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四国歩き遍路 女一人旅 in 2016

1978年生まれの38歳、独身。ソウル→バルセロナ在住を経て現在日本に帰国中。2016年9月から念願だったお遍路さんに行ってまいります!うるう年ですが初挑戦なので順打ちで行います。

四国歩き遍路 第3日目(9月11日)〜出会い多すぎ!!

歩き遍路日記~阿波編

マメ更新ならず!未だマメ4個のizumiです。これ以上は増えないかなー?ならない指は全くならないのね、マメって。

 

今日3日目はいよいよ「遍路ころがし」と言われる遍路最初の難所、12番焼山寺です!では、どーぞ!

 

 

旅館吉野の朝ごはんで和む

この日はちゃんと6時に起きて準備、6時40分から朝ごはんを頂きました。

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食堂で旅館吉野のおじさんと「広島カープ優勝」のニュースにやんや言いながら食べる朝ごはん…和む!平和な朝だ!!

 

旅館吉野は小さいけど小綺麗で、ジュース類も冷蔵庫にたくさん準備してあるし(有料、でも安い)麦茶は無料だし、おじさんは優しいし、これでWiFiがあれば言うことありません。

 

まだ3日目だけど、徳島の旅館や民宿のWiFi普及率が低すぎるよー。これから四国お遍路さんは外国人が増えるのに、みんなWiFiないとコマッチャウヨー。

 

遍路ころがし、スタート

7時に旅館吉野を出て、昨日最後に参拝した11番藤井寺に向かう。12番焼山寺への道は藤井寺の本堂脇から出ているのだ。

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何気ない入り口。これが地獄の入り口だッ!!

 

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おどろおどろしい看板。お前ら覚悟はいいのかぁー!!

 

歩き始めること5分…

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早くも遍路ころがし(6個中の1)が…!!!

 

説明しよう。「遍路ころがし」とは急勾配の、心臓に負担の強い、そして雨の日は滑りやすさ満点の険しい山道のことだ!例えばこんな感じ↓

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これはまだ全然レベルが低い方で、レベルが高い場所は足場が悪いためバッグからスマホを取り出せず、またそんな余裕も全くないため写真なし。

 

おじさん、そしておじさんとの出会い

死にそうになりながら、行程の約半分の場所にある柳水庵に着く。これでまだ半分って嘘だろ…と思いながら近づくと人の気配が。というか外に思いっきりロープ張って洗濯物干してある…え?人ん家??

 

網戸から中を伺うと怪しげな坊主のおっさんが背中を向けて足の爪を切っている。

 

私「あのー、ここ柳水庵ですよね?」

坊主「そうだよ」

私「(隣の湧水を指して)この水って飲めますよね…?」←というか、ここで水補給しないと絶対にヤバい。これより先に補水ポイントはないのだ。

坊主「さー知らない。オレは飲んでるけどね、でもあなたが飲んで大丈夫かどうかは分かんない。オレは昨日から飲んでるけどね、ウシャシャシャ」

 

体力的にも足的にもそこでしばらく休まないといけなかったので、そのちょっと個性の強そうなおじさんとしばらく話すことに。出身は青森(訛りが東北だなとは思った)で20歳で上京、60歳のときに四国に来て偉い坊さんと出会いがあり出家、今は小豆島のお寺で修行しながら1年に1度歩き遍路をするのだそうだ。

 

遍路のことや修行のことを色々と聞きながら、そろそろ行こうかと立ち上がった私におじさんは「80番くらいまで来たら、納経帳(御朱印帳のこと)に気をつけろよ。盗むやついるから」と教えてくれた。納経帳を盗む??何のために?

 

なんと八十八箇所の御朱印を集めた納経帳は何万円という価格で売れるのだそうだ。マジか!てか買うやついるんだ!(すいません…)

え…売ろうかな…

 

いや、うそうそ。汗水たらして集めた納経帳は(余程困らない限り)売りませんよ!大切に保管しますとも!しかし、有用な情報を頂いた。納経帳はパソコンと同じくらい大事にしなくちゃ。

 

坊主のおじさんが住む柳水庵を離れて1分後、今度は別のおじさんが話しかけてきた。聞くとご近所の方で、定年した後からほぼ毎日、この山を(途中から)登っているのだそうだ。なのでお遍路さんに会うとガイドがてら連れて行ってあげたりするんだそうだ。

 

この日は山の別のポイントでご友人の方と待ち合わせのため途中までだが連れて行ってくれるという。ありがたくお願いする。

 

ガイドがいると道標を確認せず着いて行くだけでいいので超楽!おじさんは登りながらもペラペラ喋って(ちなみに「遍路ころがし」ですよ…)、私は息を切らしながらそれにかろうじて相槌をしているうちに、あっという間に次の休憩スポット「一本杉」に着いてしまった。おじさん曰く、話をしていた方が気が紛れ早く着くのだそうだ。確かに!!

 

一本杉から最後のぐおぉぉ!!まで

弘法大師様の後光を照らすかのようにそびえ立つ一本杉。神々しいです。

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この休憩スポットを越えると、後は急な下り坂→焼山寺までの急な上り坂の2つの「遍路ころがし」でゴール!となります。

 

というわけで最後に一本杉で休憩。おじさんが家から持ってきたトマトと、鳴門のワカメに酢みそをかけたやつを頂く。うっまーーーー!!たぶん汗かきすぎて塩分水分足りてなかったからか、トマトも酢みそもうまいうまい!!

 

しかもおじさん、キャンプ用のバーナーでヤカンにお湯をわかし、食後のインスタントコーヒーまで入れてくれた。感謝感謝!なんで皆こんなにお遍路さんに優しくしてくれるんだろう。お接待がありがた過ぎます。

 

おじさんの案内は一本杉までということで、ちょうど一緒になったお遍路さん女性2人と共に、最後の遍路ころがしへ!

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しかし2人と違って10kgの荷物を担いだ私の足並みは揃わず、だんだん遅れを取る…宿を出たときは軽々と担いでいた10kgが今は50kgくらいに感じる。顔から滴り落ちる汗が半端ない、心臓はバクバクバクバク…2歩歩いては止まる、3歩歩いては止まってぜぇぜぇ…

 

本当に最後の遍路ころがしは辛かった!!今から考えても、よくできたなと思う(というか2度とやりたくない)。

 

焼山寺宿坊と大師様のおもてなし

やっと焼山寺に到着〜〜〜!!!やり遂げた感が半端なかった!(まだ遍路3日目ですが)

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参拝、御朱印を頂いて早速宿坊へ。

 

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焼山寺の宿坊はちょっと古い感じ。

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お部屋は2人用、最初は「相部屋か?」とビビったんだけど、待てども待てども誰も来ず…というか他のお客さんが来ない。え、ちょっと待って。この古い感じの宿坊、山の中のお寺の宿坊に1人で寝るのはさすがにちょっと怖いョ…

 

と思っていたら、夕飯前にやっと1組の夫婦が。隣の部屋だが襖一枚隔ててるだけなので声がまる聞こえ。なんと韓国人のご夫婦だった(5〜60代くらい?)

 

旦那さんは少し日本語できるみたいだけど、宿の奥さんの説明がよく分からないみたい。知らんふりするのも何なので「한국분이세요? (韓国の方ですか?」と声をかける。「お〜〜!!」と歓声を上げる3人。韓国語かなり忘れてたけどなんとか通訳した。

 

宿の奥さんが「不思議なのよ〜。私英語全然ダメなんだけど、外国の方が来ると必ずと言っていいほどその外国語を話す人も泊まってるのよ」というのでそれも訳すと、旦那さんが「それはこの焼山寺が霊験が高いせいだろう」と言う。

 

「まさか〜」と思いつつ「しかしこんな偶然もすごいよな、韓国人夫婦が泊まる時にたまたま韓国留学経験者も一緒に泊まるという…もしかして本当にこれって、お大師様なりの『お・も・て・な・し』だったりして?」とか思っちゃったりしなかったりした。

 

ちなみに焼山寺の晩ごはんは野菜たっぷり、白ごはんのお代わりたっぷりで栄養満点でした!

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 そして韓国人夫婦からはお礼に韓国のりを頂いた。ご飯が何杯でもいける!!

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 400年前の遍路日記と、蠅とり合戦

晩ごはんを食べながら、宿にあった本に軽く目を通した。

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江戸初期に澄禅というお坊さんが書いた「お遍路日記」だ。やっぱりみんな昔からお遍路に行くと日記を書くのね~。

 

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焼山寺へは大変な山坂を行くこと三里。阿波無双の難所である。」やっぱ400年前のお坊さんも苦労したのね!八十八箇所全部終わったらもう一回読みたいな、この本。400年前のお坊さんと苦労を共有したいわ!笑

 

晩ごはんの後ブログを書いていたら、いつの間にか部屋に大きな蠅が!飛び回って部屋の電灯にビシバシぶつかるし、持ってる「蚊がいなくなるスプレー」を直接かけても死ぬとは思えないし、仕方なく宿のおかみさんを呼んだ。

 

蠅たたきと殺虫剤を持ってきてくれたおかみさんに「できれば蠅たたきで…(湯呑のお茶とか置いてあったし、殺虫剤はちょっと嫌だった)」とお願いしたところ「たぶん大丈夫」との返事。相変わらず電灯の周りをジタバタしている蠅。そこに止まってたら蠅たたき使えないな…と思っていたらおかみさんが

 

おもむろに手を伸ばして蠅を掴んだ。

 

そして一言、「これが一番早い!」

 

おかみさん、神です。合掌。

 

まとめ

というわけで、心配していた最初の難所、12番焼山寺を無事に終えホッとしております!ほんとに、かろうじて、なんとかなった。雨が降ってたらたぶん途中でリタイヤ(というか荷物だけ先に宿に持ってってもらうサービスを頼んでた)と思います。

 

まぁ別に、とにかく歩いて行けばいいんだから、荷物を先に持っていってもらうサービスはズルでもなんでもないと思うんだけど…なんとなく「負け」た気がするからな。うん。

 

これから歩き遍路に出る方のための注意点

  1. 12番焼山寺の宿坊は閑散期は営業されてないようです。秋は9月から始めることもあるということで、今回はラッキーでした。
  2. 前の2日間と違って地図はほとんど必要ありません。点々と「へんろ道→」のサインがありますので、それに従って行けばいいだけです。山道から舗装路に出て、また山道に入る時だけ少し気をつけてください。
  3. とにかく虫が多いです(9月前半)。頭の周りをずっと飛んでたりします。虫よけもあまり意味がなかったり…別のお遍路さんが防虫ネットを笠に被せてて「それいい!!」と思いました。荷物にならなければ、あれば便利かもです。

  4. 柳水庵(正しくは柳水庵下の無料休憩所)の湧き水をペットボトルに入れておく。その先は給水ポイントないです。

 

以上!それでは、明日は13番大日寺まででーす!おやすみよー☆

 

この日の英語ビデオブログ


Shikoku Henro (pilgrimage) Day3 ~The hardest part of Shikoku Henro -11.Sep.2016 -Izumislife vlog!