四国歩き遍路 女一人旅 in 2016

1978年生まれの38歳、独身。ソウル→バルセロナ在住を経て現在日本に帰国中。2016年9月から念願だったお遍路さんに行ってまいります!うるう年ですが初挑戦なので順打ちで行います。

四国歩き遍路 第17日目(9月26日) 〜廃墟にトリツカレル…

おす!四国遍路を終え1週間たっても、まだ足の裏の痛みが消えないizumiです。

 

これ間違いなく足底筋膜炎だね、うん。休むしかないらしい基本。休んでる間にせっかく遍路でついた筋肉が落ちないようジムに通ってます。

 

でも歩き遍路はけっこうな確率で足底筋膜炎になると思う。だって歩き遍路は宿ではだいたいペンギン歩きだからすぐ分かるし…

 

お昼歩いてるときはあまり痛くない、朝の1歩目がすんごい痛い、そんな病気です。足底筋膜炎。またひとつ知識が増えたどー!

 

では17日目、行ってみましょー!

 

 

かわうそに買わされる

朝7時に「ビジネスホテルさつき」を出て、前日ネイトとラーメンを食べた「まゆみの店」の前を通り国道56号線、中村街道へ。本格的に歩き出す前に朝ごはんをどこかで仕入れないと…と思っていたら、ちょうど「道の駅」の標識を発見。

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「道の駅 かわうその里すさき」絵に描くと、かわうそとラッコとビーバーとアシカとアザラシとオットセイはかなり一緒な気がする。

 

ところが道の駅は朝9時開店なのでまだ閉まっていた。くそぅ!…だが道の駅の敷地内にある別の個人商店的なお店が開店しているのを発見。さっそく店に入る。

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かわうそは絶滅しても、かわうそ焼きは永遠です!!こりゃあ買うしかない。味はカスタード一択で!

 

おはぎやつきたてのお餅(あん無し)、バッテラなど私の好物ばかりで興奮する腹ペコ遍路38歳。食欲に負けて「今日1日分の食料だ!」と大量買いする…

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レジで支払いしながら、ちょっと重いかな…と後悔しているとおばちゃんが「歩き遍路?偉いねぇ~。これも持っていきなさい!」といなり寿司をお接待でくれた…

 

 

 

お、おばちゃん…重いッス…!!!

 

 

 

しかしお接待は断れないので「マジっすかー!あざーッス!!!」と満面の笑みで受け取る…しかも、いなり寿司…そんなに好きじゃない…(´・ω・`)

 

こうなったら頑張って食べて軽くするしかないと、道の駅のベンチに座ってバッテラ1パック食べるも、あまり食べ過ぎるとリュックの腰ベルトが胃を圧迫して吐きそうになるのでそれ以上食べれず、残りのかわうそ焼き、おはぎ、餅(これが一番重い)、いなり寿司をリュックに詰めこんで出発…う~ん、足裏にズシーンと来るぜぃ…

 

ようやく廃墟撮影スタート

道の駅を出てしばらく歩き、トンネルを出たところでレトロな看板と建物を発見。その名も

 

レストハウス琵琶湖

(写真はないので「レストハウス琵琶湖 高知」で各自検索してみてください…)

 

なぜ琵琶湖なんだ…!と思いつつ、どうせこの辺にありがちな廃墟レストランなんだろうな、と通りすがりに中をうかがうとなんと客の姿が!しっかり営業中でした。

 

そのレトロな外観、ネーミングセンス、ちらっと覗き見た内装の昭和感に中に入りたい気持ちを抑えつつ先を急ぐ私。しばらく歩いたところで「写真を撮り忘れた!」と激しく後悔…戻って撮ることも考えたが、歩き遍路にとって数分の道でも歩いて戻ることは非常に苦痛なのである…(体力・時間・精神的にも)

 

実はこの前日、USA(宇佐)大橋の麓に「ドライブイン大橋」という喫茶店があり(これも写真がないので「ドライブイン大橋 宇佐」でイメージ検索プリーズ!)そのバキバキに割られた窓ガラスからてっきり廃墟だろうと思いきやしっかり営業しておりビックリ!しかしそのお店も(窓際に客がいたので)遠慮して写真を撮らなかったので、あとで激しく後悔したということがあった。なので、この「レストハウス琵琶湖」の件で自分の中に

 

今後、心躍る廃墟、または昭和レトロなお店を見かけたら絶対に写真を撮る

 

という決意が芽生えたのでございます…

 

というわけで、この日に撮った廃墟及びレトロなお店の写真を一挙公開!

 

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ドライブインみち潮。このたまらないネーミングセンス、良い。

 

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HOTEL KINPO…韓国系か、はたまたサモハンのファンか…

 

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ドライブイン喫茶 ぽえむ、営業中。ドライブインという名前が流行ってたらしい。

 

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霧の峠 ななこ茶屋。「なゝこ」の表記が堪らない。この辺は本当に霧がすごい…常時温室の中みたい。胡蝶蘭がよく育ちそう(適当)。

 

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ガソリンスタンドの廃墟も多い。ここはツタのからまり具合がすごいです…温室効果

 

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こういう廃棄機械も良いですね…昔はここで従業員と客がどんな会話をしたんだろうか…と妄想の世界に入っちゃいます。

 

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喫茶 橋。何度も言うけどネーミングセンス!見た目は完全に廃業系なのにたまに営業中のお店があってびっくりするのが高知。このお店はどっちだろう…

 

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「食べて泊ってゴルフして…」のコピーが昭和っぽい広告塔。頭の中で昔の「新宿西口サンパーク…」のおばさんの声で再生される。てっきり廃業したゴルフ場だと思っていたが、数日後なんとこのゴルフ場に泊まることに。

 

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これは全然心躍る廃墟ではないけど(定休日って書いてあるし営業はしてるのかも)、なんか変な店なので。しかし店の名前が高校の文化祭レベル…

 

怒りの焼坂峠

安全無難なアスファルト道、国道56号線の中村街道をルンルン歩いていたが、ついにこの標識にぶつかった。

 

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へんろ道はこちら!的矢印サイン。公式協会の標識だし、これ見たら普通に右に行く以外の道は考えないと思う…

 

へんろ道保存協力会の公式地図を見ても、歩き遍路用の道は山道になってる…でも56号から逸れて1回山に入った後、また56号に戻るのだ…なんで?なんの為に山へ??と思いつつ、標識に従い素直に山道を登り始める私。たぶん、あのまま進んだら歩行者は通れない道なんだろうな、とか思いつつ。冷静に考えたら、高速道路じゃあるまいし車が通れない道はあっても歩行者が通れない道なんてあるわけない。でもこの時は「公式地図は絶対!」の考えを捨てきれなかった。

 

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指が入っててすみません。あの茂みの中に入らなきゃいけないのかと思うと憂鬱で仕方ない私…

 

少し登り始めて思った…この道、なんだかものすごく険しい。それにあまり人が通った気配がない…本当にここを皆通っているのか?こんな危険な道を??

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写真じゃ伝わりにくいけど完全な石の滑り台をロープを使って登る道。しかも金剛杖があるので片手で。プラス前日の夜の雨で石つるつる。難易度高すぎです。

 

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歩き遍路が次々通っているとは思えないほど植物に覆われた道…何が怖いってもうマムシですよ、マムシ

 

道の駅で大量に買い込んだ食料が肩と背中に食い込む。加えて温室の中にいるような湿気、熱気…険しい坂を登りながら汗がとめどなく流れる。辛い、辛すぎる。この日にこんな辛い山登りがあるなんて…聞いてないよ!(←単に調査不足)

 

やっと坂を登り切って峠の頂上へ。安心したのもつかの間、大きな看板が。

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いやもう今までの道だってずっと危険個所だったよ!こっから更にってマジかよ!!

 

マムシだしツルツル滑り台だしロープだし、それに加えて何だよ!と思いきや、そこかしこに見えてきた「落石注意」「足元注意」の警告…確かに、落石っぽい石がそこかしこにある…こ、こえぇ!!!

 

しかも、落石に注意しようと右側の崖?を気にしていると、山道が狭くなったり路肩の崩れた場所もあり落ちてしまわないか危険。右も左も怖い。そしてマムシも怖い。なんだよこれ!!

 

あまりの難易度の高さに私は全くスマホを取り出せなかったのですが、こちらの方のブログに写真がたくさん載っているので、どんだけ険しい道なのかぜひ見てみてください↓


Mさんに再会、そして開眼

やっと焼坂峠を降り再びアスファルトの道へ。しかし、この高温多湿に励まされ生い茂る植物のせいで全く安心できない…

 

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緑が多すぎィ!!

 

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これはちょっとジブリっぽい絵で気に入った。しかし湿度と温度はずっと高いまま。不快指数もずっとMAXです…

 

ようやく車が通る完全なアスファルトの道に出たところで、それまでぽつぽつ来ていた雨が本格的に降り始めた。ちょうど雨がしのげる休憩所があったのでそこでしばし休憩していると、前日青龍寺で会った修験道おじさんのMさんがやって来た。

 

「お!俺朝早く出たからそのうちあんたが追い付いてくると思ってたんやけど、いつ追い越されたんやろ?」と言うMさん。「さぁ…ところであの焼坂峠ってかなりヤバくなかったですか?あれ普通ですか??」と聞くと

 

「えー、あんた焼坂峠行ったんかいな。あんなすごいとこ!」…え??

 

聞くとMさんは足がまだ本調子じゃないので焼坂峠は通らず、国道56号線を直進して来たという…え?え??

 

「国道通っても良かったんですか?へんろみち保存協力会の公式地図には焼坂峠通るようになってましたけど…」

 

「そんなもん、別に寺に着ければどんなルートでも関係ないやろ」

 

 

 

 

 

がーーーーーーーーん……そ、そうか…

 

 

完璧に無駄な山登りしたわ…時間と労力を完璧に無駄遣いしたわー……

 

ちなみにどれだけ無駄だったのか地図で紹介すると

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赤いルートが遍路道、中村街道がイコール国道56号線です。一目瞭然!!!

 

霊の声を聞くために山にこもって修行するはずの修験道おじさんMさんが焼坂峠をパスし国道を歩いたことに軽い失望を覚えつつ、リュックを軽くするためMさんに(一番重い)餅を勧めながら一緒に食べる。

 

Mさんはしきりに、自分は朝早く出たが私は歩くのが速いからそのうち追い越されるだろうな、後ろから来るだろうなと思っていた、ということを話していた。よっぽど歩くのが遅いのがコンプレックスらしい…

 

おじさんの世界(男の世界?)って大変だな~と思いつつ、雨が止んだので再び出発。Mさんとはそこで一旦お別れした。

 

山、山、山の車道

修験道おじさんから有用な情報を得た私は、今後車道がある限りは一切山道を行かない決断をした!アスファルト、どんとこい!!うぇるかむ!!!

 

焼坂峠から56号に出た後の公式ルートも、一度また山に入らせ(七子峠)、また56号線にちょこっと出て再び山道に入らせるという、無駄な、完璧に無駄な山登りコース(山ファンの方すみません…)

 

そんなもん、56号線直進一択に決まっとるやないかーい!!!と髭男爵気分で車道をぐんぐん進む。

 

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坂を上り再び山へ。霧が半端ない。

 

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遠くに見える橋のような道。あそこを行きます。

 

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橋からの景色。知らずに遍路道を行ってたら今頃あの深い山の中にいたのかと思うと鼻歌が自然と出てくる。

 

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高速道路。人間ってすごい。

 

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雄大な景色がずっと続く。景色きれい、気持ちいい、安全、楽。これであの山の中の遍路道をあえて選ぶ人って一体…

 

もう遍路道なんて行かないよゼッタイ

雄大な景色が続いた山の車道も終わり、再び平地へ。左右に畑の広がるのどかな田園風景の道を行く。そこに再び現れた「へんろ道こちら→」の標識…

 

騙されるか!と思いつつ公式地図を見ると、山へ行かせる道ではないみたい。国道と並行する裏道を行かせるルートらしい。車も少ないし(国道は歩道が狭くて車が通るとき若干怖かった)地図で見るとちょっっとだけ近道っぽいし、すぐにまた国道に合流するルートだし、ちょっくら遍路道を行ってみるか…

 

 

 

 

 

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泥ベチョベチョ草ビチョビチョ!歩きにくいし靴もグチョグチョ!!

 

まんまと再び騙されてしまった自分に腹を立てつつ、もう二度と遍路道なんて行くもんか!と決意を新たにした。泥とか草とか虫とか、ほんと、もういいから…

 

アイス、郵便局、そして小走り

再び国道56号線を歩いていると、またMさんに追いついた。あの後は山道を行ったMさん、私が行った車道よりも近道ではあったらしい。

 

「山の谷間を行くルートは雨の日は水に沈む可能性がある」と公式地図に書いてあったのでMさんに「山道、大丈夫でしたか?」と聞いたが問題なかったとのこと。でも、今他の歩き遍路さんが書いたブログ見たら、けっこう険しい道だったみたいだ。車道を選んでほんと正解だった!

 

またすぐに追い越していくのもなんなので、Mさんとしばらく一緒に歩く。上に載せた「土佐ユートピアカントリークラブ」の写真を撮ったとき、Mさんが「ここのゴルフ場の宿がけっこう良いらしい」との情報を教えてくれる。

 

あの昭和レトロな看板からてっきり廃業したゴルフ場だと思っていたが、絶賛営業中らしい。宿泊施設が安くて温泉もあるのでお遍路さんに人気なのだと言う。ただし場所が遍路ルートからかなり離れた場所にあるので、最寄りの道の駅まで車の送迎があるのだそうだ。

 

次の日の宿を決めかねていた私は、Mさんの情報を信じて翌日の宿はこのゴルフ場にすることに。遍路の宿は当たり外れがあるので、口コミが一番信用できる!

 

しばらく歩くとスーパーがあり、Mさんがアイスを食べていこうと言う。私は先にトイレを借り、店内でアイスを買って駐車場に出るとMさんがすでにアイスを2つ買って待っていた!おごってくれるなら先にちゃんとそう言っといてくださいヨ!!仕方なくアイスを2つ食べる私。腹壊しそう…

 

この日の目的地&宿である37番岩本寺に行く前に郵便局に寄りたかったので、アイスを急いで食べMさんに「すいません!先行ってます!」と告げ速足で仁井田郵便局へ。3日くらい前に31番竹林寺で買った羊羹を兄貴宅に送る。

 

今から考えると、道の駅で買った食料にこの羊羹に、すげー重い荷物背負ってあの焼坂峠登ったんだな~…焼山寺といい焼坂峠といい、焼の字が入る山登りはもう二度としたくない!

 

郵便局を出てGoogleマップのルート検索で岩本寺までの時間を調べるとけっこうギリギリ!いや、厳密にいうと15分前くらいに着くと出たのだが、この時はまだ律儀にも「本堂と大師堂でお経を読んでからでないと納経所で御朱印をもらってはいけない」と信じていたので(緊急の場合を除く)「15分でお経と納経間に合わないかも!」と焦った。ということで、岩本寺までのラストスパートは小走りでGO!

 

15分前に着くはずだった予定を5分ほど短縮し、16時40分ころようやく37番札所、岩本寺に到着!

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けっこう、いっぱいいっぱいの顔です…

 

粉々の地図とアイちゃんとおっぱい事件

岩本寺の宿坊はけっこう有名だと思う。たぶん6番安楽寺と同じくらい、ここに泊まる歩き遍路さんは多いと思います。納経を済ませてそのまま宿坊へ。きれいな館内、きれいな和室!

 

お風呂に入り、浴衣姿で洗濯機を回していたらMさんが現れた。「Mさん納経間に合いましたか?」「いや俺納経してへんねん」とか会話していると、別の男性が洗濯機の部屋に入って来た。Mさんがその男性に「この子や、さっき話してた足の速い子」とか言っている。

 

「そんな速くないッスよ〜」とか言いながら洗濯物を乾燥機に入れようと取り出すと何かがポロポロと落ちてくる。ポケットに紙かなんか入れたまま洗っちゃったらしい…

 

あーーー!!!…へんろみち保存協会の公式地図…洗っちゃった…

 

持ち物紹介の記事で紹介した通り、私は公式地図を事前に全ページ裁断し、その日と翌日分くらいまでの地図が載ったページだけを折りたたんでサブバッグに入れていたのだが、この日は最後に白衣のポケットに地図を入れてそのまま洗ってしまったのだった…

 

まぁ地図はもう消えてしまったので仕方ないが、問題は洗濯槽…粉々になった地図の破片がビッシリとこびり付いている。このままじゃ次の人が使えない。

 

宿の人に言うと怒られるかなぁ…と凹んでいると、先ほどMさんの後に現れた男性(名前は忘れたが顔に大きなホクロがあったのでホクロと呼ぶ)が一緒について行ってあげると言う。別にいらんけど…と思いつつ2人で宿の人に事情を説明し、なんとか対処してもらった。

 

乾燥機を待つ間、ジュースを飲みながらソファでMさんとホクロと談話。ホクロは母親と2人で自家用車で逆打ちをしているらしい。車遍路で逆打ちの人と話すのは初めてだったので最初は色々聞いたりして楽しく話していた。

 

ところが、Mさんが先に部屋に戻ったくらいから話してる間ホクロがやたらと肩や腕に触れてくる…関西の人だったので最初は「ツッコミ?」と思っていたが、なんだか触る手がやらしい気がする…

 

話し続けるホクロに「乾燥機も終わったし、明日も早いので…」と話を切り上げて部屋に帰った。

 

部屋に戻ると、数日前に中山さん、K太と一緒に歩いたスペイン・バスク人のアイトールから電話が入っていた。そうだ、アイちゃん明日スペインに帰っちゃうんだ。

 

電話して少し話す。「バスクに行ったら連絡するよ〜」などと社交辞令を述べていたら、アイちゃんが「K太にも電話したいから電話番号教えてくれ」と言う…

 

そこでアイちゃんに「実はK太とちょっと喧嘩して、今一緒に歩いてないし、もしかしたら家に帰ったかもしれないんだ。電話したら今どこにいるか聞いてくれない?」と頼んだ。数分後、アイちゃんからまた電話。

 

「K太ね、家だって」

 

とのこと。やっぱりか。そうだろうとは思ってたけど。

 

アイちゃんに礼を言って、再びお互い社交辞令を言って電話を切った。アイちゃんは時間はかかってもまた絶対に四国に戻って来て結願するそうだ。普通そうだよな…アイちゃん頑張れ!

 

浴衣から寝巻きであるユニクロのブラカップ付キャミソールとジャージに着替え、歯を磨こうと部屋の外に出ると、ドアの外にホクロが立っていた。

 

「わっ!」とビックリしたが、ホクロはコンビニの袋を私に渡しながら「izumiさんの話をしたら、母親がこれをあげたら?と言うので」と言ってきた。中を見るとオニギリ2個とクリームパンが1個。正直、こういうお接待が一番助かるし嬉しい(糖質がめちゃ必要なので)

 

「うわー!ありがとうございますー!!」と喜んでいるといきなりホクロが「けっこうおっぱいあるねぇ」と手をスーッと胸に伸ばしてきた…

 

 

 

 

 

うおあああおおおおおおいいいっっっっっ!!!!!!!

(咄嗟に身を翻しながら)

 

 

 

 

胸をカバーして「は??」とホクロを見ると、すでに遠くにおり「スマンスマン」的なジェスチャーをしながら階段の方に下りていった…

 

 

なぜかホクロより、自分に対して腹が立った。なぜもっと警戒しなかったのか。なぜ相手にああいう行動を取ってもいいと思わせる行動をしてしまったのか。例えば、ソファで話してたとき肩や腕を触られた時に話をやめてすぐに立ち上がるとか、歯を磨きに行くだけの少しの距離だけどキャミソール1枚じゃなく上にパーカーを羽織るとか。

 

それ以降、宿での男性遍路をすごく警戒するようになった。肌の露出を避け(どんなに風呂上がりで暑くても)、態度も自然と男っぽくなった…

 

アメリカ人遍路と旅をしだすまでは。

 

この話はまたおいおい…

 

まとめ

相も変わらず長いなー…遍路が終わって環境が変わると記憶がどんどん遠くなってゆく。早く書かなきゃいけないのに、1日1記事が限界…

 

ってことはあと24日もかかるやないかーい!!(本日2回目の髭男爵)

 

目標:2016年の遍路日記は2016年内に終える。

 

これから歩き遍路に出られる方のための注意点

  1. もうここまで歩いてきた賢明な歩き遍路諸君はきっと知っていることだろうが、焼坂峠はオプショナルです。ぜんっぜん行く必要ありません。山好き、チャレンジ好き、どっちかって言うと危険が好きな人のみ行ってください。幸運を祈る。
  2. 焼坂峠の後も、七子峠ルート、そえみみずルート、ひたすら国道56号線ルートの3つの選択肢があります。早いのは七子峠、でもけっこう勾配きついらしい。私は国道56号を行きましたが景色がめちゃ綺麗です。道も楽。でも七子峠ルートよりはちょっとだけ長いかな。ちょっとだけね。
  3. 岩本寺の宿坊は本当にオススメです。綺麗だし、朝のお務めで有名なマリリンモンローの天井画をゆっくり探せるし。ぜひぜひ!

 

本日は以上なり!皆さんも変態には十分気をつけてね〜☆ でわでわ!