四国歩き遍路 女一人旅 in 2016

1978年生まれの38歳、独身。ソウル→バルセロナ在住を経て現在日本に帰国中。2016年9月から念願だったお遍路さんに行ってまいります!うるう年ですが初挑戦なので順打ちで行います。

四国歩き遍路 第39日目(10月19日) 〜待ちに待った、THE 結願デー!!の巻

いよいよです…いよいよやって来ました…

 

まさか、本当にここまで通しで来れるとは思ってなかった…たぶん途中で1回家に帰って区切り打ちになるだろうと思っていた…

 

四国八十八箇所の最後の寺…

 

大窪寺を打つ時がやって参りました!!!

 

色々書くのも無粋なので、早速行っちゃいましょう!

 

感動の結願DAY、スタートです!!

 

アトラクションの多い道

それでは結願の日のGoogleマップщ(゚Д゚щ)カモーン!

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ちょっと見にくいかな…左上、87番前の「ながお路」を出発し88番大窪寺(約13~17km、ルートによる)、その後は私は10番近くの「うどん亭八幡」まで(18.6km)。ちなみに中山さん&スーザン(前日すでに結願)やネイトは、88番後は白鳥温泉に泊まり(10km)翌日は1番または3番まで下山するコースを取ったみたい。

 

私が10番に戻った理由は、①次の日フェリーに乗って和歌山→大阪まで行くので次の日歩く距離をなるべく少なくしたかった。②10番から1番まで戻ることで、初日歩いた道を逆に歩き「ここ通った!懐かしい!」「あの時はまだ初々しかったなぁー」と感傷に浸りながら歩きたかった。の2点です。

 

でも中山さんやネイトが取ったルートも利点があります。それは後でご紹介しますね!

 

さて、いよいよ結願の日!朝6時半に宿を出る。朝焼けの空が結願をお祝いしてくれているようだ!(すでに感傷に浸っている)

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さぁ!結願の旅に出かけよう!!いざ飛び立たん!!あの山の向こうへ!!(朗読調で)

 

歩いて5分ほど…こんなものを発見。

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弁慶の馬の墓…マジで??(今調べたら、どうやらマジみたいです。馬ですら800年後まで墓が残る…すげ…)

 

その他にも、途中なんやかんやアトラクションの多い道でした。さすが結願の道!!

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釈迦堂。説明文の最後「ここを通るお遍路さんはおもむろに合掌して通るのである」って、素通りする気満々だったけど合掌しましたよ、そりゃこれ読んだらね…

 

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1764年に作られた一心庵。小豆島と関りが深いみたいです。そういえば小豆島にも八十八ヶ所巡りがあるんだって。

 

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このお地蔵さんの前で、下から必死にデジカメでお地蔵さんの写真を撮っている遍路おじさん(おじいさん?)と遭遇。

 

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大窪寺までどっちのルートで行くの?」と聞かれ「車道です」と答えると(自慢げに)「自分は遍路2回目で、1回目は車道で行ったから、今回は山道で行くんだよ」とのこと。あ、そっすか。

 

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上のお地蔵さんの解説。遍路を136回したという忠左衛門の墓もあるらしい。もう職業遍路ですね…

 

大窪寺へのルート解説

そう、88番大窪寺を打つにはいくつかルートがあるのです。ちょっとそのルートを解説!

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これは87番長尾寺にあった、大窪寺へのルート解説の看板。下から前山ダムまでは基本コース。そこから先、一番右の水色ルートは山道+車道、赤色ルートは車道、左の緑色と黄色のルートはどちらも車道+山道です。

 

水色ルートは昔ながらの遍路道(山道)+車道で、距離は長いし山道も大して危険じゃないし、物好きor遍路リピーター用。赤色ルートはとにかく山道が苦手!安全無難な車道LOVEな人用。緑色ルートは最後は危険な女体山を登るんじゃい!という初遍路の人用。黄色ルートは渓谷と山道を行く根っからの自然大好きナチュラリスト用。

 

ということで、私はもちろん赤色ルートを行くことに決めていました。数日前にネイトと高松でうどんを食べながら「最後だからって88番をわざわざ危険な山登って行く人いるらしいよw」「なんでそんな無駄なこと…普通に車道行くでしょ!ww」と笑い合ってたので、ネイトも当然車道だろうなーと思っていた。

 

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前山ダムに向かう上り坂。空が秋だー!

 

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もうこの公式へんろみちサインを見るのも最後かぁ…なになに?「女体山越えは所要約1時間余分にかかる。登坂峻険約500m、絶景感動のコースなり」?フッ…

 

騙されるかーーーーーい!!!(゚Д゚)ノ

 

ワタクシは安全無難な車道コースを行かせていただきますっ!!

 

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前山ダム。お日さまが照ってきてキレイ!まるで私の結願の日を祝福してry

 

歩き遍路の殿堂「おへんろ交流サロン」!

そしてぴったり8時、前山おへんろ交流サロンに到着!!

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歩き遍路なら必ず行くべき「前山おへんろ交流サロン」。お遍路に出る前は知らなかったんですが(下調べ不足)途中で色んな人が「88番前に絶対寄って!」と教えてくれたので大丈夫でした。

 

なぜここが「歩き遍路御用達スポット」なのかというと、ここでは歩き遍路のみが貰える証明書(的なもの)を配布しているからなんです!それがこちら!

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ドドン!!四国八十八ヶ所遍路大使任命書!!

 

まあこの証明書は特に誰に見せるわけではないですからね、自己満なんですけども。一番自慢できるのはやっぱりこの赤いピンバッジかな?と。これは歩き遍路にしか配布してくれませんから(まぁ自己申告制なので嘘をつけばもらえますけど…そこまでして欲しい人はいないと思う)。

 

車遍路やバスツアー団体遍路だって立派なお遍路だと思います(実際、次回は車かバイクでやろうと思ってるし)でもやっぱり八十八ヶ所を全部歩いて結願するのってすごく大変なことだし…それだって自己満足のためだから、自分だけが「やった!」って思ってれば全然いいんだけど…いいんだけどぉー…!

 

やっぱり「歩き遍路をした!」っていう証明書が欲しいわけです!本当は、お寺までの遍路道に歩き遍路専用のスタンプがあったりなんかしたらいいな~って思うけど(無料で押せるスタンプラリー的な。それだったら外国人遍路にも喜ばれると思う!)まあとりあえず今ある「歩き遍路だけの」証明はこの「大使任命書」と「ピンバッジ」だけなので、歩き遍路の方はぜひGETしちゃってください!!ちなみに、全て無料で貰えます。しかもお茶やお菓子のお接待まで…素晴らしい!!

 

また、おへんろ交流サロンに入るとすぐにあるのが、四国全土のジオラマ・八十八ヶ所寺ランプ付き!! 

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これです!かなり大きい。八十八ヶ所回ってきてからの方が100倍楽しめるので、やっぱり初回は順打ちの方がいいと思う。マジで1時間くらい遊べる、これで。

 

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上から見た図。小さな屋根のついた小屋がお寺…香川の集まり具合やっぱすごい!

 

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あぁ、懐かしの焼山寺…遍路3日目の地獄、12番焼山寺よ…

 

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このようにダブル同時押しも可能。これは37番岩本寺足摺岬にある38番金剛福寺熱中症で苦しかったロングウォーク…思い出すぜ…

 

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この地図を使ってこの先のルートをちょっと解説。今いる「お遍路交流サロン」から88番で結願後、山を下りて10番近くの宿で宿泊。翌日は10番から1番まで歩き、その後フェリー!3Dマップ分かりやすーい!!

 

その他にも、おへんろ交流サロンには四国遍路に関する展示物がたくさん。ちょっとした博物館のようになってます。関心のある方は時間に余裕をもって訪れることをお勧めいたします!(私も結局1時間くらいゆっくりしてしまった!)

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昔の人(昭和4年)のお遍路グッズ。

 

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下の納札挟み(茶色の木箱)は安政5年(1858年)のものらしいです。

 

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昔(江戸末期)の納経帳。ちょんまげのおじさんが持ってたのかなぁ…

 

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嘉永22年かと思ったら「二二」と書いて「四」らしい…自由か!あと「御霊場」の霊の字が簡体字!昔から使われてたんだ…

 

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納札の変遷、右から古い順に。一番古いのは天明…1780年代か。よく残ってたな…

 

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左に行くほど新しい。なぜこんなに古いお札が残っているかというと、昔の村人はお接待の代わりに貰った納札を集め、厄除けとして俵に入れて家の天井に吊ったのだそうだ。俵の中で状態よく保存されていたらしい。

 

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生涯で四国八十八ヶ所を308回も回ったおじさんの納経帳。2回目以降は文字は書かずスタンプだけ、それでも同じ300円。単純計算して、300円×88×308=…………

 

 

8 1 3 万 1 2 0 0 円 

・・・( ゚Д゚)

 

 

恵まれない子供たちに寄付とかした方がよっぽど得を積むことになったんjむぐぐぐぐ!!!(お遍路関係者に口を覆われる音)

 

茂兵衛さんと1番までのルート 

他にもたくさん面白い展示物がありましたが、特に私の興味を引いたのは、あの中務茂兵衛さんのコーナー!

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我らが歩き遍路の大先輩!伝説のヒーロー、ならぬヘンロー!なかーつかさー、もーへーーいっ!!(プロレス風に)

 

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以前にもブログでご紹介した茂兵衛さん。左にあるのは茂兵衛さんが作った、88番を打ったお遍路さんを88番奥之院「與田寺(よだじ)」に誘引するための案内広告で、大阪神戸へ向かう汽船が出る三本松に近い與田寺は「四国八十八箇所総奥之院」ともいわれ、結願後のお遍路さんで賑わったそうです。

 

ここでもう一度、最初にルート紹介したGoogleマップを見てみると

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このようになっているわけです。中山さん、スーザン、ネイトがとった白鳥温泉ルートだと與田寺に寄ることができます。そこから1番に直接帰ることもできれば、3番に出ることもできるので「初日に歩いた道を逆に歩いて感動を味わいたい」なら3番に下りればいいだけ…與田寺の存在を知らなかったので10番に下りるルートを取っちゃったんだけど、本当は茂兵衛さんのお勧めどおり、88番のあと與田寺を打って3番に出て1番まで戻ればよかった…(´;ω;`) 後の祭りだぁ…

 

他にも、茂兵衛さんグッズや茂兵衛さん関連の本が展示されてありました。

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茂兵衛さんの日誌や黄金の納札、あと茂兵衛さん著の「道中記大成」など。茂兵衛さんが書いた本、読みたいなーと思いAmazonで見てみると…

 

四国霊場略縁起道中記大成 (1979年)

四国霊場略縁起道中記大成 (1979年)

 

 ¥ 12,989
+ ¥ 257 (関東への配送料)より

 

 

プレミアついてるぅぅぅーーー!!!( ゚Д゚)

 

 

 

…誰か持ってたら下さい♡

 

 

そんな素敵な「おへんろ交流サロン」を満喫している最中、ネイトがやって来ました。大使任命書の申込用紙の書き方などをレクチャー。お茶&お菓子を食べながら「いやーここまで来たね!」「まだ信じられないね!」など話す。2人ともルンルン♪

 

するとネイトが「泉、山行こうよ!最後だからやっぱ、山行かなくちゃ!」と言い出した。おいおい待ってくれよ…高松で2人で「なんでわざわざ山道行って苦労するかねぇ~最後だからって危険な山行くやつの気が知れん!」って話してたじゃん!!

 

ちなみに「おへんろ交流サロン」ではもちろん、ここから88番大窪寺までのルートなども詳しく教えてくれるのだが、とっても親切で優しいスタッフの年配女性・男性2人とも、どちらかというと(というかガンガン)女体山ルート推し。

 

「そんなにきつくないですよ~」「辛い部分はちょっとだけ!」「眺めが最高ですよ」「やっぱり最後だから山道の方が…ねぇ~」と訪れるお遍路さんたちと話している(というか、その時いた歩き遍路の9割が女体山に行く人たちだったからかも)。女体山ルートを順番に写した写真アルバムもあったりして、見てみると…確かにすんごいキツイ山道部分は一部で、あとはそんなでもなさそう…

 

…確かに最後だしな。1人ならぜっっっっったいに行かないけど、ネイトと一緒ならまあ安心だし…記念になるし…

 

「よし、分かった。山、行こう!」

 

ということで最後の最後まで結局山登りすることになったのでした(66番終えた時のぬか喜びよ…)

 

最後の最後の山登り(in四国)

 おへんろ交流サロンを出たのは9時11分、ちょっとゆっくりしちゃったけど、この日は88番を打つだけだから大丈夫!

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おへんろ交流サロンの駐車場にある石碑。これからまさに「結願の道」を行きます!!

 

ネイトと歩くのは実は久しぶり。10月6日の山登りDAY以来だから(あの時はマジッドもいたんだ、懐かしい~)ほぼ2週間ぶりだった。歩きながら、4日前に71番弥谷寺で会ったあの意地悪なガイドの話をネイトにする。

 

実はあれからも何気にずっと考えていて、なぜここまで気になるのか、どうしてあの時ちょっと感情的になってしまったのか、あの時どうしていればよかったのか…歩きながらもけっこう考えてしまったり(考えたくないけど気がつくと考えていたり)してたんです。

 

自分なりに出した答えは「なぜここまで気になるのか→自分が正しいか自信が持てないから」「どうしてあの時感情的になったか→これも、自分の答えに自信がないから」「あの時どうしていればよかったか→思ったことを自信をもってただ言えばよかった」…そう、全ては自信の問題。

 

ネイトは「納経帳はもう渡してたんでしょ?だったら無視してよかったんじゃない?」と言う。ほんとにね…なんで相手しちゃったんだろう。自分の正しさを相手に分からせないと気が済まない幼稚さ…自分が嫌になるー!( ノД`)

 

その時にふと思い出した。昔どこかで聞いた話。ある日、お釈迦様が岩壁の前に座り瞑想しているところへある男が話しかけてきた。だがお釈迦様は一切反応しない。返事をしたり頷いたりもない。男が怒ると、お釈迦様は黙って後ろの壁を指さした。男は黙って帰って行った…みたいな話。

 

ちょっと禅問答みたいな話だが解説すると、結局その男は質問をしたかったわけじゃなく釈迦を言い負かしたかった。お釈迦様はそれを分かっていたので相手にせず、最後に壁を指さしたのは「私は答える気ないから壁にでも喋ってなさい」という意味だったらしい…(記憶が曖昧ですが大体このような話だったと思う)それを知った時

 

お釈迦様、かっこえぇぇぇぇーーー!!!

 

と思った。そうだよ、あんなデブハゲ狸親父がキャンキャン周りで吠えてても、無視すりゃよかったんだよ。全く…

 

そんな反省をしながら上り坂を歩く。ネイトはやっぱり足が速い!若いし(22!)、脚も長いし。でもそれについて行けてる私。やっぱり最終日まで来ると脚力がついてるのかな?2人してべらべら話しながらズンズン進み、おへんろ交流サロンにいた歩き遍路の方たち5~6人(全員、私たちより先に出発していた)を全員追い抜かした。

 

 

1時間ちょっと歩いたところで、ついに本格的な遍路道の入り口に来た!

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大窪寺までじゃないよ、女体山の頂上まで1138m。大窪寺はそこから少し下りたところにある。

 

来たぁー山道!おっしゃぁああぁあ!!!と気合を入れて登り始める。ん??なんだ思ったより全然楽勝ジャン!!ネイトと2人で「やっぱうちら山登りに慣れたのかなぁ、えへえへ(*´∀`*)」なんて余裕ぶっこきながら進んでいくと、途中階段の手すりに外国人遍路パイセンからのアドバイスらしき文字が…

 

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ちょっと見えにくいけど「A TRUE HENRO KOROGASHI (BEST 4 LAST)」と書いてます。意味は

 

「本当の遍路ころがし(最後が一番すごいよ)」的な…ひ、ひぃぃぃー(;゚Д゚)!!

 

 

怯えながら山を登る…どこだ、どこがその「本当の遍路ころがし」なんだッ!!…と目の前に現れた坂…

 

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こ、これだっ!これが「最後の遍路ころがし」に違いないッ!!!

 

写真でも分かると思うんですけど、すんごい傾斜です。まさに反り立つ壁!サスケか!!しかもこの坂で一番怖かったのは実はここ↓

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木で隠れて見えにくいけど、まるでロッククライミングのように反り立つ岩壁を両手でよじ登る…絶対に後ろを見てはいけない。ちょっと手を放すと風でぴゅーっと飛ばされそうになる。両手両足を慎重に置きながら少しずつ少しずつ登った。

 

先に登ったネイトに下から「絶対これが例の『最後の遍路ころがし』だよね」と言うと「いや…まだあるよ」と言うので嫌な予感がしたが、ロッククライミングを登りきったところで現れた本物の遍路ころがし、セイブ・フォー・ラスト!!

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ここ!!!一歩でも足を踏み外したり、手すりを掴む手を滑らせたりすれば大怪我間違いなしのゴツゴツ岩急斜面。しかもここから下は先程のサスケ風反り立つ壁です。三年峠並に転がり落ちるわ。

 

これが本当に本当の、最後の遍路ころがしでした!ついに女体山頂上に登頂!!

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標高774m!(たぶん)さぬき市を見下ろす絶景スポット!うわーーー!!!最後の山登りだーーー!!!!

 

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ネイトが「写真撮って!」と言って岩の上に立つ…ヤメテヤメテヤメテ撮るから早く下りてダメそういうの心臓に悪い早く下りなさい。

 

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私はここに立つので精一杯…高所恐怖症ですもの。

 

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ちなみに頂上にあった小さな女体宮。ネイトに「Nyotai Mountainってwoman's body mountainってことだよ。あなたはwoman's body mountainをconquerしたんだよ!」って言ったら(*´∀`*)エヘ…ってなってました。

 

そっからテンション上がりまくりで山を下りる。もうすぐ結願、KECHIGANだ!

 

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全然関係ないけど、女体山から下りる道にあった「野鳥の姿と鳴き声」を示した掲示板。よーく見てみてください…突っ込みどころ満載です。あなたにお任せします。でも一つだけ言わせて!メジロ!!ねぇ!!!

 

いざ、KECHIGANのとき!

そして、ついに…ついに…TSU・EE・NEE!!

 

 

 

 

 

 

2016年10月19日11時50分、結願の寺、88番の大窪寺(おおくぼじ)に到着~~~!!!

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うわーーーーーーーーーーーーい!!!!!やったぁ、オラやったよ、おっかさん!!

 

かなりなハイテンションで山門にゴールを決めるも、明らかにテンション的に浮いている変なアメリカ人とすっぴんアジア人。そうだ、まだゴールじゃないしな。納経してもらわないと!!

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大窪寺はまあまあ広めのお寺、でも本堂とかけっこう普通です。

 

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手水舎とかも拍子抜けするほど小さい。結願の寺だからって立派だとは限らないってことね。しかしこの龍…なんかちょっと「ズコー」ってこけてるように見えなくもない。可愛い。

 

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大師堂。始めたばかりの逆打ち遍路さんが初々しくお経を読んでいた。ファイティン~!!

 

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顔出しパネルがあったらとりあえず顔を出す。しかもテンションアゲアゲだから1ミリの羞恥心もなく撮影。たーのしー♪

 

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希望者は大窪寺に金剛杖を納めていけるようです(納経所で渡す)。私は翌々日に高野山に登るつもりだったし、最初から記念に持って帰ろうと思っていたので預けませんでした。そしておもむろに現れた原爆の火…なぜ大窪寺に??

 

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大窪寺は紅葉の名所なんだそう。この時はまだ少ししか紅葉してなくて残念!

 

さて、結願の納経に向かおうか!と納経所に足を向けたその時…遠くから「泉さ~~~~ん!!!」と呼ぶ声が…んん?まさかこんなところで偶然知り合いに??と思い振り返ると…

 

なんと7日目に21番太龍寺からしばらく一緒に歩いた香川出身の女子大生ナナちゃんのお母さまだった!!!なぜすぐナナちゃんのお母さんと分かったかというと、2日前にこれまた中山さんのブログに登場していたからだ。(中山さんとスーザンに会おうと、84番屋島寺の門前で2人を待っていたらしい。熱いなお母さん!!)

 

「えええーーー!!もしかしてずっと待ってらっしゃったんですか??」と聞くと「最初は車でおへんろ交流サロンに行ったんだけど、そこの方に聞いたら『もう出発されました』と言うので遅かったか!と思って、そこからバスでここ(大窪寺)まで来て今着いたの!」とおっしゃる…そ、そこまでして私に会いに…(´;ω;`)カンドウ…

 

そして中山さんのブログで見たあの小さな手毬のストラップ(写真がなくてすみません!そしてナナちゃんのお母さんと一緒に写真を撮るのも忘れた…バカバカー!)を、しかも私だけじゃなくネイトにもくれた!ちょうど結願のお祝いとなりました(*´ω`*)ありがとうございます!

 

大窪寺の門前にあるうどん屋さん(有名らしい。Twitterでオススメしてくれた方ありがとうございます!)でお昼を食べる予定だったので、サクッと納経を済ませて(先人のブログで「大窪寺の納経所は別にお祝いしてくれるわけでもなくサラッとしてる」と書いてあったのでその覚悟で行ったら意外にも「お疲れ様でした」と声をかけて頂いて嬉しかったです!)3人でうどん屋さんへレッツゴー!(この辺もうずっとテンション高め)

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八十八庵(やそばあん)っていうらしいです。

 

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香川の地ビール、その名も「さぬきビール」があるというので、ネイトと「もちろん行くっしょ!」と注文。

 

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はいテンション高め~。四国八十八ヶ所を結願した後のビールがうまくないわけがない!!

 

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そしてこれが八十八庵の人気メニュー「打ち込みうどん」!!…なぜこの木のスプーンを除けて写真を撮らなかったのか、地ビールで酔っぱらっている2ヶ月前の私をコーナーに追いやって小一時間問い詰めたい

 

打ち込みうどんは、他の讃岐うどんと違い麺がふわっふわでとっても柔らか!私の出身地周辺(福岡・佐賀)では柔らかいうどんが普通なのですごーく美味しかったです。これで3人分だけど、胸がいっぱいだったからか少し食べたらお腹いっぱいになっちゃって、残り全部ネイトが食べた(3人分全部食べようと思えば食べれたらしい)。

 

結願後のぼっち

若干、地ビールで酔っぱらったままナナちゃんのお母さんに挨拶をし(またバスで帰られました。本当にわざわざありがとうございます!)大窪寺を下りる。ネイトとは途中まで一緒。

 

歩きながら「そういえばネイトと私は同じ日に始めて、しかも初日は同じ宿に泊まって(6番安楽寺)そして同時に結願なんて奇遇もいいところだね~」という話をした。初日のブログ

ちなみに3番寺で話しかけたジェラルド君も参加。もう一人の外国人男性に通訳してもらいながら、一緒に「なむ~あみ~だ~ぶ~」って回ってましたよ。 

と書きましたが、その「もう一人の外国人男性」こそネイトだったんです。ジェラルドは1日50km歩く男なので、きっと30日くらいで結願したことでしょう。超人ジェラルド。

 

10番切幡寺へ行くルート(私)と、白鳥温泉へ行くルート(ネイト)の分岐点に来る。この時は2人とも数日後に大阪へ行く予定だったので「大阪で一緒にカラオケ行こう!」と言っており、別れるときは「じゃ、大阪でね~!お疲れ!」と言って別れた。結局、大阪ではお互いの都合がつかず会えなかったので、この時が最後のお別れになってしまった。でも、その方がいい。マジッドの時もそうだったけど、「これが最後だ」と分かっているお別れは苦手だ。

 

1人になってズンズンと山を下る。最初は今までの苦労などを思い出したりして感傷に浸っていたが、気がつくと草ボーボーの道を歩いているのは私たった1人…人はおろか車さえ全く通らない。切幡寺ルートはあまり人気がないのか?みんな白鳥温泉の方に行っちゃったのかな…と心細くなる。しかも、いつの間にか空がすっかり灰色になり、ちょっと小雨が降り始めていた。

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88番大窪寺から10番切幡寺付近に下りるルート。わざわざ10番から1番まで歩いて戻りたい物好きは私くらいしかいないらしい。

 

ちなみに、大窪寺を出たのは午後2時。本日の宿「うどん亭八幡」までは18.6kmだから3時間半はかかる。着く頃には真っ暗だな…と思い、急ぎ足で山を下りた。

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途中にあった「犬墓の大師堂」…「犬」と「墓」が繋がるだけでこんなに怖いのはきっと横溝正史のせい。

 

そして午後5時半過ぎ、本日の宿「うどん亭八幡」に到着~!

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四国最後の宿です。この看板を見てもらえば分かりますが「八幡」は旅館も経営しているうどん屋さんです。

 

この旅館を取ったのは2日前、高松でネイトとご飯を食べたあと、計画を変更したときだ。電話で「10月19日なんですけど、1名で部屋空いてますか?」と聞くと「団体さんが入っててお部屋はいっぱいなんですけど…あの、普段はお客さんがご飯を食べる、掘りごたつの個室の部屋ならお貸しできますが。布団は敷けますし、お値引きします。」と言うので、いやもう寝れるなら何でもいいよ!しかも安くなるなんてラッキー!と思いお部屋をお願いした。(近くにコンビニがなさそうだったので2食付きで)

 

寝れるなら何でもいいです!と言ったものの、どんな部屋なんだろう…と思いきや

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想像通りの掘りごたつ個室!全然嫌じゃない、むしろ好き。なぜだか落ち着く…

 

お風呂に入って晩ごはんを食べる。

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超豪華!!(*´▽`*) 生ジョッキも注文して、一人で結願の祝杯をあげました!最高~!!

 

まとめ

いやー、やっと結願です。そして最後の最後まで、なぜか山登りをするハメになってしまいました。でも最後、女体山の頂上に辿り着いた時の達成感が半端なかったので、やっぱり女体山ルートで行ってよかったなと思います。1人だったら絶対行ってなかったので、ネイトと一緒に行けたことに感謝です!良かった!

 

これから歩き遍路に出る方のための注意点

  1. 87番長尾寺~88番大窪寺の間にある「前山おへんろ交流サロン」、もうかなり有名なので御存じだと思いますが、ここは必ず行ってください!歩き遍路さんにしか配布されない「お遍路大使任命書」と赤いピンバッジをくれます(その他にも八十八箇所のお寺の写真が収められたDVDなど)。またお茶とお菓子をお接待があったり、大窪寺へのルートを詳しく教えてくれたり、お遍路さんに関する展示コーナーもすごく面白いです。
  2. 大窪寺に行くルートは4~5つありますが、メインは2つ。車道を行くか、女体山を行くかです。車道は安全だけど長い。女体山は危険な箇所もあるし、距離は短いけど勾配があるので時間は車道ルートと同じくらいかかるかも。でも最後ですので、私は女体山ルートをお勧めします!でも1人で行かないでね…
  3. 88番大窪寺で金剛杖・菅笠を奉納したい方は、納経所で奉納できるみたいです。
  4. 大窪寺門前のうどん屋さん「八十八庵(やそばあん)」は打ち込みうどんで有名みたいです。結願のお祝いにぜひどうぞ!
  5. 大窪寺から1番に行くルートも主に3つあります。①10番切幡寺付近に下りるルート、②黒川温泉(白鳥温泉)を通り、與田寺を通って1番に出るルート、③黒川温泉(白鳥温泉)を通り、與田寺を通って3番に出るルート、です。與田寺は「四国八十八箇所総奥之院」とも言われ、ここで無事結願できたことを報告するお遍路さんが多いそうです。どのルートを行くかはあなた次第♪

 

以上!明日はいよいよ、40日前に出発した1番霊山寺に戻り、フェリーで四国を離れます!そんな感動的な内容とは裏腹に、最後の最後でまたまた嫌な思いをすることになりました…身から出た錆なのか?

 

ではでは☆