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四国歩き遍路 女一人旅 in 2016

1978年生まれの38歳、独身。ソウル→バルセロナ在住を経て現在日本に帰国中。2016年9月から念願だったお遍路さんに行ってまいります!うるう年ですが初挑戦なので順打ちで行います。

四国歩き遍路 第27日目(10月06日) 〜素敵な山登りの日

おいす!izumiです!

 

韓国語では「イジュミ」スペイン語では「イスミ」ですよろしくお願いします。

 

さて今日は、ガッツリ山登り!そしてガッツリ山下り!そしてついに松山へ♥

 

まぁ、松山市に入るってだけで中心部に行くのはこの翌日ですが…

 

それでは、27日目行ってみましょう~!

 

 

舎利弗と目連?

さて、恒例になってきた感もある「今日の行程をGoogleマップで見てみよう」のコーナー!

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この日はまず、民宿一里木(いちりき)に荷物を置いて出発、44番は昨日打ったので飛ばし45番に直接行く。同じ道を戻り、一里木で荷物をピックアップした後は46番近くの長珍屋に向けてひたすら歩く、というもの。

 

前日、一里木のご主人から地図のコピーをもらい行き方を詳しく説明してもらった。ご主人は「だいたいここから45番まで行って、納経して、帰ってくるのに6時間。その後、ここから長珍屋までは早くて3時間くらいで行けるよ」と教えてくれた。宿泊するお遍路さんに道を教えるために自分でも実際に歩いて、道の整備をしたり、途中の「へんろ道」サインを直したりしているそうだ。ありがとうございます!

 

やはり山道ということもあり、いつもよりちょっと早めに出るために朝6時集合にした。でももちろん6時には集まらない(特にマジッドがね…)

 

ジッドを待つ間、宿のお父さん(ご主人)に「何か、杖の代わりになるような物はないですか?」と聞くと、要らないほうきの枝と、プラスチックのパイプのような物ならあると言うのでお願いした。前日マジッドと「やっぱり杖は2本あった方がいいね」と話していたのだ(ネイトは特に必要性を感じてないみたいだった。もしかしたら、ネイトが一番山登りが上手いかも…)

 

ご主人が杖の代わりを探してくれてる間、宿泊している他のお遍路さんの朝ごはんを運ぶのを手伝っていると、戻ってきたご主人が「ジャーに残っているご飯でおにぎり作って持って行っていいよ」と言ってくれた!しかも、朝食の残りのおかず(玉子焼きと鮭)もおにぎりの中に入れていいとのこと。十分な朝ごはん!ラッキー♪

 

なんだかんだ6時半くらいに宿を出発。サークルKに寄って食料をゲットし、いざ!45番岩屋寺(いわやじ)へ向けて出発だ!!

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44番は昨日行ったので、44番を通らない「こっちの道」と書かれてある方から行く。44番を進んでいくと合流する道まで山道なのだ。「こっちの道」だとトンネル。あなたなら、山道orトンネル、どっち?(私は断然トンネル!)

 

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「峠御堂」と書いて「とのみどう」と読むらしい。宿に荷物を置いてきてるから、体がすっごく軽い!

 

トンネルを出ると、そこには不思議な世界が広がっていた…

 

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朝もやに浮かぶ太陽!深い霧!そして2人の修行僧!!(違うけど)

 

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なんとなく、手塚治虫の「ブッダ」のサーリプッタモッガラーナを思い起こさせる…

 

ちなみに「般若心経」に出てくる「しゃーりーしー(舎利子)」とはサーリプッタのこと。ブッダが「サーリプッタよ(まぁ聞けよ)」と言っている…と知ってから、般若心経の「しゃーりーしー」の部分で必ず手塚治虫が描いたサーリプッタが頭に浮かぶようになってしまった…手塚治虫、偉大なり…!!

 

山登りが楽しい…だと…?

朝霧の中をしばらく歩く。高知に引き続き、ここも(たぶん)女郎蜘蛛の巣があちこちにたくさんあるのだが、朝霧で蜘蛛の巣に水滴が付いて、とてもきれいなことになっていた!

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蜘蛛の巣がクッキリハッキリ見えるんです!まるで白の太い糸で作ったよう…これは小さい方で、もっと大きいものもありました。(光の加減で写真が上手く撮れず…)

 

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ジッドが「(右側の大きい人)これがネイトで、(左の2人)これが僕とizumiみたいだね」と言った岩屋寺への遍路道サイン。ネイトはいつも先にズンズン行くからな~

 

久万高原ふるさと旅行村を過ぎて(ネイトがすごく興味を持っていた)しばらく行くと、ついに山道へ入る「へんろ道→」の道標が!

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真ん中から二又に分かれる道の右へ行くと山道。左へ行って車道をずっと歩いても着くのだが、この日はネイトとマジッドの2人に「絶対に山道を行く!」と約束していたから何も言わずに右の道へ…

 

この岩屋寺へ向かう山道には、かなりの急坂と言われる「八丁坂」という部分があると聞いていたので前日からビビッていたのですが、一里木のお父さんが「確かにキツイけど、そんなに長くないから(30分くらい?)大丈夫!」と言うので覚悟を決めていきました!…っていうか、ここに来てネイトとマジッドにまた「やっぱり車道を行く」とか絶対に言い出せない雰囲気だったし(´・ω・`)

 

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山道に入ってわりとすぐの写真。階段が続くのってけっこうツライよ…

 

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まだ姿が見えてるだけ近いネイト氏。そのうち見えなくなります。昨日あんなに「俺たちはチームだ!」って言ってたじゃない…

 

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上り下りばかりじゃなく、平坦な道もけっこうありました!

 

この日は暑くも寒くもない「これぞ秋晴れ!」という最高のお天気で、木漏れ日があふれる森の中を歩くのは本当に気持ちよかったです!マイナスイオン?森林浴?普段はあまり、というか全然山に行かない人なのですが、この時は「こればかりは確かに山に来ないと味わえないな」と思いました。でも、平坦な道を歩いてる時だけね…

 

そしてついに「八丁坂」の入り口へ!!

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昔の人も苦労した「八丁坂」。昔も今も合言葉は「南無大師HJKG」!

 

八丁坂は確かにきつかった。でも、ネイトとマジッドを必死で追いかけていたせいか、前々日くらいから覚悟していたせいか、涼しいお天気のせいか、荷物が軽いせいか、それともここへ来てようやく脚の筋肉と心肺力がついてきたのか、思ったほど激ツラではありませんでした!!いや、辛かったけどね。辛くないことはないんだけどね。

 

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八丁坂もほとんど登り切ったところにある「八丁坂の茶店跡」昔の人ってここまで茶店の材料運んで毎日通ったってことだよね?すごくない?

 

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「茶店跡」の看板の横にあった古い石碑。ぜんぜん読めん!写真に撮って拡大したら見えるかな…?と思ったけどやっぱりぜんぜん読めん!!

 

ここからしばらく軽いアップダウンのある尾根道を歩いていると…

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すんごい景色の良い場所に出た!!山が深い!

 

ネイトとマジッドに「ポーズするから写真撮って!」と頼まれる。

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わざとらしく遠くを眺める2人…どうせなら指させよもう。何かを。

 

死の修行場

さらに歩いて行くと、今度はどんどん下りの道になる。

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遍路道に応援の一言!ちなみにアメリカ人に「ファイト!」と言うと「戦え/喧嘩しろ!」という意味になってしまうので注意です。

 

ぐんぐん下っていくと、小さな仏像がぽつんぽつんと見えてきた。岩屋寺が近いらしい!仏像たちを辿っていくとそこには…

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スーパーかっこいい不動明王像が!!!

 

ちょっと暗くて見えないので写真を明るくしてみます。

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剣に…剣に血がっっ!!!!

実際目の前で見るとかなり大きくて迫力あります。たぶん5mくらいかな (適当)

 

このスーパーかっこいい不動明王の隣には、こんな岩の亀裂があって…

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手前のネイトと比べてもらえると、どれほどの高さか分かるかと。ちなみにネイトも185くらいある大男です。

 

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こんな看板が…この岩の亀裂は「逼割禅定(せりわりぜんじょう)」と言うそうな。

 

この山にはもともと法華仙人という僧が修行をしていたそうなんですが、弘法大師に会って帰依しこの山を献上したそうです。後から知るのですが、この法華仙人…なんと女性だったそうです!!…私の頭の中でどうしても山姥みたいな外見で再生される!本当はどんな女性だったのか…それにしてもすごい。

 

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入り口は鍵がかかっている。岩の亀裂の奥にはほぼ垂直な坂が。ロープ等もなく落ちたら死、よくて大怪我の完全自己責任な修行場…

 

ネイトとマジッドは「これはさすがに登るのは無理でしょ…」と言っていたが、今ネットで見たらけっこう挑戦してる人いる!!(皆さん、山に登り慣れてる方ばかりのようです。当たり前だけど)2014年まではロープがあったらしい。しかしある人が登っている途中で切れて、その人は落下し大怪我を負ってしまい、それ以来ロープはないみたい…怖すぎる。昔と違って現代はさすがにお遍路で死ぬ人はいない(たぶんね…)だろうけど、怪我してる人はたっっくさんいると思われます。

 

その後も、小さな仏像(たぶん全て不動明王系)を追って下りていきます。

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たまに同じ形のやつあったから、石じゃなくてセメント?型で作った?のかも。左のプラ容器はゴミ箱ではなく納め札入れです。

 

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四国のお寺(に限らずどこでもそうなのかな?)には、いつも赤い旗に「南無大師遍照金剛」や「南無不動明王」などの文字が書かれています。お遍路から帰ってきて赤い旗を見ると「お寺?仏像?」とキョロキョロしてしまう。

 

岩屋寺はやっぱり修行の寺

そしてついに45番岩屋寺の山門に到着!!

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山門横の説明文。法華仙人、気になる!今ネットでちょっと調べたけど、年齢が「21歳」と書いてあるページもあれば「800歳」と書いてあるページもあった…だ、だいぶ開きがあるじゃないか…

 

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山門の写真を撮り忘れたので、動画からキャプチャー(ワイドレンズなもんで歪んでてごめんね)すごく簡素な山門だけど、これが正門だそうです。正門じゃないほうの山門は後で見せます。

 

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岩屋寺」の名前の由来が分かる、岩山に囲まれたお寺。迫力アリマス…

 

この写真の右奥の方に進むと、上に洞窟があって梯子がかかっています。

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ネイト挑戦中。結構高いよ…10mくらいかな?(適当)

 

けっこうみんな上ったりしているので、私も「ここまで来たからには上らないとね!」と思い挑戦。しかし自分が高所恐怖症だということをすっかり忘れていた…

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上から見た景色…この時点ですでに足、震えてます。ここからどうやって降りろと…

 

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洞窟の壁を背に左を向く。山の高さも重なって余計怖い。ちなみに洞窟はそんなに大きくないので、中腰じゃないと頭がぶつかりそうになります。

 

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洞窟には仏像が置いてあり、ここでも納め札を入れることができます。奥の岩肌に小銭がたくさん挟まってるのもなんか怖い…

 

下りるときはもう怖いなんていうもんじゃなかったけど、覚悟を決めて梯子に抱きつきながら慎重に慎重に下りました。ネイトとマジッドに言わずに一人で上ってしまったことを激しく後悔。こんなに怖い思いしてるのにたった一人だなんて!!私が上る前に下りてきたカップル(夫婦?)は旦那さんが下になって、怖がる奥さんを励ましながら下りてたのに…この時ほど彼氏が恋しくなった時はありませんでした ( ノД`)

 

しかも泣きそうになりながら(というか泣いた)ようやく下におりると、1匹の蜂が!「うわっ!」と言いながら逃げるもなぜかずっと追いかけてくる!なぜ!?

 

きゃーきゃー言いながら逃げ回っていると、その様子をずっと見ていた遍路のおじさんが「あんた、さっきからずっと狙われとるよ」と一言。いや知ってるよ!!と思っていたらおじさん、おもむろに手ぬぐいで蜂をバシッ!と叩いたかと思うと、地面に落ちた蜂を足でグリグリー!!

 

蜂、岩屋寺にて命を終える…合掌。

 

おじさん、ありがとう!…でも思いっきり十善戒破ってるけど…いいのかな…不殺生…

 

美味しくて楽しくてまた美味しい道

岩屋寺での納経も終わり、帰りは車道を通って行くことにしました。やっぱり山道往復はちょっとキツイし、距離もそんなに変わらないので。しかし、ここ45番岩屋寺は本堂から駐車場に行くまでにかなり長い階段があることで知られているお寺なのです。たぶん88個あるお寺の中で、車・バス遍路さんが一番歩かなければいけないお寺がここです!

 

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駐車場までの道は、私たちにとってはずっと下り道。道の脇には仏像がたくさんあります。

 

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この赤と青の旗が両脇にある道がずっと続きます。駐車場から本堂まで、上りで20分くらいらしい。下りだと15分くらいかな?

 

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苔むした古いお墓が並ぶ。雰囲気あります。車・バス遍路らしき人がハァハァ言いながら上ってくるのを見ると嬉しくなる嫌な奴です。顔には出さんよ(出てるかな?)

 

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これが駐車場側の山門。でも八丁坂を通る山道が本来の「修行の道」なので、山側の山門が正門とのことです。えへへ(*´ω`*)

 

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駐車場から山門への道にはお土産屋さんや軽食のお店がいくつか並んでいて、そこの掲示板にあった俳句(?)。夫婦で歩き遍路をしている妻の気持ちを代弁しているものと思われる。

 

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よもぎ入り大判焼を発見!よもぎも大判焼も大好物なのでもちろん購入!

 

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ちなみにネイトとマジッドも買ってました。買い食い楽しい!

 

心配だった山登りと45番を打ち終わってホッとした私。お天気もいいし、ルンルン気分で車道を歩く。

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車道からも見える岩山。あの山の向こうを通って来たんだなぁ。それにしてもいい天気!

 

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平坦で歩きやすい車道。でも車道から来てたらあの不動明王像と逼割禅定は見ることができなかったから(調べてなかったから存在を知らなかった)ネイトとマジッドのおかげで山道から来れたことに感謝!

 

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行きがけに霧で全く見えなった景色。この辺のなだらかな、でも長い上り坂もけっこうきつかった。

 

ちょうどお昼どきだったので、最初は「道の駅に行って食べようか」と話していたのだが、民宿一里木のすぐ近くに、うどん・定食屋の「たかはし」という食堂をネイトが見つけ「ここに入ろう!」と入った。

 

中は本当に普通の定食屋という感じだったけど、逆にそれがマジッドには新鮮に映ったみたい。3人とも「他人丼」という名前の牛とじ丼を注文。

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確か500円しない値段で、おかずはつくわお吸い物はつくわ、他人丼のボリュームはデフォルトで超特盛だわ、部活を終えた男子高校生が喜びそうな食堂でした。ネイトとマジッドはもちろん完食!わたしは頑張ったけど、ちょっと残しちゃった…

 

さようなら久万高原!

お腹いっぱいで、民宿一里木に戻る。ご主人にお礼を言って(杖はちゃんと返しました)向かい側のサークルKへ。ここから15km先の今夜の宿「長珍屋」まではコンビニ・スーパーは1軒もないし、長珍屋も素泊まりで予約していたので、このサークルKで食料をゲットしておかなければならないのだ。

 

途中のおやつ、明日の朝食は前日ドラッグストアで買い過ぎたカロリーメイトでいいとして、晩ごはんくらいは温かいものを食べたい。でもお弁当を買うと重いし混ざるし…ということで、不本意ではあったがこの日だけはカップ麺を食べることにした。「焼きそば一平ちゃん」の大盛りだ。

 

実は前日「民宿一里木」で、その前に高知の「民宿くもも」でも一緒に泊まっていたお遍路さんを見かけたのだが、その人は民宿くももでもカップ麺を食べていたし、前日の一里木でもカップ麺を食べていたのだ!私が「前もカップ麺でしたよね?体に悪いですよ!」と言うと「だって…軽いから」と言う。重さが理由とは思わなかったのでびっくりした。確かに「くもも」の近くにはコンビニがなかったので理解できるが、一里木なんて目の前にコンビニがあるのに!そっから持ってくるのですら重いってかい!

 

まぁとにかく、そのお遍路さんの真似をして焼きそばを買い、一路松山を目指す!しばらくアスファルトの道を歩いていたが、途中からまた山の中へ…(三坂峠)

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ネイトはアスファルトではサンダルを履いて、山道を歩くときだけスニーカーに履き替える。靴を2足持ち歩くのは重い気がするけど、サンダルはけっこう歩きやすいみたい。私もいつかスペインの巡礼の旅を歩くときは真似しようかな。

 

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この日唯一の廃墟写真。こんな見た目でも別荘!「受付」「売店」の字が昔を物語る。このベンチでその昔、恋人たちが愛を育んだのだろうか…(妄想ではベルボトムを履いたフォーク世代の若者カップル)

 

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またまたガッツリ山道へ。45番を打ち終わって、今日はもう山道はないと思っていたのに(下調べ不足)ウソォ…と思ったけど、ひたすら下り道だったので多少足元注意!だったけど辛くはなかったです。

 

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途中こんな休憩所が。私は山で休んでるとすぐ虫が寄ってくるのであまり休みたくないんですが、マジッドは「ここで全然寝れる」と言ってました。すげー。

 

上の写真の右の柱のところに誰かの杖が放置されてるの見えますか?マジッドに「izumi、この杖持っていけば?この先山道行くとき便利かもよ」と言われ、確かに2本あった方が山道では絶対いいよな、持って行こうかな…と思ったんですが、平坦な道では逆に邪魔になるので、結局どこかに置いてくことになるだろうし、もしかしたら他の人で杖を使いたい人がいるかもしれないし(逆打ちの人でここから登る人とか)と思い持って行きませんでした。

 

お遍路を終えて帰ってきて、ブログのコメント欄で逆打ちコスプレイヤー歩き遍路ブロガーのヒロさんに「他の人の杖を貰うと、その人の業まで貰ってしまうので譲渡はダメ」ということを聞いて「良かったーーこの杖持って行かないで!!」と思いました…

 

山道から再びアスファルト道に出たくらいのところに、不思議な旗を発見。

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何かを祀ってあるかのような旗と提灯。秋の空にはためく姿が壮大で自然と見とれてしまう…

 

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これはネイトが撮ってくれた写真。この場所でしばらく空に見とれていた…

 

ちょうど山道を下っている時に、歌が好きなネイトと2人が知ってるミュージカルの曲を一緒に歌っていたのだが、この時はちょうど「アイーダ」の「Elaborate Lives」という曲を歌っていて、その曲をこの場所で立ち止まって最初からちゃんと歌おう!と言ってネイトと2人で歌った…すっっっごい気持ちよかった!!!歌が空に吸い込まれていくようだった…

 

ジッドとの別れ

舗装路をさらに下っていくと、こんなものを発見。

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弘法大師の網掛け石!

 

説明文には

昔、弘法大師が大きな石を網に入れて、オウク(担ぎ棒)で担っていたところ、オウクが折れて山へ飛んで行きました。落ちた所をオクボ(松山市久谷町大久保)というようになりました。また石の一つは下の川に落ち、もう一つはこの石であるといわれています。この石は、表面に無数の網目がついているところから「網掛け石」といわれています。

と書いてある。そこでそれを(簡単に)英語に訳してネイトとマジッドにに伝えたところ、2人から同時に

 

 

 

「Get out of here~!」

(「冗談はよし子ちゃ~ん!」的な…あぁ古すぎ)

 

 

と言われた…でーすーよーねー(´・ω・`)

 

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ちなみに大きさはこれくらい。ネイト君、満面の笑み。

 

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網掛け石にあった仏像…祠がけっこう崩壊しかけ。石碑にもなんか書いてあるけど、相変わらず全く読めん!

 

だいぶ村まで下りてきたころ、空には秋のいわし雲が…

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今回大活躍したスマホ用ワイドレンズを使って。美しすぎて同じ写真を何枚も撮ってしまう…

 

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美しい夕暮れの景色。この日を締めくくるのに最高の空でした。

 

私とネイトは次の46番浄瑠璃寺のすぐ横にある「長珍屋」を予約したが、マジッドは長珍屋から30分くらい手前にある神社の近くで「今日はこの辺で野宿するから。じゃあね」と、そこでお別れすることになった。

 

3人とも翌日は松山市内まで歩き、その次の日は1日オフにして休むことにしていたから、その時にまた会うだろうなと思っていて「じゃあまたね、ゆっくり休んで!」と気軽に別れたが、実はこの時がマジッドと会う最後だった。でもそれでよかった気がする。マジッドと会うことはこれからもたぶんないだろうけど、数日間でも一緒にお遍路を歩いたのはすごく良い思い出だ。お遍路の一期一会だ。

 

お祭り?ミニスリッパ??

もうあと15分で宿に着くというところで、何やら人だかりを発見。太鼓の音も聞こえる。お祭りか?

 

近づいてみると子供がたくさんいてそれぞれ衣装を着たり、面を被ったりしている。大人たちも集まって何か準備をしている。

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お猿のお面を被った子。子供たちはとにかく元気いっぱい!

 

ネイトを見ると「わーガイジンだー!」「ハローハロー!」と声をかけてくる。ネイトがニコニコしながら日本語で答えると子供たちは「おぉ~!」と驚いている。しばらく交流していると「今から明日のお祭りの練習をするので見て行って下さい」と保護者の方に言われた。宿もすぐそこだし見ていくことにした。

 

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お猿のポーズをとる男の子。役者は男の子、太鼓は女の子と決まっているようだ。

 

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猿にイタズラされるお爺さんとお婆さん役の子たち。昔から毎年行われている芝居と踊りのようで、昔は大人がやっていたらしい。途中から子供たちにやらせるようになった。理由は「子供がやる方が可愛い」(by地元のおばあさん)とのこと。

 

子供たちが踊る獅子舞や、猿と老夫婦の芝居を見ながら「ちょうどこの練習風景を見れるなんてラッキーだなぁ」と思った。翌日がお祭り本番の日なので良ければ見に来てください!と保護者の方に言われたが、次の日には松山市内に向けて歩かなければいけないし、その時間はないだろうなぁ、残念だなぁ…と思いながら、お礼を言ってその場を後にした。

 

珍屋に着いたのは6時過ぎ、もうすっかり暗くなっていた。さすがにアップダウンの多い日だったので足が疲れて、早く部屋で休みたい…と思いながらチェックインを済ませて、ふと下を向くと…

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ネイト、そのスリッパ全然合ってない…

 

「何それ~!小さすぎでしょ!!」と爆笑していたら、ネイトも笑いながら「だってサイズがないんだよ…どこの旅館に行っても大体こんな感じ。今回の旅で唯一サイズがあうスリッパ出してくれたのって、宇和島で泊まったあの善根宿だけだよ!」と言った。

 

宇和島でスーパーおもてなし善根宿に泊まった時(ご主人が問い合わせが殺到するのを避けるため名前は出さないでほしいとのことで匿名にしております)そこのご主人はなんと、外国人のお客さんでもサイズの合う特大スリッパをちゃんと用意してくれていたのだ!さすが!

 

まとめ

やばい、これ長すぎかな…読むの疲れますよね?ちょっと書き込み過ぎ??

 

でも思い出したら全部書いておきたくて。これから最後に向けてどんどん内容が濃くなっていくのに、これ以上長くなったらみんなついてこれないかも…大丈夫かな。

 

とりあえず明日は、ついについに大都会松山です!!(これも何回も言ってるけど、今度こそ!)

 

明日は下手したら今日の3倍くらい書くことあるんだけど!どうしよう(´・ω・`)

 

ま、みんなも頑張ってついてきてくださーい!かもーん☆

 

これから歩き遍路に出られる方のための注意点

  1. 久万高原町から45番岩屋寺までは、八丁坂を通る山道と、県道12号をずっと行く2つのルートがあります。正直、時間はどちらも同じくらい(参考までに、民宿一里木から45番に行き、納経して帰ってくるまでの平均時間は、どちらのルートでも6時間だそうです)でも山道を通ると、45番近くの奥の院不動明王像と逼割禅定)を見ることができるので、行きか帰りのどちらかを山道にしてもいいかもしれません。
  2. 車道から来た場合、駐車場から本堂までは20分ほどの上り坂と階段が続きます。けっこうキツイと聞いたので(八丁坂ほどでは絶対ないけど)覚悟して上って下さい~!
  3. 久万高原町から46番浄瑠璃寺近くの「長珍屋」までは、コンビニ・スーパーは1軒もありません。「長珍屋」に素泊まりする場合、久万高原町のコンビニ等で食料を買っておきましょう。

 

以上!わーい、明日とあさっての松山のブログを書くのがすごく楽しみだ~(*´ω`*)

 

ではではー☆チャオ!