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四国歩き遍路 女一人旅 in 2016

1978年生まれの38歳、独身。ソウル→バルセロナ在住を経て現在日本に帰国中。2016年9月から念願だったお遍路さんに行ってまいります!うるう年ですが初挑戦なので順打ちで行います。

四国歩き遍路 EXTRA DAY1 (10月21日) ~高野山で今度こそほんとにほんとに最後の山登り

歩き遍路日記~仕上げ編

おそ・おしぷしよ!!(゚Д゚)ノ

 

ソウルに来てから実は日本語しか喋ってない(お店で注文するとき以外)izumiです。やばいやばい。

 

近々なんか交流会にでも行ってみようかな…couch surfing見てもソウルはやっぱりイベントが多い!福岡とは違います( ノД`)!ビバ大都会。

 

そして長かったお遍路日記も残すところあと2日。なんか遍路終えた時よりブログを書き終わることの方が寂しい気がする…笑

 

それでは、お大師様に会いに高野山!!行ってみよ(/・ω・)/

 

なぜ山に登るのか…

いつものようにGoogleマップで今日のルートを説明!脱・四国!

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前日四国の徳島からフェリーで和歌山港まで渡り、そこから電車で大阪難波、そこで宿泊しました。この日は朝、難波から電車で九度山駅まで、そこから高野山奥の院まで徒歩で約25kmの山登り(標高差約700m)です。

 

ちなみに私は翌日京都にも行く予定だったし、大阪で友達に会って最終日は関空から飛行機で帰る予定だったので難波のゲストハウスに連泊したんですが、そうでなければ前日フェリーを下りた後、和歌山駅近くのホテルに宿泊して、翌朝そのまま九度山駅に行くのもありです。ただしその場合荷物は置いて行けないけどね。私は大阪に連泊だったので重い荷物は全部宿に置いて行きました。なので高野山登山は楽々パックだった!

 

ちなみにちなみに、高野山は(もちろん)山登りしなくても行けます。電車→ケーブルカー→バスであっという間に奥の院です。あれだけ「もう山登りは勘弁!」と言っていた私ですが…まぁやっぱ最後くらいは…ね。というか理由がちゃんとあって!

 

実は今回、最後は高野山の宿坊に泊まって終えたかったんです。高野山の宿坊のこと、お遍路を始める前までは全く知らなかった(というか「宿坊」という単語を知らなかった)んだけど、先人のブログを読むと高野山の宿坊はなかなか良いらしい。でもけっこう高い!高野山には宿坊が五万とあるんだけど(いや実際は何個あるのかしらん…50個くらい?←適当)メインのとこは大体軒並み1万円以上…

 

いや、分かってます分かってます。ホテルや旅館に比べたらそんなに高くないよね。ってか普通だよね。でも四国で宿坊とか民宿に泊まってると大体5~6千円だから、宿坊で1万円(以上)って高いな…と。でもお遍路の最後だし、記念にちょっと奮発して高野山の宿坊に泊まろう!と1週間くらい前に電話したら、どこもすでにいっぱい…

 

しかも宿の人に「今頃電話してきてあるわけないだろ…」的空気を出されて…そうなの?高野山の宿坊ってそんなに人気なの!??と。あとで知ったんだけど、今高野山は外国人(遍路じゃなく普通の)観光客に大人気のスポットになってて、実際行ったけど本当に外国人が多かったです。それに加えてちょうど紅葉の季節でもう何か月も前から予約を取らないといけなかったみたい…

 

ということで、またいつかリベンジで高野山の宿坊に泊まりたい!次は両親と来てもいいしなぁと思って、でも次回来るなら(特に両親と一緒なら)確実にケーブルカー…たぶん高野山登山なんて今回の機会を逃したら一生しない。2日前に「おへんろ交流サロン」で年配女性スタッフさんもイチオシしてたし(女体山同様「そんなに辛くないわよ~ここまで来たお遍路さんなら大丈夫!(←これ合言葉)」)よし!今回はほんとにほんとの最後の山登りだ!!

 

と思って山登りにしました…説明ながっ!!!(゚Д゚)

 

やっぱ真田丸っしょ!

昨日泊まった「Hostel Base Point Osaka」を5時半過ぎに出る。難波駅から南海高野線急行で九度山駅までは1時間ちょっと。電車は6時ぴったり出発だ。

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大阪から高野山まで行く電車が出てるなんて全然知らなかった…っていうか高野山がどこにあるのかお遍路始めるまでよく知らなかった…

 

7時過ぎ、和歌山県九度山駅に到着!

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なななんだこの赤い旗は…

 

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む…噂には聞いていたが、もう駅からして真田推し!大河ドラマ効果で観光客がすんごいらしい…

 

「おへんろ交流サロン」で貰った高野山登山ルートの地図を見ながら駅を出発する。まずは「真田庵」に行かなきゃいけないんだけど…

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正直、駅から真田庵までの道が一番迷った…相変わらず地図が読めない私。迷う原因のひとつに超近視(コンタクト着用でも限界がある)なことがあると思う。ちょっと遠くの矢印や道標が見えないのだ。

 

ちなみに九度山駅から高野山までの登山ルートはこんな感じ。

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ちなみに以下のサイトから取りました。リンク貼ってたら著作権侵害にならないって聞いたもん…

www.wakayama-kanko.or.jp

 

真田庵に行くまでも色々と見どころがあって

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これは弘法大師ゆかりの「対面石」という石。「対」の字が繁体字の「對」…ま、昔だからそりゃそうか。

 

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対面石の説明がちょっとめんどくさかったから、気になる人は各自読んで…私なんてこれ読んでもよく分からん…(´・ω・`)

 

その他にもこんなのとか

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だから人の噂って全然当てにならないんだって~。

 

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これが実際の「真田の抜け穴」ならぬ真田古墳…っていうか真田家はなんの関係もないのに(6世紀くらいの横穴式古墳なのに)結局名前が「真田古墳」って!

 

そして真田庵に到着。(7時25分)

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あれ?7時から開いてるはずなのに…門が閉まってる。

 

真田丸」も見てないし、関ケ原合戦あたりの歴史にはめっぽう疎いので(だから歴史好きの名を全然かたれない…)真田幸村も全然知らないんだけども、ここまで来たからにはちょっと見ていきたい…近くの「真田ミュージアム」は9時開館だから間に合わないし…と思って周りをウロウロする。開けてくれーい…

 

と、もう1人ランニング中らしい男性も周りをウロウロしている。「7時から…って書いてますよね?」「寝坊ですかね…」と門のところで待っていると、おばちゃんが中から「ごめんなさーい」と言いながら門を開けてくれた。ま、平日の朝7時から来る人も少ないだろうね…

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オープンセサミィ!!

 

同時に入ったランニング中の男性はたまたま九度山近くに出張に来ていた人で「自分も大河ドラマから得た知識ですけどね」と言いながら色々解説してくれました。

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真田庵内の屋敷。もちろん当時真田幸村が住んでいた屋敷ではありません。

 

この頃「真田丸」でまさに、この真田庵で昌幸公が死んじゃう話をやってたらしい。

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この真田庵にて亡くなった真田昌幸公の墓。これは本物です。

 

他にも敷地内には、幸村公が屋敷に落ちた雷をとりおさえ井戸に封じたという(どういうこっちゃ?)「雷封じの井」があったり

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なんか真田幸村弘法大師みたいなことになってきた。

 

真田昌幸の霊を祀った「真田地主大権現」などがありました。

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正幸公は草刈正雄さんね。かっこいいね~正雄さん。若い時の写真なんてグゥイケメンだよ。…なんの話だ。

 

町石道スタートでくま

真田庵を出て途中道の駅でトイレに寄ってから、いよいよ高野山の登山コース(町石道)の入り口、慈尊院へ。

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昔は高野山は女人禁制だったため、空海の母がこのお寺で空海高野山から下りてくるのを待った。そのため慈尊院は女人結縁の寺として知られるようになり「女人高野」とも呼ばれているそうです。大体ウィキより。

 

中で写真は撮らなかったんですが、どうやらここ慈尊院は乳がん平癒祈願のお寺であるらしく、たぶん祈願者の手作りのおっぱい付き絵馬がたくさんありました。ネットで「慈尊院 おっぱい」で画像検索してみてね!

 

そして8時17分、慈尊院隣の道から町石道ハイキング、スタート!

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本当は慈尊院の中にある神社からスタートするのが正しいっぽい。でも中からスタートすると階段がね…

 

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高野山町石道」の説明看板。「ちょういしみち」って読むんだ…「ちょうせきどう」かと思ってた!

 

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大門を目指して行きます!ちなみに先に見えている石の柱は「町石」ではありません…紛らわしい!

 

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こんな寂しい山道を1人で歩きます…むむぅ…

 

ここまではまだ他のお遍路さんや登山客はいませんでした。(本当はもっと他のお遍路さんがいるかと思っていた。だって前々日女体山に登って結願したお遍路さんたち結構いたし、皆結願したら高野山に来るもんだと思っていたから…でも結局最後まで登山している他のお遍路さん(日本人)には会いませんでした。)

 

すると、突然飛び込んできた標識…

 

 

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 ふわぁ!?!?

 

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ク・マ!!!!!!!!!!!!( ゚Д゚)

 

 

 

 

今まで四国で40日間、山登りをしてきたけど(毎日じゃないけど)さすがに「クマ出没注意」の警告は見なかった(イノシシとかマムシはたくさん見たけど、クマって…イノシシやマムシが可愛く思えてくるレベル…)こ、ここに来て衝撃の1枚…

 

っていうか、クマが出るなんて知らなかったしどこにも書いてなかったよ…クマが出るなら高野山に来るにもわざわざ登山ルートなんて選ばなかったし、普通にケーブルカーで来たのに!…今から九度山駅に戻ってケーブルカーで行こうか…でもここまで来て悔しいな。他に人がいれば大丈夫かも…(ネイトが四国で熊を見たと言ってて、だから山登りする日は1人を避けてた)

 

ということで、ちょっと道を戻りながら他の登山客を探す。運よく、ちょっと待ったところで1人の年配男性(70代?)が登ってきた。「すいませーん!あの、クマが出るって書いてあって、怖いので一緒に行ってもいいですか?」というと、普通に「いいよ」と言えばいいのに返事の代わりに返ってくる自慢話…え!??もう???

 

高野山に登るのは何回目だとかこの辺の道はどうだとか(適当に聞いてたからあんまり覚えてないけど)とにかく上から目線の嫌な感じのする人で、まあ私はクマに会わなければいいのでいつも通り「はいはい」聞いていた。が!とにかくそのおじさん、足が遅い!正直この日は時間がなくて、25kmの山登りだからおよそ7時間くらいかかると予想。7時に出発したから午後2時には着いて、午後5時まで3時間高野山をいろいろ見学したいと思っていたのに…このおじさんと一緒に歩いてると2時に間に合わない!

 

最初は私が後ろから行っていたが、どうしてもそのうち私が前になり、しかも気がつくと距離があいている。少し待ってまた歩く、距離があいて待つ、歩く、待つ、歩く、待つ…あぁぁーもう!!クマめ!!!

 

しばらくすると展望台に出た。

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頂上まで165町、約18km!

 

おじさんに「展望台で写真撮ってきます!」と声をかけて、展望台で写真。

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ぜんぜんきれいじゃない…(´・ω・`)

 

ちょっと天気が悪かったし、なんか、見ても「特に…」な景色でした…

 

そしておそらく先に進んだであろうおじさんを追う。速足で追う。山道を駆け上るように追う………あれ…?…いない。

 

おかしいなぁ…まぁペースが違ったし、仕方ないか…とはいえ、クマが出るかもしれないのに1人で歩くのは心細いなぁと思っていたら、目の前に柿を収穫している地元のおじさんが。

 

「すみません…この辺ってクマ…出ますか?」と聞いてみる。すると「いやーみんな心配するんだけどね、俺この辺に住んでるけど見たこともないし出たって話も聞いたことないんだよね。なんであんな張り紙してあるんだか…」と言う。あ、そうなんだ!良かった!お礼を言って、安心してどんどん進んだ。

 

しばらく山道を登ると、六本杉に出た。

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六本どころかいっぱいあるぜ杉!

 

この六本杉からまっすぐ「二ツ鳥居」に進むこともできるし、回り道にはなるが「丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)」に行くこともできる。1700年前に創建されたけっこう大きな神社らしく、とても迷ったのだが高野山の観光時間が減るなぁ…と思い今回はパスしました…今回はって。戻ってくるのか??

 

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途中あったハンターさんに向けられた古い看板。何があるんだ…そして狩猟に何しましょう、なんだ。気になる!

 

そして次のアトラクションポイント、二ツ鳥居に到着。

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弘法大師ってめっちゃ色んなことしてます。スーパーマン

 

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実物はこんな感じ。名前の通り、二つ並んでいます。

 

ちょっと進むとこんなものも…

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後ろの岩のところに白蛇が見えると幸せになるとか金運がよくなるとか。見えるよね??なんとなく…

 

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こんな風に岩の前に鳥居も立ってます。岩の右の方に白蛇(っぽい影)の頭だけ見える…こじつけ??

 

更に進むと右側にゴルフ場が見えてきます。

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普通にプレーしてる人もいました。ボールがぴゅーんって飛んできたりしないよね??

 

お大師様から無料ガイドのプレゼント

ゴルフ場からすぐ、トイレがあるはずの地蔵堂のある広場についたが…あれ?トイレがない。と思ったら、地蔵堂で休憩中の(さっきの人とは別の)登山客のおじさんが「トイレは下だよ」と教えてくれた。下??

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このイノシシ退治用電気柵を越えて階段を下りたところにあるという…怖いよ!!

 

ええ?と下の階段を覗いていると、足元で何かがひゅるひゅるひゅるっ……

 

 

 

 

ぎゃあああああーーーーーーーー出た!ヘビ!!!!!

Σ(゚Д゚)

 

 

 

休憩中のおじさんもビックリするほどの大声で叫んだので、蛇も驚いて逃げていった様子…マジかよ…高野山にまで来て蛇みるなんて、もうヤダ…( ノД`)

 

とりあえずトイレは絶対行かなきゃいけないので、こわごわ電気柵を乗り越えて階段を下りる。トイレは見た目に比べて中は案外きれいでした。

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階段上がっていくのも怖い。近くに絶対さっきの蛇いるもん!!出てくるなよっっ!!

 

トイレ後、休憩中のおじさんに便乗して私も少しカロリーメイトを食べながら休憩。お遍路で40日回ってきた話、四国でも蛇は何度か見たけど元々インドアな人間なので全然慣れない話などをする。おじさんは来週、同級生を引き連れて高野山登山しそのまま宿坊に泊まるので、そのルートの下見がてらの登山なのだそう。真面目だぁ~。

 

休憩後、せっかくなので一緒に行くことに。(ちなみに休んでいたら、さっきの上から目線おじさんが追いついてそのまま挨拶もせずに通り過ぎて行った…やーなーやーつー!!)おじさん(M谷さんとする)はこの町石道のガイドブックを読みこんでおり、来週歩きながら同級生たちに色々解説するのだそうだ。その練習がしたいというので、こちらも願ってもない無料のガイド出現に二つ返事でOKした!やったぁ!

 

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八十六町石。どれもけっこう大きい。しかも地下にももっと長く埋まっているらしい。(byM谷さん)

 

 

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これは町石ではなく「三里石」(高野山から三里ではなく麓の慈尊院から三里らしい)

 

この町石も、M谷さんがガイドをしてくれなかったらたぶん素通りしていただろうが、色々と詳しく教えてもらいとても興味深かった。大部分の町石が1285年に作られた当時のままだそうです。800年も経ってるとは思えないほどどれも状態が良い。石材は花崗岩御影石)だそうです。

 

これだけの石を集めて1町ごとに設置するのにもちろん大変な費用がかかったらしい(今のお金にして幾らくらいって聞いたけど忘れちゃった…ま、億行きますよ、億)それをある偉いお坊さんがほぼ1人で、いろんなお偉いさんのところから集めたと(天皇とか?あぁうろ覚え…)それで、もちろん多くお金を出してくれた人、権力が強い人から町石の横に名前を彫り高野山に近い方から設置したので、たまに裏に別の数字が書いてあることがあるそう(つまり後から位置をずらした)。いつの世も権力争いって!!

 

まあ、私のうろ覚えの情報を信じないでくださいね。興味ある人は本を買うか、ネットで各自調べるかしてください。でも実際歩きながら色々な説明を聞けた私は本当にラッキーでした。面白かった!

 

途中、山道を抜けて一度車道に出ると「矢立茶屋」というお茶屋さんがある。ここの「やきもち」が有名らしいので食べていくことに!

http://www.nankaikoya.jp/event/plan_hiking/img/img_route_5.jpg

これも↓のページからの画像直リンです。著作権侵害ぢゃないかんね!

www.nankaikoya.jp

 

入り口で、1週間ほど前に65番三角寺で会ったスペイン人遍路アントニオに会う。

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これは三角寺での写真。アントニオはバレンシア出身。ちなみにバレンシアオレンジはアメリカ原産だよ!

 

でも全然びっくりしなかった。なぜならこの前日にメールで(メール交換をしていた)「明日高野山に登る」と聞いていたので、どこかで会うだろうなと思っていたのだ。

 

「やきもちは食べた?」と聞くと食べてないというので、中で一緒に食べようと誘った。すると先に入っていたM谷さんがなんと私の分のやきもちを買ってくれていて、アントニオを紹介すると「お接待だ」と言ってアントニオの分も奢ってくれた!素敵紳士M谷さん!

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素朴な味が美味しい「やきもち」、やきもちを買うとお茶も無料で頂けます。

 

やきもちを食べて、アントニオはもうしばらく休んでから行くというので、M谷さんと2人で先に進む。矢立茶屋はだいたい60町石だから、あと3分の1!(町石は慈尊院の180町から始まる)

 

その後も弘法大師由来のいろんな見せ物史跡があったり

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この石の下をくぐると長生きできるらしい。やってみたい!どれどれ…

 

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せまっ!!!!Σ( ̄□ ̄|||)うーんこれはちょっと無理…ってか、服がめっちゃ泥だらけになりそうだしな…長生き諦めました。

 

またこんなものも…

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ちょっとお母さんお母さん!結界乗り越えないでー!!逆に息子に迷惑かけてるよー!!っていうか調べたら空海って1人っ子じゃないしね(もちろん)、他の子供にももうちょっと目かけてあげよ?ね??

 

ついに高野山

そして最後の坂を登り、13時47分、大門に到着!!

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M谷さんと喋りながら登ったせいか、40日間の山登りでかなり脚力がついてたせいか、高野山登山、全く辛くなかった!最後の坂が一番キツイと聞いていたけど正直全然…66番雲辺寺とか88番の女体山とかに比べたら楽勝でした!今はもうキツイと思うけどね…( ノД`)

 

この大門、実はすんごいデカいです。度肝抜かれます。マジで。

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右下に人がいるの分かります?比較すると大きさが分かるでしょう。高さ25mだそうです。

 

ちなみにケーブルカー&バスで高野山に来るとなかなかこちらの「大門」側には来ないと思う(そっちはそっちでなかなか趣のある入り口らしいんですが)山を登り切って、パッと開けた視界にこの大きな大門が飛び込んでくるのはすごく気持ちがいいので、やっぱりお遍路の締めには高野山登山をオススメいたします。ケーブルカー&バスはさ、いつでも来れるじゃん!

 

さて、大門から弘法大師が今もひそかに生きているという(マジか!)奥之院までは約4.3kmほどあります。

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これは説明のためにGoogleマップを使っていますが、もっと分かりやすい地図がネット上にはたくさんありますので「高野山 マップ」とかで検索してくださいね。pdfとかでスマホに保存もできるし。いやーほんとに、世の中便利になったもんだ。

 

ドキドキしながら奥之院までの道を行く…でもなんか、思ってたよりずっと普通の町だ、高野山って…

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「ほんもの」と強調された高野の釜めし屋さん…にせものがあるらしい。

 

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出たレストハウス!普通の観光地と違うのは看板に「おみやげ・お食事」と並んで「念珠」とあるところか。

 

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途中ひっそりとある「町石1番石」私もM谷さんと歩いてなければたぶん素通りしてた。

 

そして真新しい中門に到着!

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なんと昨年2015年に再建されたばかり。高野山開創1200年を記念して再建されたらしい(Googleマップのレビューで誰かが書いてた。みんな詳しいね~)

 

中門をくぐり抜けて壇上伽藍へ!おぉーなんか…全部デカい!!大きいというだけで圧倒されるなにかがあるな…

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ドドーン!とおわします金堂。右奥に見えるのが何度も焼失して最終的に鉄筋コンクリートで建てられた根本大塔。

 

根本大塔や三鈷の松(葉先が3つに分かれた松)などがあるメインの場所を見学していると、突然湧きだした噴水…何事!?

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御影堂の周りを囲むように湧きだした噴水…たぶん大事な建物だから火災時のための噴水なんだと思うけど、ショーみたいで綺麗でした!左奥に見える木が「三鈷の松」。

 

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ワイドレンズで撮ったからちょっと湾曲してるけど、根本大塔。焼失を繰り返したため昭和12年(1937年)に鉄筋コンクリートで再建された。

 

この辺一帯を「壇上伽藍」と言うんだけど、その焼失の歴史がすごい。

994年大塔に落雷、御影堂を残して全焼し高野山衰退、1103年大塔再建、1149年大塔に落雷伽藍全焼、1150年金堂再建、1156年平清盛が大塔再建、1401年西塔焼失、1464年高野山大火、1521年大火で高野山壊滅状態、1522年金剛峯寺山王院本殿建立、1582年信長の高野山攻めの危機を脱し、1630年大塔に落雷諸堂塔焼失、1809年中門焼失、1816年三昧堂再建、1820年中門再建、1834年西塔再建、1843年落雷西塔を除き全焼、1847年御影堂再建、1660年金堂再建、1883年准胝堂再建、1926年金堂・六角経蔵・孔雀堂全焼、1932年金堂7度目の再建、1934年西塔・六角経蔵再建、1937年大塔再建、1983年孔雀堂・東塔再建。建てて火事、再建して火事、再々建して火事、再々々建して火事、再々々々々々建して火事、火事、火事!紀伊半島16 高野山「壇上伽藍」 - はるみブログ 〜ときどき更新しています〜より

焼けすぎぃぃー!!そりゃ噴水装置も作るわ。(ちなみに噴水の出た「御影堂」は中に空海の肖像(御影)が安置されているため、壇上伽藍で最も重要な聖域とされているらしいです。だからね~)

 

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紅葉がもう始まっていた。この翌週にまた来るM谷さんはもっと紅葉した景色を見れたんだろうな~

 

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ちょっと進んだところから金堂と根本大塔を望む。平日だったけど観光客たくさんいました。

 

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根本大塔の東にある、その名も東塔。紅葉の木とのマッチが美しい~ほんとにどこを撮っても美しくて無駄に写真をバシャバシャ撮ってしまう!

 

壇上伽藍を堪能して、更に進みます。お大師様!今、会いに行きます!

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この標識ちょっとカッコいい!高野町高野山KOYASAN!!

 

真言宗の総本山である金剛峯寺(こんごうぶじ)は後でお参りすることにして、そのまま先に進み、いよいよ奥之院口へ。

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登山しているうちはポカポカしてたけど、山の上に来たらけっこう肌寒かったです。いよいよ聖地へ!

 

この入り口から奥之院までが、あの有名な「歴代武将や大名たちの苔むしたお墓が無数に並ぶ参道」です。約2kmの道ですが本当にたくさんお墓が並んでいて、まだ明るかったのでそんなに怖くもなく、まるで違う世界に迷い込んだような不思議な感覚でした。苔むして倒れそうなお墓もたくさんあって、廃墟マニアも喜びそうな感じ。外国人観光客(特に欧米系)が大きなカメラでずっと写真を撮っていました。

 

私はずっと動画を撮ってたんだけど…それをいちいちキャプチャーして写真で載せるとほんとに大変な枚数になるので、皆さんぜひ、自分の目で確かめてください!高野山奥の院参道のお墓は本当に、一見の価値あり!不思議ワールドです。なんかの磁場です。たぶんコンパス壊れます(←適当)。

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細い道の両側に無数の苔むした墓、そして背の高い杉の木がずっと続きます。ほんとに無数にあります。すごい。

 

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色んな有名武将の墓があるけど、豊臣家の墓だけ明らかに特別扱い。

 

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階段を上がってみると…なんかだだっ広い空間にお墓があるだけ。意外と簡素。

 

他、一番人気があったのは織田信長の墓ですかね。でもこれがビックリするほど小さくて。たぶん人が集まってなかったら絶対分かりません。たぶん織田信長高野山を?焼き討ちに?しようとした??から?なのか??な…(´・ω・`)写真なしスマヌ

 

M谷さん曰く、なぜ歴代の戦国武将たちがこの高野山の地に葬られているかというと、今から56億年後に弥勒菩薩が再び現世に再来し衆生を救うとされていて、その際に弘法大師も御廟から目覚めて復活すると。その時にできるだけ御廟に近い場所にいたい!というわけで死してなお弘法大師の復活を待っているらしいです。56億年て…人類が生まれてからまだたったの20万年、ちなみに地球が誕生してからまだ46億年だから、56億年後にはとりあえず人類は確実に滅亡してるし、地球があるかどうかさえ分かんないけどな!まあいいや…死んだ人に力説してもね…

 

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いろんな仏像が並んでいる広場に出る。この先が奥之院、撮影厳禁スポットです。

 

お大師様つぶやく

いよいよ奥之院に入ります。脱帽…って書いてあったけど、四国八十八ヶ所中、お寺では脱帽だけど菅笠は脱がなくてもいいルールになっており、ここでも迷ったけど脱がないで入った。お堂の正面でお線香を立ててお経を読む。この時はさすがに省略なしバージョンできちんと読みました。無事にお遍路を終えることができて感謝します!たくさんの思い出をありがとうございました!!ちょっとは成長できたかな?うーん…

 

と、みんなお堂の裏に回ってるみたい。行ってみると、なんと本堂だと思っていた建物の裏がメインの、例の弘法大師様が中でいまだ瞑想されているという(いや、だから!)建物だったみたいで、そっちの前でお遍路姿の人たちが皆お経を読んでた(ちなみに皆さん登山してきた方ではなく、バスツアーの団体遍路さんだったみたいです。やっぱこういう時ガイドがいると違うよね)。

 

「あ、こっちだったんだ…」と言う私にM谷さんが「こっちでもお経読めば?」と勧めてくれたんだけど「いや、いいです。お堂越しだけど、一応こっちに向かって読んだし」と返事した。その時……

 

ほんとに、こんなこと書くと「またまたぁ~」とか「思い込みでしょ!」とか言われると思うし、自分でもかなりの確率で思い込みの幻聴だと思うんだけど

 

頭の中で「どんな小さなお堂で読んでも、ちゃんと聞こえてるから大丈夫」という声が聞こえた………

 

気がした!!!(/ω\)キャ

 

まあまあ、それはいいじゃないの。うん。自分の中ではきっとあれは(半分)お大師様の声だったと思ってるから。そしてその声は75番善通寺の御影堂の地下で聞いた、あの「機械的にモザイクかけられた」声とは全然違ってめっちゃいい声だったから、そっちの声を信じる。信じたい。うん。

 

奥之院での納経も無事に済ませ、休憩所でM谷さんとお茶を飲む。

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この休憩所のお茶入れがなんとかまど!すんごいレトロ!!でもおばちゃんはめちゃ不親切…(勝手に飲めよ!的な…)

 

お茶を飲んだあと、M谷さんと握手をして別れた。前の日にあんな気持ち悪い経験をして、正直もうしばらくはあの年代の男性と親しく話したくない!…とか思ってたのに、M谷さんとは普通に話せたし、気持ち悪さも全然感じなかったし、なんでだろう…

 

っていうか、M谷さんが普通だからじゃない??っていうかそれが普通だよね。許可なく触ってこないのが普通だよね?そんな30歳も年下の異性に下心とか抱かないのが普通だよね??連絡先(メアドとかFBとか)交換しても、たまに連絡したりするのはいいとしても、こっちが返事してないのに毎日毎日メール送ってきたりメッセージ送ってきたりしないのが普通だよね???

 

まあいいや…これについては前にも書いたように、メインのアメブロの方にいつか書きます。とりあえず言いたかったのは、最後の最後ですごく気持ちのいい(普通の)出会いがあって良かったです。あの年代の男性全員のことを「気持ち悪い!」と思わずに済みました。ありがとう、M谷さん!!

 

 M谷さんと別れて、もうしばらく1人でゆっくりお墓を見学する。しかし途中で「は!金剛峯寺に行ってなかった!!」と思い出し焦って戻る。もう時刻は4時半…お寺は5時までだからギリギリだ~!

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夕暮れの空がすごくきれい~♡…なんて浸ってる暇はない!!金剛峯寺まで小走る。

 

16時52分、金剛峯寺に到着!

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手水舎にグループ旅行らしい学生たちがキャッキャッと騒いでいた。お、じゃあまだ開いてるのかな…?

 

と思いきや、やっぱり中はもう閉まってましたー!!ざんねーん( ノД`) こりゃー次回への持ち越しですなっ!

 

金剛峯寺から出てきたところでまたまたアントニオに会う。今から奥之院に行くらしい。今からって!夜はけっこう怖そう(でもナイトツアーとかもあるらしい…肝試しか!)泊まるところは?と聞くと、大門の下で寝るそうだ。ノジュカーは宿泊にお金がかからないから、気に行ったら何日でも滞在できるし(お風呂はどこかで入らなきゃだけど)そういうところは羨ましいなぁ。

 

じゃあねーと別れて、私は少しお土産屋を物色。お母さんに本場の「高野豆腐」と、他にも「ごま豆腐」を買った。やっぱり豆腐が有名なんだね。

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他にもこんなものが。「般若湯」…なんのことだか分かりますか?

 

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答えはお酒!お坊さんだもんね…本当は飲んじゃいけないんだけど「般若湯」なら…だ、大丈夫?かな?

 

暗くなってきたので金剛峯寺前のバス停からバスに乗って「高野山駅」まで。

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高野山駅。ここから「極楽橋駅」までケーブルカーで下ります。

 

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けっこうすごい傾斜…ここから極楽橋駅まではたった5分ほどです。外は真っ暗で何も見えなかった~。

 

そして極楽橋駅から電車で難波駅まで戻りました。さっき山登りしてたのに、たった数時間で大都会に戻って来るなんて不思議な感じ。乗り物ってすごい。

 

着いたのは19時半頃。昨日すっころんだ時に声をかけてくれたタコ焼き屋のお兄ちゃんに「昨日転んだ者です!」と自己申告してたこ焼きを注文。なんと「大阪で1番おいしいたこ焼き」らしい!ほんとぅ~~~?( ̄ω ̄)

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一番おいしいかどうか私には検証不可ですが、まあ普通に美味しかったです。毎日食べれる素朴な味!

 

というわけで宿に帰って就寝!あああああと1日だ…(´;ω;`)

 

まとめ

高野山参りは行ってもいいし行かなくてもいいと思うんですが、私は高野山に行ったことがなかったのですっごく面白かったです!でも絶対もう一回行く!!あのお墓の雰囲気は行った人にしか分からないと思うよ~。次はもっとゆっくり、音声ガイドを借りて回りたいですね。あと金剛峯寺!あと宿坊!!ナイトツアーも!!!いやー高野山いいですよ。うん、いい。

 

これから歩き遍路に出る方のための注意点

  1. 高野山参りに行かれる方。ルートは大きく2つ。登山かケーブルカーか!です。
  2. ケーブルカーの場合、南海電鉄の「極楽橋駅」まで行ってそこからケーブルカーに乗って「高野山駅」まで。そこからバスに乗って金剛峯寺前で下りるもよし、奥之院前で下りるもよし。でもオススメは「女人堂」で下りて歩くこと…だそうです。こちら↓のサイトに詳しく書いてあるので参考にしてね!

    pilgrim-shikoku.net

  3. 登山の場合、南海電鉄の「九度山駅」まで行って、慈尊院から始まる「町石道」を大門まで登ります。全長約25km、所要時間約7~8時間です。ルートマップは88番前の「前山おへんろ交流サロン」などで貰えます。ネット上にもたくさんあるので「高野山 町石道 地図」などで検索してみてね!(ちなみに私が探した中ではこれが一番見やすいかな~と)
  4. 高野山に到着してからもけっこう広いし、見るところがたっっっくさんあるので、できれば宿坊に泊まるのをお勧めします。季節によっては空きがないので予約は早めに!高野山観光に関してはネットでたくさん紹介されてるので…ただ本当に広いので、事前に高野山の地図は見ておいた方がいいかと。紙のマップがあればそれで。ネットなら「高野山 地図」で検索すれば出てきます(私が分かりやすかったのはこれとか)。

 

以上!明日は京都で「三弘法まいり」をします!でも…あんまり書くことないかも…

 

あーーーー終わっちゃうーーー(´;ω;`)ウゥゥ…

 

ではでは☆