋2名になっても良い方」で、2名で泊まると1人1500円だけど、1名のみで宿泊希望の場合は2500円らしい…みみっちい!!こんなおんぼろバスで民宿とかゲストハウス並みの料金取ろうってとこからしてみみっちいのに、何その細かすぎる料金設定!やることやらないのに金だけ取りたい魂胆丸見え!!し・か・も・

 

「食事処バス前にあり」とか「夕食は17:00~22:00の間、バス宿前の『お好み焼きジャンプ』をご利用ください」とか、やたら向かいの「お好み焼きジャンプ」を推してくるなと思ったら…

 

オーナーが一緒!!!(つまりお好み焼きジャンプのオーナーが素泊まりバスも経営)

 

うわ…絶対泊まりたくないよー。ってか、オーナーがどういう男かもう大体想像つくよー。奥さん、ご苦労さまです。

 

そんな恐怖のバスを後にして、まずは境目トンネルへ。

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全長855m、けっこう長い。

 

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ちょっと暗いけど、まっすぐ進むと「大歩危(おおぼけ)」「小歩危(こぼけ)」に行くらしい。4年前の青春18きっぷの旅で通ったよ~。

 

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お食事処「水車」。高知の「ドライブイン水車」は廃業してたけど、こっちの水車はまだまだ営業中…っていうか、今Googleで見たらここの「水車」って結婚式場って書いてあるんだけど??マジか!ここでかぁ…

 

そして民宿岡田に到着。

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泊まるわけではないですが、目印として。先人のブログで、ここから雲辺寺まで2時間弱とあった。ちなみにここまではなだらかな上り坂が続くだけで、全くきついことはありません。問題はここから!

 

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民宿岡田から10分ほどで遍路道の入り口に…ついに、最後(だと思っていた)の山登りに向かいます!

 

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まずちょっとだけ坂を上る。

 

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こんな遍路道サイン見たことねぇ!あ、新しいずら…オラ好きずら。

 

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こっから本格的に山登り!たった3.5kmなのにめちゃめちゃ辛かった…というか始まりのこの坂がもうすでに見ての通り急勾配。

 

ここから40分くらい、ずっと急勾配の坂を登ります。もうずっと心臓バクバク。汗ダラダラ…何度やってもこの遍路ころがしはきつい。

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基本ずっと登ってるので写真はないんだけど、なんで急勾配の坂って写真に撮ってもその傾斜が伝わりづらいんだろう…これ一応、自分じゃ「マジかよ!」って(登ってきた)坂なんです。

 

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途中で逆打ちの女性2人(50代くらい)に会い「あと30分くらいよ~頑張って!」と言われ、30分か…と、知りたくなかったような、知っておいてよかったような気持ちになった。

 

ずっと続く急勾配の坂に「も、もう勘弁してッ…!」と願いながら足を進ませること40分、ついに心臓破りの山道を抜けました!!

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この時の嬉しさったら…なんたって「最後の山登りだ」と勘違いしていたんですからね…(「最後の大きな山登り」だっただけで、小さな山登りはこの後も毎日のように続くのでした)

 

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いよいよお寺が近くなってきた感じがあるゾ!!

 

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舗装路から少しだけ山道に入ったりしながら…

 

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雲辺寺の夫婦杉の前を通ったりして…

 

午後2時、ついに66番雲辺寺(うんべんじ)に到着!

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この笑顔!この山さえ登ればもう辛い山登りはないと思ってたので、本当に嬉しかったです(そんなことなかったけど)!

 

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見上げる雲辺寺

 

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雲辺寺の本堂。のれん(?)がかっこいい!

 

この雲辺寺には「おたのみなす」というものがありまして…

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この輪っかをくぐって~(ケツ御免!)

 

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向こう側のナスの上に座ってお願い事をすると願いが叶うそうですゾ!やぷ!

 

飽きない五百羅漢像

無事に雲辺寺を打ち終わり、ルンルン気分で山を下りようとすると…

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ひぃぃっ……ななな、なんだこれはっっ!!!

 

とここで思い出した。この日の朝、65番三角寺で会ったスペイン人遍路のアントニオ(逆打ちです)がなんか66番にすごい面白い石像がたくさんあって、自分はそれを全部見るのに1~2時間かかったとか…これのことか…??

 

急いでスマホKindle版ガイドブックを見ると、これは「五百羅漢像」といって釈迦の弟子達の姿らしい。弟子なのでまだ悟りを開いた存在ではなく、人間らしい様々な喜怒哀楽の表情をしているという。ふむふむ…さっそく見ていこう。

 

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くっ…なんだこれは…最初からこちらに大喜利を求めてくるような、このポージングと表情ときたらどうだっ…!!!

 

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この一人一人の髪型とか持ってる小物とか…ずっと見たくなる。一人一人にセリフつけたくなる!!BOKETEでやってほしい!!

 

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なぜか羅漢が持つ楽器の琵琶に熊手が括りつけてある!なぜ?何の為に??そして熊手を持ちながらその飄々とした表情ヤメテクレ!!

 

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この他にもツッコミどころが満載すぎて…

 

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もうイチイチ見てたら本当に2~3時間かかりそうだったので…

 

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惜しみながらこの五百羅漢像を後にしました。誰か一体一体を写真にとってタイトルをつけてHPにアップしてほしい。大喜利うまい人!

 

ついに讃岐の国へ!

さて、五百羅漢像を後にして約10分…

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来た!!讃岐の国香川県、最後の一国「涅槃の道場」!!

 

ついに…ついにここまで来たかぁ(´;ω;`)ウゥゥ

 

でもほんとはもっと「境界線!」みたいな「この線越えたら香川!」的な線を想像していたんですが、結局そんな線はなく…

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こんな山道を下っている途中にどっかでふいと越えてしまっていたらしい。まいっか!

 

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このチベット仏教っぽいカラフルな旗、けっこうあちこちのお寺近くの遍路道で見ました。誰だー誰がやってるんだー?

 

ここからどんどん、どんどん下ります。考えてみたら、標高910mの山を行きは20数kmかけて登ったのに(最後の3kmだけものすごくきつかったけど)、ほぼ山を下りきったところにある民宿青空屋までたった5kmですもんね。こりゃー逆打ちの人は大変だわ。逆打ちやらなくて本当によかったぁ…

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こんな初歩的なこと、今更教えられんでも…!と思ったが、よく考えたら逆打ちの人にしてみればまだまだ遍路始めたばかりで新鮮なのかもしれない。

 

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そうそう、丁石ほんとにけっこう便利なんですよ。あとどれくらいとか、どれだけ歩いたかとか分かるので。でも昔の人って109mをどうやって測ったんだろう?紐??

 

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山を下りる途中で見えた観音寺市と瀬戸内海。9月に始めた頃は暑いし雨降るし台風来るし、辛いことばかりだったけど、終わりに近づくにつれ秋の天候と空を楽しめるようになって本当に良かったです!

 

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遍路道の途中によくある「遍路俳句」。ほんとに歩くだけで功徳を積んでるのかなぁ…という気はするけど。

 

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こういう「光系」メッセージも多い。「遍路をやれば何かが変わる!」と思ってチャレンジする人がけっこういるんだろうなぁと思う。…あんまり変わりませんよ(コラ!)。

 

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今夜の宿、青空屋までもう400m!やった!しかしここだけなんか情報過多!

 

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雲辺寺のある山を見上げる。あそこの頂上にさっきまでいたんだよなぁ!やった!やったよ~!!(とこの時は思っていた。何度も繰り返すが最後の山登りだと勘違いしていたので)

 

最高の宿「青空屋」とロングげっぷ

そして午後4時15分、民宿青空屋に到着!!

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完走したマラソンランナーのように両手を上げて「やったー!」と言いながら入って行って、ちょうど私のすぐ前に到着していたお客さんにビックリされた。すみません…

 

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これがお部屋。久しぶりの和室だけど、青空屋はネットの口コミがとっても良くて清潔綺麗というのは分かっていたので全く心配してなかった。お部屋に飾ってあった絵は懐かしの大岐海岸

 

そうなんです。この青空屋、おそらくどの遍路ブログを見ても悪い評価を書いているものが見当たらないと思います。それくらい遍路宿の中でもトップクラスに満足度の高い宿なんです。清潔度、食事、値段、そして接客、どれをとっても素晴らしい!

 

その中でも私が「すごいなー」と思ったのは、外の洗濯機と乾燥機(どちらも無料、洗剤も置いてある)の前にちょっとした休憩コーナーがあるんですけど(ソファとテーブル)そこでずっと「綾戸智恵」のジャズCDを薄く流してあるんですよ!!いや、どんだけおもてなすんだと。めちゃめちゃ気持ちいいじゃないかと。もうほんと、素晴らしいの一言です。

 

そしてお食事もまぁ豪華!

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民宿の食事といえばお刺身!食前酒までついてます。

 

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天ぷら。いつもコンビニ飯なので、この日は雲辺寺を打った自分へのちょっとしたご褒美です!(まぁ周りにコンビニがないのでここでは必然的に食事付きになっちゃうんだけど)

 

そして、たぶんこれが青空屋の一番の売り!

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イノシシ肉のハンバーグ!

 

どれもめちゃめちゃ美味しかったです。いやー最高!

 

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食事するところはこんな感じ。広くて綺麗!

 

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一緒に泊まったお遍路さんたち。奥のお2人は車遍路のご夫婦で、手前左のおじいちゃんは私と同じく順打ちの歩き遍路さんです。

 

他の宿泊客の方たちと話ながら夕食を食べてたんですけど、車遍路のご夫婦の旦那さんがけっこう話好き…っていうか自慢好きで(おじちゃん遍路にありがち)車遍路をされる前に1人で3回歩き遍路をされたそうです。

 

それで私が「へぇー!3回もされたんですかぁ~すごいですねー!」と大げさに驚いてやると(性悪ですいません…いや本当にすごいとは思いましたよ?)ますます鼻高々になり、隣のおじいちゃん(ゲーハーの方)にやや上から目線で「歩き遍路は初めてですか?」と尋ねた。するとそれまで車遍路の親父の自慢話を黙って聞いていたゲーハーじいちゃんは一言

 

「いえ、これが5回目なんです」

 

かっけーーーー!!!最高の返しww

 

車遍路の親父はちょっとタジッとなって「え、そうなんですか。なんだ、私より2回も多いじゃないですか。すごいな…失礼ですがお年は?」「75なんです」「えぇ!私73だ、私より2歳も年上で。いや、お見逸れしました。」とここに完全なる白旗を上げたのである。

 

よく考えたら歩き遍路3回も十分すごいんだけど、その時はその返しに「めっちゃかっけー!」となり、ゲーハーおじいちゃんに色々と質問してみた。おじいちゃんもちょっと気分が良くなったのか、さっきまでは静かに追加注文した瓶ビールと食事を楽しんでいたのだが、私の質問に饒舌に答えるようになっていった。ところが、ゲーハーおじいちゃんがべらべらと喋っていたその時!

 

 

グフッという音が聞こえたかと思うと、おじいちゃんの口がぽわんと開き、そこから「ごーーー…」という音とともに流れ出る空気…これは…げっぷだ。しかも長い…まだ続いている(ごーーー)…これはもう出てるんじゃない。出してる。この機会にもう全部出そうとしてるんだ…!!

 

 

時間にして数秒でしょうか…話を聞いていた3人は口を開けたままげっぷを出し切るゲーハーじいちゃんをじっと見つめ、最後の空気まで出し切ったゲーハーじいちゃんはその後何事もなかったかのようにまた話を続けたのでした。おしまい。

 

まとめ

あのげっぷを出し切るおじいちゃんと、それをじっと見つめる3人の図を、うまく言葉で言い表すことができたでしょうか…いまだかつて、あんなに長いげっぷは聞いたことがありませんでした。永遠にも感じられたあの数秒間のあいだ、私の目はなぜかじっとゲーハーおじいちゃんの口元に固定され、頭の中でぼうっと「げっぷを出すときって…口元が丸くなるんだな」と思ったのを覚えています。そんな…夜でした…

 

これから歩き遍路に出られる方のための注意点

  1. 65番三角寺へ「太陽の家」ルートで行かれる方、太陽の家を過ぎて50mくらいのところで右後ろを見てください。遍路道はV字に折れ曲がった右後ろの道です。それを逃すとどんどん高速道路の方に戻っちゃうよ。
  2. 別格霊場椿堂」は66番に行く途中必ず通ると思うのですが、まあまあ見どころあります。おさわり大師と真っ赤なお不動さんはけっこう良い。と思う。
  3. 椿堂を過ぎてから雲辺寺に行くまでの3つのルート(佐野道、曼陀峠、境目峠)ですが、私は一番楽な道を行こうとして曼陀峠に行って失敗しました。たぶんほとんどの人は民宿岡田を経て佐野道を行ってると思います。なので曼陀峠道の荒廃ぶりが半端なかったです。草・虫・蛇が苦手な人は、急勾配で心臓には負担があるけど皆が行ってる佐野道を行く方が無難…と私は思う。よ。
  4. 民宿青空屋、オススメです。マジでマジでオススメです。泊まれなかった人は残念!私のアメリカ人遍路友達ネイト氏いわく、67番近くの「民宿おおひら」もけっこう良かったらしいです。

 

よーし!書きたかったげっぷの話も書けたし!満足マンゾク(*´ω`*)

 

翌日もまぁいろんなことがありました。やばい、明日のブログも最長ブログになりそうな悪寒。ということで明日は「お寺の納経所で団体ガイドと大喧嘩」「思いがけずに捨身ヶ嶽でお勤め参加」の2本立てでお送りしたいと思います!

 

ではでは☆

 

四国歩き遍路 第33日目(10月13日) 〜史上最高に短い日記(当社比)

おいす!ちょっと私用でゴタゴタしててブログのアップが遅れてるizumiです!

 

韓国出発が12月10日に決まりました!!あと9日…ままま間に合うのかな…

 

ま、最悪韓国に行ってから上げる…か…

 

なんちて!!ガンバリマス(/・ω・)/

 

ではー、今日はほんとに、特に書くことありません…ほんとにほんとよ…

 

なので今日は短くなると思います。いや、短くします!ブログ進まんし。

 

ではー行ってみよ☆

 

 

祭りはまだまだ続く

では今日もいつものGoogleマップかもーんщ(゚Д゚щ)!

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この日は朝、伊予西条駅前の「ホテルオレール西条」からバスに乗り西ノ端交差点まで。そこから四国中央市の「ホテルマイルド」まで27km歩く…のみ!!

 

ちなみに翌日は、八十八ヶ所一高い場所にある66番雲辺寺(うんべんじ)に登ります。山登りブルブル…

 

朝8時前に昨日歩いた西ノ端バス停に到着!そこから更に東を目指します。

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びっくりハウス!?

 

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「峠のコロッケ」「峠のごはんや」「ホット1」…正しい店名が分からない!!

 

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お店を見ても全然分からない…

 

途中の町で祭りの旗を見る。松山あたりからずーっと祭りに遭遇してるから、この頃になるともう関心が薄くなるというか…

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四国の人は祭り好きだね~

 

と、そこへ道の向こうから神輿がやってきた。

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動画からキャプチャー。なぜ神輿を担いでいる人はパンチパーマ系の人が多いんだろう…?

 

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後ろはけっこうおじいちゃん多め。コロコロ付きなので、担ぐというより押す!って感じですね。

 

しばらく行くと今度は子供たちの元気な声が!

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ミニ神輿が2つ。幼稚園生のようです。

 

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小さなお祭り法被(はっぴ)が可愛いね~(*´ω`*)

 

子供の時から祭り好きを仕込まれる四国の子供たちの姿をカメラに収め、先を急ぎます!

 

延命寺の枯れた松

その後も、車の交通量の多い国道11号線を避け、その脇道をずっと東に進みます。

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ちょっと脇に入っただけでこんな竹林の中の道に!1人だからここを細いよー…

 

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半壊状態の家…中の様子までくっきり!ここで誰かが確かに生活していたのかと思うと…切ない。

 

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普通の民家の玄関にもお祭りの提灯。「敬神」…神様へ直球のメッセージ!

 

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PART2があるのか!?

 

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直球ネーミングなスナック。恋は…生まれたのでしょうか…

 

この日はお寺を参詣する予定はなかったのですが、道すがら別格霊場のひとつ、延命寺があったので覗いてみることに。

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字が所々ずれてるのがGANTZっぽい…別格霊場って普通の八十八ヶ所のお寺に比べるとやっぱり予算のなさが伺える感じです。もっと別格霊場巡りも流行ればいいねぇ…

 

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でもこの延命寺は別格の中でもおそらく松山の文殊院くらい参詣者が来る別格霊場かもしれない。病が治るという「千枚通しの霊符」が人気なんだと思う。

 

この延命寺には、空海が手植えしたという有名な「いざり松」…の残骸があります…

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右奥に見えるのが枯れてしまった「いざり松」の残骸。悲しいね…

 

Wikipediaによると

空海手植え伝説の松は「土居のいざり松」と呼ばれ、明治時代には枝が傘状に東西30m・南北20mに広がっていたという。しかし、昭和43年(1968年)末に枯死した。現在は幹だけが横たわり往時を偲ばせている。

という、けっこう大きな松だったみたいです。なんで枯れちゃったのかな…寿命??

 

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納経所にあった昔のいざり松(誓松とも)の写真。確かに、すごく大きい松の木だったみたいだ。

 

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こんなに立派な松の木だったのに、なんで枯れちゃったんだろう…悲しいなぁ。

 

ここは納経所の中に大師堂があるスタイル。せっかく中まで来たし、別格霊場では初めてお経を読んで納経してみた。

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納経所の中にある大師堂。なんか若干、すんごい信心深い親戚のおいちゃん家の仏壇…って気がしないでもない。よく言えばアットホームですね(*´ω`*)

 

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延命寺を去り際に撮った、別角度からのいざり松残骸。見れば見るほど悲しい!それに、この放置の仕方はどうなのか?とも思うけど…きっと予算がないのかな…

 

ホテルまで歩く…それだけ

さて、延命寺を後にして今夜の宿「ホテルマイルド」まで13.5kmの道を歩きます。特になんのハプニングもなかったので、淡々と写真だけでご紹介!

 

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閉店してるようで営業中の服屋さん。学生服販売でもってるんだろうな、と推測。

 

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ネーミングセンスが好きなお好み焼屋、その名も「城」…自分の城!的意味なんだろうと推測。

 

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この、屋上に天守閣(?)が乗ってるスタイル前にも見たな…田舎割烹吾作、今ネットで見たら閉店だそうです。実際見た時はまだやってそうだったんだけどねぇ…

 

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またまた神輿に遭遇…もう関心がだいぶ薄れてこの写真を撮るので精一杯。マイルドヤンキー多し。日本の人口はマイルドヤンキー達に支えられている!産めよ増やせよ!!

 

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時間があったのでファミマで休憩。天国!!

 

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ファミマで休息後、歩き出した道にあった看板。国道11号線の南は山ばっかりなんだよね。翌日は65番三角寺を打ちます…ドキドキ…

 

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80~90年代にオープンしたっぽい美容室MONAスペイン語で「MONA」って「(女の子や小動物に対して)可愛い」という意味です。知ってて名付けたのかな~?

 

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英会話スクールの「ぐる~び~」…ちなみに、英語の「groovy」は「イカすぜ!」的な意味でおそらく60~70年代に流行った言葉で、アメリカでは現在完全に「死語」になってると思われます…ウケ狙いで言うのはありかも。しかもひらがなで「ぐる~び~」って…「ずうとるび」くらいダセェわ。いやもう1周回ってカッコいいわ!!

 

と、そんなこんなで、3時前にホテルマイルドに到着しました(写真なし!)。ホテルマイルドはまぁ普通のビジネスホテル。お遍路さんに優しくて、翌朝おにぎりのお接待をくれました。

 

その後、無事に67番近くの民宿まで到着したネイトとメッセージのやり取りをし、翌日の計画を立てたのですが、それはまた明日のブログで詳しく解説します!!

 

まとめ

どうですかー!?短かったでしょう(*´ω`*) いやーこの日は本当に

 

ただ歩いた…

 

日でしたねっ…40日も歩いてれば、こんな日も1日くらいあるということですね!

 

そうそう、今思い出したけど、この辺になってくると逆打ちの人に会うとみんな「初々しい」んですよね。まぁ、最終日に1番まで戻った時がもっと初々しいお遍路さんに会いまくりだったんだけど。この日も確か、道端で座り込んでスニーカーを脱いでマメをケアしてる若者お遍路さんの横を通り過ぎて「懐かしい!!」と思ったものでした…

 

これから歩き遍路に出る方のための注意点

  1. この日はひたすら国道11号線沿いを東に歩いただけなので、注意点やオススメポイントはほぼありません!ごめんなさい…しいて言えば、遍路道沿いにある別格霊場延命寺は、行くとなかなか面白いかもしれないよ…昔大きく生えていた空海が植えたとされる「いざり松」の残骸が見れるよ…ということくらいかな…最後のロングウォークなので、まぁ…楽しんで!!

 

以上!明日はいよいよ910mの山に登ります。最後の山登り…になると思っていたよ!!

 

ではでは☆

 

四国歩き遍路 第32日目(10月12日) 〜楽々ルートで横峰寺!の巻

你们好!我叫泉!

 

というわけで、半年独学で中検3級まで取ったにも関わらず、お遍路で中国語をほとんど忘れてしまった泉です。台湾留学したい…

 

今日は山登りです!数日前にネイトから「残る大変な山登りは60番と66番!」と聞いていたので(地図が読めないからそういうことがいまいち分からない)前日からドキドキしていた山登りです。

 

今地図を見たら、横峰寺は標高745mって書いてました。でも標高ってなかなかに当てにならないのよね…ようするに勾配なんですよ、きついかきつくないかって。あと、私の場合は虫とか蛇が出そうな道かとか、草の生え具合とか暗い道かとかそういう事の方が重要なので、標高何mとか言われてもほんと当てになりません。でもまぁしかし、今日の山は745mだそうです。

 

しかし前日、中山さんからゲットした魔法の地図のおかげでこの日の山登りはだいぶ楽になりました!!やっほーい☆

 

ではー行ってみよっ(/・ω・)/

 

 

知る人ぞ知る第3の道

ではまず恒例のルート解説なのですが、今日はGoogleマップではなく、前日63番吉祥寺の納経所にあった地図にて解説したいと思います。出でよ地図!

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へんろみち保存協力会の公式地図には、右側の2つの山道と、63番近くから上る車道しか載っていません。

 

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ちょっと分かりづらいかもしれないけど、こちらが公式地図。「雨天の際は水量が急増し危険大。63番まで打ち、車道経由で60番を打ち戻り、64番の順路を取るのが無難」とある…まぁこの日は全然雨天じゃなかったけど…ビビるよね。「我慢・忍耐修行也」って…

 

なので前日の夜まではもち車道を行くつもりだったのですが、中山さんが「ビジネス旅館小松」で貰った地図を譲り受け、中山さん、ネイト、スーザンの3人から「楽だったし、すごく早く行って帰ってこれた」という話を聞いて、そのルートを行くことにしました!

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途中に大きな採石場があるので名付けて「採石場ルート」!…ウソ、他の人がブログでそう呼んでたからパクりました。

 

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ちなみにこれが「ビジネス旅館小松」で貰える地図。採石場まで行ければそこから先はほぼ間違えようがない(行き止まりって書いてあるとこだけ注意が必要)ので参考にしてください。

 

この日は伊予西条駅前の「ホテルオレール西条」に連泊の予定だったので、荷物を置いた身軽な格好で伊予西条駅から3駅先の伊予小松駅まで戻ります。

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朝7時の伊予西条駅。電車の中は通学中の学生でいっぱい。みんな早いねー。

 

小松駅からGoogleマップと「ビジネス旅館小松」の地図を頼りに、まずは採石場を目指す。

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ちょっと肌寒いけど、歩いてるとポカポカしてくるちょうどいい温度。空がきれいです。

 

40分ちょっとで採石場に到着。でかい!

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そしてうるさい。隣を歩いてると小石が頭に飛んできそうで怖かったです。

 

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見えるかな?かなり上まで削られたように露出した岩肌…あんなところまでどうやって削るんだろう??

 

いよいよ山登り開始!

採石場を過ぎると本格的に山道に入ります。でもかなり整備されてて全然歩きやすい!

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採石場からすぐの山道。小川沿いを歩きます。

 

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「ビジネス旅館小松」の地図に左右間違えて書かれていた場所。正しくは左のこの道を行きます。右に行くと行き止まり(←行った人)。常に遍路道のカードがある方に行くこと!

 

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誰が整備してくれてるのか、草もなくすごく歩きやすい。若芽の上を歩くのはちょっと申し訳ないけど、ふわふわして気持ちいいです…えへ。

 

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ここでどうやら黒い鳥がヤラレタらしい…乱闘の跡。

 

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こんな看板が。そっかぁ、お接待で遍路道維持されてるんだなぁ…でも鎌が見当たらなかったです。あっても…たぶん時間がないから草刈りはしなかったかもだけど…(´・ω・`)

 

仏の声リスナー佐藤さんと再会

整備された山道を登ること1時間弱、奥之院から続く山道との合流地点に来ました。

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横峰寺まで3.6km!1時間ちょっとかな?まだまだ全然元気です。

 

ここから先の道はちょっとだけ険しいところも…というかアップダウンします。

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ちょっとだけ道が細くなって危ないところ。でもちゃんとロープが張ってあるので大丈夫!

 

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この日も、こないだネイトとマジッドと一緒に登った45番岩屋寺の山登りの時と同じく、天気に恵まれて気持ちいい日でした!木漏れ日の山道って…好き♪

 

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こんなまっすぐ平らな道もけっこうありました。鼻歌出ちゃうよね~。

 

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一丁(109m)ごとに置かれているお地蔵様、けっこう目安になります。「体は遍路の資本なり」…まったくだ!

 

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横峰寺に近づくにつれ険しい道が増えてくる。でも雨じゃない限り大丈夫!私でさえ登れたから( ´∀`)b

 

ふんふん~♪と鼻歌まじりに山道を登っていると、前を行くお遍路さん発見!あ、黒の笠に和服姿のあのお遍路さんは…昨日会った仏の声リスナーの佐藤さんだ!!

 

「佐藤さ~ん!」と声をかける。振り向き、私に気づくと「お~」と言ってイヤホンの音楽を止める佐藤さん。いや音楽聞いてたのかよ!意外と現代人。

 

「あれ?今日はリュックないですね!」「うん、昨日は奥之院に泊まってね、そこに置いてきたんだよ」ということで、昨日と違って身軽な2人で山登り再開!

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前日は写真を撮り忘れてたので、この日はしっかり写真撮影。イヤホンしながら山登りするお坊さんなんてカッコいいぜ!

 

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その後も険しい山道をよいしょ、よいしょと登り、やっと車道に出る!

 

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車道に出てけっこうすぐ(3分後)、この標識があります。ここを右!間違えてまっすぐ行くとえらい遠回りだそうです。(「徒歩1km」の下に誰かが英語で「For Walker」って書いてあげてる…確かに外国人は分からないもんねぇ。外国人遍路が増えてきてるので、もう少し英語表記のサインを増やしてもいいと思う。)

 

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上の標識の右の道の入り口にはチェーンがありますが、これは車を通さないためで、歩行者はチェーンをまたいで行ってOKです。

 

野鳥と初めての接触

チェーンをまたいだところから歩くこと20分、ついに60番横峰寺に到着~!

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途中の道に全然トイレがなく最後はチビりそうになってたので、着いてまずトイレに行きました。これはトイレ後のホッとした表情。チビってないよ、チビってない。

 

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お遍路に4つある関所のうちの一つだそうです。全然知らなかったな。たまに山登りの途中で怪我して帰る人とかいるけど、それがこの関所の寺への道だったらつまり…そういうこと?良かった転ばなくて…

 

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横峰寺の境内。そんなに広くないです。空がきれい!

 

お祈りと納経を済ませて、佐藤さんと「お昼を食べよう!」と駐車場にある茶店まで行った(駐車場までけっこう上ります)。佐藤さんは今回が5周目の遍路なので、茶店の人とも知り合いみたい。茶店の外の席に座って、あったかいコーヒーとお菓子のお接待を頂いていると、隣にひまわりの種がたくさん入ったカゴが…

 

そこへ、1人のお遍路さんがカゴの中のひまわりの種を手のひらに乗せてすっと差し出した。すると…

 

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なんと鳥が1羽スーッとやってきて、おじさんの手に止まった!!

 

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か…可愛いっっ!!!

 

「えー!なんですかこの鳥?飼ってるんですか??」と言うと、茶店のお姉さんが「いやいや、ヤマガラっていう野鳥なんだけど、すごく人懐こいのよ~」と言う。そんな野鳥もいるんだ…さっそく私もひまわりの種を手のひらに乗せてみる。

 

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カゴの中に2羽いる。どう考えても人間の手のひらよりカゴの方に行くだろ…と思いきや

 

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キターーーーー

(゚∀゚)!!!!!!!

 

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こっち見とる…か、カワエェ(*´ω`*)たまらん!

 

これがもう、一度慣れるとひっきりなしにやってくるんです。たぶん同じ鳥が何度も行ったり来たりしてるんだと思う。今まで鳥を飼ったことないし、友達の鳥を少し触ったことはあるけど野鳥が手のひらに止まるのはもう初体験だったので、すっごく感動しました!!1時間くらい遊んでたと思う…ヤマガラちゃんLOVE♡

 

明日の分行っとこ~

茶店のお姉さんと話がはずんでいる佐藤さんに「そろそろ行きます!」と声をかける。すると「facebook交換しよう!」とスマホを取り出す佐藤さん。マジか!イヤホンといいスマホといい、めっちゃ現代遍路な佐藤さんなのでした。

 

12時過ぎ、横峰寺を出発。来た道をそのまま戻る。

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帰りの道は「遍路道→」のカードが裏を向いているので、道に迷いやすいです。逆打ちの人の苦労がちょっとだけ分かった。逆打ちホント無理だわ…すごい方向音痴だし。

 

元々の車道を行く予定では、休憩も含めて片道4時間みていた。つまりこの日は朝出発して60番に行って帰ってきて終わり、という計画。

 

でもこの「採石場ルート」、上りは2時間半、下りはなんと1時間半で伊予小松駅まで着いてしまった。このままホテルに帰ったら2時半に着いてしまう。早すぎるな…

 

ちなみに翌日の予定は、ホテルオレール西条から37km先のホテルマイルドまで、国道11号線をずっと東へ進むのみ!お寺のない最後のロングウォークDAYです(最後…ついに最後のロングウォークまで来た!)

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最後のロングウォークの翌日はついに香川県入り!香川のこのお寺の集まり具合ったらもう!(*´ω`*)

 

結局、2時半にホテルに着いて次の日37km歩くより、この日のうちに10km先の西ノ端(にしのはた)まで歩きバスで伊予西条駅まで戻り、次の日を27kmにしてその翌日の山登り(66番)に備える作戦にしました。

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伊予小松駅から伊予西条駅までは電車、そこから西ノ端バス停まで10km徒歩。翌日は西ノ端バス停からホテルマイルドまで27km徒歩です。

 

午後からだいぶ日が照ってきて、アスファルトの上を歩いてると暑くて体力消耗しました…たった2時間(10km)だ!と思ったけど、最後の1時間はけっこう辛かったです。

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チェーン店なのかな?クマのマークが可愛いサッポロラーメン。

 

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国道11号線ってラーメン屋が多い気がする。「ラーメンショップ」ってなんか食堂っぽくないね。

 

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高松までちょうど100km!!四国に来た時に、夜行バスで高松駅に降り立ったのがすごく昔のことのようだ!

 

ネイトの宿とり

2時間ちょっとで西ノ端交差点のバス停に到着!西条駅まで戻るバスの中で、ネイトからメッセージが来た。ネイトは私が明日泊まる「ホテルマイルド」に泊まっているのだ。

 

ネ「ホテルマイルドすごくいいよ!きれいだし、シャワーも個室だし。ただWiFiがないけど」

私「よかった!私も60番無事に登れたよ!中山さんの地図のおかげで」

ネ「僕、明日はたぶん67番まで行って民宿おおひらに泊まるつもり。民宿青空も考えたけど、ちょっと僕には距離が短すぎるみたい」

私「マジで!?すごいね。でもネイトなら行けるよ!」

ネ「すっごく悪いんだけど…民宿おおひらに電話して予約してくれないかな。これで頼むのは最後になる予定だから」

私「うん、全然いいよー」

 

ということでネイトの代わりに民宿おおひらの予約を取ってあげた。外国語での電話での対応が、面と向かって話すより100倍難しいことは私も身をもって知っているから、私にとってはお安い御用。しかも1日先に行ってるネイトにはいろいろ教えてもらってるしね。

 

それにしても、ネイトは翌日65番から最後の難関66番(標高910m)を打って、その後さらに10km先の67番まで行こうというのだからすごい。私は66番の山を下りたところの民宿青空に泊まろうと思っていた。これでまたネイトとの差が離れてしまうなぁ、と思った。

 

西条駅に着いて、ローソンで晩ごはんを買う。

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これが晩ごはん…というか、晩ごはんと夜食とおやつ、って感じかな。部活にいそしむ男子高校生のようだ。これだけ食べても全然太りません。

 

まとめ

この日は心配していた60番の横峰寺が、想像以上に早く終わって本当に嬉しかったです。いやー、持つべきものは1日先を行く遍路友達ですね。これほんと。

 

あとは66番の雲辺寺だけが不安でした。なんせ標高910mですから。四国八十八箇所の中で一番高い場所にあるお寺です。ぶるぶる…

 

でもね、まぁこういうのはだいたい映画と同じようなもので、期待しているとそうでもない。期待してないと「うわっ!」と思うものなのです。お遍路の山登りも同じ!

 

ということで、最後までいい意味で裏切られることになります。いや、悪い意味でなのか?…まいいや。

 

これから歩き遍路に出る方のための注意点

  1. 60番横峰寺への最短ルートはおそらく、今日ブログで紹介した「採石場ルート」です。今日のブログの初めの方と、あとは「横峰寺 採石場」でググってみてください。小松駅から横峰寺まで、早くて2時間半で着きます。
  2. 横峰寺の境内から駐車場までちょっと上りますが、駐車場の茶店で野鳥の「ヤマガラ」とふれあえます(季節によるかも?)。かわいいよ!!
  3. 西条駅から国道11号沿いの「西ノ端(にしのはた)交差点」までは、乗り換えなしでバスが出ています(「そよかぜ薬局」前)。それより先に進むとバスの乗り換えをしないといけないのでめんどくさいです。65番前までのロングウォークを1日で歩きたくない人は参考にしてください。バスは瀬戸内バス。時刻表はここから検索できます

 

以上!明日は延々歩きます…明日は特に書くことない…かも…しれない。

 

とか言ってまためっちゃ長くなったらすいません( ゚Д゚)ヒャー

 

ではでは☆